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2025年8月10日〜2025年8月16日


8月10日(日)

●『RED』発売記念ライヴ@大阪・茨木市D Bar
出演:GREEDY GREEN(福岡史朗vo,eg/熊代良b,cho/熊谷太輔dr,cho/青山陽一eg,cho)
(1st)
01. 黄色いパンの欠片
02. 王様の夢
03. 炎
04. ヤシガニ
05. 僕らの世界
06. ビーツ
07. 油
08. エナメルの靴
09. エジプシャン・ブルー
10. ジレンマ
11. アポロ
12. いつも側で
13. 4月で火曜日

(2nd)
14. はずれたブギ
15. 安全なルート
16. 心を奪われた
17. 帽子を被り鍵を持って
18. スーパームーン
19. 失う前に
20. 地下鉄の蜘蛛
21. まだ
22. ジャグリングディー
23. ジョニー
24. 楽園
25. 魔法
26. 輪ゴムがとめる

(encore)
27. ライオンメリー

※青山陽一 OFFICIAL WEB SITE より。

【▼ぐりぐらメモ/2025年8月10日】
 入院している母の面会制限が土曜日に解除された。金曜日に連絡をもらって、予約して、昼いちばんに会いに行けた。変わった様子はなくて、よかった。

 火曜日、隣市のシネコンで映画『国宝』。11時から14時まで。母が入院していなくて、デイサービスに行っていたとしても、行けた時間帯と場所。遅い昼食を、映画鑑賞割引でとれたこと以外は。『国宝』は、歌舞伎を題材にしていること以外、特に気になる配役もなく、話題になっていることから見に行ったのだけど、少し物足りなかった。事前情報はなるべく入れないようにしたけれど、ざっくりした情報で、『昭和元禄落語心中』を連想していた。だから、つい比べてしまうのだけど、『昭和元禄落語心中』にあって、『国宝』になかったのは、芸風・生きかたのちがいの描写といわゆるファムファタールの存在。『国宝』の二人は出自はちがうが、芸風がどうちがうのか、それぞれの盛衰にあって、何があって、何が足りないのかはよくわからなかった。女性たちは、寄り添ったり、後押しをしたりはするが、主人公の芸や生きかたに影響を与えることはない。影が薄かった。元の小説では描かれているのだろうか。
 一応、夏休みに入っているということもあるのだろうけど、平日の昼間なのに、券売機で行列ができていて、『国宝』だけではないだろうけど、チケットをとるまでに10分かかったのは想定外だった。もう前の、端っこのほうしか席は残っていなかった。

 土曜日は、阪急茨木市駅近くの「D Bar」(向かいのスタジオは D-Studio、ライヴハウスは D Bar。ハイフンありなしでいつも迷う)でのGREEDY GREEN『RED』発売記念ライブへ。一週間ぶりの面会のあと、いちど帰ってから出たのだけど、曇っていたのに、熱気と湿気がひどくて、圧迫感すらあった。近くのスーパーで買い物して、時間まで、どうも喫茶店が撤退した跡地らしきイートインコーナーでずっと休憩してた。開場時刻になったので、会場に行ったけど、まだひとりしか並んでいなかった。ちょうど、リハーサルが終わったところのようだった。開演まで一時間あった。本を持ってくるのを忘れた。

 GREEDY GREENは、福岡史朗さんがかつてやっていたバンドを再結成したもので、オリジナルはCDでしか聞いたことがなかった。現在のGREEDY GREENは、青山陽一さんが参加している。青山さんのex.Twitterプロフィールには、見習いとあるけれど。ギターx2、ベース、ドラム(福岡史朗、熊代良、熊谷太輔、青山陽一)の潔い編成のロックバンド。飄々とした作風は、福岡さんソロと変わらないかんじがしたけど、もうすこし軽みがあるかな。熊代さんとの共作なんやね。二部構成、2時間。アルバム『LESSON 21』、『RED』を購入。

 火曜日、途中から『DOMMUNE』「国書刊行会 PRESENTS ロバート・ワイアット体験キット」視聴。ex.Twitterに投稿したラフ・トレードのシングル盤12枚発売のチラシが番組内で紹介された。役に立ったかな。経験してきた、なんの不思議もない出来事について、ヤバい、ヤバいと言われると、過去からタイムスリップしてきたひとのような心地がする。

 火曜日は、見ているドラマが多いのだけど、『DOMMUNE』を見ていたので、それらすべてが後回しに。『テレサ・テン 歌姫を愛した人々』、『スティンガーズ』、『舟を編む』は録画していたので、それで。あ、『初恋DOGs』はTVerで見るつもりが忘れてた。テレサ・テン物語は、デビュー前の学生時代の話がずっと続いている。恋愛に疎く、歌と家族がなにより大事なY頭(やーとう、[登+こざとへん]麗[竹+均]ドン・リーユン=[登+こざとへん]麗君の愛称)と、両親の諍い、過剰な期待に苦しみ、うまくいかない恋愛をこじらせている幼馴染、段寧(ドワンニン)の青春ものの如し。

 ついでに今週のテレビ。●『トッケビ』。過去のくだりに出てくるトッケビの妹、どこかで見たことが、と思っていたら、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のひとでした(若い韓国俳優の顔がちゃんとわかるアピール)。●『明日はもっといい日になる』『僕達はまだその星の校則を知らない』『ちはやふる - めぐり - 』、『能面検事』、『医師ヨハン』、『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』、『19番目のカルテ』、『照子と瑠衣』(最終回)、『とと姉ちゃん』。再放送で『大川と小川の休日捜査』、何十本もあるシリーズはもういいから、こういうののシリーズを続けてほしい。この第二作は、石井杏奈があまり活躍しなかったことだけが残念。●NHK教育『100分de名著』は、サンテグジュペリ『人間の土地』。●NHK-BS『原爆裁判 被爆者と弁護士たちの闘い』は見たいと思っていた内容でした。

 今週のラジオ、ポッドキャスト。●「まいにちハングル講座 あなたと語る100のことば」、週の前半、気力が起きず、金曜日に三回分(45分間)をまとめて聞くことになってしまった。ぜんぜんついていけていません。●コルネッツのラジオ『らじこる』第35話「あの日、楽屋は湾岸スタジオだった?!」。ライヴで共演した青木孝明さん、鈴木博文さんへの賛辞、バンドとソングライターの関係、動物音楽祭、cornets + yumbo「ながれる」b/w「とかげ」のこと、など。シングル「ながれる」b/w「とかげ」は、そっと置いた言葉の余韻を保ち続けるような音の響きがあって、振り返りながら進んでいく体感があります。cornetsのサポートメンバーも加わって、大編成なのに、とにかく響きが慎ましい。好きなバンドふたつの共演、共作が形になって、ほんとによかった。配信のみのボーナストラックは、cornets「何か心配事あるの」、yumbo「鬼火」の代表的な曲の共演版ふたつ。●『ザ50回転ズのロックンロール予備校2』「初めての名盤シリーズ」は、トッド・ラングレン "SOMETHING/ANYTHING?" A面編。しきりに、「速い」という指摘。むしろ、ドラムがちょっと遅れていると感じてきたのだけど。多重録音に起因しているのではないかとも。そのあたり、次回以降も指摘を楽しみにしている。

 木曜日、「note」に、"NHK-FM「サウンド・ストリート(木・金)」オンエア曲選 1978〜80年" を投稿した。メモを残している1980年5月までの範囲で、かかって、エアチェックした曲から、プレイリストを作成して、解説した。高校生のときのタイムカプセルみたいになってしまったけれど、どんな曲がかかってたか、の参考になるかな、なればいいな、くらいのつもりでいる。

 今週、とくに前半はすっかり意気消沈していた。ゲリラ豪雨や暑さで出かける気力もなく、部屋でごろごろして、音楽やラジオを聞いたり、本を読んだりしては、うとうとしていた。食事の準備もおざなりになっていたので、これはよくないと、金曜日に、市販のルーだけど、野菜と肉を調達して、カレーライスを作った。でも、母が居ないので、早く食べきってしまわないといけない。おかわりして、4食分を、夜と翌朝の二回で食べきった。おかわりしたのは、子供のとき以来かもしれない。子供の頃は、作る苦労をなんも考えずに、おかわりしてたな、と思う。

8月11日(月)
[一回休み]
8月12日(火)
[一回休み]
8月13日(水)
[一回休み]
8月14日(木)
[一回休み]
8月15日(金)
[一回休み]
8月16日(土)
[一回休み]

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