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ボサ・ボサ&谷 理佐のレコード
Bossa Bosa & Lisa Tani Discography
【2000.06.12.】【2002.03.29.訂正・追記】  追加・修正内容については、末尾をご覧ください。

ディスコグラフィセッション参加ライヴ












影山真也さんと谷 理佐さんのデュオ、ボサ・ボサが解散したのは、1998年の夏。
ちょうど、10年と言うから、結成されたのは、1988年ということでしょうか。
この間に、ボサ・ボサとして発表されたのは、シングル1枚、ミニアルバム1枚、オムニバスアルバムに1曲。
谷さんはソロとして、シングル1枚、アルバム1枚を発表しています。

谷さんの柔らかくも凛とした声と影山氏のシニカルな歌詞の組み合わせが、ユーモラスな情景を連想させます。
グループ名が示すようにボサノヴァを基調にしていましたが、ワビサビを感じさせるところもありました。
ライヴで聞いた叙情的な曲のいくつかが、レコードとして残されなかったことは、とても残念に思います。

谷さんの『素敵を探す』は、とても好きなアルバムです。日向の乾いた感触や虫干しのひんやりした感触があって、風通しがいい。
とくに、鴨宮諒作品と中村善郎作品が気に入っています。いろいろ思い出してしまいます。

谷さんの近況は、ご自身のWebページ "une page FRENCH POP" http://web.kyoto-inet.or.jp/people/lisat/で知ることができます。
CDのライナーや「ミュージック・マガジン」誌の輸入盤レビューなど、フランスのポップ音楽を紹介する仕事もされています。
音楽のほうでは、ボサ・ノヴァを演奏するラ・ボッサ La Bossa や、蓮実重臣氏とのユニットで活動されています。
制作中と伝えられていたソロアルバムは果たして・・・。

ところで、Gator Wobble Records からのボサ・ボサのレコードは、谷さんのWebページによれば、まだ在庫があるそうです。
『太陽』には連絡先として、京都のレコード店、ブーツィーズ・レコードが記されていますので、問い合わせてみるとよいかもしれません。

【2000.11.26.追記】【2001.01.15.追記】
谷さんは現在、蓮実重臣氏のユニットに参加されている模様です。ユニット名は、エリコプテール(elli copter)。
2000年夏の全日空のキャンペーン「ANA's 私の道。北海道」のラジオCMソングを担当されたそうです(オンエアは、5月下旬〜9月上旬)。
(蓮実重臣氏のサイト "tsunamipacific" http://www.tsunamipacific.com/home.html より)

【2002.01.09.追記】【2002.03.29.訂正と追記】
蓮実重臣氏のユニットは、エリコプテールから、ステラフォーン(Stellaphone)と改名しました。
2001年11月6日に、東京・吉祥寺の「Starpines Cafe」で行われたイベント「ゼロとイチの彼岸 - bridge over troubled digits vol.1」に参加。
谷理佐さんと蓮実重臣さんに、浅野達彦さんのサポートを加えた編成で、ライヴデビューしています。
このイベントを紹介するページで、ステラフォーンの「Ouverture」が試聴できます。
http://www.realtokyo.co.jp/japanese/interview/zero-one.htm
※このコンテンツは、イベントを企画した「ラブレター フロム 彼方(ラブかな)」のサイトに、移設される予定とのこと。
http://www.lovekana.com/
 

【2001.01.15.追記】
Bossa Bosa が解散前に録音していた音源が、Nu NuLAX NuLAN / neji レーベルから、CD-Rで発売されていました。
お問い合わせは、Nu NuLAX NuLAN / neji レーベルまで。
▼Nu NuLAX NuLAN / neji
http://www5b.biglobe.ne.jp/~synchro/neji.html
 
 
 

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ディスコグラフィ
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谷 理佐、いわくら(影山真也)
 GET READY ROCK STEADY (オムニバス)
lp (Gator Wobble GW33-8901)
1989年発売

Side One:
1. (It's Gonna Be) Alright [Vampire!]
2. Dull Life [田中バンド]
3. 黒い雨 [吉田山]
4. かめ [いわくら]
5. 長いスカート [The Ruke]

Side Two:
6. 山は暁 (La Montagne Vermeille) [Lisa Tani]
7. 輝く瞳に一角獣が住んでいるおまえはとってもひどい嘘つき (Tex-Mex) [The Gamblers]
8. Why? [The P]
9. シャブ シャブ [Brats]
10. 家へ帰るぞ [Bad Staff]


1988年9月10日に焼失したという京大軽音楽部 K.U.L.M.C. の部室に捧げられたオムニバスアルバム。
谷理佐さんが、一人多重録音による「山は暁」(フランス語詞)で、影山真也さんが、いわくらというバンドで参加しています。
いわくらの「かめ」は、影山さんの作詞・作曲によるものですが、ボサ・ボサとは趣きが異なっています。共同プロデュース、エンジニアリング、ミックスは谷さん。
影山さんの名には、現Bossa Bosa の文字が添えられていますが、谷さんの名には、現Tobbogan とある。というバンドをやってはったということか。
 

Bossa Bosa
 90's DEMOTAPE GUILD KOBE DIGEST (オムニバス)
cassette (デモテープギルド神戸/ジーベック)
1990年配布

Side A:
1. 夏の印度人 [小幡信]
2. Sad Side Of Love [小幡美奈子]
3.君は犬のようさ [Bossa Bosa]
4. 8月のシンフォニー [辻下雅美]
5. ヒプノガール [江藤高史]
6. Untitled [岡本大介]

Side B:
7. I'm Just Playing [Minako, Miyabi & Shin]
8. こんなに天気のいい日には [頼安祐子]
9. 無伴奏リコーダーのための24の前奏曲第9番ホ長調 [菊田光則]
10. めい想のためのめい想でない音楽 [岡田宏賢]
11. 森めぐり [佐藤舞]
12. Quiet Birthday [大和田明]

このテープで初めて、ボサ・ボサを聞きました。
「デモテープギルド」は、プライベート録音を聴いてもらい、批評しあうサークルで、東京では京浜兄弟社が、神戸ではジーベック・ホールが運営していました。
このカセットは、「デモテープギルド神戸」の活動終了時に、それまでの出品作から、好評だったものを集めて、会員に配布されたものです。
なんで、持っているかと言えば、一応、会員だったからです。他のひとの作品に比べて、著しく稚拙だったので、一度も出品せずに終わってしまいましたが。
 

Bossa Bosa
 君は犬のようさ
single (Gator Wobble GW45-9003)
1990年8月発売

Side One:
1.君は犬のようさ

Side Two:
2. カメリア・トキオ

「デモテープギルド神戸」のカセットで聴いてからしばらくして発売された7インチ45回転のシングル盤。両面とも、作詞・作曲は影山真也さんです。
バージョンは、カセットと同じものです(ほんなら、デモテープとちゃうやん、とその時、軽く思った)。
「犬のよう」なボーイ&ガールのこれからの珍道中を予感させる「君は犬のようさ」は、シニカルなのにホロッとさせてくれます。
 
 

谷 理佐
 素敵を探す
cdlp (Moon/East West Japan AMCM-4186)
1994年4月25日発売

1. 汗をかいた夏
2. 行方
3. 部屋
4. 橋
5. 回転木馬 (Le manege)
6. Les voyages (Radio mix)
7. 素敵を探す
8. 水鳥
9. 目を見て
10. 生物画 〜彼女の三つの季節
谷さんのソロアルバム。とても好きなレコードです。
中村善郎(1・9)、鴨宮諒(2・10)、高浪敬太郎(3・7)、宮沢和史(4)、チチ松村(5)らによる曲に、谷さんが詞をつけている。
「ル・ヴォヤージュ」は、ジャンヌ・モローのカバーだけど、映画関係の曲なのだろうか。NHK「みんなのうた」で放映された「水鳥」は、放映されたものとはちがうロングバージョン。
音色はボサ・ノヴァ的なもので統一されているけれど、曲はバラエティに富んでいて、フレンチ+ボサ・ノヴァというクリシェを外していると思う。
しっとりとして切ない鴨宮作品、快活な表情を伝える中村作品、作曲者自ら「昔の日本のポップスにしようと思ってた」という高浪作品が、おっとりした表情を伝えてくれる。
当時のちらしやインタビューをみると、ボサ・ボサは過去形で語られていて、解散したのだと思っていました。
谷さんは、この後、2曲を提供した鴨宮諒氏のユニット、ジ・エンド・オブ・ザ・ワールドの「THE RAINLOVER」(ミニアルバム『優しい繋がり』に収録)に詞を提供しています。
また、インストアミニライヴなど、当時のソロ演奏には、中村善郎氏と、セッション参加しているパトリック・ヌジェ氏が参加していたようです。見たかった。
 
 

谷 理佐
 
cd single (Moon/East West Japan AMDM-6106)
1994年4月25日発売

1. 橋
2. 目を見て
3. 水鳥 (NHK「みんなのうた」オン・エア・バージョン)
「水鳥」は、1994年2月〜3月にNHK「みんなのうた」で放映された短いバージョンが収録されています。
「橋」と「目を見て」は、同時発売のアルバム『素敵を探す』に収録されているものと同じバージョンです。
 
 

Bossa Bosa
 太陽
cdep (Gator Wobble GWCD9308)
1994年6月発売

1. もうすぐ天国が
2. パパヤパ
3. 理想メディア
4. たねあかし
5. 太陽
谷さんのソロアルバムをめぐる言葉のあれこれから、「解散したのかな」と思っていたボサ・ボサのレコードが出るという。
発売に際して、ライヴもあるらしい。うれしいやら、なんだったの?やらで、複雑な気持ちで出かけたことを覚えています。ライヴでも、ソロ活動については一切触れずでした。
録音は、1991年から1993年にかけて行われており、正しく、2枚目のレコードです。全曲、影山さんの曲ですが、「たねあかし」と「太陽」は、谷さんが作詞しています。
この世を虚構ととらえるシニカルな影山さんの詞と、けむにまかれることも切ない愉しみにしてしまう谷さんの詞は、つながっているようで、対照的です。
「太陽」が終わると、静かに打ち寄せる波の音が続きます。そこでプレイヤーを止めずにいれば、シークレットトラックを聞くことができます。
3インチCDのミニアルバムだけど、プラケースは通常サイズ。
 

Bossa Bosa featuring Satanicpornocultshop
 ANTHOLOGY 32 -at kitchen- (オムニバス)
cdlp (LD&K 32-LDKCD)
1997年発売

1. Swallow My Pride  [Thee Headcoatees]
2. Thee Headcozies  [Samones]
3. Joey Ramoney  [Helen Love]
4. Wendy  ['else]
5. Surfer Girl  [Cub]
6. Teabaggin'  [Budget Girls]
7. The Charm Of English Muffin  [Yes, Mama Ok?]
8. Wedding Song  [Mint After Dinner]
9. St. Martin Primary School  [Our Hour]
10. Free Again  [Roboshop Mania]
11. Juste Un Fil De Sole  [Bossa Bosa featuring Satanicpornocultshop]
12. C'est Si Bon  [Baby Allstars]
ライヴで共演して、いい感じだったというドラムンベースの Satanicpornocultshop との共演によるジャンヌ・モローのカバーが収められています。
LD&Kは、こじゃれたギターポップや軽いディストーションものを得意としているレーベル。
ミニアルバムをここから出す予定もあったらしいのですが、ボサ・ボサの解散によって、結局、この1曲のみの発表にとどまりました。
 

Bossa Bosa featuring Satanicpornocultshop
 THE GARDEN OF NuNulaxNulan (オムニバス)
cdlp (Subject/Nu NuLAX NuLAN NUCD-1941)
1998年11月発売

1. H=N=D (∞ mix) [Homosexual Napamdad]
2. X線 [人間ロケット, remix by Satanicpornocultshop]
3. MOMMOTH BALOMATER [Mommoth Balomater]
4. SOUND MATERIAL#1 [志村学]
5. Juste Un Fil De Sole (Bondage Dub) [Bossa Bosa featuring SatanicpornoculsShop
6. HULOT [DJ#Tsujimura]
7. VOO DOO SWEET[assgrind mix] [Qurtet Jazz Grind]
8. ねじる [Satanicpornocultshop, remix by jun-peah onodera]
9. ORIENTALFUNKMEGAMIX [Alteredg DJz]
10. KEEP YO' HEADZ!!!! [Electric Cafe]
11. gLOBAL zOMBIE rECYTAL NAKATA 呪殺儀式用 [Swedish Panicporno]
12. ROCK (remix)  [シャーク団]
13. SKIN # (Girl On The Motorcycle MIX) [Satanicpornocultshop]
14. G.D.F. [RAW]
京大西部講堂でテクノ/ドラムンベースのイベントを行う Nu NuLAX NuLAN 関係のオムニバス。
上記のLD&Kのオムニバスに提供した「Juste Un Fil De Sole」のダブミックスが収められているとのことですが、未聴です。
 
 

Bossa Bosa featuring Satanicpornocultshop
 BOSSA BOSA
cdlp (cd-r) (Nu NuLAX NuLAN/neji neji-7)
1997年〜1998年録音

1. 僕とさかな
2. おに
3. なぞ [? mix]
4. 神様
5. 君は犬のようさ  [french version]
6. たび
+++
7. 理想メディア  [media is raper mix]
8. なぞ  [dirty version]
9. Juste Un Fil De Sole  [mix 2]
10. 僕とさかな  [deep kyoto mix]
11. 神様  [Nirvana or Lunch?]
12. たび  [Nirvana or Lunch?]
13. おに  [distortion mix]
14. なぞ  [remix by Alan Folkroe]
15. なぞ 【where is shaow-man?】  [fat mix]
ボサ・ボサの解散にともない、未発表に終わった Satanicpornocultshop との共演が、Satanicpornocultshop のレーベルより、CD-Rで発表されていました。
知らなんだー。
LD & K や Gator Wobble から発売される予定だったらしいミニアルバムのための録音であろう6曲に、さまざまなリミックスバージョンが追加されています。
存在だけはもれ伝わってきていた「君は犬のようさ」のフランス語バージョンが入ってます。谷理佐さんの「ぬぃー」とか「くぃー」といった発音を聞くと、口元がゆるんで力が抜けます。
LD & K のオムニバスアルバム『ANTHOLOGY 32』に収録されていた「Juste Un Fil De Sole」の別ミックスも含まれています。

このCD-Rについてのお問い合わせは、Nu NuLAX NuLAN / neji レーベルまで。
▼Nu NuLAX NuLAN / neji
http://www5b.biglobe.ne.jp/~synchro/neji.html
 

Lisa Tani
 remixes
cdlp (cd-r) (Nu NuLAX NuLAN/neji neji-11)

1. cherry-boy's hip hop  [Alteredg Exp-art Systems remix]
2. cow-girl sprit  [swedish☆panic☆porno remix]
3. bahama strip music  [Dj*Gammehuche remix]
4. mix de electronique  [Electric Cafe remix]
5. under five years old  [Alan Folkroe remix]
6. jet set's gold brend  [Jet Set Ishizaka remix]
7. nabaho srippa music  [Hommosexual Napalm Dad remix]
8. 「とろけるグミ、プールへ。」  [Onodera Jun-peah remix]
9. kraftwerk vs chipmunks  [hot・en・tot apron remix]
Lio "Banana Split" などの谷理佐さんによるカバーを素材にしたリミックス集。

このCD-Rについてのお問い合わせは、Nu NuLAX NuLAN / neji レーベルまで。
▼Nu NuLAX NuLAN / neji
http://www5b.biglobe.ne.jp/~synchro/neji.html
 
 
 

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セッション参加
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Patrick Nugier
 NOEL AUX ALYSEES
cdlp (Bandai APCZ-8036)
1996年11月5日発売

1. Noel (13 Jours En France)
2. Drole De Noel
3. Tout Va Changer
4. Noel Blanc (White Christmas)
5. Ecoutons Ce Chant De Noel
6. Belle Nuit, Sainte Nuit
7. Petit Papa Noel
8. Noel Passe (Last Christmas)
9. Vive Le Vent
10. Les Anges Dans Nos Campagnes
谷さんの『素敵を探す』に参加していた、日本で活動しているフランス人アコーディオン奏者のクリスマスアルバム。
新旧東西の有名クリスマスソングを、軽いレゲエタッチでアレンジしたこのアルバムに、谷さんがヴォーカリストとして参加しています。
2曲目の「イヴの夜」、4曲目の「ホワイト・クリスマス」ではかけあいのデュエット、その他の曲でコーラスをきかせています。
 

Satanicpornocultshop
 NIRVANA or LUNCH ?
cdlp (Nu NuLAX NuLAN NUCD-1999)
1998年8月発売

1. VAGINATED VAGAVOND VAGI
2. 神様 [Performed by Bossa Bosa]
3. T. T. T. (TURN TABLE TIMPANGEE)
4. Acapulco 1999
5. DURIEN MEEK CORSET
6. COSTARICA Bu - Bu
7. mAGGOTY mAGIAN mAGOT
8. たび [Performed by Bossa Bosa]
9. BERBECUE LOLITA NIP
10. 言い出せなくて
11. HIGHWAY TREMOLO DRIVING
12. Rin' U #【ON】
LD&Kのオムニバスで共演した Satanicpornocultshop のアルバムに、ボサ・ボサの未発表曲を素材にしたトラック、「神様」と「たび」が収められています。
あくまでも素材なので、ほとんど原型をとどめていません。原型は、Gator Wobbleレーベルからリリース予定だったらしいのですが・・・・・。
【2000.11.20.追記】

むりやり原型を探し求めつつ聞くと、原型をとどめていないと感じたものですが、オリジナルバージョンが、Nu NuLAX NuLAN から発売されていました。
Bossa Bosa によるオリジナルバージョンを聞いてからだと、そんなに原型をとどめていない訳でもない、とないものねだりの視線を思わず反省してしまいました。
オリジナルバージョンを含む『BOSSA BOSA』については、上記をご覧ください。
【2002.02.15.追記】
 
 

Satanicpornocultshop
 BELLE EXCENTRIQUE
cdlp (Nu NuLAX NuLAN NUCD-1919)
2000年発売

1. comment te dire adieu?
2. キスが欲しいの
3. STONED HIGH
4. Escaleras de la carcel (Ranchera)
5. A REBOURS
6. 腐蘭の華 (SAINT LYDWINE DE SCHIEDAM)
7. L'Con d'Irene
8. american☆indian☆swamp '78 (INDIA SONG)
9. Begonia NaNa
10. Venus + TanHauSer
11. I'm so green
12. 継母礼賛
13. !Me has arrebatado la papacio!
14. Soleil des loups (Zigue Zague)
 Satanicpornocultshop のサードアルバム。暴力的なコラージュよりも、エキゾティックな空気が印象に残るのは、レス・バクスターやカン、ニーノ・ロータのカバーを含むからでしょうか。
谷理佐さんは、フランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」、マルグリット・デュラスの映画『インディア・ソング』からの曲で、ヴォーカルをとっています。
また、「継母礼賛」では、谷さんのヴォーカルが、サンプリング使用されています。
【2002.02.15.追記】
 

Barrett Heaton meets Lisa Tani
 the EXOTICA of Nu NuLAX NuLAN
cdlp (Nu Nu LAX NuLAN NUCD-1911)
2001年7月発売

1. "Brazil", a Circle with the Unknown Buddy Break  [Dj*Chola meets H=N=D]
2. Tired Fingers  [Kill !]
3. Stone God  [Mammoth Barometer]
4. I won't what I don't want (Com.atanicporno*Shexper.Cafe)  [Xper.Xr. meets Satanicpornocultshop meets Com.a]
5. LOST in MONGOL  [Dj*Chola]
6. das massmedium  [Unipue Skeleton]
7. LONG RIDER  [Juicy, Knock & Mama]
8. ゲートボール倶楽部の唄  [Sekiden Cowju]
9. B's Anal-na Slippy's  [Barrett Heaton meets Lisa Tani]
10. Escaleras De La Carcel (Prison Stairways)  [Los Gatos]
11. Soul Nude  [Ben-Haaaaaa]
12. こめかみの少女  [Unipue Skeleton]
13. I won't what I don't want (Cholatanipornocultshexper)  [Xper.Xr. meets Satanicpornocultshop meets Dj*Chola]
14. 鉄砲犬  [人間ロケット meets Unipue Skeleton]
15. Bitch's blow  [Universal Soldier]
16. NEO TERROR's天神ANTHEM mix#2  [Electric Cafe meets NEO TERROR M.S. maats Dj*Koyama]
17. yOU DON'T HAVE TO BUy iT TO PLAy WiTH  [Dj*Chola]
18. ユーラシア  [人間ロケット]
19. comment te dire adieu? (*S remix)  [Satanicpornocultshop]
20. ゴンドラの唄  [Sekiden Cowju]
未聴です。
【2001.01.09.追記】
 
 

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ライヴ
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Bossa Bosa
 1994年8月16日・京都 アザーサイド 『太陽』発売記念ライヴ

[第1部]
1. 君は犬のようさ
2. もうすぐ天国が
3. パパヤパ
4. 理想メディア
5. (題不明: instrumental)
6. 鳥
7. 日本海の入り江にこぎだす小舟の歌
8. きつね

[第2部]
9. 雨
10. (題不明)
11. まぼろしの人
12. 最後の水曜日
13. 暑い夕方
14. かたみみうさぎ
15. ぼくが誰かを生き返らせる
16. クラムザート
17. (題不明: instrumental)
18. 太陽

[アンコール]
19. もうすぐ天国が


ボサ・ボサのライヴを見たのは、二回だけ。
一回目は、1994年6月17日の磔磔。Gator Wobble レーベル所属バンドがたくさん出るイベントでした。
このときは、開演時間には既に始まってるわ、歩く場所もないくらい埋まっているわ、ステージが移動するわで、最後まで落ち着かなかった。

二回目は、同じ年の夏、五山送り火があった8月16日の(まだ京都御所の近くにあった頃の)アザーサイドだった。
送り火見物の場所取りの様子を尻目に、下鴨神社・糺の森での古本市をまわってから、出かけたのだった。
こんどは、ステージ間近の席につくことができた。向かって左側に、しきりに緊張していた様子の影山さん、右側にキーボードを前にした谷さん。
谷さんのほとんど真正面の席だったので、一方的に少々照れてしまった。曲によっては、バイオリンも演奏してはりました。
ミニアルバム『太陽』発売記念のワンマンライヴということで、レコード化されなかった曲をたくさん聞くことができました。影山さんによれば、「やれる曲はすべてやってしまった」とか。
これ以降、ライヴを見る機会がなかったこともあって、とても思い出深いライヴになりました。

ちなみに、11曲目は、『横溝正史アワー』主題歌のカバーで、夏の夜を涼しく過ごすためにと、怪しげな雰囲気に仕上げられていたのがとても良かった。
数年後に、茶木みやこの「まぼろしの人」だということがわかって、オリジナルも聞いてみたのですが、おしゃれなサウンドに面食らってしまいました。
ボサ・ボサのバージョンのほうが「横溝正史」らしい気がしたのですが、谷さんがレコーディングすることはほぼないと思いますので、残念ながら「まぼろし」になりそうです。
 


 

【2002.03.29.】
・内容にまちがいがありましたので、訂正いたしました。イベントを企画された「ラブレター フロム 彼方(ラブかな)」より、連絡をいただきました。ありがとうございます。
 「蓮見重臣氏」→「蓮実重臣氏」 申し訳ありません。
 2001年11月6日、東京・吉祥寺の「Starpines Cafe」での演奏は、谷理佐+蓮実重臣 with 浅野達彦の編成によるもの。サポートと書いた久保田晃弘さんは、共演者でした。申し訳ありません。

【2002.02.15.】
・Bossa Bosaの未発表録音集『Bossa Bosa』、谷理佐『remixes』、Satanicpornocultshop『Belle Excentrique』を追加。
・ステラフォーンの演奏が試聴できるサイトへのリンクを掲載。

【2002.01.09.】
・蓮実重臣氏のユニット「エリコプテール」から「ステラフォーン」への改名とライヴデビューについて、追記。
・セッション参加作に、オムニバスアルバム『the EXOTICA of Nu NuLAX NuLAN』を追加。

【2001.01.15.】
・「une page FRENCH POP」の更新にともない、一部を変更。

【2000.11.26.】
・セッション参加作に、Satanic Porno Cult Shop の『NIRVANA or LUNCH ?』を追加。
・LD&Kのオムニバス『ANTHOLOGY 32』について、追記。
・蓮実重臣氏のユニット「エリコプテール」への参加について、追記。
 
 

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