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2025年3月9日〜2025年3月15日


3月9日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2025年3月9日】
 このところ、一段落すると、居眠りしてしまうことが続いている。つまり、食事のあと、急ぎの用事がないと。木曜日に神戸、土曜日に肥後橋にとんぼ返りしてきたのだけど、地下鉄の階段の上り下りで疲れを感じてしまった、ということもある。疲れているのかもしれない。母が座り込んでしまって起き上がらせるのに苦労したのは、火曜日のデイサービスから帰ってからの一回。それ以外は座り込んだり、倒れたりすることは回避できている。母は、お茶が飲みたいと言って、キッチンまで出てくることもよくあった、のは、歩きにはいいけれど、今度はお茶の飲み過ぎが気になる。体を折り曲げた状態で、歩くのにがんばると、もどしてしまうのではないか、と心配で、このところは、セーブするようにしている。夜のコールは、まあまあ。コールがないと、それはそれで心配で、様子を窺いに行ったり。

 月曜日は雨で、母の通院を断念。午後は、保険会社の担当のひとの訪問。今週はおおむね、雨がちで、晴れていたのに、降ってきたり、からっとしなかった。

 母デイ日の火曜日は、保険会社の担当のひとが来られるので、待機。約束の時刻までに、買い物ついでに、コンビニで通販物の引き取り。Essential Logic "BEAT RHYTHM NEWS (WADDLE YA PLAY?) DELUXE" がようやく。入荷が遅れていたみたい。LP "BEAT RHYTHM NEWS (WADDLE YA PLAY?)" のCDに、シングルやEPを収録したボーナスディスクが付属し2枚組で、LPは2曲が初CD化、EP/シングルは、VirginからのEP全曲、"Eugene"、"Popcorn Boy" のB面、"Fanfare In The Garden" のB面の7曲が初CD化(それ以外は、編集盤 "FANFARE IN THE GARDEN: An Essential Logic Collection" に収録されていた)。CD化されていなかった曲は、オリジナルリリースで持っていたけれど、特に "Eugene" は好きな曲なので、CD化されて、うれしい。世間のアナログ礼賛傾向からすると、アナクロな感想のように受け取られるかもしれないけれど、これにより、配信版も出たし、聞くことが容易になったことがなによりも。ずっと、CDを文庫のようなものと考えてきたのだけど、アナログ礼賛は、文庫のありがたみを軽視しているように思えて、納得できない。

 水曜日、オクノ修『オクノ修70歳、拾得ライブ』が届いた。一緒に届いた「ゆうびん山」によると、もう残り僅からしい。京都の店からの注文が多いのだそう。
 水曜日は、「今週の現実逃避」としてもいい、「note」への投稿。「NHK-FM「クロスオーバーイレブン」プレイリスト傑作集(1978?1980)」。曲目を写したり、確認したりするのは、集中していなくても、できるから。「クロスオーバーイレブン」のなんとなくの一般的なイメージとは異なる、プログレッシヴロックとミニマルミュージックの選曲について、まとめたもの。あの曲は、この日にエアチェックしたのか、という個人的な感慨もあり。Spotifyでプレイリストを作り、「貼って」みることを考えたのだけど、スティーヴ・ヒレッジのシングルB面はしかたないとして、「クロスオーバーイレブン」と言えばと言っても過言ではない(言が多い…)ピエール・モーランズ・ゴングの "Emotions" やロジャー・パウエル "AIR POCKET"、ハットフィールド・アンド・ザ・ノース "ROTTER'S CLUB" など、配信にないものも多く、仮で作ったものの、「貼る」のはやめておいた。

 母デイ日の木曜日、思い立って、「兵庫県立兵庫津ミュージアム」での「鳥瞰図絵師 青山大介物語」展を見に行った。地図好き、鳥瞰図好きということもあり、気になる作家でした。「兵庫津ミュージアム」では、1868年の兵庫津の古地図から鳥瞰図を起こすというプロジェクトがあったらしく、それを記念しての展覧会ということらしい。子供の頃からの絵、会社員時代の集合場所を示すための手描き地図、師事していた鳥瞰図絵師、石原正さんのことなど、こじんまりとした展示ながら、納得の内容でした。配布されていた「鳥瞰図で見る兵庫津 1868年」パンフレットの他、谷川夏樹さんとの共作絵本『神戸みなと物語 コンテナじいさんの見た神戸港』(シーズ・プランニング、2025年1月)、『或る日の神戸三宮 2018/2019/2020/2021/2024』の冊子とポストカードを購入した。
 常設展は見たのだけど、併設されている「初代県庁館」は時間がなくて、見送った。阪急で三宮まで、三宮から神戸市地下鉄で「中央市場前」まで片道一時間。滞在時間を一時間半として、「中央市場前」に着いたときは、大きなイオンが駅に直結していたので、30分は買い物に当てられるかと思ったのだけど、とんでもなかった。ぎりぎりまで観覧してしまい。神戸では、阪急三宮駅構内の「御座候」を買うのでせいいっぱいでした。昼食は、乗換駅の十三で手早く。

 母デイ日の土曜日も、思い立って、肥後橋「Calo Bookshop & Cafe」に。気になる本や冊子を求めて。大阪市内なのに、片道やはり一時間近くかかるので、またも滞在時間は一時間半。「Calo」では、昼食をとって、本を見て、キタミノルさんの展示を見て、一時間。支払いを済ませて、帰ろうとしたところに作家のキタミノルさんが来られたのに、少しだけ話を聞いて、そそくさと退出してしまい、申し訳なかった。手にしたのは以下のとおり。最初の3冊は購入。あとの3冊は配布されていたものをもらってきた。
・中村佳穂+大竹昭子『うたのげんざいち 遍歴(カタリココ文庫13)』(カタリココ文庫、2025年2月)
・朱喜哲(ちゅひちょる)『〈公正〈フェアネス〉〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か』〈太郎次郎社エディタス、2023年8月〉
・かつしかけいた『東東京区区』第1巻〈TWO VIRGINS、2023年7月〉
・「わたしたちの住環境学」(合同会社ユブネ、2025年2月)
・「うったて」第2号(特集=おかやま音楽中心生活)(岡山市/岡山市文学賞運営委員会、2025年2月)
・「やまやのはしぶくろ」22号「ジルベルト・ジル上陸大作戦」(やまや、2024年11月25日)
 紀伊國屋書店に、気になっていた『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ 完全版』を「見に」行った。下巻のディスコグラフィはずいぶんすっきりしているように思えた。それだけ手間がかかっているということなのだけど、自分には「もったいない」と思えて、しかたがない。

 言動を見聞きするだけで、信用ならないというか、何を(どんなつもりで)言っている/やっているのだ(か理解できない)と思えるようなひとが、それでも「支持」を得ていることが不思議でならず、そのあたりの事情のてがかりになりそうなものをちょこちょこ読んでいる。仮に、自分が苦しんでいることへの救いになる言葉があったとしても、ふだんの感覚からすれば相容れないようなものまで支持できるものなのだろうか。

 今週の、と言っても、ほぼ土日の、か、ラジオなど。●KBS京都ラジオ『大友良英のJAMJAMラジオ』は、山本精一プロデュース・演奏による若手女優が歌う名曲カバーシリーズの紹介。「それは僕ぢゃないよ」をたまたま聞いたことがあったのだけど、わたしには面白く感じられず、ダメでした。3曲紹介されたけど、ぐっとくるものはなかった。「そのひと」のレコードではないように感じた。●NHK『ウィークエンドサンシャイン』、ロバータ・フラック追悼特集。70年代までしか聞いていないので、その後の作品にも触れられて、よかった。●KBS京都ラジオ『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』ヒゲソング特集。リクエストは出さなかったけど、「ヒゲとボイン」「髭と口紅とバルコニー」はやはりかかった。次回は時計ソング特集か京都ソング特集とのこと。時計ソングで思い浮かんだ曲は、リクエストを出してみた。●…ら、その曲が入っているレコードが、今週の『ザ50回転ズのロックンロール予備校2』「初めての名盤シリーズ」の題材でした。XTC "SKYLARKING" A面編。ニューウェイヴバンドという前情報に惑わされて、「思てたんとちがう」状態になっている模様。京都の「スローターハウス」に行ったら、出たばかりの "SKYLARKING" がかかっていて、うわーっと感激して、その場で買った、のだけど、そういう感激は感じなかったみたい。●きょうの午後、うつらうつらしつつ、買い物に行かなければならない時刻まで、LOVEFM『常盤響のニューレコード』(2025年3月7日放送分)を聞いてた。たまに見かけるCarolyn Hester特集と聞いて。知らなかった、というかジャケは見たことがあったSaya Grayも面白かった。あとは、シモンズの特集。

 今週のテレビ。●『119 エマージェンシーコール』、『バニラな毎日』、『東京サラダボウル』(最終回)、途中で脱落しかけたけど前回から改めて見てみたら最終話だった『法廷のドラゴン』(最終回)、『水平線のうた』後編、『スキップとローファー』、『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』、『御上先生』。『平成細雪』は迷ったけど、以前見ているので、今回の再放送は見ないことにした。『カムカムエヴリバディ』は家に居るときだけ。●3月7日、NHK総合『阪神・淡路大震災30年特集 そらとみらいと 大友良英と佐渡裕からのメッセージ』は関西ローカルの放送。佐渡裕さんから、大友良英さんへの委嘱された作品の成り立ちを示しながら。この作品にはそれが必要だと思う。

 きょうの買い物の帰りに、「ブックオフ」に寄って、150円棚から、改めて手にするのがなかなか気恥ずかしいLPを2枚。
・Jans Ian "BETWEEN THE LINES"
・Burt Bacharach "BURT BACHARACH includes CLOSE TO YOU/ONE LESS BELL TO ANSWER"
"BETWEEN THE LINES" は、大好きな "From Me To You" が入っているから。バカラックのLPも、"Nikki" や "The April Fools" が入っているから。

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