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2025年3月16日〜2025年3月22日


3月16日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2025年3月16日】
 木曜日(3月13日)、NHKラジオ第1『ふんわり』木曜日・六角精児担当回の今期最終日。番組は4月以降も続くけど、進行役の澤田彩香アナが担当を外れるということで、最終日。番組が始まったのが、2023年4月で、点けっぱなしにしている母の部屋のラジオで耳にして、選曲の面白さに聞き始めたのが5月。ふだんはスポーツ担当ということで知らなかった澤田アナの正直な反応ややりとりも楽しく聞いていました。最終日は、交通情報などのBGMになる番組休憩タイムは、六角氏がかけて、澤田アナが個人的に気に入って聞くようになった曲を選んでいたそう。

 澤田アナの挨拶がある11時台は、聞き逃し配信で聞くことにして、10時過ぎに出発して、ひさしぶりに、烏丸「京都シネマ」に。アントン・コービン監督『ヒプノシス レコードジャケットの美学 (Squaring the Circle: The Story of Hipgnosis)』の上映が、12時から13時50分ということで。河原町にも用事があったのだけど、そこに寄るのは間に合わない。諦めて、11時過ぎに烏丸着。チケットを取ってから、「COCON KARASUMA」の同じ階にある「dddギャラリー」で京都dddギャラリー第245回企画展「南琢也|takuya minami w/」展を見て、いったん外に出て、昼食をとって、戻った。
 映画は、ポー Pow こと、オーブリー・パウエル Aubrey Powell が、先に亡くなったストーム・トーガソン Storm Thorgerson、のちに加わったピーター・クリストファーソン Peter Christopherson とのデザインチーム、ヒプノシス Hipgnosis の活動を振り返るというもの。改めて思ったのは、彼らは、基本的に、写真家であるということ。デザインの面はあまり語られなかったからかもしれないけれど、面白い写真を撮ることに賭けていた。非現実的な風景、違和感のある風景も、実際に撮影することを第一としていた。だからか、わたしが、ヒプノシスについて思うときに浮かぶ、ジョージ・ハーディ George Hardie のイラスト、コリン・エルギー Colin Elgie の絵については、ほとんど触れられなかった。アイデアはヒプノシス側から「発注」しているのだろうけど、彼らはあくまでも外注先だったみたい。バックに流れるのは、彼らがカバーを担当した音楽だから、長年親しんでいるものばかりで、曲を知るためにパンフレットを買わなきゃと思わずに済んだのはよかった。パンフレットは買わなかった。もし、『ヒプノシス全作品集』を買うとすれば、内容がダブるから。これで、買うとすれば、1200円引きだ。
 若いときの、始まりの頃のひとのつながりや試行錯誤がもっと見られればよかった。演劇や映画ともかかわっていたはずだから。映画館あるあるだけど、前の席のひとが頭を背もたれから出して座っていて、しかも頻繁に右に左に傾けるので、字幕が見えない。しばらく傾けるたびに反対側に傾けていたけれど、端の席をとっていたので、もう横になって、通路に身を投げ出して見ることになってしまった。疲れた。頭は出ないように沈めるように腰を前に出して座るけどなぁ、どうなんかな。

 翌日、金曜日。地元の図書館に、オーブリー・パウエル著・迫田はつみ訳『ヒプノシス全作品集』(シンコーミュージック、2018年4月)があることを知り、買い物がてら、借りに行った。いまはコンパクト版として再版されたものが出ているのだけど、価格はほとんど変わらない。相対的に、2018年版が安かったように思えてくるから危険です。金曜日の夜は、母の調子がわるく、コールも頻繁だったので、待機状態で、『ヒプノシス全作品集』を読んでいて、なかなか落ち着いてくれないので、とうとう最後まで読んでしまった。制作にまつわるエピソードは、映画と被るところがもちろん多いのだけど、"WINGS GREATEST" についての馬鹿げたエピソードは載っていない。これはクライアント、ポール・マッカートニーの意向が強かったようだけど、ストーム・トーガソンのディレクションにはどうも本人だけが面白がっているような、そんなところがなきにしもあらずで、それが作品にはまったのは幸運だっただけではないかと思うところがある。

 水曜日は、胃の内視鏡検査の予定だったのだけど、申し込み時に伝えて確かめたにもかかわらず、内視鏡検査は、バリウム検査とは別枠ではなく、胃がん検診としては2024年は受けられないということが、飲食を前日から抜いて行った昼前に判明。延期することになった。
 夜、「note」に"ラッシュ Lush ライヴ(1992年12月1日、大阪・心斎橋クラブクワトロ)"を投稿。当日のセットリストがウェブ上に見当たらないので。といっても、イギリスのラッシュ、頭文字Lのラッシュは検索しにくいバンドなので、あるかもしれないが。

 火曜日、3月11日は、健康保険の更新手続き。告知に手間取った。腎臓癌は、それとしては完治しているが、転移の可能性があるので経過観察をしているが、それは治療を継続しているのではない、ということで。担当のひとと、大阪北部地震の話になった。

 月曜日は、祝日や雨が続いて、行けていなかった母の通院。診察券が見当たらなくて、朝から探し回っていたのだけど、諦めて、クリニックの窓口で、「診察券が見当たらなくて」と申告したら、前回の診察時に置き忘れていた、そう。電話してよー。

 土曜日、曇り空だったけど、雨は夜遅くという予報を信じて、ひさしぶりに、隣市の図書館で、「朝日新聞縮刷版」チェック。今回は、調べたいことはなく、穴埋め的に、1982年2月、3月、4月。それと、「FMウィークリー」掲載時期確認のため、1986年12月。途中で、館内放送で、雨が降ってきたとアナウンスがあった。親切、と思ったけど、本を借りる場合は、濡らさないようにしてください、ビニール袋を用意しているので申し出るように、との通達であった。

 金曜日の午後、図書館に行ったときは、暑くて、上着が要らないくらいだったけど、その他の日はくもっていたり、雨がちだったこともあり、寒さが戻っていた。

 今週のラジオ。●Makino Takuma Quartet "Baghasatang" の "Twin Peaks Theme"。Soundcloudで。●KBS京都ラジオ『大友良英のJAMJAMラジオ』#780、ジェイミー・ミューア追悼特集(1)。The Music Improvisation Company "Untitled 4"、King Crimson "Larks' Tongues in Aspic, Part One"(完走)。●KBS京都ラジオ『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』京都ソング特集。リクエストした曲はかからなかったけど、面白い曲がいろいろあった。カフカフドゴシコ「ほかほか京都」は配信にあった。『京都人の密かな愉しみ Blue修行中』の主題歌としてカバーはさんざん聞いていた「北山杉」のオリジナル、うめまつり版をひさしぶりに聞いた。●『ザ50回転ズのロックンロール予備校2』「初めての名盤シリーズ」XTC Skylarking B面編。あかんかったかー。ニューウェイヴというフレコミから逃れられず。●土曜日の夜中、母からのコールで部屋に行ったら、ラジオから、"Shine On You, Crazy Diamond" が流れてきて、「祟りか」と思ってしまった。●木曜日に、開始前に流れた『レイブンズ』予告編で、ドアーズのぱちもんみたいな曲が流れて、わざわざ作ったのかなと思ったら、kpmの60年代っぽい曲集"VINTAGE RADIO: 1960s"収録曲、Rob Cass, Joseph Taylor, Benjamin Rowntree 名義(Rob Cass以外は歴史上の人物の名なので、フェイクの可能性がある)"Something New" でした。本編でも使っているのだろうか。ライブラリーものを。"VINTAGE RADIO: 1960s" をつい、作業BGMにして、全曲聞いてしまった。

 今週のテレビ。●『109エマージェンシーコール』、『バニラな毎日』、『100分de名著』ヘーゲル「精神現象学」、『スキップとローファー』、『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』、『御上先生』、『どうせ死ぬなら、パリで死のう。』。『バニラな毎日』は最終回。あわただしく話を進めたかんじもあるけれど、蓮佛さんの表情の変化で乗り切った。●YouTube公開で、『ジャイアント・ロボ』第1回、第2回。細かいところは忘れているし、当時疑問に思わずに見ていたところもあるので、つい。●土曜日の夜中に再放送していることに気付いた『魔法のリノベ』をまた録画して、つい。コメディ要素がうまくいっているし、面倒な人物も、見ていて耐えられない寸前で抑えられている。

3月17日(月)
[一回休み]
3月18日(火)
[一回休み]
3月19日(水)
[一回休み]
3月20日(木)
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3月21日(金)
[一回休み]
3月22日(土)
[一回休み]

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