目次に戻る

2025年4月6日〜2025年4月12日


4月6日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2025年4月6日】
 映画『A COMPLETE UNKNOWN』は、面白かったのだけど、『名もなき者』という邦題がしっくりこなくて、しっくりくる日本語をつい探してしまっている。元は、"Like A Rolling Stone" の一節から、というのは、ディランには疎いけど、わかる。そう言えば、ディランには疎いのだけど、映画に出てくる歌はどれも知っていた。で、ディランには疎い(なんべん云うねん)し、評価についても疎いので合っているかどうか心許ないのだけど、"Like A Rolling Stone" は、体制に属する人生を踏み外したひとへの批判のようでいて、ものを作るということはそうした境遇になること、引き受けることだと言っているように思っていた。"Like a complete unknown" は、(自分が作ろうとしているものが)誰にも理解されないかもしれない、受け入れられないかもしれない、そうした境遇に「自身を」突き放しているのではないか。映画は、作りたいもの、作らざるを得ないものを作るために、周囲を巻き込んでは捨てていく姿が描かれていたけれど、どれだけ有名になっても、もてはやされても、ものを作るという点では、complete unknown でしかない、ということなのではないか。名もなき者というと、名を成す前の、これから名を成す新人や新参者のようにならないか。映画の始めのほうで、ディランは「名もなき者」として登場するけれど、すぐにそうではなくなる。映画のおしまいのほうのディランはどうか。「孤立無援」のほうがしっくりくるのではないか。映画のタイトルとしてはどうかと思うけど(孤立無援者とすると、意味が変わってくるし)。

 そう言えば、歌に沿って、ピックアップして読んでいただけながら、ディランについての言及が見当たらないと思っていたピート・シーガー『虹の民におくる歌 Songs for Rainbow Race』(矢沢寛訳、社会思想社、2000年6月)に、ニューポート・フェスでの事件についての記述があった。「1969年ニューポートでボブ・ディランがエレクトリック・ギターのスイッチを入れたときに、私はうろたえたりなどしなかった。私はそのサウンドシステムに腹を立てたのだ。私はそのケーブルを切ろうかと思った。ボブは彼のベストソングの一つ「マギーの牧場」を歌っていた、だがみんなには歌詞がわからなかった、音のヒズミのせいで。」(161ページ)。1969年は誤記だけど。

 今週は自分の通院ウィーク。水曜日に、3月に申し込んだものの、受けられなかったため、年度を改めて受けることになった胃がん検診(胃カメラ=内視鏡検査)。健康診断は去年も一昨年も秋に受けているので、秋に受けるつもりだけど、そのときには胃がん検診は外さないと。と思っていたら、木曜日に市から健康診断の案内書が来ていた。これも、毎年、申し込む段になって行方不明でばたばたするので、きちんと保管しておかなくては。前に胃カメラを飲んだのがいつだったか、日記にはちゃんと書いていない。加入している生命保険に提出する診断書に不備があるということで、追加で受けたとき以来と思うので、4年前か5年前と思うのだけど、ぼかして書いているのか、自分が書いたものだけど、検索でひっかからない。
 鼻からも経験があるので、平常心で臨んだけれど、やはり、それなりに、きつかった。終わったあとも、鼻からの水が止まらないので、近くの薬局で、麻酔が切れる頃に飲んでくださいと言われた水と一緒にティッシュをとりあえず買ったのだけど、すぐに落ち着いて、結局その日は使わなかった。食事は、麻酔が切れる一時間後ということだったけど、近くに図書館があったので、助かった。

 月曜日は母の通院。例によって、診察後、母を連れて、食事の店に。金曜日はいつもの訪問リハビリに、三か月に一回の訪問看護、月に一回のケアマネさんとの面談、さらに、自治会役員の引継が午前中に重なった。母も疲れたただろうから、昼は奮発した。

 母デイ日。火曜日は、少し遠くの買い物と喫茶店での一服のみ。木曜日は、雑誌「フリースタイル」の最新号(63号、特集「STARLOGとその時代」)を買うために、居住市中心部に。書店のレジ横に財布を置き忘れ(二回目)、いつも行くカフェでは、携帯を使った注文が何故か通っておらず、20分後に改めて口頭で注文したのだけど、支払いしようとしたら、最初の注文の分も付いていた。訂正してもらったけど。土曜日は、欠けた歯の補修があったのだけど、思ったよりも早くに終わったので、自転車で30分走って、隣市の映画館に。ロバート・ゼメキス監督『HERE 時を越えて』を見た。原作の漫画の評判は聞いていたものの、高価なので未見。ゆったりとした走馬灯のようで、登場人物のそれぞれに、かつての出来事の記憶がかすめているのではないかな、と思いながら見ていた。流れる曲で、年代がわかるけれど、特に説明はないので、わかるひとにはわかるというかんじになっていた。あてにしていいものなのかどうかわからないけれど。

 映画を見た帰りに、自転車前輪のブレーキワイヤーが切れた。きょう、直しに行った。歯の補修と合わせて、思わぬ出費になってしまった。いつも買っているコメが入荷していなくて、ちょっと高いのを買わざるを得なかったりして、厳しい。

 土曜日は、見られたらと思っていたイベントもあったのだけど、母がデイサービスから帰ってきてから夕方まで一人にしておくことはむずかしいので、断念した。今週は、よく、台所に出てきていたけれど、何故か、台所から部屋に戻るときに立往生してしまうことが多いので、立往生から転倒してしまうおそれがあって。

 金曜日、発売一か月前に予約していたのに、発売日が過ぎても、入荷待ちになっていたものが届いた。Vince Guaraldi "IT'S THE EASTER BEAGLE, CHARLIE BROWN!: Original Soundtrack Recording"。1974年放映回の音楽を集めたサントラ発掘シリーズの新作で、テレビ放映時のタイトルは「チャーリー・ブラウンのイースター」または「おとぼけマーシーとしっかりスヌーピー」。25分足らずだからか、新録のメドレーがボーナストラックとして追加されている。ポイント行使のための抱き合わせとして、デイヴ・エドモンズ Dave Edmunds "5 ORIGINALS" も。5枚組かと思ったら、5 in 3枚組だった。Disc 1に "SUBTLE AS A FLYING MALLET"(1975年)とシングル2枚のB面曲、"D. E. 7th"(1982年)を収録。Disc 2には、ジェフ・リンものの2枚、"INFORMA'TION"(1983年)と "RIFF RAFF"(1984年)を収録、残り1枚に1987年のライヴアルバム "I HEAR YOU ROCKIN'" が入ってる。

 到着物は、昨日も。岩谷宏『永遠の今 ETERNAL NOW ロックの思想家・岩谷宏の言葉』(イコール選書、2025年5月)。

 今週のラジオ。●NHKラジオ第2の「まいにちハングル講座 あなたと語る100のことば」を受講することにした。放送時間の8時は朝食タイムなので、録音しておいて、翌日の早朝に聞いている。寝る前には復習。●月曜の深夜、母の部屋のラジオから、かすかにFM大阪「ザ・ミュージック・ネットワーク」のテーマ曲が流れてきて、面白かった。マントヴァーニ・オーケストラ「シャルメーヌ」。『ラジオ深夜便』での特集でした。●KBS京都ラジオ『レコ室からこんにちは』は、渕上純子さん担当週。●母の部屋のラジオと言えば、土曜の夜、呼ばれたときに馴染みのある曲がかかっていて、確かめてみたら、NHK-FM『クラシックの迷宮』、特集「ウルトラ音楽の父・冬木透を偲んで」だった。そのまま聞くことに。●で、聞くつもりだったけど、続けて、4月からレギュラー放送になった『FMシネマサウンズ』の第1回「人生が輝くとき」特集で、『ロッキー』の音楽など。●土曜の夜の最後は、木曜日18時から移動した「やしの実FM」の「Rabbit-Hour Radio」。ピンク・フロイドの "Wish You Were Here"、いしだあゆみ「渚にて」とSNSなどで話題にしていた曲が流れたので、祟られているのか、と思う。●土曜の朝といえば、のNHK-FM『ウィークエンドサンシャイン』は、Derya Yildirimが面白かったので、チェック。●日曜朝は、TOKYO FM『ミドリノラジオ』で、すずめのティアーズ特集と前日のKBS京都ラジオ『大友良英のJAMJAMラジオ』。●『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』が終わったので、忘れていたけど、思い出して、KBS京都ラジオ『Beautiful Tune』をタイムフリーで聞いてみたら、泊『霽月小曲集』だった。「マルゲリータ・ハポネーサ」をよく耳にするなぁ。

 今週のテレビ。●アウトプットができないハードディスクレコーダーの容量が少なくなってきたので、確保すべく、ちゃんと見られていなかったドラマ『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』を月曜日に見た。●『109エマージェンシーコール』最終回。過去に応対したひとたちが登場して助けてくれるのだけど、まとめてなので、駆け足感が出てしまったかな。●火曜日から、前に終りのほうを見て気になった韓国ドラマ『赤い袖先』が始まったので、見ることにした。吹き替えなのがちょっと残念だけど。●火曜日の22時台はNHKとMBSが重なるのが悩ましい。NHK『しあわせは食べて寝て待て』を録画してズラしたけど、MBS『対岸の家事』もどちらも面白そう。●火曜日の夜は、ドラマではないけれど、NHK教育『心おどる あの人の本棚』も面白かったので悩ましい。●『あんぱん』と『カムカムエヴリバディ』は見られるときは見ています。●きょうは、NHK-BSで『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』に続いて、『あきない世傳 金と銀2』の小芝風花デー。『金と銀2』の配役に、中西レモンさんの名があったけど、わからなかった。だいたいサングラスをかけたところしか知らないのだった。●書くのを忘れていたことを思い出したけど、土曜日の『地震のあとで』第1回「UFOが釧路に降りる」に細馬宏通さんが出てらしたらしいのだけど、まったく気が付かなかった。オーディオ専門店でスピーカーを叩いて回って店員に注意される客の役だったのだけど、スピーカーの確認なら叩くこともあるだろうと思いながら見ていたので、注意されたときに驚いたくらいだった。ドラマは、村上春樹原作で、村上春樹の読者ではないけれど、主人公と謎の女性たちとの会話が、もう、村上春樹やなぁというかんじだった。●『アストリッドとラファエル5』が始まった。●『アストリッドとラファエル5』が始まるまで、母のケア用品を通販で頼むのに、送料を浮かす抱き合わせを探していたのだけど、たまたま合わせていたチャンネルでやっていた『お宝レコード発掘の度』に気付いて、途中から、消していた音も出して見てしまった。●日本国内のクルド人に対する日本人による攻撃を検証した番組を見た。どう言っても、見せても、とりあわないのだろうという暗澹たる気持ちになる。あれこれ理由を並べ立てるけど、「では、だから、やっていいのか」。いいと思っているところがどうしようもないのだけれど。

 SNSでは、嘘は100回もつく必要なく、「真実」になる。だから、思考実験もそこでは成り立たない。「仮」がないから。

 マイケル・ハーレー Michael Hurley の訃報。追いかけきれなかったけれど、とにかく1枚目はとても好きです。

 てすさび「note」投稿。木曜日に "ジョージ・ハーディのタテ・ヨコ・ナナメ(ヒプノシス作品を中心に)" を投稿した。ヒプノシスがデザインしたレコードジャケットの中でも気に入っているジョージ・ハーディのイラスト(と思われるもの)をひたすらピックアップしただけのファンページです。ヒプノシスの映画の感想をあれこれ見てみたけど、ハーディに言及しているものはなかったし、もうちょっと注目されてもいいのではないかという老婆心もあり。

4月7日(月)
[一回休み]
4月8日(火)
[一回休み]
4月9日(水)
[一回休み]
4月10日(木)
[一回休み]
4月11日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2025年4月11日】
 月曜日の夕方、薬局とスーパーに行こうとして、走り始めたら、自転車の様子がおかしい。後輪の空気が抜けていた。タイヤに穴が開いたか。そのときは、ひとまず、自転車を置いて、歩いて、薬局とスーパーに行ったのだが、修理にかかる出費のことを考えて、気が重くなった。翌朝、洗濯物を干すついでに、(自転車置き場兼干し場なので)空気を入れてみると、入ったのでひとまず安心したけど、出先で戻れなくなるのは怖い。母デイ日だけど、遠出はしないことにした。
 スーパーの出入口脇に設置された通販サイトAの受け取りボックスで、付近では店頭で買えなくなったケア用品を引き取り、しばらく行ってなかったチェーンの珈琲店で昼食をとり、図書館まで走らせて、でかかったり、厚かったりする本を借りて帰る、という穏やかな休日。ケア用品の抱き合わせで、CDも頼んでいた。通販サイトAは、いつからか送料設定が変わって、無料になる規定額が高くなった上に、規定額に満たない場合は受け取りボックスやコンビニ引き取りでも送料がかかるようになった。ちゃんと覚えていないけど、以前はそうではなかった気がしているのだけど、どうだろう。一括配送だから送料サービスと思っていたのだけど。

 配送事情を考えると、送料がかかることはやむなし、とは思うのだけど、いざ注文完了ボタンを押す段になると、500円近くかかることに躊躇してしまう。どのみち買うつもりのものを一緒に買えば、送料サービスになるのであれば…と抱き合わせを考えてしまう。送料サービスは、もともとそういうキャンペーンではあるのだけど。また、なんというか、その抱き合わせブツがなかなか見つからない。これはと思っていた新刊や新譜が取り扱われていなかったり、金額が微妙に足りなかったり、入荷が遅れそうだったり。ケア用品なので遅れるのは困る。選ぶのに毎回時間がかかる。
 前置きが長くなった。今回の抱き合わせブツは、坂本龍一の3枚組CD『CHRONOLOGICAL COLLECTION 1978-1981 [Columbia Years]』(2004年9月22日発売)です。『千のナイフ Thousand Knives』(1978年10月25日発売)(Disc 1)、ダンスリー+坂本龍一『エンド・オブ・エイシア The End of Asia』(1982年2月25日発売)(Disc 3)の全曲に、渡辺香津美『KYLYN』(1979年6月25日発売)、シングル「東京ジョー」(1979年7月1日発売)、『KYLYN LIVE』(1979年11月25日発売)からの抜粋(Disc 2)、企画盤『Hi-Phonics Hi-Phonics』(1979年2月25日発売)提供曲「Dragoon」(「The End Of Asia」のフュージョン版)を追加したセット。Disc 2は結果として、坂本龍一&渡辺香津美名義で発売された編集盤『TOKYO JOE』から『千のナイフ』収録曲を外して、「KYLYN」と「Mother Terra」を追加した『TOKYO JOE+』のようになっている。(アナログ盤で持っているけれど)CDでも欲しい」という感覚は、時代錯誤になってしまうかもしれないけど、そういう理由で。同時期の「ベスト」は以前から出ていて、その度に心動かされたけれど、やっとです(と言いながら、発売から20年経っている)。

 耳にすることがなかった企画盤『Hi-Phonics Hi-Phonics』は、配信にあがっていた。演奏のHi-Phonic Big 15は、岡沢章(bass)、新井英治(trombone)、鈴木宏昌(piano)、Jake H. Concepcion(saxophone)、杉本喜代志(guitar)、羽鳥幸次(trumpet)、向井滋春(trombone)、大原繁仁(keyboards)、砂原俊三(saxophone)、数原晋(trumpet)、吉川忠英(guitar)、穴井忠臣(percussions)、直居隆雄(guitar)、村岡建(saxophone)、渡嘉敷祐一(drums)の15人のこと。詳細不明だけど、たぶん曲によって、組み合わせは異なるのだろう。「Dragoon」には、岡沢、杉本、向井、穴井、渡嘉敷の5人に坂本、渡辺が参加した編成。A面は、60年代から70年代にかけての洋楽ヒットのカバーが15曲。B面は、坂本龍一の他、鈴木宏昌、細野晴臣、ミッキー吉野、大野雄二によるオリジナル曲が収められています。言うても、洒落たジャズフュージョンアルバムだけど、謎だったので、整理してみた。

 月曜は、母の通院。からの隣の寿司店での昼食。帰宅後しばらくして買い物に出ようとしたら、前述のように、自転車後輪の空気が抜けていて、落ち込んでしまったけれど、帰ったら、Vegの "1st Demo CD"『ほうき星』(2024年10月26日発売)が届いていた。ライヴ会場での販売が告知されていたけれど、来週にはファーストアルバム『Adrift (in time)』が発売されるので、それに伴って、聞かないまま、廃盤かもなと思っていたら、思いがけず、Bandcampでの通販のお知らせがメールで届いて、早速注文したのでした。ありがたし。『Adrift (in time)』からの先行(配信)シングルとしてリリースされた「正しさはいつでも」や収録曲「海底列車」、配信でリリースされた「S.U.V.」のデモに、3曲のライヴ録音と「おまけ」と題されたセッションの様子が収められています。そう言えば、アルバム収録曲についてちゃんと確認していなかったのだけど、これまで配信でリリースされてきた曲でアルバムにも収められるのは、「砂漠の夜」と「未知の星」だけだった。ファンキーな「Supermoon」や「S.U.V.」が入っていないけど、他にファンキーな曲が入っているのだろうか。

 水曜日。先週、今週と、母は頻繁にキッチンまで起き出してきているのだけど、この日の朝は、夢で実家モードになっており、小学校に行くのだと言って聞かないので、実家がもうないことを告げると、信じられないという。それで、テレビで見られるようにしている(以前、母がよく見ていた)実家が更地になったときの写真を見てもらうべく、居間まで誘導した。がんばって引き留めたけど、朝食を待たずに、部屋に戻っていってしまった。
 朝食を終えて、しばらく経ってからも、小学校へ行くのだという気持ちが続いていて、玄関で支度まで始めたので、じゃあ、歩こうと準備した。「歩く気」は玄関を出たところで潰えてしまったけれど、そのまま車椅子に乗り換えて、散歩に出ることにした。車椅子での散歩はかねがね機会を狙っていたので、よかった。気候もよくて、少し離れたところにある広々とした公園でひなたぼっこしていると、このまま食べに行きたいという。ちょっと散歩するだけのつもりで出てきたので、財布しか持っていなかったけれど、中身を確認したら行けそうだったので、遠回りして、時間稼ぎをして、食事の店へ。最初に行こうとした店は11時開店で閉まっていたので、前日に行ったばかりの珈琲店に行くことになってしまった。おかわりすると言って、えらい出費になってしまったけれど、喜んでいたので、よしとする。

 木曜日、母デイ日だけど、昼から雨の予報が出ているので、懸案の自治会仕事で、銀行に。予約が必要ということで、ウェブを見てみると、ほとんど「x」になっている。12時半から13時にかけて、「要電話」となっていたので、電話をかけて、13時からの予約がとれた。手続きに1時間は見ておいてくれというので、覚悟していたが、30分で済んだ。結局、雨は降らなかった。降り出したのは夜遅くになってから。

 金曜日、母の訪問リハビリが終わってから、「買い物に行ってくる」と言って、先週の胃の内視鏡検査の結果を聞きに。胃がんの所見は認められず。ただ、胃炎を繰り返しているので、2年置きに内視鏡検査は受けたほうがよい、とのアドバイス。それなら、居住市の胃がん検診としてやればいいので、やれそうな気がする。いままでも同じようなことを言われていたけど、何もないと、なかなか受ける気が起こらなくて、さぼってた。

 今週のてすさび。48年前に、Yからもらった、ハードロックバンドのランキングを記した切れっ端が出てきたので、テキストに起こして、校閲して、「note」に投稿した。"NHK-FM「ヤング・ジョッキー」春休み特番「ハードロックの七日間」メモ(1977年3月27日〜4月2日放送)"。片付けを始めた頃に見かけていたのに、行方不明にしていたのを見つけたのだ。切れっ端には、Yが「自分の分がないので、よければ同じものを作ってくれ」とローマ字と英語で書いてあった。同じものを作ったと思うのだけど、記憶がない。だからという訳でもないけれど。元のメモでも、順位を何度も書き直していて、苦労が偲ばれる。得票数が同じ複数のバンドのカウントが間違いのもとなのだ。
 こうした記事を作るとき、登場する曲を改めて、配信などで聞いてみるのだけど、Spotifyに「ハードロックの七日間」放送曲目のプレイリストがあって、驚いた。しかも作成者は、とみさわ昭仁さん。投稿し終えてから気が付いたのだけど、執筆中は「ま、ええか」と見送った曲も改めて聞くことができた。

 今週のラジオや配信。●先日通りがかった「ブックオフ」でダンスリー・ルネサンス合奏団のサティ作品集(LP)を見かけて、再発されていないみたいだし、と一瞬確保しそうになったけど、控えた。ら、配信にあがっていた。聞いてしまった。ところで、「サブスク解禁」とよく言われるけれど、山下達郎氏のように明確に「しません」と言っている以外は禁止はされていないと思うので、変な慣用句だと思う。「情報解禁」も、リリースされるまで、一般のひとは止められていたことを知らないのだから、「知らんがな」なのではないか。●“Blue” Gene Tyranny について検索をかけたら、"Next Time Might Be Your Time" のカバーを収録している Styrofoam Winos の "THE LAGNIAPPE SESSION" という配信EPにあたった。ローチェスの "Quitting Time" もやってる。ということで聞きたいと思ったのだけど、制作・配信している「Aquarium Drunkard」は有料会員制サイトで、それだけ購入することはできないようで、聞けていない。●ただ、"THE LAGNIAPPE SESSION" は各種配信サイトでリリースされている作品もあって、それを見ていたら、Aoife Nessa Frances & Hollow Hand "Shipbuilding"(Robert Wyatt)、"Always Something"(Yo La Tengo)、Spencer Cullum featuring Hollow Hand "O Caroline"(Matching Mole)、Spencer Cullum's Coin Collection "Eleanor's Cake (Which Ate Her)"(Kevin Ayers)、"The Drum"(Slapp Happy)、"We Did It Again"(Soft Machine)、Allah-Las "Lady Rachel"(Kevin Ayers)とこっち(って)ものがたくさんあって、びっくりした。Aoife Nessa Frances は他にも見てたら良さそうで、2022年のセカンドアルバム "PROTECTOR" がまだ買えるようだったので、注文してしまった。で、きょう届きました。アイルランドのひとらしい。●NHKラジオ第1『ふんわり』六角精児さん回のゲストは、すずめのティアーズ、中西レモンさん。

 今週のテレビ。●ドラマは『対岸の家事』、『しあわせは食べて寝て待て』。●『カムカムエヴリバディ』は終盤。これまで「家に居るときは見る」と余裕をかましていましたが、録画するようになってしまった。●『赤い袖先』第5話〜第9話。第6話はたまたま見たことがあった。●YouTube配信でアニメ版『昭和元禄落語心中』をつい5話まで見てしまった。アニメもドラマも飛び飛びでしか見ていなかった。●映像ではないけど、ついでに。白玉あずきさんの投稿から、漫画、奥野とみー「やる気なんかありません」全46話を読んでしまった。ダーク・サイド・オブ・『スキップとローファー』。

4月12日(土)
[一回休み]

目次に戻る

2025 Kijima, Hebon-shiki