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2025年6月22日〜2025年6月28日


6月22日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2025年6月22日】
 母のエンドレス一人語り、今週は水曜日夜のみだったけど、コールは増えた。ふだんでも、夢の世界からなかなか戻ってきていなくて、それに従うことができないでいると、こちらの言うことを聞いてくれなくなる。夜中に台所に行くと言い張ったり、実際には居ない同行者が来るのを待ち続けたり。金曜日になんとかクリニックに連れていって受診。月曜日から処方を変えることになった。
 今週は水曜日も母の歯科検診。梅雨時の予約だったので心配していたけれど、晴れてよかった。検診中も傍らで待機することになった。診察室から待合室に連れ帰るのが大変だからではと邪推している。

 雨が降らなくて助かったけれど、すっかり夏モード。母の部屋のエアコンを点けた。2Lのお茶ペットボトルを、いまのところ、夜間のお茶の要望用に導入した。Gが出現するようになった。何匹か退治したり放逐したりしたが、取り逃がしたのも。仕掛けを検討している。

 母デイ日は、火曜日と土曜日。木曜日は体調不良で休んだ。起きてくれないので、熱をはかったところ、微熱があった。午後にはさがったけれど。出かけた火曜日と土曜日は機嫌が良かった、と思う。
 火曜日は、恒例の隣市図書館での朝日新聞縮刷版チェック。1983年9月、10月、11月。図書館に行く前に、近くの洒落たカフェに行ってみた。調査を兼ねて、若干張り込んで昼食。コーヒーはおいしかった。
 土曜日は、銀行の用事もあり、居住市中心部に。タワーレコードで、若き大貫妙子さんが表紙の「intoxicate」#176をもらう。書店を回って、マーカス・オデア著、須川宗純訳『ロバート・ワイアット』(国書刊行会、2025年6月16日)を見つけ、片付けで出てきた商品券をつぎこんで、購入。あわせて、高妍(ガオ・イェン)『隙間』第4巻(KADOKAWAビーム・コミックス、2025年06月12日)を買った。ひさしぶりに、元々近くのスーパーにあったカフェに寄って、昼食をとり、『隙間』を読んだ。

 土曜日は、夕方、弟がやってきて、母のことなど。あ、大谷記念美術館でやってる「野球とデザイン デザインで辿る阪神タイガース」展についてメールしておいたのだけど、行く気があるかどうか訊ねるのを忘れていた。

 先週は、母の一人語りのきっかけになるのではないかと、ラジオをかけていなかったのだけど、今週は母の部屋のラジオを再開した。それで、月曜の夜にコールがあったときに流れていて、NHK-FMの『朗読の世界』が湯本香樹実『夏の庭 The Friends』であることを知った。そのまま居間に戻っても聞いていたら、続いて放送された『青春アドベンチャー』が吉村ゆう『アゴラ69 僕らの詩』という新宿西口広場を舞台にしたタイムスリップものらしかったので、それも聞くことにした。
 ラジオでは、木曜日、須川さんのツイートで、西宮のコミュニティラジオ「さくらFM」の番組、「cafe@さくら通り」の「本棚に音楽を」というコーナーでマーカス・オデア『ロバート・ワイアット』を紹介していることを知り、聞いた。内容を紹介し、それに合わせて曲をかけるという番組なのだけど、紹介が詳しくて、びっくりした。曲も1曲目の "Sea Song" は聞き逃したけど、ワイルド・フラワーズ "Impotence"、ソフト・マシーン "Moon In June"、"ROCK BOTTOM" から "Little Red Riding Hood Hit The Road"、"SHLEEP" から "Free Will And Testament" という選曲。面白かった。これまでの番組も曲を外したポッドキャスト版で聞けるので、和田博巳さんの『楽しい音の鳴るほうへ: はちみつぱい・和田博巳の青春放浪記1967-1975』(2025年4月3日放送)を聞いてみた。

 土曜日夜、東京・中目黒「FJ’s」でのメトロトロンワークスのようなライヴ「Tell me the colour of the rain」を配信で視聴…したのだが、開始15分前に配信チケットを購入しようとしたら、初めて利用するサービスで登録しなければならず、それにえらく手間取ってしまった。クレジットカードは2枚弾かれるし、配信チケットには要らないはずだが、スマホを使った電話番号の登録が必要だし。30分以上かかってしまって、青木孝明さんの部の前半を聞き逃すことになってしまった。続くコルネッツは、活動再開後の曲が中心。北山ゆう子さんのドラムもあって、ばしっばしっとリズムがしっかりと着地したアンサンブルで、現在進行形であることが伝わってきて、とてもよかった。最後に鈴木博文さん、なのだけど、始まって間もなく、青木さんがサポートに入るというタイミングで、母からコールがあり、用事が終わったあと、ベッドで横にならず、座った向きのまま後ろに倒れて、脚を投げ出したまま動こうとしないという頑固モードに入ってしまい、戻るに戻れなかった。戻ったときには、最後の全員演奏の部だった。後追いでまたちゃんと見直さなくては。

 そう言えば、まったく偶然なのだけど、母からの頻繁なコールで、寝付けなかった夜、ポッドキャストやradikoでラジオ番組をハシゴしていて、ひさしぶりにラジオ日本「宮治淳一のラジオ名盤アワー」を聞いた。2年前の手術のための入院時に聞いた番組だった。手術前にはinterfm「Barakan Beat」を聞いていたのだけど、今週は、ワイアット評伝の紹介があるということで前々回を聞き、続いて、そのワイアット評伝のプレゼントがあるということで前回分を聞いていた。プレゼントには一応応募していたのだけど、書店めぐりをして、実物を見たら、そんなことを忘れて手に取っていた。きょうの放送で、当選者の発表があり、「無事」はずれていたので、ほっとしている。

 YouTube番組『ザ50回転ズのロックンロール予備校2』「初めての名盤シリーズ」、先週と今週はマイク・オールドフィールド "TUBULAR BELLS" AB面。「ロック」ではないよなぁ、だから、あかんやろなぁと思っていたけれど、ジャケットデザインから予想されるシュールリアリスム的なものではなく、映画音楽的な美しさやかっこいいところがあるにはある、と受け取られていた。コメント欄には、真面目に聞いていないと非難するものや、「実験は家でやれ」という発言を作品批判と受け取っているものがあって、"TUBULAR BELLS" 好きとしても恥ずかしい気持ちに。「やってる本人は実験だと思ってないんじゃないか」というのは真っ当な受け取りかただと思う。

 「note」に、"ローラ・ニーロ コンサート(1994年2月22日、大阪・上本町 近鉄小劇場)" を投稿。ライヴアルバムの長門芳郎さんによる解説の補足みたいなもの。ツアーのチラシは、日本盤のバックインレイに掲載されていたので、近鉄小劇場のチラシが多少なりとも情報貢献になると思ったのだけど、US盤には近鉄小劇場のチラシが掲載されていることを、「Discogs」で知った。それと、てっきり、日本盤の「ボーナストラック」はなしで、US盤は本編のみだろうと思っていたら、日本盤と同一内容で、本編とボーナストラックの区別もないことを知った。それはあかんのではなかろうか。

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