【▼ぐりぐらメモ/2025年8月17日】
母の87歳の誕生日は、病室で迎えることになった。たべものの差し入れはできないし、花は既にあるし、病室ではなく、面会コーナーでの面会になる場合もあるので、バースデーカードだけ持っていくことにした。午前中に作って、出がけにコンビニに寄って、プリントアウトしたら、何故か、「87歳!」の部分が抜けてしまった。マーカーを買って、渡す前に書き足すことにした。後日、ベッドでの面会になったときに、見たら、看護士さんらスタッフからのバースデーカードも貼られていた。
会っているときは穏やかだけど、夜中に不安からか声を出したりしているらしく、起きる寝るのリズムとメリハリをつけることを課題としているとのこと。今週は、リハビリ見学、主治医との面談もあった。圧迫骨折は治っているようで、痛みを訴えることはなく、動けているのだけど、歩行にはまだ不安があるということで、まだ退院まで時間がかかりそうです。
ぼんやりしているので、話はいろいろだけど、今週はトンボの話とか、スタッフのみなさんがよくしてくれることなど。ちょうど母の出身校の同窓会会報が届いていたので、よろこびそうな写真がないか見てみたけど、ほぼ各年代の同窓会実施報告の集合写真で、学校の外観写真など無し。いまとむかしとでは変わっているかもしれないけれど。
消費スピードが落ちたコメがついにと言うかやっと底をついたので、換券を躊躇していた地域振興券を購入した。母とわたしの分で、合計12,000円の金券がつくのだが、スーパーや量販店で使える券が半分、個人商店・小売店で使える券が半分で、後者がなかなか使いどころがない。スーパー・量販店分だけでも元はとれる、のだけど、いじましいので使い切りたい。いつも、「ちょっと贅沢な外食」で使い切ることになる。だから、躊躇していたし、換券も少しずつにしている。
懸案もあり、母が入院している間に、カーペットを干したり、母の衣類を洗濯したり、あちこち掃除したり。先週、弟が来たときに指摘されて気付いたのだけど、表札の接着剤が、あめかぜの浸食と経年劣化で剥がれかけていたので、落ちて割れる前にと剥がした。文字の部分もはげてきていたし。どう補修するかはこれから調べます。
カーペットを干しているときに少しやられたけど、猛暑続きだからか、天候が不安定で、にわか豪雨が多かった。ウェザーニュースからのお知らせどおりに降ってきて、難を逃れたこともあった。
空調もむずかしい。入院は大変だし、心配だけど、空調について言えば、病院に居ることに安心している。
金曜日、高畑勲監督『火垂るの墓』をテレビでひさしぶりに。妹を安心して誰かに預けることができず、自分が面倒を見ないといけないという主人公の思い詰めが苦しく、痛ましい。不運が重なって、追い詰められていく様は、痛ましいとしか言えない。クイズ番組でもないのに、主人公の行動についての是非、非難と擁護の「二極化」化が平然と行われているのを見聞きすると、主人公兄妹につらく当たる「遠い親戚の西宮のおばさん」の描写の意味も、届かなかったのかと思う。不運が重なっているけれど、特殊な事例ではないことを描いていることに思い至らないのだろうか。起こりうる不運を自己責任に「転嫁」しているからだろうか。
「80」が節目なのかどうか妙な気はするけれど、戦争で起ったことを検証したり、振り返ったり、見失われがちなことに新しく焦点を当てたりする番組が多いのはよい。答えは出なくても、どうすればよかったかという問いは残る。それを単なる非難、批判としか受け取れないのは(以下略)。ドラマ『八月の声を運ぶ男』、『シミュレーション
昭和16年夏の敗戦』、ドキュメンタリー『新ドキュメント太平洋戦争 1945 終戦』、『音楽はかつて“軍需品”だった
幻の楽譜に描かれた戦争』、『 昭和天皇 終戦への道 外相手帳が語る国際情報戦』。ラジオ『決戦兵器・風船爆弾と女学生たちの80年』(左腕を右手で押さえながら)「なんだNHKばかりではないか」。風船爆弾については、ニッポン放送でも、『有楽町・女学生の戦争
劇場で作った風船爆弾』という番組が放送された。
ついでに、その他の今週のテレビ。●見ている連続ものは変わらないけれど、『僕達はまだその星の校則を知らない』が面白くなってきたかな。天文部の生徒たちがそれぞれ面白いし、顧問ふたりの大人のへんてこりんさも、物語をつないでいく力がある。宮澤賢治好きの教師を演じている掘田真由さんと言えば、彼女を認識した『大奥
三代徳川家光 x 万里小路有功 編』の再放送をやっていて、つい見てしまった。●いつもどこかでやっているドラマのひとつ、『剣客商売』。好きなのはシーズン3までだけど、シーズン3の第1回、好きな「手裏剣お秀」がやっているのにたまたま遭遇してしまい、また見てしまう。不穏な場面の音楽がよくて、サントラは出てるのだろうかと思って検索したら、2013年に篠原敬介ほか『剣客商売・雲霧仁左衛門
TVシリーズ音楽集』として出ていた。思案中。配信で聞けるけど。●『舟を編む』には相変わらず救われる思いだけど、おそらく関連番組として、ひさしぶりに『ケンボー先生と山田先生
辞書に人生を捧げた二人の男』(2013年4月29日放送)の再放送が土曜日深夜に。この日は見たい番組が多すぎて、少ししか見なかったけど、前に見て、番組を元に追加取材もしたディレクター氏による本も読んでいる。●『新日本紀行』「お接待船団
和歌山・徳島」(1975年5月19日放送)で流れていたBGM、Chris Hinze Combination
"The Ballad"、"Bamboo Funk" ("MISSION SUITE" 収録、1973年)は、「新日本紀行」好みのフュージョンだけど、調べてみると、レーベルがBASFだった。BASFは面白そうな作品が並んでいて、むかしの再発時にカタログを見て、いいなと思ったことがあった。で、眺めていたら、クラシックのピアニストとして知っていたフリードリヒ・グルダのジャズ作品というものが出ていた。知らなかった。聞いてみると、ちょっと面白い。配信で検索をかけると、クラシック作品がたくさん出てきて、見つけるのに難儀したけど。『俺の人生まるごとスキャンダル
グルダは語る』なんて、ぶっちゃけた(萩原健一の『俺の人生どっかおかしい』を連想した)タイトルのインタビュー集も出ているらしい。●グルダを検索していたら、候補に、榎本玲奈『TARKUS
& RHAPSODY IN BLUE』というアルバムが出てきた。TARKUS!のピアノソロ版。グルダの検索結果に出てきたのは、グルダ作曲の
"Fugue" が入っているからだけど、この曲は、エマーソン・レイク&パーマーの
"LADIES AND GENTLEMEN" に入っているキース・エマーソンのピアノ即興に含まれているらしい。しかし、榎本さんはもともとELPは知らなくて、吉松隆によるオーケストラ版で知ったのだのだとか。静謐なアレンジの
"TARKUS" で、よかった。●『名建築で昼食を 大阪編』の再放送もやっていた。これは何度も見ているので、流していて、気になるところだけ改めて見るかんじで。『舟を編む』、『海に眠るダイヤモンド』と並ぶ、池田エライザさんの代表作と言いたいけど、ドラマ部分はあっさりしてるからなぁ。
今週は、ひどい暑さと予測できない雨のため、イベントはなし。傘の用意はしていたけど、土砂降りにも遭った。そう言えば、思い出した。土砂降りの中、自転車を押して歩いていて、交差点の横断歩道で信号が変わりそうなので、急いで渡ろうとしたら、左折の車がスピードをあげてきて、ひやっとした。渡らずに元に戻った。あほらし。外に出ているときは、死を意識してる。おおげさでなく。ここで死ぬ訳にはいかない、という意味で。●土曜日、居住市中心部に自転車で20分かけて行ったくらいかな、出かけたのは。書店で地域振興券を使おうとしたが、思ってたものが見つからなかったり、いまひとつで見送ったりして、使わず。
木曜日、朝からSNSが騒がしかった。web版「美術手帖」編集長氏が、帰省先について、イオンしかなくて、美術の美の字も見当たらない、というようなことをツイートして、炎上していた。出身地がイオンの進出で風景が画一化されてしまったという嘆きくらいにしておけばよかったのに、「美術」を持ち出すから、定義やらなにやらを呼び込んで、おかしなことになった。美術雑誌の編集長という立場に勘違いの方向で縛られていたんだろうか。美術に絡めて言わなくては、とか。この話に美術は関係ない。
ちょうどメールニュースの配信解約を進めているところなのだけど、この日の夜に「美術手帖」のメールマガジンも解約したので、もし一定の量で解約されていたら、ツイートの影響として括られているかもしれない。「美術手帖」のサイトは、記事はともかく、ニュース部分も登録していないと読めないところが多くて、あまり読んでいなかったので、解約することにしたのだ。
木曜日の昼に、「LaCoocanミニプラン(@niftyホームページサービス)ご利用者様へプラン変更のお願い」というメールが届いていた。翌朝、起きてから活動開始までの時間にちゃんと読んだら、要するに、いままでプロバイダの利用料金に含まれていたウェブページ用サーバーレンタルを別料金にするということだった。有料プランへの切り替えを提案してきているのだけど、思案して、このまま、この個人ページを9月末で終了することにした。
まだなにがしかの役に立ちそうな気がする記事は、見直しのうえ、「note」に移すつもりでいる。日記部分は、一に備忘録、二に知り合い向けの近況報告、三四が無くて、五に不特定多数向けの情報なのだけど、備忘録としては、いままでどおりのフォーマットで続ければよいか、アップロードしないだけで。知り合い向けの近況報告をどうするか思案中。わたしが報告したいというだけなのだけど。読まれること前提だから続けられていたところもある。ウェブログサービスを利用する手もあるけれど、いままで、つながりや紹介の可能性がないから書けていたところがあるので、悩ましい。
その他のラジオなど。●月、火、水のKBS京都ラジオ『レコ室からこんにちは』、今週はバンヒロシさんが選曲担当。意外なカバーを中心とした選曲。●木曜日、さくらFM「cafeさくら通り」、「本棚に音楽を」は、ずいぶん前に読んだ上田賢一『上海ブギウギ1945
服部良一の冒険』。●ジョン・レノンの "ONE TO ONE BENEFIT CONCERT" の発掘盤が出る、と聞いていたけど、CD
9枚組と聞いて、たった一日の昼夜公演がどやったら9枚になるのだろうと思ったら、"SOME
TIME IN NEW YORK CITY" のDX盤との合わせ技だった。ONE TO ONEのコンサート部分のみの2枚組も出るけど、7,150円もする。…と思いつつ、眺めていて、気付いた。当時の最新シングルで、コンサートでも演奏している
"Woman Is The N****r Of The World" が収録されていない。コンサート部分からも、"SOMETIME
IN NEW YORK CITY" の再編集版にも。説明とセットにするといった方法はなかったのだろうか。配信だと、単体で取り扱われてしまうから、だろうか。●"ONE
TO ONE BENEFIT CONCERT" にはスティーヴィー・ワンダー、ロバータ・フラック、シャナナも出演している。スティーヴィー・ワンダーの演奏は、むかしラジオで放送されたものを聞いて、エアチェックもしている。メモからすると、たぶん1984年12月31日の放送。ジョンの作品としてではなく、"ONE
TO ONE CONCERT" の発掘としてリリースされるとよかったのに。ビデオには入っているのかな。●スティーヴィーの演奏が入っているカセットは、ライヴ録音特集で、1984年8月7日、8日に放送されたと思われるザ・フーとザ・ローリング・ストーンズの演奏が入っている。それぞれ、「'74年ワシントンDC」、「'74年ケンタッキー・レキシントン」とメモしているのだけど、どうも該当するものが見当たらない。放送時点での情報が間違っていたのではないかと思っている。●京都「DEWEY」での「よしこストンfamの夏祭り
2025」。投げ銭しようと、配信サービスにログインしようとしたら、ログインできない。メールアドレスが登録されていません、と。以前利用したメールアドレスだし、ログインできたはずなのに。その配信ライヴ。第1部を、晩ご飯を食べながら、視聴。10分休憩の間に、食器を片付けなきゃ、と急いで、ちょっと水をぶちまけてしまったりしつつ、終わらせて、PCの前に戻ったら、通信状態がよくなくて、見られなくなっていた。再起動をかけたり、あれこれ試してみたけど、だめでした。残念。●今週も、井上園子さんの番組を聞き忘れた。金曜日の20時。なにもしていないはずなのに。●「まいにちハングル講座
あなたと語る100のことば」は再放送ウィークだったので…さぼりました。明日から再開します。聞くだけだけど。
***先週のぐりぐらメモ 再放送(2025年8月10日〜2025年8月16日)***
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