シンガーソングライター、オクノ修さんの作品一覧です。
オクノさんの作品は、複数のレーベルから、復刻盤や発掘盤をまじえて発売されています。
便覧として、制作年順に、作品を並べてみました。
2000年4月に発売されたファーストアルバム『オクノ修』をはじめとする復刻CDに添付された小田晶房氏による解説を参考にしています(敬称略)。
なお、作品発表以外の年については、前後関係からのおおよその推測が含まれています。
[2003.09.21.追記]
小田晶房さん(map)から、解説記事の周辺の詳しい話を聞かせていただき、それにもとづいて、追記・訂正を行いました。
「略年譜」だけでなく、ディスコグラフィの説明にも反映させています。ありがとうございます。
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1952 | ・京都に生まれる。実家は、1950年創業の珈琲店「六曜社」。 |
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1969〜1970 | ・コンドアウトキ(オクノ修、黒川修司、志村、高原洋)で活動。 |
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1970頃 | ・音楽活動のため、東京に居を移す。 |
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1971 | ・コンドアウトキ「歩いていこう」が、雑誌「りぼん」1971年5月号付録ソノシートに収録される。
・京都に戻り、元コンドアウトキの高原洋とともに喫茶店「名前のない喫茶店」を始める。 |
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1972 | ・アルバム『オクノ修』を録音。スタジオオーナー原田詳経のHimico からリリースする。 |
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1973〜1974 | ・東京に出て、スーパーヒューマンクルー(有田武生、杉田、ビショップ)に参加。
・本多信介(はちみつぱい)、ビショップらとバンド活動(決まったバンド名はなかった)。 ・沖縄に移った元コンドアウトキの黒川修司を訪ね、しばらく滞在。その後、京都に戻る。 |
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1975 | ・7インチEP『胸いっぱいの夜』発表。前作に続き、Himico からリリースする。 |
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1976頃 | ・実家の珈琲店「六曜社」で働きはじめる。 |
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1970年代末 | ・京都の喫茶店「むい」での交流や東京時代のつながりから、ニューウェイヴの洗礼を受ける。
・アーント・サリーと出会い、ニューウェイヴ志向が深まる。 |
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1980 | ・ニューウェイヴに触発されたカセットアルバム『BEAT MINTS SLOW MINTS』をリリース。 |
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1981 | ・2つのバンド、ビートミンツとミントスリーピンを結成。
・ミントスリーピン、デモテープを制作。のちに『ミントスリーピン』として発売される。 |
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1980年代 | ・ビートミンツ、ミントスリーピンで活動。対バンは、すきすきスウィッチ、タマス&ポチス、砂場など。 |
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1990 | ・ビートミンツによるカセットアルバム『12ソングス』発表。
・ビートミンツ、映画『遺産相続』に出演(冒頭のみ)。 |
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1994 | ・カセットアルバム『こんにちわマーチンさん』発表。 |
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2000 | ・CHOPレーベルからファーストアルバム『オクノ修』復刻。 |
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2001 | ・アルバム『帰ろう』発表。
・OZディスクから『胸いっぱいの夜』、『BEAT MINTS SLOW MINTS』復刻。 |
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2002 | ・オムニバスアルバム『はっぴいえんどかばぁぼっくす』に参加。
・オフノートからビートミンツ『12ソングス』、『こんにちはマーチンさん』復刻、『ミントスリーピン』発掘。 |
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2003 | ・渡辺勝『UNDERGROUND RECYCLE』に参加。
・アルバム『唄う人』発表。 |
人気まんが家ディスクジョッキーレコード(「りぼん」1971年5月号付録ソノシート) |
歩いていこう [コンドアウトキ]
漫画雑誌「りぼん」1971年5月号付録ソノシート。『胸いっぱいの夜』復刻CDのブックレットに掲載されたジャケット写真と解説によれば、「りぼん」執筆陣の一条ゆかり、もりたじゅん、井出ちかえの3人が参加しています。コンドアウトキは、一条氏の推薦により、リハーサルを収めたテープから収録されたようですが、ご本人たちは知らされていなかったそうです。
収録されているのは35秒ほどですが、ファーストアルバムの「いやな唄」に通じる、ベースがうなるフォークロックが聞けます。メンバーの黒川修司氏とオクノ氏は、高校時代からの友人。黒川氏は、竹中労氏との交流から、この後、沖縄に移住し、現在は、沖縄音楽のプロデューサーとして活躍しています。
コンドアウトキ:
オクノ修: guitar/bass, vocal
黒川修司: drums
志村: guitar/bass (?), vocal
高原洋: guitar/bass (?), vocal
オクノ修/オクノ修 |
1. おなかがへってる唄
2. 夕ぐれ時の唄
3. 北風
4. 君がいってしまう唄
+++
5. ひぐらしないて (作詞: 宮崎京子・オクノ修)
6. いやな唄 (作詞: いわたひろし)
7. B面3曲目の唄
8.作詞・作曲: オクノ修
コンドアウトキのメンバー、高原洋氏からの誘いで、オクノ氏が京都で開いた「名前のない喫茶店」での交流から、原田詳経氏のスタジオ「古代緑地」で自主制作されたファーストアルバム。原田詳経氏のレーベル「Himico Records」からのリリースで、プレス枚数は100枚とも300枚ともいわれています。隙間がありながら、粘り気を感じさせるフォークロックです。 このアルバムを偶然聞き、強く印象づけられた久保田麻琴氏の尽力により、28年の歳月を経て、復刻されました。
のこぎりを担当している「原君」は、『初国知所之天皇』、『20世紀ノスタルジア』で知られる映画作家の原将人氏だそうです。参加メンバー:
オクノ修: vocal, harmonica, guitar
ミツ: piano, conga, chorus
ハルオさん: lead guitar
コウジさん: bass
エツジさん: drums
ポールさん: flute
よう子さん: chorus
やす子さん: chorus
原君: のこぎり
じゅんちゃん: ふえ
ケイ、ジージョ: さわいだ人
オクノ修/胸いっぱいの夜 |
1. 月の光が窓からさしこむ部屋で
2. 星ひとつないくらい夜
+++
3. ふしぎな夜
4. さよならをした夜作詞・作曲: オクノ修
1975年10月録音
東京でのスーパー・ヒューマン・クルーや本多信介氏との活動を終え、京都に戻ったのち、ファーストアルバムと同じく、原田詳経氏とともに氏のスタジオ「ヒミコスタジオ」(京都)で制作し、「Himico Records」からリリースされた7インチEP。裸のラリーズの多田たかし氏や現在もベーシスト、カリンバ奏者として活動している山田晴三氏らが参加しています。メンバーは、東山にあったスウィングジャズの店「カルコ」の常連から、原田氏とオクノ氏が選んだそうで、このメンバーで、ライヴ活動も行っていたらしい。
清々しいセンチメンタリズムを感じさせるアコースティックギターを中心としたサウンドで、オクノ氏はここでは、ときにはっぴいえんど時代の大滝詠一氏、ときに加藤和彦氏を思わせる繊細なヴォーカルを聞かせます。復刻CDには、「りぼん」1971年5月号付録ソノシートに収められたコンドアウトキの「歩いていこう」が、ボーナストラックとして追加収録されています。
参加メンバー:
原田詳経: piano, electric piano, hammond organ, synthesiser
多田たかし: lead acoustic & electric guitar
渡部千明: semi-acoustic guitar
林秀光: wood bass
山田晴三: electric bass
オクノ修: acoustic guitar, harmonica, vocal
オクノ修/BEAT MINTS SLOW MINTS(オクノ修 Vol. 3) |
1. 私はかれくさ
2. シュッシュッポッポ
3. 青白い僕がまってる
4. 使い古し
5. さびれたくらがりで
6. 僕がたった
7. いつもおはなしの
8. ひびくことば
9. まちかどに
10. くるとき作詞・作曲: オクノ修
1980年11月15日-18日録音
パンクバンド、アーント・サリーとの出会い、喫茶店「むい」での交流から生まれたという、歯切れのよいシンプルなサウンドを特徴とするロックンロールアルバムで、カセットで発表されたもの。XTC("DRUMS AND WIRES")やトーキングヘッズ("FEAR OF MUSIC")の影響を感じさせるギターとドラムに、ドライヴするベースや跳ねるマンドリンが絡む異種混合サウンドは、従来からのメロディセンスと喧騒から離れていく自分をどこかしら冷めた目で見つめている詞と相俟って、ニューウェイヴフォロワーによく見られた硬直した居心地のわるさがなく、むしろ、パンキッシュなジャグバンドというべきかもしれません。
録音が行われた「マーススタジオ」(東京・国立)は、原田詳経氏のスタジオです。アーント・サリーとの出会いは、スーパー・ヒューマン・クルーで活動していた頃のつながりから、フリクション(レック氏、チコ・ヒゲ氏は、スーパー・ヒューマン・クルーのメンバーとバンドを組んでいたことがある)を見に行ったライヴに出演していたときらしい。それから、おっかけのように聴きに行っていたとか。
アルバム『帰ろう』のブックレット掲載の略歴にあるように、もともとは『オクノ修 Vol. 3』(ムーバーレコード、MOS 508)としてリリースされましたが、前半を「BEAT MINTS」、後半を「SLOW MINTS」としたことから、『BEAT MINTS SLOW MINTS』と呼ばれるようになった、ようです。
参加メンバー:
オクノ修: guitar, vocal
谷口和彦: drums
福島健: mandolin
林じろう: bass
+
桂牧: 2nd guitar (1, 5, 7, 9, 10)
原田詳経: keyboards (1, 7, 9, 10)
ミントスリーピン/ミントスリーピン |
1. 歩いてゆこうよ
2. ひとりでいた
3. たしかいたはずだった
4. きえてくメロディー
5. おじさんとおばさん
6. ひどくかわいた風の中に立って
7. うたううたうたい
8. ひとつ言葉おぼえるごとに
9. 水の中で
10. かれた川のように (作詞・作曲: ビッケ・オクノ修)[bonus track]
11. 自転車のり (作詞・作曲: 森康子) [バンブーネット]作詞・作曲: オクノ修
※注記のある作品をのぞく1981年録音
アルバム『BEAT MINTS SLOW MINTS』制作の延長上に組んだバンドのひとつ、ミントスリーピンの未発表のスタジオリハーサルテープを発掘したもので、オフノートレコードのシリーズ「オクノ修響和国 song collection」の第3弾として発表されました。
オクノ氏がアーント・サリーを聞いて、とりわけ圧倒されたというギタリストのbikke氏が参加。前半にレゲエを志向した曲、後半にオクノ氏本来の持ち味である楽曲が収められています。このメンバーで奏でられるギター、マンドリン、キーボードが織りなす浮遊感のあるサウンドに合う音楽を模索していた様子がうかがえます。ボーナストラックとして収められているのは、bikke氏のユニット、バンブーネットのデモ録音で、オクノ氏はドラムで参加しています。
ミントスリーピン:
オクノ修: vocal, guitar
bikke: guitar
福島健: mandorin
眞鍋尚人: keyboards
林じろう: bass, violin
野村哲治: drumsバンブーネット:
bikke: vocal, guitar
福島健: mandorin
オクノ修: drums
ビートミンツ/12ソングス |
1. ハートランド
2. うたううたうたい
3. 君がくればいいな
4. まっくろくろすけ
5. ひとつ言葉おぼえるごとに
6. マリーマリー (作曲: Gilbert Becaud)
7. 去年の夏 (作詞・作曲: 宮崎京子・黒川修司・オクノ修)
8. ウォンポンポポン (作詞・作曲: こいけけいこ・黒川修司)
9. いやな唄 (作詞: いわたひろし)
10. とまらない汽車
11. かれた川のように (作詞・作曲: ビッケ・オクノ修)
12. 放課後のくろすけ (曲: traditional)作詞・作曲: オクノ修
※注記のある作品をのぞく1990年春-夏録音
アルバム『BEAT MINTS SLOW MINTS』制作の延長上に組んだもうひとつのバンド、ビートミンツが1990年に発表したカセットアルバムです。オフノートレコードのシリーズ「オクノ修響和国 song collection」の第1弾として、CD化されました。
『BEAT MINTS SLOW MINTS』に参加していた福島健氏、桂牧氏に、1980年代の終わり頃から参加した水銀ヒステリアの西村睦美氏、山田由美子氏を加えた5人編成で録音されています。固定バンドとしての勢いとまとまりを感じさせる演奏が聞けます。演奏曲も、いまも歌い続けている「ハートランド」、「うたううたうたい」、「まっくろくろすけ」などオクノ氏の定番ナンバーといえるものが登場しています。
キーボードや随所にはさまれるコーラス、オクノ氏の無理のないヴォーカルが、さわやかな印象を残します。1990年秋に公開された降旗康男監督の映画『遺産相続』(東映)の冒頭に、京都のライヴハウス「拾得」でビートミンツが演奏している場面が出てきます。「君がくればいいな」と「まっくろくろすけ」を演奏しています。
ビートミンツ :
オクノ修: guitar, vocal
福島健: mandolin, drums, chorus
西村睦美: piano, keyboards, chorus
山田由美子: drums, accordion, chorus
桂マキ: bass, chorus
オクノ修/こんにちわマーチンさん |
1. とまらない汽車
2. 日々のあわ
3. まっくろくろすけ
4. ダーティ オールドタウン (曲: traditional)
5. 帰ろう 帰ろう
6. ハートランド
7. フィッシンブルース (曲: traditional)
8. ランベルマイユ コーヒー店
9. いやな唄 '94 (作詞: いわたひろし)
10. 風がねむる僕の丘を
11. 電車が出てゆく
12. 春
13. 夜がそこまで作詞・作曲: オクノ修
※注記のある作品をのぞく
アコースティックギターの名器「マーチンD-18」との出会いから制作された、現在のスタイルの原点というべき弾き語りアルバム。オリジナルは、私家版として配布されたカセットアルバムですが、オフノートレコードのシリーズ「オクノ修響和国 song collection」第2弾として、CD化されました。 京都・河原町三条の珈琲店「六曜社地下店」のマスターでもあるオクノ氏は、焙煎小屋での作業のかたわら、新しく手にしたギターに触れているうちに、フィンガーピッキングを修得し、自分の歌の新しい表情を発見します。新たな表情を発見した喜びが伝わってくるようです。録音も、カセットテープレコーダーを使って、焙煎小屋で行われたそうです。弾き語りで行われることが多いオクノ氏のライヴ演奏の様子を伝えるアルバムでもあります。
演奏者:
オクノ修: vocal, guitar (Martin D-18)
オクノ修/帰ろう |
1. ランベルマイユ コーヒー店
2. 自転車にのって
3. うたう うたうたい
4. 帰ろう 帰ろう
5. 夜がそこまで
6. まっくろくろすけ
7. フィッシン・ブルース (曲: traditional)
8. 風がねむる僕の丘を
9. もうこれ以上
10. 電車がでてゆく
11. 日々のあわ
12. ダーティ・オールド・タウン (曲: traditional)作詞・作曲: オクノ修
※注記のある作品をのぞく
ひさしぶりに本格的に録音されたアルバム。60年代末から活動している京都のフォークシンガー、藤村直樹氏のレーベルからリリースされました。私家版として配布された『こんにちはマーチンさん』をのぞけば、長らくライヴで親しまれていた弾き語りスタイルによるレパートリーの数々がようやくレコード化された、という感がありました。12曲中、9曲は、『こんにちはマーチンさん』収録曲の再演ですが、これまでのアルバムはほとんど流通していないため、多くのひとは、「まっくろくろすけ」や「うたううたうたい」、「夜がそこまで」、「日々のあわ」といったオクノさんの代表曲に、この『帰ろう』で出会うことになりました。 しっとりした歌に寄りそって、深い響きを奏でているのは、ふちがみとふなとやビジリバといった自己のユニットや数々のジャズバンドで活動するベーシスト船戸博史氏と、ベテランジャズピアニスト西山靖夫氏。夕暮れの帰路の途中、遠くから聞こえてくる楽器の音に、ふと足をとめたくなった気持ちを思い出させます。
参加メンバー:
オクノ修: guitar, vocal
西山靖夫: piano
船戸博史: contrabass
オクノ修/唄う人 |
1. 風のにほひに
2. きゅうりのさんぽ
3. マリーマリー (作曲: Gilbert Becaud)
4. 人生のアラカルト
5. ブルーにこんがらがって
6. くれてゆく街角で
7. 川の流れにそって
8. ひびく言葉
9. くれてゆく
10. どうしてここがわかった
11. 春
12. やがて船は出てゆくだろう
13. 唄う人
14. できたら僕は作詞・作曲: オクノ修
※注記のある作品をのぞく
ジャズピアニスト渋谷毅氏の訥訥とした印象的なピアノで幕を開ける、前作『帰ろう』から2年ぶりのアルバム。前作に引き続き参加の船戸博史氏、前述の渋谷毅氏のほか、「くれてゆく」や「できたら僕は」での透明な空気を湛えるペダルスティールギターがとりわけ素敵な高田漣氏(オクノ氏とは30年来の交流がある高田渡氏のご子息)、タイトル曲「唄う人」に懐かしさと柔らかさを提供している中尾勘二氏と関島岳郎氏が、オクノ氏の唄を、静かにそっと、しかし力強く、サポートしています。
ストレートなラブソング、ユーモアをまじえた自分を見つめる視線、誰とはなしに言い聞かせる控え目なマニフェスト、それらがゆったりとした時間を紡ぐように奏でられています。参加メンバー:
オクノ修: vocals, acoustic guitar
渋谷毅: piano
船戸博史: contrabass
高田漣: pedal steel guitar, hawaiian guitar
中尾勘二: klarinette
関島岳郎: tuba
はっぴいえんどかばあぼっくす |
Disc 1: はっぴいえんど(1970.8.)
1. 春よ来い [ヰタ・セクスアリス]
2. かくれんぼ [teapots]
3. しんしん [無類庵]
4. 飛べない空 [玉川裕高 with フリーボ]
5. 敵 [やらずぶったくり]
6. あやか市の動物園 [フラワー・カンパニーズ]
7. 12月の雨 [熱中時代]
8. いらいら [ブラン]
9. 朝 [ナメリカン・パーマ]
10. はっぴいえんど [怖+長谷川光平]
11. 続・はっぴーいいえーんど [高橋敏幸+永田一直]
12. 手紙 [山葉]Disc 2: 風街ろまん(1971.11.)
1. 抱きしめたい [我々]
2. 空色のくれよん [サキタハヂメ]
3. 風をあつめて [大友良英]
4. 暗闇坂むささび変化 [OKミュージックボール]
5. はいからはくち [シーサーズ]
6. はいから・びゅーちふる [東京南蛮浪人Q]
7. 夏なんです [パニック・スマイル]
8. 花いちもんめ [東京中低域]
9. あしたてんきになあれ [山本精一]
10. 颱風 [倉地久美夫]
11. 春らんまん [ブラウン・ノーズ]
12. 愛餓を [身長2m]
13. ももんが [JON]Disc 3: HAPPY END(1973.1.)
1. 風来坊 [田中亜矢+宮崎貴士+清水恒輔]
2. 氷雨月のスケッチ [ボルゾイ]
3. 明日あたりはきっと春 [ぱぱぼっくす]
4. 無風状態 [The Oyster & The Flying Fish]
5. さよなら通り3番地 [ルケーチ]
6. 相合傘 [三沢洋紀]
7. 田舎道 [湯浅湾]
8. 外はいい天気 [lakeside+竹内正実]
9. さよならアメリカさよならニッポン [MIMI]
10. ちぎれ雲 [鈴木博文]Disc 4: ライブ・はっぴいえんど(1974.1.)
1. はいからはくち [golden syrup lovers]
2. 夏なんです [大川素子]
3. 氷雨月のスケッチ [イマダケンイチ&フレンズ]
4. 抱きしめたい [湯浅学]
5. 空飛ぶウララカ・サイダー [岸野雄一]
6. ココナツ・ホリダー [岸野雄一]
7. 街行き村行き [ルケーチ]
8. 春一番 [ルケーチ]
9. 12月の雨の日 [上野茂都]
10. かくれんぼ [上野茂都]
11. 春よ来い [Place Called Space]Disc 5: ボーナスディスク
1. 恋の汽車ポッポ [ロッキン・エノッキー]
2. 空飛ぶくじら [HONZI]
3. 五月雨 [二階堂和美]
4. 恋は桃色 [森純一]
5. 福は内鬼は外 [関島岳郎、桜井芳樹]
6. びんぼう [佐伯誠之助]
7. 春はもういらない [ジリツベッツ]
8. Chelsea Morning [ムンズ]
9. BLUE BIRD [渚十吾]
10. Questions [夏]
11. Cinnamon Girl [辻睦詞]
12. 雨上がりのビル街 [オクノ修]
13. それは僕ぢゃないよ [渋谷毅]
はっぴいえんどの全アルバムを、自主的な音楽活動を続けているミュージシャンたちによって、まるごとカバーするという野心的な話題作。オクノ氏は、はっぴいえんど活動中に発表されたソロシングル(のカバー)や、ライヴでのレパートリー(のカバー)を収めた Disc 5 のレアトラック集に、遠藤賢司作品「雨上がりのビル街」で参加しています。
渡辺勝/UNDERGROUND RECYCLE |
1. 愛する人へ (1970/岡林信康) [vocal: 渡辺勝]
2. 自由への長い旅 (1970/岡林信康) [vocal: 渡辺勝/知念良吉]
3. 悩み多き者よ (1970/斉藤哲夫) [vocal: 渡辺勝/岩井信幸]
4. 偶成 (1972/加川良) [vocal: オクノ修]
5. 鎮静剤 (1972/加川良) [vocal: 石垣勝治/イマイアキノブ/オクノ修/ひがしのひとし/中川五郎/渡辺勝/嘉手苅林次/津波恒徳]
6. 冬が来る〜冬の祈り I (1970/あがた森魚) [vocal: 鈴木翁二]
7. 冬が来る〜冬の祈り II (1970/あがた森魚) [vocal: イマイアキノブ]
8. 神さまなんているのかい (1970/あがた森魚) [vocal: 渡辺勝/鈴木翁二/岩井信幸/イマイアキノブ]
9. 漆黒の雨 (1970/あがた森魚) [vocal: イマイアキノブ]
10. 冬が来る〜冬の祈り III (1970/あがた森魚) [vocal: 鈴木翁二]
11. センチメンタル通り (1972/はちみつぱい) [vocal: 渡辺勝/知念良吉/岩井信幸/イマイアキノブ]
12. 追放の歌 (1969/休みの国) [vocal: オクノ修]
13. 夕焼け地帯 (1978/休みの国) [vocal: 渡辺勝]
14. オールライト (1978/休みの国) [vocal: 渡辺勝/知念良吉]
15. 朝顔 (1969/早川義夫) [vocal: 渡辺勝]
16. 埋葬 (1969/早川義夫) [vocal: 渡辺勝/岩井信幸]
17. ハッティ・キャロルの淋しい死 (1970/あがた森魚) [vocal: 渡辺勝]
4. 偶成 (1972/加川良)
作詞: 浜田龍郎 作曲: 加川良
オクノ修: vocal
渡辺勝: piano
船戸博史: contrabass5. 鎮静剤 (1972/加川良)
詞: ローランサン(堀口大学訳詞)作曲: 加川良
石垣勝治: vocal
イマイアキノブ: vocal, piano
オクノ修: vocal
ひがしのひとし: vocal
中川五郎: vocal
渡辺勝: vocal,accordion
嘉手苅林次: vocal, violin
津波恒徳: vocal
國仲勝男: gut guitar
船戸博史: contrabass
松村孝之: snare drum
中尾勘二: klarinette
※2002年5月19日、沖縄「GROOVE」でのライヴ録音12. 追放の歌 (1969/休みの国)
作詞・作曲: 高橋照幸
オクノ修: vocal, acoustic guitar
渡辺勝: piano
イマイアキノブ: electric guitar
中尾勘二: klarinette
船戸博史: contrabass
フォークパルチザン/瓶のなかの球体 |
Disc 1: Globe In the Bottle/american global standards
1. 勝利を我らに -instrumental- [中尾勘二/関島岳郎/船戸博史]
2. 小川のほとり [ひがしのひとし]
3. この足の鎖 [宮里ひろし]
4. くらしはだんだんつらくなり [藤村直樹]
5. 朝日楼 [上野茂都]
6. アイ シャル ビー リリースト [オクノ修]
7. ポートランド タウン [藤村直樹]
8. 学校で何を習ったの? [ひがしのひとし/宮薗あき子]
9. もう戦争には行かない [中川五郎]
10. 虹の民 [古川豪]
11. とってもへんな夢 [宮里ひろし/田中亜矢]
12. 明日なき世界 [オクノ修]
13. ティーチ ユア チルドレン [田中亜矢]
14. 腰まで泥まみれ [中川五郎]
15. 絶望と希望(テロと報復と) [古川豪]
16. 神が味方 [オクノ修]
17. 戦争の親玉 [渡辺勝/川下直広/関根真理]
18. シーベック シーモア -instrumental- [船戸博史 & others]
19. ハレルヤ [イマイアキノブ]
20. 友よ -instrumental- [川下直広]Disc 2: Groove In The Battle/song of partisan
1. 花はどこへ行った -instrumental- [関島岳郎]
2. ハナゲの伸長度に関する社会科学的考察 [ひがしのひとし]
3. イムジン河 [森美千代/田中亜矢/宮薗あき子]
4. 思い出しておくれ [藤村直樹]
5. グッバイ フレンド [中川五郎]
6. リリー マルレーン [田中亜矢]
7. 大砲ソング -instrumental- [中尾勘二]
8. しゃれこうべと大砲 [岩井信幸/宮薗あき子/田中亜矢/中川五郎/渡辺勝/イマイアキノブ]
9. アメイジング グレイス [田中亜矢/森美千代/宮薗あき子]
10. 平和に生きる権利 [渡辺勝 & あさの聖歌隊]
11. ドナドナ [ひがしのひとし/田中亜矢/岩井信幸/森美千代/宮薗あき子]
12. 拝啓大統領殿 [森美千代/オクノ修]
13. 500マイル [森美千代/田中亜矢/オクノ修]
14. 今日は帰れない(パルチザンの唄) [田中亜矢]
15. さらば恋人よ(イタリア パルチザンの唄) [岩井信幸/渡辺勝/イマイアキノブ/桑畑繭太郎]
16. パルチザン [渡辺勝]
17. 鳥の歌 -instrumental- [関島岳郎]
Disc 1 4. くらしはだんだんつらくなり Times are Getting Hard
Words and Music by Lee Hayes / 訳詞: 片桐ユズル
藤村直樹: vocal, acoustic guitar
船戸博史: contrabass
関島岳郎: trumpet
中尾勘二: trombone, drums
渡辺勝: electric piano, tanbourine, background vocal
イマイアキノブ: acoustic guitar, electric guitar, background vocal
オクノ修/ひがしのひとし/上野茂都/岩井信幸/中川五郎: background vocal6. アイ シャル ビー リリースト I Shall be Released
Words and Music by Bob Dylan / 訳詞: オクノ修・藤村直樹
オクノ修: Vocal
関島岳郎: tuba, trumpet, tomomin
中尾勘二: soprano saxophone, trombone, snare drum
渡辺勝: electric piano, organ, kick, background vocal
イマイアキノブ: acoustic guitar, electric bass, tambourine, background vocal
岩井信幸: background vocal12. 明日なき世界 Eve of Destruction
Words and Music by P.F. Slone / 訳詞: 高石友也
オクノ修: vocal
関島岳郎: trumpet
中尾勘二: tenor saxophone, trombone, drums
渡辺勝: piano, background vocal
イマイアキノブ: acoustic guitar, electric bass, background vocal16. 神が味方 With God on Our Side
Words and Music by Bob Dylan / 訳詞: 片桐ユズル・中山容 / 改訳: オクノ修
オクノ修: vocal
船戸博史: contrabass
関島岳郎: tuba, trumpet
中尾勘二: soprano saxophone, tenor saxophone, trombone, drums
渡辺勝: organDisc 2
12. 拝啓大統領殿 Le Deserteur
Words by Boris Paul Vian / Music by Harold Bernard Berg / 訳詞: 高石ともや /改訳: 森美千代
森美千代: vocal
オクノ修: vocal
船戸博史: contrabass
関島岳郎: tuba
中尾勘二: klarinette, snare drum
渡辺勝: gut guitar, pianica13. 500マイル 500 Miles
Words and Music by Hedy West / 訳詞: 忌野清志郎
森美千代: vocal
田中亜矢: vocal
オクノ修: vocal
船戸博史: contrabass
関島岳郎: trumpet
中尾勘二: trombone, drums
渡辺勝: gut guitar, organ
イマイアキノブ: acoustic guitar, electric guitar
■いやな唄
『オクノ修』 (1972)
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『こんにちはマーチンさん』 (1994) ※「いやな唄 '94」
■うたう うたうたい
ミントスリーピン 『ミントスリーピン』 (1981)
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『帰ろう』 (2001)
■帰ろう 帰ろう
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
■風がねむる僕の丘を
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
■かれた川のように
ミントスリーピン 『ミントスリーピン』 (1981)
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
■ダーティ・オールド・タウン
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
■電車がでてゆく
『こんにちはマーチンさん』 (1994) ※「電車が出てゆく」
『帰ろう』 (2001)
■とまらない汽車
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
■ハートランド
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
■春
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『唄う人』 (2003)
■ひとつ言葉おぼえるごとに
ミントスリーピン 『ミントスリーピン』 (1981)
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
■ひびく言葉
『BEAT MINTS SLOW MINTS』 (1980) ※「ひびくことば」
『唄う人』 (2003)
■日々のあわ
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』(2001)
■フィッシン・ブルース
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
■まっくろくろすけ
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
■マリーマリー
ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
『唄う人』 (2003)
■夜がそこまで
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』(2001)
■ランベルマイユ コーヒー店
『こんにちはマーチンさん』 (1994)
『帰ろう』 (2001)
オクノ修作品のカバーです。ライヴで演奏されたものについては、確認のとれている日付を添えて、記載しています。
記載方法は、このサイトの「カバー古今拾遺集」ページと同じにしています(ただし、記載順序は五十音順)。
曲名
▽オリジナルバージョン
▼カバーバージョン
くれてゆく街角で
▽オクノ修 『唄う人』 (2003.08.17.)
▼bikke ※ライヴ@京都・今出川「アザーサイド」(1996.05.18.)
注 ヴァン・モリスンの "Have I Told You Lately (That
I Love You)" として紹介されました。しかしながら、歌詞はオクノさんのオリジナルであり、曲もかなり改作されています。
ヴァン・モリスンの曲に触発されて書かれたオリジナル曲と言っていいと思います。
自転車にのって
▽オクノ修 『帰ろう』 (2001.05.)
▼上野茂都 ※ライヴ@京都・河原町通「アザーサイド」(2003.07.25.)
電車がでてゆく
▽オクノ修 『こんにちはマーチンさん』(1994)
▽オクノ修 『帰ろう』 (2001.05.)
▼bikke+渕上純子デュオ ※ライヴ@京都「磔磔」(2003.02.16.) ヴォーカルは、渕上純子さん。
まっくろくろすけ
▽ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
▽オクノ修 『こんにちはマーチンさん』 (1994)
▽オクノ修 『帰ろう』 (2001.05.)
▼上野茂都 ※ライヴ@京都・河原町通「アザーサイド」(2003.07.25.)
ハートランド
▽ビートミンツ 『12ソングス』 (1990)
▽オクノ修 『こんにちはマーチンさん』 (1994)
▼bikke ※ライヴ@京都 「拾得」(2002.10.11.)
▼大工哲弘 『蓬莱行 exo-PAI PATIROMA』 (2003.02.09)
夜がそこまで
▽オクノ修 『こんにちはマーチンさん』 (1994)
▽オクノ修 『帰ろう』 (2001.05.)
▼田中亜矢 ※ライヴ@京都・河原町通「アザーサイド」(2003.07.25.)
■オクノ修のページ http://www5e.biglobe.ne.jp/~o-kom/
リリース情報、ライヴスケジュールを掲載しています。2003年9月現在、アルバム『唄う人』のジャケットの別バージョン(?)が見られます。
■ヴィヴィッドサウンド http://www.vividsound.co.jp/
ファーストアルバム『オクノ修』復刻CDの発売元ですが、このサイトではChopレーベル作品は扱われていないようです。
問い合わせ先の参考として、ご紹介します。
■OZディスク http://www005.upp.so-net.ne.jp/ozdisc/
『胸いっぱいの夜』、『BEAT MINTS SLOW MINTS』復刻CDの発売元。このサイトから通販も可能です。
また、レーベルオーナー田口史人氏による『帰ろう』評が、「今月のレコード」2001年5月号で読めます。
■フレンズレーベル http://www.macnet.or.jp/pa/fujimura/
『帰ろう』発売元である藤村直樹氏の個人レーベル。通販については、メールで問い合わせるようになっています。
■オフノート http://www.offnote.com/news.html
『唄う人』、発掘シリーズ「オクノ修響和国 song collection」の発売元。このサイトからの通販も可能です。
■ウルマ堂 http://www.max.hi-ho.ne.jp/ulmado/
オフノートから発売されているオクノ修作品を扱っている通販サイト。
■キコキコ商店 http://www1.odn.ne.jp/fks/
オフノート、OZディスクから発売されているオクノ修作品を扱っている札幌の珈琲豆と豆本とCDの店のサイト。通販も可能です。
オクノ修さんの復刻・発掘アルバムの解説をてがけている小田晶房氏が、福田教雄氏とともに運営している雑誌「map」のウェブサイト。
■Yahoo!グルメ /六曜社地下店 http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kinki/Kyoto/guide/0501/P010924.html
オクノさんがマスターをつとめる珈琲店の紹介記事。オクノさんの担当は18時まで(18時以降、店はバータイムとなります)。
【2003.09.21.】 小田晶房さん(map)からの情報にもとづき、「略年譜」、ディスコグラフィの説明部分に追加・訂正を行う。感謝。
(c) 2003 Kijima, Hebon-shiki