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ミンカパノピカと北摂テクノポップ
Mica Panopica & other North Settsu Area Techno-pop bands
【2002.02.24.】【2002.08.03.追加訂正】 追加・修正内容については、末尾をご覧ください。

【2002.08.03.】
・Nさんから情報をいただき、カセットマガジン「EGO」2号の内容を訂正・追記。ペータースの他に、ミンカパノピカ、ビスケットホリック、ソフトが収録されています。




北摂テクノポップバンド列伝 | ディスコグラフィ


 
 

1988年7月28日(大阪・心斎橋「ミューズホール」)、29日(京都「CBGB」)に行われたライヴ「ブリキの音楽隊」で、初めて、ミンカパノピカを聞きました。
メインアクトは、あがた森魚&ライオン・メリィ・デュオ。RIKAさんがゲストで2曲歌っています。
いろんな意味で記憶に残るライヴでしたが、予備知識なしで、ミンカパノピカの演奏に接することができたのは、収穫でした。
ミンカパノピカは、疾走感のあるシンセサイザーのピコピコ音が印象的な「テクノポップ」バンドでした。
でも、そのときは、ざっくりとしたギターがいい、と思ったのを記憶しています。

1980年代の初めに流行した「テクノポップ」は、1980年代後半には、際立ったものではなくなっていました。
新奇なモードとしては旧くなっており、技術や方法論としては、他のスタイルの音楽一般に取り入れられ、定着しつつあったからです。
ところが、その時期、大阪には、「テクノポップ」スタイルのポップバンドがたくさん活動していました。
ミンカパノピカのライヴに行くと、対バンとして出演している、そうしたバンドに接する機会がよくありました。
それぞれに個性的で、好きなバンドもあれば、そうでもないのもあったけど、どこか「テクノポップ」で、何故か北摂地域のバンドが多かった、気がします。

拠点となる場所や、面白いものを見つけてきては伝える中心人物がいれば、地域に独特のサウンドが生まれます。
「北摂テクノポップ」の場合は、どうだったのでしょうか。
バンド間の交遊はあったようですが、観客として、ライヴハウスに足を運んだり、レコードを買っていただけなので、くわしいことはわかりません。
ただ、強力なカリスマの存在や、ウチワでまとまってしまう小さなサークルの存在は、感じませんでした。
ナゴムレコードや京浜兄弟社といった、同傾向のバンドを擁する関東勢との連動もありましたが、影響下にあったわけでもなさそうです。
もっとゆるく漠然とした広がりがありました。
砂場や水銀ヒステリア、自転車の友、タマス&ポチスといった、テクノポップでないバンドとも、どこかで呼応していたように思います。

「北摂テクノポップ」という言葉は、友人のTくんが言っていたことで、世間や当事者の間で、そのような呼称が通用していたわけではありません。
それでも、その当時に感じていた「ゆるく漠然とした広がり」として記しておきたいという気持ちから、ここでは、そのように呼ぶことにしました。
ただし、記事タイトルは、当初予定していた「北摂テクノポップシーン」から、「ミンカパノピカと北摂テクノポップ」に変更しました。
ミンカパノピカはよく聞いていたほうですが、そうでもないバンドもありますので、記述にどうしても偏りが出てしまうからです。
「シーン」における記述量の差が、シーンにおける位置を反映したものと受け取られることは避けたいと思います。
また、資料として、俯瞰的なものでも、網羅的なものでもないことを、ご了承ください。

バンドについての記述とディスコグラフィを分けました。
表記がまちまちなメンバー名については、同一人物であることを示すために、わかる範囲で、公表されているフルネームを添えています。
 

「テクノポップ」については、俯瞰的、網羅的、かつ現在進行形の関心でまとめられた資料サイト「(techno-electro-synth) POP ACADEMY」があります。
発行は、「All About Japan」でも「テクノポップ」ガイドを担当されているBUGGLE氏です。
http://www.bb.wakwak.com/~buggle/ (POP ACADEMY)
http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/ (All About Japan 「テクノポップ」ガイド)
 

[参考資料]
・「インズ ind's」 8号(1986年9月) (ペーターズへのインタビュー)
・平田順子 『ナゴムの話』 (太田出版、2000年5月) (インタビューを含む「ペーターズ」、「ミンカパノピカ」の項あり)
 ※資料にはなりますが、本文のまとめかた、装丁は、あまり好きではありません。
 
 
 



北摂テクノポップバンド列伝 (と言えるほど、たいそうなものではありません)


 
 
 
ミンカパノピカ
minca panopica

エイジ(長上鋭司/ながかみ えいじ): vocal, guitar  A B C D E
ミユキ(岡田未雪/おかだ みゆき): keyboards  A B C D E
ガン(イワモトヒロミ): drums  A B C D E
タコ(ナカハラタカコ): keyboards  A B
マサキ(真崎文化/まさき ふみか): bass  A
マリ: bass B
トモコ (オオオカ トモコ): bass  C
ミチヨ(オカダミチヨ): bass  D
 

1985年夏に、長上エイジ氏のソロプロジェクトとして、スタート。バンド形態になってからのメンバーは、エイジ (vocal, guitar)、ミユキ (keyboards)、ガン (drums) +ベーシストで、ベーシストは、何人ものひとが交代しています。わたしが初めて観た頃は既に4人でしたが、初期には、もうひとりのキーボード奏者がいたようです。エイジ氏以外は全員女の子という編成が、よく話題になっていました。

歌い方にプラスティックスからの影響は感じられますが、大きな歩幅で歩いているような陽性のポップサウンドがふっきれていて、独特のものがありました。
女の子のメンバーが多かったのにもかかわらず、紋切型テクノポップにつきものの「不思議少女」キャラクターはなく、演奏はストイックでした。童謡、ラテン、スカ、カントリーなどのフェイクを含め、さまざまな音楽を溌剌と聞かせるミュージカルショウの趣きもありました。
サウンドの中心が、次第に、ギターを中心にしたロックではなくなっていき、最後には打ち込みポップスのようになってしまったのを寂しく思っていました。

日本語の歌詞には、社会の不透明さや意識操作に対するシニカルな視線がありましたが、その中で暮していることへの問いかけが多い。

「イカすバンド天国」という番組に出場したらしいのですが、関西では放送されていませんでしたので、無縁でした。レコードはナゴムから出ていましたが、そのこともあまり関係がなかったように思います。ただし、あがた森魚氏や京浜兄弟社のバンドとの共演ばかり見ていたわたしの一面的な受け取り方かもしれません。
あがた森魚氏は、この頃、ミンカパノピカを気に入っていたようで、1990年4月の初のワンマンライヴ(大阪・心斎橋「ミューズホール」)など、ミンカパノピカのライヴにたびたびゲスト出演しています。

1994年解散。

<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) EGO #2 (1985年10月1日発売)
●タイムマシンでソレ♪(1987年3月配布) A
●(オムニバス) SUPER BOX (1987年10月25日発売) A
●(オムニバス) おまつり ナゴムオムニバス III (1988年6月発売) B
●LOVE SPY (1988年10月発売) C
●(オムニバス) 大阪おなか図鑑 (1988年12月発売) C
●(オムニバス) ハレはれナイト (1989年11月12日発売) C
●(オムニバス) POWER POP PARADISE (1989年12月23日配布) C
●HECKELL JACKELL (1990年4月発売) C
●LOVE SPY 90 (1990年4月発売) D
●LAST RESORT (1992年4月発売) D
●80'S SONGS(HECKELL JACKELL+LOVE SPY 90) (1992年8月25日発売)
>> 詳細はこちら
<メモ>
ミンカパノピカとビスケットホリックの混成メンバーで、The Robot-s という自称「おたく爆発ユニット」でも活動していました。Pモデルやプラスティックスなどのテクノポップオールディーズのカバーを演奏していました。

長上氏は、加藤賢崇がパーソナリティをつとめたラジオ番組「トロイの木馬」(1991年1月〜1993年9月)から生まれたオムニバスアルバム『トロイの木馬』(1993年5月10日発売)に、キャプテン・エイジとして参加、「ペイパー・ドライヴァー」を提供しています。ほかに、東京タワーズ、松前公高、中野テルヲ、インスタント・シトロンなどを収録。

長上氏は、ミンカパノピカ解散後、ひとりユニットのトライシクルを経て、2000年には、新バンド、SPIN を結成して、活動しています。プロデューサーとしても、ママスタジヲ、浅見旬一『空と空の下』(2曲)などをてがけています。
トライシクルの録音としては、自身のレーベル Sheepwig Records のサンプラーとして1998年に発売したCDに、「太陽と満月」、「Cutie Beauty」を残しています。
SPIN については、ライヴハウス「ファンダンゴ」のサイトに掲載されている紹介ページ(http://www.fandango-go.com/jp/jspin.htm)で、「Reset」が試聴できます。

Drumsのガン氏は、ミック宮川ショーにも参加していました。

フリッパーズギターの前身バンドとして知られるロリポップソニックは、キーボードの井上由紀子氏がミンカパノピカとつながりがあったらしく、練習曲としてミンカパノピカの曲を演奏していたそうです(平田順子『ナゴムの話』、「モデルプランツ」の項より)。

 
ビスケットホリック
biscuit holic

今尾ハヲ(いまお はを): vocal A B C
ヨダチンネン(余田アキヨシ): keyboards A B C
ヒラセアツシ: guitar A
スギオヨシノリ: keyboards A
田中(タナカマサユキ): guitar B
永田: drums B
ウエダタケシ(植田武史): bass C
キック北川(北川武/きたがわ たけし): guitar C
ニイヒデトシ(新居秀俊): drums C
 

1985年3月に、今尾ハヲ氏とチンネン氏を中心に結成され、メンバーチェンジを繰り返しながら、1987年頃から、バンド形態になったようです。シンセサイザーが音の基本になっていますが、「2トーン」のスカなどの要素も持っていました。

分厚いシンセサイザーの音は、テクノポップだけでなく、瞑想的な「シンセサイザー音楽」に通じるセンスを感じさせます。今尾ハヲさんのヴォーカルは、あるときは澄んだ水のように可憐、あるときは突き抜けるようにパワフルなものでした。

知る限りでは、まとまった作品集を残していないのが、残念です。ご本人たちに連絡すると、ソノシートがもらえたらしいのですが、連絡先がご自宅になっていて、そこに「電話」しないといけなかったので、気が弱いわたしは断念してしまいました。そんなんですから、ライヴハウスで演奏後に気軽に声をかけることなんて、できやしません。根性なしで、悔やんでます。

英語・日本語混じりの歌詞は、自然や環境について歌ったものが多かったように思います。

<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) EGO #2 (1985年10月1日発売)
●(オムニバス) SUPER BOX (1987年10月25日発売) A
●BISCUIT HOLIC VOL. 1 / FOR SUNDAY (詳細不明)
●BISCUIT HOLIC VOL. 2 / MAGIC STRAWBERRY (詳細不明)
●(オムニバス) 大阪おなか図鑑 (1988年12月発売) C
●(オムニバス) ハレはれナイト (1989年11月12日発売) C
●(オムニバス) POWER POP PARADISE (1989年12月23日配布) C
●(オムニバス) WILD DRAW FIVE (1990年6月21日発売) C
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<メモ>
中古レコード店「○か×」が1989年頃に制作したビデオマガジン『Oh!MORO』1号に、ライヴ映像が、ほんのすこし収録されています。

 
ラガッツィ
ragazzi

大日方能子(おびなた よしこ): keyboards, vocal
西村里絵(にしむら りえ): vocal
島田奈苗(しまだ ななえ): guitar, vocal 
 

打ち込みによるテクノポップユニット。結成は、1987年6月で、当初は4人編成だったそうです。トリオになったのは、1988年秋からで、このときに、それまでのスタイルを変更し、「軽めのエレクトロニクスポップを目指す」ことになったようです。曲調はちがいますが、音の雰囲気は、ストロベリー・スウィッチブレードを連想させるところが、少しだけ、あります。

外国語を使った歌詞を、無理のない発声で、歌っていました。曲間の話しぶりは、必要最低限のことを、小さな声で、ニコリともせずというもので、クールでした。

見たことのあるライヴでは、いつも、同じ曲を演奏していました。「Ragazzi」、「(題不明)」、「Parkey Pat」、「Welcome To Heaven」、「Having A Good Time」の5曲です。
この中から、「Ragazzi」と「Parkey Pat」が、1990年に発売された『アラスカZoo』というオムニバスアルバムに収録されています。スタジオ関係で制作されたCDらしく、音の傾向がばらばらの5組のひとつとして参加しています。バンド・プロフィールなどの情報が一切ないのが残念。

<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) アラスカZoo (1990年発売)
>> 詳細はこちら
 

 
ガーデン
garden

田中マサユキ(たなか まさゆき): vocal
前田憲: drums
山崎憲司(やまざき けんじ): keyboards
八尾吉一(やお よしかず): bass
池田龍介: guitar
 

能や狂言のような歌いまわしを聞かせる田中マサユキ氏を中心とするバンド。実写版「鉄腕アトム」のようなヘアスタイルなどビジュアル面でも凝っていましたが、演奏は、しっかりした展開をもつ楽曲を、シンプルなアレンジで聞かせる渋いものでした。

1988年前半に録音した2曲が、翌年ポンポンダリアとのスプリットEP『PRESENT』として発売されています。池田龍介氏は、ガーデンとポンポンダリアにかけもちで参加していたようですが、田中マサユキ氏と山崎憲司氏も、ポンポンダリアの「すもも」に、コーラスとしてゲスト参加しています。
 
 

 

<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) 白旗聞者第3号 (1988年9月発売)
●(オムニバス) 大阪おなか図鑑 (1988年12月発売)
●(スプリット) PRESENTS (1989年発売)
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<メモ>
田中マサユキ氏は、一時期、ギタリストとして、ビスケットホリックに参加していたことがあります。また、ガーデンの他に、トロイカというバンドをやっていたという記憶があります。

 
ポンポンダリア
pom pon dahlia

水谷パティ(水谷麻紀/みずたに まき): vocal
ハセベノブコ(長谷部信子): keyboards
池田龍介: guitar, chorus
北村悟志: percussions, chorus
 

典型的なテクノポップ“不思議少女”キャラクターのヴォーカルが苦手で、あまり積極的には聞いていませんでしたが、解散することになったとき、とても話題になったのを覚えています。人気があったのだと思います。
独特の「ぐねった」感触のメロディと音を作り出していたハセベノヴコ氏は、のちにモダンチョキチョキズに参加します。

1988年前半に録音した2曲が、翌年ガーデンとのスプリットEP『PRESENT』として発売されますが、発売された頃には活動を停止していたように記憶しています。半年間の活動休止ということでしたが、そのまま解散してしまったようです。
 
 
 

 


 
<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) 白旗聞者第2号 (詳細不明)
●(オムニバス) 白旗聞者第5号 (詳細不明)
●(スプリット) PRESENTS (1989年発売)
>> 詳細はこちら
<メモ>
中古レコード店「○か×」が1989年に制作したビデオマガジン『Oh!MORO』1号に、ライヴ映像が、ほんのすこし収録されています。

 
カドリエ
kadorie

ヤマグチユキコ: vocal
ミヤオススム: programming, percussions
伊藤ピエール珠代: keyboards, dancing
岸本基: violin
 

ビスケットホリックの初期のメンバーだったらしいヤマグチユキコ氏と、ペータースに参加していたことがあるミヤオススム氏を中心とするユニット。

ソノシートは聞いたことがありません。唯一聞いたことがある『大阪おなか図鑑』収録の1曲は、テクノポップというよりも、ジョルジオ・モロダーのミュンヘンサウンド(ディスコ)を思わせます。ライヴでは、エスニックなリズムを持ったものや、オペラ風のものなど、さまざまなスタイルの曲を演奏していたようです。
 
 

 

<ディスコグラフィ>
●カドリエ(ソノシート) (発売年月不明)
●(オムニバス) 大阪おなか図鑑 (1988年12月発売)
>> 詳細はこちら
<メモ>
ミヤオススム氏は、オムニバスアルバム『SUPER BOX』収録のアコースティック・ラテン・バンド、チャ・チャにも参加しています。

 
ペータース
peaters

ペーター林: vocal, guitar   A B C D
チャカカジヤマ(カジヤマチエコ): keyboards, chorus   A B C D
キング・パノピカ(長上鋭司): guitar  B C
ララバイ大元: drums  C
倉橋しんや(くらはし しんや): bass  C
宮尾進(みやお すすむ): percussions  C
オクノジュン: keyboards  D
 

ペータースについては、よく知りません。ですから、触れるかどうか迷いましたが、ミンカパノピカや幻のキューブレーベルとの関連で、項目を設けることにしました。

「インズ」8号(1986年10月)のインタビューによれば、1985年4月に、ペーター林氏とカジヤマチエコ(チャカ・カジヤマ)氏の二人で結成。当初は、テープを使ってライヴを行っていたらしい。1986年6月にメンバーを増やして、バンドとしての活動を開始。この時点で、ナゴムからソノシート発売の話があり、林氏、カジヤマ氏の二人に、バンドメンバーとして参加していたミンカパノピカの長上エイジ氏(ここでは、キング・パノピカと名乗っています)の3人で、録音を行っています。

続いて、東京のBOXレコードから大阪のバンドを集めたオムニバスアルバムを発売する企画が持ちあがり、ペーター林氏と長上エイジ氏のディレクションにより制作されます。ペータースは、先に触れたバンドでの録音を予定していたようですが、そのアルバム『SUPER BOX』には、林氏とカジヤマ氏の二人に、キーボードのオクノジュン氏を加えたユニットによる録音が収められています。また、バンド名の綴りを、おそらくイラストレーターのペーター佐藤にちなんだものであろう Peaters から、Peters に変更しています。

ハードなパンクを集めた『Oi Of Japan』などいくつかのオムニバスアルバムやテープに、作品を提供しているらしいのですが、まとまったかたちのリリースはないようです。

<ディスコグラフィ>
●(オムニバス) EGO #2 (1985年10月1日発売)
●(オムニバス) Oi OF JAPAN (1985年発売)
●THE PEATERS (1986年11月発売)   B
●(オムニバス) SUPER BOX (1987年10月25日発売)   D
●(オムニバス) Hi'LDA Vol. 3 (1987年発売)
>> 詳細はこちら
<メモ>
「インズ」8号(1986年10月)のインタビューで、自分たちの活動のベースとして、「キューブ(Cube)レーベル」について触れています。平田順子『ナゴムの話』のミンカパノピカの項で、長上氏の話のなかに出てくる「大阪芸大の連中」のことで、オムニバスアルバムなどを制作する計画があったようです。

キューブレコードからリリースされた作品としては、高野寛氏が参加していることで知られる、ソフトの「よくある気持ち b/w 森になりたい」というシングル(Cube/Public Brain PB 001)があります。この他にリリースがあるのかどうかは不明ですが、ソフトの解散にともない、ペータースやミンカパノピカなどの録音をリリースする前に、消滅してしまったようです。
ソフトの池亀リウゾ氏は、YMO/ムーンライダーズファンの間では、古くからよく知られた人物らしい。ミンカパノピカのEP『LOVE SPY』にコーラスで参加しています。ソフト解散後は、GYMなどで活動しているようです。


 
 
 
 
 



ディスコグラフィ

ミンカパノピカ | ビスケットホリック | ラガッツィ | ガーデン | ポンポンダリア | カドリエ | ペータース | オムニバス














ミンカパノピカ  Minca Panopica

EGO #2: CRITYICAL SPECIES
omnibus cassette
ロックマガジン社 (1985年10月1日発行)

11. guten morgen  [MINCA PANOPICA]

[備考]
「ロックマガジン」の阿木譲氏の編集によるカセットマガジン。「グーテンモルゲン」は、ミンカパノピカファンクラブの名称にもなっていました。
(2002.8.3. 訂正+追記 情報提供:Nさん)


 
タイムマシンでソレ♪
7 inch filmsheet single パノピカプランニング (1987年3月)

Side A
1. タイムマシンでソレ♪
作詞・作曲: ナガカミエイジ

Eiji Nagakami(長上鋭司): vocal, guitar
Fumika Masaki(真崎文化): bass
Miyuki Okada(岡田未雪): keyboards, side vocal
Takako Nakahara(ナカハラ タカコ): keyboards
Hiromi Iwamoto(イワモト ヒロミ): drums

Recorded & Mixed at STUDIO GARAGE
Engineered by MINATONO YUICHIROU


[備考]
ファンクラブ「グーテンモルゲン」の会員に配布されたソノシート。


 
SUPER BOX: Experience 8 Promising Diamonds Ago Go
12 inch omnibus LP
Box Records BOX-16 (1987年10月25日発売

1. TICK TAC WATCH  [Minca Panopica]
6. WHAT DO YOU HAVE A PLAN IN SUNDAY?  [Minca Panopica]
EIJI (長上鋭司): vocal, guitar
MASAKI(真崎文化): bass
MIYUKI(岡田未雪): synthesiser, chorus
TACO(ナカハラ タカコ): synthesiser
GAN(イワモト ヒロミ): drums

on "TICK TAC WATCH"
大澤 "Shide" 海月: chorus
宮脇浩: chorus
Izuhara Mayumi(出原まゆみ): chorus


[備考]
東京のBOXレコードが企画した、大阪のポップバンドを集めたオムニバスアルバムです。ディレクションを、ペータースの林氏とミンカパノピカの長上氏が行っています。
コーラスに参加している出原まゆみ氏は、ミンカパノピカのマネージャー(当時)。


 
おまつり ナゴムオムニバス III
12 inch omnibus LP
ナゴムカンパニー NG-052 (1988年6月発売

3. M・パノピカ  [ミンカパノピカ]
10 .ペスト博士の夢  [ミンカパノピカ]
Age(長上鋭司): vocal, guitar
ヴィヴィアン未雪(岡田未雪): keyboards, chorus
TACO(ナカハラ タカコ): keyboards, chorus
マリ: bass, chorus
GAN(イワモト ヒロミ): drums, chorus

Mami Izuhara(出原まゆみ): chorus

Recorded at Studio 8, December 1987
Engineered by Masakazu Knoshita


[備考]
ナゴムレーベルのオムニバスアルバム第3集。ミンカパノピカは、ナゴム初参加にして、なぜか、2曲収録されています(ほかのバンドは1曲ずつ)。
録音は、大阪で行われています。


 
LOVE SPY
7 inch EP
ナゴムカンパニー NG-056 (1988年10月発売)

Side A
1. カベの穴ボコ
2. LOVE SPY

Side B
3. Drug Baby
4. 1, 2, 3, 4, 5 o'clock

Words & Music by MINCA PANOPICA

Age (長上鋭司): vocal, guitar
vivian Miyuki (岡田未雪): keyboards 
Ohoka (オオオカ トモコ): bass
Gan (イワモト ヒロミ): drums

On "1, 2, 3, 4, 5 o'clock": Shunichi Miura, Shun Yamamoto, Sakito Shirabe, Tackq Ishino, Chusotsu, Ryuzo Ikegame, Mama Izuhara(出原まゆみ)

Produced by KERA
Recorded & Mixed at Studio Penta, Tokyo, Spring 1988
Engineered by Koji Nagatomo


[備考]
有頂天/ナゴムカンパニーのケラ氏のプロデュースにより、東京で録音されたEP。スリリングな展開の曲が選曲されています。
「1, 2, 3, 4, 5 o'clock」には、有頂天(当時)の三浦俊一氏、人生(当時)の石野卓球氏、元ソフトの池亀リウゾ氏らがコーラスでゲスト参加しています。
「1, 2, 3, 4, 5 o'clock」の“ドン・ド・タンタン”というリズムは、いまから思うと、ミンカパノピカに特徴的なものだったような気がします。大きな歩幅で歩いているようなかんじです。
平田順子『ナゴムの本』(太田出版、2000年5月)での長上氏へのインタビューによれば、仕上がりに不満があったらしく、「カベの穴ボコ」と「LOVE SPY」をのちに再録音しています。
 


 
大阪おなか図鑑
omnibus cassette 大阪おなか図鑑実行委員会 (1988年12月発売)

3. トラブルウエスターン  [ミンカパノピカ]

[備考]
神戸の「白旗スタジオ」が中心になって企画されたとおぼしきライヴイベント「大阪おなか図鑑」(1988年12月17日、大阪・十三「ファンダンゴ」)に連動したオムニバスカセット。
「トラブルウェスターン」は、フィドルやバンジョーの音をシンセサイザーで模したカントリー&ウェスタン調のとぼけた曲。
ミニアルパム『HECKELL JACKELL』に収められているものとは、別バージョンです。


 
ハレはれナイト
CD LP Solid Records SCCD-5005 (1989年11月12日発売)

8. トラブルウエスターン  [ミンカパノピカ]

[備考]
サエキけんぞう氏の企画によるオムニバスアルバム。
未入手のため、「トラブルウエスターン」が、『大阪おなか図鑑』あるいは『HECKELL JACKELL』と同じバージョンかどうかは不明です。
平田順子『ナゴムの本』(太田出版、2000年5月)での長上氏へのインタビューによれば、「トラブル・ウエスターン」は、『ハレはれナイト』のために用意した曲らしい。


 
POWER POP PARADISE
omnibus cassette (1989年12月23日発売)

5. ヘッケル ジャッケル
6. トラブルウエスターン
7. カベの穴ボコ
8. Oh!マリア
9. 日ヨービニハ(WHAT DO YOU HAVE A PLAN IN SUNDAY?)
10. キミは四月バカ

[備考]
1989年12月23日に、大阪・十三「ファンダンゴ」で行われたビスケット・ホリック、ミンカパノピカのジョイントライヴ「POWER POP PARADISE」で配布されたカセットです。
当時なかなか発売されないで待たされていた感のある『HECKELL JACKELL』から3曲を収録。
ただし、ここに収められた「Oh!マリア」は、発売されたものではカットされているイントロがついたラフミックスバージョンです。
また、「カベの穴ボコ」は、再録音バージョン(のちに発売される『LOVE SPY 90』に収録されたものとも異なっています)。
初レコーディング曲という「日ヨービニハ」は、オムニバスアルバム『SUPER BOX』からの収録。
しめくくりの「キミは四月バカ」は、クリスマスソングのような雰囲気を持った未発表曲。


 
HECKELL JACKELL
12 inch EP ナゴムカンパニー NG-071 (1990年4月発売)

[IN]
1. ヘッケル ジャッケル
2. トラブルウエスターン
3. 地球は回る
4. Oh!マリア

[OUT]
5. チュ チュ
6. GO GO!オスカー
7. バリハイ

Words & Music & Produced by MINCA PANOPICA

EIJI (長上鋭司): vocal, guitar
MIYUKI (岡田未雪): keyboards
TOMOKO (オオオカ トモコ): bass
GAN (イワモト ヒロミ): drums

Recorded & Mixed at STUDIO GARAGE, Osaka
Engineered by MINATONO YUICHIROU


[備考]
1989年夏に録音が行われたミニアルバム。ナゴムから発売されましたが、今回は、大阪で、セルフプロデュースで制作されています。
当時なかなか発売されないで待たされたという記憶があります。


 
LOVE SPY 90 (Panopica No Cocoro)
cassette パノピカプランニング (1990年4月発売)

1. サボテンマーチ
2. カベの穴ボコ
3. ボクラのマチへ
4. LOVE SPY
5. もう僕らにはプロペラはいらないよ
EIJI (長上鋭司): vocal, guitar
MIYUKI (岡田未雪): keyboards
MICCHAN (オカダ ミチヨ): bass
GANCHANG (イワモト ヒロミ): drums


[備考]
ライヴ会場で販売されたカセットです。このカセットが発売されていたライヴに行っているのですが、何故だか買っていません。
売り切れてしまって買いそびれたのでしょうか。記憶がありません。
ナゴムからのEP「LOVE SPY」の仕上がりが満足のいくものではなかったということから、「カベの穴ボコ」と「LOVE SPY」の新バージョンが収められています。
「サボテンマーチ」は、ライヴの出囃子(とは言わないか)に使われていました。「もう僕にはプロペラはいらないよ」は、ブリティッシュポップを思わせる佳曲。
1994年にナゴムから「ナゴムアゲイン」シリーズのひとつとして発売されたCD『80's SONGS』(NG-075)に、『HECKEL JACKEL』とあわせて収録されました。
ただし、タイトルは、『PANOPICA NO COCORO』となっています。
と言っても、カセットを買いそびれて手元に持っていないため、『LOVE SPY 90』と『PANOPICA NO COCORO』が同じものであるとは言い切れないのですが。
平田順子『ナゴムの本』(太田出版、2000年5月)での長上氏へのインタビューによれば、「6曲入り」らしいし。
 


 
LAST RESORT
CD LP Indivisual Records   IV-A003 (1992年4月4日発売)

1. STRAWBERRY JAM
2. LAST RESORT
3. TALKING ABOUT
4. HOLLY MOUNTAIN
5. HARD BRAIN
6. RAMAPITHECUS
7. KOE WA KOKONI
8. TALKING ABOUT (alternate version)
 
Words & Music by EIJI

EIJI (長上鋭司): vocal, guitar
MIYUKI (岡田未雪): keyboards
MICHIYO (オカダ ミチヨ): bass
GAN (イワモト ヒロミ): drums


[備考]
ソニーレコード傘下のレーベルから発売されたラストアルバム。
リズムパターンやシンセサイザーの音色、コーラスのミックスなどに、「らしさ」がまったくなく、疾走感のない演奏になってしまっています。残念です。
「Talking About」は、「Talking About My Generation」のタイトルで、古くから演奏していたレパートリー。


 
ビスケットホリック  Biscuit Holic
 
 
EGO #2: CRITYICAL SPECIES
omnibus cassette
ロックマガジン社 (1985年10月1日発行)

9. for sunday  [BISCUIT HOLIC]

[備考]
「ロックマガジン」の阿木譲氏の編集によるカセットマガジン。
(2002.8.3. 訂正+追記 情報提供:Nさん)

SUPER BOX: Experience 8 Promising Diamonds Ago Go
12inch omnibus LP  Box Records BOX-16 (1987年10月25日発売
5. FINE  [Biscuit Holic]
今尾ハヲ(いまお はを): vocal
ヨダチンネン(余田アキヨシ): keyboards
ヒラセアツシ: guitar
スギオヨシノリ: keyboards


[備考]
東京のBOXレコードが企画した、大阪のポップバンドを集めたオムニバスアルバムです。


 
BISCUIT HOLIC VOL. 1 / FOR SUNDAY
7 inch film sheet single  (詳細不明)

1. For Sunday

[備考]
未入手のため、詳細は不明ですが、無料配布されていたようです。


 
BISCUIT HOLIC VOL. 2 / MAGIC STRAWBERRY
7 inch film sheet single  (詳細不明)

1. Magic Strawberry

[備考]
未入手のため、詳細は不明ですが、無料配布されていたらしいソノシートの第2弾。


 
大阪おなか図鑑
omnibus cassette
大阪おなか図鑑実行委員会 (1988年12月発売)

4. Special Age  [ビスケットホリック]

[備考]
神戸の「白旗スタジオ」が中心になって企画されたとおぼしきライヴイベント「大阪おなか図鑑」(1988年12月17日、大阪・十三「ファンダンゴ」)に連動したオムニバスカセット。
「Special Age」は、「2トーンスカ」スタイルのパワフルな曲です。


 
ハレはれナイト
CD LP
Solid Records SCCD-5005 (1989年11月12日発売)

4. Special Age  [ビスケットホリック]

[備考]
サエキけんぞう氏の企画によるオムニバスアルバム。
未入手のため、「Special Age」が、『大阪おなか図鑑』と同じバージョンかどうかは不明です。


 
POWER POP PARADISE
split cassette (1989年12月23日発売)

1. Peace On Earth
2. Special Age
3. (Commercial Break)
4. Purity Of Essence
今尾ハヲ(いまお はを): vocal
ヨダチンネン(余田アキヨシ): keyboards
ウエダタケシ(植田武史): bass
キック北川(北川武/きたがわ たけし): guitar
ニイヒデトシ(新居秀俊): drums


[備考]
1989年12月23日に、大阪・十三「ファンダンゴ」で行われたビスケット・ホリック、ミンカパノピカのジョイントライヴ「POWER POP PARADISE」で配布されたカセットです。
ビスケットホリックサイドは、メンバー総出演のラジオ番組仕立てになっています。
未発表曲の「Peace On Earth」はサイケデリックロック、「Purity Of Essence」はアコースティックなフォークソングです。
「Special Age」は、『大阪おなか図鑑』や『ハレはれナイト』にも収録されている曲ですが、ここに収められているのは、それらとは異なる「エキサイティングバージョン」。


 
WILD DRAW FIVE
CD LP  Efflax Records  EF-001 (1990年6月21日発売)

6. フォー・サンデイ [ビスケットホリック]
8. フォービドゥン・プラント [ビスケットホリック]
今尾ハヲ(いまお はを): vocal
ヨダチンネン(余田アキヨシ): keyboards
ウエダタケシ(植田武史): bass
キック北川(北川武/きたがわ たけし): guitar
ニイヒデトシ(新居秀俊): drums


[備考]
東芝EMI傘下のレーベルから発売されたオムニバスアルバム。メトロファルスのチャバネ氏がディレクションを行っていたと思います。
未入手のため、内容については不明です。「フォー・サンデイ」は、以前、ソノシートでリリースされていた曲の「完結編」とのことです。


 
ラガッツィ  Ragazzi
 

アラスカ Zoo
CD LP  Office Zoo  AZ-CD0001 (1990年発売)

4. Ragazzi  [Ragazzi]
5. Parkey Pat  [Ragazzi]

[備考]
大阪のスタジオAを運営するオフィス Zoo が企画したオムニバスアルバム。
テクノポップバンドは、ラガッツィのみです。
 


 
ガーデン  Garden

 
白旗聞者 第3号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1988年9月頃発売)

2. ホタル [ガーデン]

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。


 
大阪おなか図鑑
omnibus cassette
大阪おなか図鑑実行委員会 (1988年12月発売)

6. ホタル  [ガーデン]

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」が中心になって企画されたとおぼしきライヴイベント「大阪おなか図鑑」(1988年12月17日、大阪・十三「ファンダンゴ」)に連動したオムニバスカセット。
「白旗聞者 第3号」と同じ、「ホタル」を収録しています。


  
PRESENT
10 inch split EP  Pyjama Records PrA-23763 (1989年発売)

3. 愛の真実
4. 禁断の愛

[備考]
『大阪おなか図鑑』にも参加していたペイズリー・ピジャマが中心になって運営していたピジャマレコードから発売されたスプリットEPです。


 

ポンポンダリア  Pom Pon Dahlia

 
白旗聞者 第2号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1988年発売)

 
[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。
未入手のため、内容は不明ですが、ポンポンダリアが収録されているようです。


 
白旗聞者 第5号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1989年発売)

 
[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。
未入手のため、内容は不明ですが、ポンポンダリアが収録されているようです。


 
PRESENT
10 inch split EP  Pyjama Records PrA-23763 (1989年発売)

1. すもも
2. キャラメル曲芸団

[備考]
『大阪おなか図鑑』にも参加していたペイズリー・ピジャマが中心になって運営していたピジャマレコードから発売されたスプリットEPです。


 
カドリエ  Kadorie

  
カドリエ
7 inch film sheet single
ゼロレコード (1988年発売)

月の面
1. メイヤゲツ

太陽の面
2. カラーボール

[備考]
未入手につき、内容は不明です。


 
大阪おなか図鑑
omnibus cassette
大阪おなか図鑑実行委員会 (1988年12月発売)

7. おともだち  [カドリエ]

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」が中心になって企画されたとおぼしきライヴイベント「大阪おなか図鑑」(1988年12月17日、大阪・十三「ファンダンゴ」)に連動したオムニバスカセット。
エレポップ/ミュンヘンサウンド的な曲を収録しています。


 
ペータース Peaters (Peters)

 
EGO #2: CRITYICAL SPECIES
omnibus cassette
ロックマガジン社 (1985年10月1日発行)

13. fly up  [PEATERS]

[備考]
「ロックマガジン」の阿木譲氏の編集によるカセットマガジン。
(2002.8.3. 訂正+追記 情報提供:Nさん)


 
Oi OF JAPAN
12 inch omnibus LP
AA Records (1985年11月発売)

8. To Much To Many People  [PEATE'S]
 

[備考]
未入手につき、内容不明。パンクバンドのオムニバスで、ペータース(Peate's と表記)は「浮いている」らしい。


 
THE PEATERS
7 inch film sheet ep
ナゴムカンパニー NG-032 (1986年11月発売)

Side A
1. DARIO
2. Chu Chu rieno

Side B
3. Chorky Song
4. Brand New Day

[備考]
未入手につき、内容不明。ソノシート5枚同時発売のうちの1枚として発売されています。


 
Hi'LDE Vol. 3
omnibus cassette
CSV渋谷 (1987年)

[備考]
カセットブック、らしい。未入手につき、内容不明。


 
SUPER BOX: Experience 8 Promising Diamonds Ago Go
12 inch omnibus LP
Box Records BOX-16 (1987年10月25日発売

7. JAMMIN' DAYS  [Peters]
9. HAPPY TIME  [Peters]

[備考]
東京のBOXレコードが企画した、大阪のポップバンドを集めたオムニバスアルバムです。ディレクションを、ペータースの林氏とミンカパノピカの長上氏が行っています。
ペータースは、当初、バンド編成でのレコーディングを予定していたようですが、キーボードのオクノジュン氏を加えたユニットでの録音が収められています。
また、綴りが、「Peaters」から「Peters」に変更されています。
 

   
オムニバス

 
EGO #2: CRITYICAL SPECIES
omnibus cassette
ロックマガジン社 (1985年10月1日発行)

SIDE A
1. swimming vocabulary in mist  [LOOP]
2. heibon punch dranker  [OFFMASK00]
3. ×  [BATSU]
4. hyelos gamos  [SILENT PULSE]
5. yokotawaru sakana  [QUASIMODE]
6. hysteric  [ANTIQUE-VOGUE]
7. you gonna be joyful  [BC LEMONS]
8. all and everything  [THE GURDJIEFF]

SIDE B
9. for sunday  [BISCUIT HOLIC]
10. 憧憬  [SALON KITTY]
11. guten morgen  [MINCA PANOPICA]
12. verlaine no kansyoteki na kaiwa  [HOSANO and MIO]
13. fly up  [PEATERS]
14. baroque  [MISAKO OHSHIMA]
15. kani  [SOFT]
16. une histuite de plage  [LUNA]
17. romantic cha cha  [INTERNATIONAL HOLYDAY]
18. hareluya+daiyamond  [DUPPI]
19. kyuketsuki weimar  [MOZARTE JUGEND]

[備考]
「ロックマガジン」の阿木譲氏の編集によるカセットマガジン。ビスケットホリック、ミンカパノピカ、ペータース、ソフトを収録している。
(2002.8.3. 訂正+追記 情報提供:Nさん)


 
Oi OF JAPAN
12 inch omnibus LP
AA Records (1985年11月発売)

SIDE A
1. I don't care  [COCKNEY COCKS]
2. Picky Boys  [THE WANDERES]
3. Our Future  [CRACKER JACKS]
4. Youth on Your Fe  [S.A]
5. TEMPTATION  [原爆オナニーズ]
6. BAD DREAMER ON THE HILL  [LOO'S HALLOWEEN]
7. NUCLEAR POWER  [BAD VALTURES]
8. To Much To Many People  [PEATE'S]

SIDE B
1. OUT OF CONTROL  [BAD VALTURES]
2. BAD BOY  [COCKNEY COCKS]
3. NO NO BOY  [原爆オナニーズ]
4. Way Ward Riders  [THE WANDERES]
5. Nothing Ness  [S.A]
6. Animal Life  [CRACKER JACKS]
7. DRINKIN'BOYS  [NEW ROTEEKA]
8. LONG LIVE Oi  [BULL THE DOGS]

[備考]
未入手につき、内容不明。パンクバンドのオムニバスで、ペータース(Peate's と表記)は「浮いている」らしい。


 
Hi'LDE Vol. 3
omnibus cassette
CSV渋谷 (1987年夏)

[収録バンド]
MELODY BASE
蟻プロジェクト
アートコアファンク
くまさんチーム
宮田由紀子
ペーターズ
新星白玉楽団
SISA-KAMRA
シジジーズ
毛利彦丸
サエキけんぞう+どくろ団

[備考]
カセットブック、らしい。未入手につき、内容不明。


 
SUPER BOX: Experience 8 Promising Diamonds Ago Go
12 inch omnibus LP
Box Records BOX-16 (1987年10月25日発売

Side I
1. TICK TAC WATCH  [Minca Panopica]
2. BEACH A STRAND  [Cha Cha]
3. Un Condor Vuela Pespues De La Siesta  [A Decade In-Fake]
4. COLLAGED SQUALL  [Speaking Furniture]
5. FINE  [Biscuit Holic]
6. WHAT DO YOU HAVE A PLAN IN SUNDAY?  [Minca Panopica]

Side II
7. JAMMIN' DAYS  [Peters]
8. SONIC [Flits]
9. HAPPY TIME  [Peters]
10. APRIL ANGEL  [Carbolic Acid Water]
11. YELLOW PARADISE  [Cha Cha]
12. Vin Condor Juega Muchis imo  [A Decade In-Fake]

[備考]
東京のBOXレコードが企画した、大阪のポップバンドを集めたオムニバスアルバムです。ディレクションを、ペータースの林氏とミンカパノピカの長上氏が行っています。
耽美派のファンクバンド、ア・ディケイド・イン・フェイクは、のちに、BOX/ファルコンウッズから単独作品をリリースしています。
チャチャやスピーキング・ファニチァー、カーボリック・アシッド・ウォーターは、クレプスキュールやチェリーレッドに通じるアコースティックなニューウェイヴ。
フリッツは、XTCタイプのソリッドなロックを演奏しています。
サブタイトルの「Ago Go」は、ひょっとしたら、「A Go Go」が正しいかもしれません。


 
おまつり ナゴムオムニバス III
12 inch omnibus LP
ナゴムカンパニー NG-052 (1988年6月発売

Side A
1. 定期が切れちゃった  [カステラ]
2. 昼下がりのお秘め事  [えろちか]
3. M・パノピカ  [ミンカパノピカ]
4. てみやげ  [モノグラム]
5. 石のうさぎ  [グランドファーザーズ]
6. 革命の唄  [観客 with ナゴムオールスターズ]

Side B
7. ぼくらのにっこり  [クララサーカス]
8. コケガネソシエティー  [エピークラブ]
9. ぼくのバスケットケイス  [モデルプランツ]
10 .ペスト博士の夢  [ミンカパノピカ]
11. ぼくはかけらを探してる  [痛郎]
12. さよなら人類  [たま]

[備考]
ナゴムレーベルのオムニバスアルバム第3集。関西のバンドでは、ミンカパノピカの他に、P-modelタイプのバンド、モノグラムが収録されています。


 
白旗聞者 第2号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1988年発売)

[収録バンド]
カバ
エーテル
にんぷたい
ポンポンダリア
ダイナモ
砂場

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。
未入手のため、内容は不明です。


  
白旗聞者 第3号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1988年9月頃発売)

Side A
1. 朝礼台 [ 自転車の友]
2. ホタル [ガーデン]
3. 夜明けの背中 [水銀ヒステリア]

Side B
4. 鉄塔の下に咲く菫 [積極的な考え方の力]
5. なぁなぁ節 [カバ]
6. 無い場所 無い時 [桂マキ]

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。


 
大阪おなか図鑑
omnibus cassette
大阪おなか図鑑実行委員会 (1988年12月発売)

Side A
1. Tell my Name  [ペイズリー・ピジャマ]
2. 笑い死に  [砂場]
3. トラブルウエスターン  [ミンカ・パノピカ]
4. Special Age  [ビスケット・ホリック]

Side B
5. Titan  [自転車の友]
6. ホタル  [ガーデン]
7. おともだち  [カドリエ]

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」が中心になって企画されたとおぼしきライヴイベント「大阪おなか図鑑」(1988年12月17日、大阪・十三「ファンダンゴ」)に連動したオムニバスカセット。
出演バンドを、1曲ずつ収録しています。
辞書仕立ての24ページミニブックレットが付いていました。
ペイズリー・ピジャマ、砂場、自転車の友は、テクノポップではないので触れませんが、同じフィールドで活動していました。


 
白旗聞者 第5号
omnibus cassette
スタジオ白旗 (1989年発売)

[収録バンド]
F.O.B. (自転車の友)
吉村うみぼうず
ポンポンダリア
ランブラーズ
砂場
バッサラケ

[備考]
神戸の「スタジオ白旗」がリリースしていたオムニバスカセット。
未入手のため、内容は不明です。


 
PRESENT
10 inch split EP  Pyjama Records PrA-23763 (1989年発売)

Side A (Pom Pon Dahlia)
1. すもも
2. キャラメル曲芸団

Side B (Garden)
3. 愛の真実
4. 禁断の愛

[備考]
『大阪おなか図鑑』にも参加していたペイズリー・ピジャマが中心になって運営していたピジャマレコードから発売されたスプリットEPです。
ペイズリー・ピジャマは、同時期に、ピジャマレコードから、シングル「Breaking Glass」b/w「Kipple In The Rain」(prE-8966)を発表しています。
『大阪おなか図鑑』には、広告が出ていますが、その時点ではまだ発売されておらず、かなり遅れたと記憶しています。

 
ハレはれナイト
CD LP  Solid Records SCCD-5005 (1989年11月12日発売)
1. カーマスートラで踊ろう  [インド大話術団]
2. エヴァ エヴァ ペー  [ハイポジ]
3. クマゴロウ二号  [コンスタンスタワーズ]
4. Special Age  [ビスケットホリック]
5. テクノロジーさん晩年の頓服  [EXPO]
6. ベッドタウンの夜は更けて  [戸川純+インド大話術団]
7. Golden Bug  [PHONOGENIX]
8. トラブルウエスターン  [ミンカパノピカ]
9. インド人との対話 その1
10. A BAO A Qu (from "Ballet Basilisk")  [SYZYGYS]
11. Sweet Little Pretty Baby Dolls  [クララ・サーカス]
12. A'nsoloid 1-2-3-4  [配島邦明]
13. 家族旅行  [もすけさん]
14. インド人との対話 その2
15. 虹色仮面  [きどりっこ]
16. SPICE  [北川晴美+インド大話術団]
17. インド人との対話 その3
18. バーゲン  [東京タワーズ]
19. コーヒーのみたい  [藤井邦夫]

[備考]
サエキけんぞう氏の企画によるオムニバスアルバム『ハレはれナイト』は買いませんでした。
サエキ氏の「業界っぽい」ノリ、インド人がどうのこうのという感覚、ジャケットデザインが苦手だったからです。
ミンカパノピカとビスケット・ホリックについては「持っている曲」だったので、別に買わなくてもいいや、と思ったのでした。
SYZYGYS、コンスタンスタワーズ、クララ・サーカスなども入っているので、そういう小さいことには目をつぶるべきだったかもしれません。
でも、あのジャケットデザインを見たら、やっぱり買う気をなくすような気もします。

 
POWER POP PARADISE
omnibus cassette (1989年12月23日発売)
Biscuit Holic Side
1. Peace On Earth
2. Special Age
3. (Commercial Break)
4. Purity Of Essence

Minca Panopica Side
5. ヘッケル ジャッケル
6. トラブルウエスターン
7. カベの穴ボコ
8. Oh!マリア
9. 日ヨービニハ(WHAT DO YOU HAVE A PLAN IN SUNDAY?)
10. キミは四月バカ

[備考]
1989年12月23日に、大阪・十三「ファンダンゴ」で行われたビスケット・ホリック、ミンカパノピカのジョイントライヴ「POWER POP PARADISE」で配布されたカセットです。


 
WILD DRAW FIVE
CD LP  Efflax Records  EF-001 (1990年6月21日発売)

1. バンコック・ホテル [タイツ]
2. 変な身体 [タイツ]
3. ないない小僧の唄 [きどりっこ]
4. バルチック2月 [きどりっこ]
5. ナイス・ガイ・グッド・フェロウ [GYM]
6. 出口はどこかの入口 [GYM]
6. フォー・サンデイ [ビスケットホリック]
8. フォービドゥン・プラント [ビスケットホリック]
9. 悪い噂 [ばちかぶり]
10. 自由自在(ビー・ウィー) [ばちかぶり]

[備考]
東芝EMI傘下のレーベルから発売されたオムニバスアルバム。元メトロファルスのチャバネ氏がプロデュースを行っています。
未入手のため、内容については不明です。
GYMは、ビスケットホリックの、キューブレーベルでの幻のレーベルメイト、ソフトのメンバーだった池亀リウゾ氏のバンドです。


 
アラスカ Zoo
CD LP  Office Zoo  AZ-CD0001 (1990年発売)

1. Working Class Hero  [Beat Mania]
2. 夏草の誘い  [コンクリート・ビーチ]
3. SEX  [コンクリート・ビーチ]
4. Ragazzi  [Ragazzi]
5. Parkey Pat  [Ragazzi]
6. NEXT  [LAW]
7. LOVE ON THE BEAT  [LAW]
8. ファンキーパラダイス  [CIAAO]
9. サーフィン  [CIAAO]
10. SINNER'S PRAY  [Beat Mania]

[備考]
大阪のスタジオAを運営するオフィス Zoo が企画したオムニバスアルバム。
ヒップホップや和製ポップスリバイバルなど雑多なジャンルのバンドが収められています。
 

【2002.08.03.】
・Nさんから情報をいただき、カセットマガジン「EGO」2号の内容を訂正・追記。ペータースの他に、ミンカパノピカ、ビスケットホリック、ソフトが収録されています。

【2002.03.05.】
・ミンカパノピカの "LOVE SPY" ジャケットに掲載されている Oboka は、Ohoka の誤り。したがって、オボカさんではなく、オオオカさんです。
 
 

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