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2025年1月12日〜2025年1月18日
1月12日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2025年1月12日】
並べるのはどうかと思うけれど、母のデイサービスも、ゴミ収集も、火曜日(1月7日)からなので、6日までは正月休みということにさせてもらった(「毎日が冬休み」なのに)。訳でもないのだけれど、年末に急遽やることになったことをやって、それから年末にやるべきだったことをやる週だった。まだやれてないことはあるのだけれど。 母からのコールは、新たな心配事が出てきて、短いタイミングで繰り返される日もあったけれど、先手を打つというか、こちらから覗いて声をかけることもして、比較的穏やかだった気がする。心細さからだったり、空腹からだったり、生理現象からだつたりするけれど、いちばん心配な、心細さや心配事からの場合も、おさまらずに自分から起き出してくることもあれば、「居るかなと思って、呼んだだけ」ということもある。
今週のテレビ。●『それぞれの秋』第12回〜第15回(最終回、1973年12月13日放送)。主人公(小倉一郎)の父親(小林桂樹)は脳腫瘍を患ったことで、自制心を失い、当たり散らし、欲望を露わにするも(物語上の演出であるとことわりが出る)、手術後、その記憶がない。家族は、記憶がない父親には隠しておくことにするも、兄(林隆三)が「ジーパンを履いて、女の子と颯爽と歩きたい」という言葉を本音と受け取って、ジーパンを快気祝いにプレゼントしたことで、記憶にない、口走ったらしいあらぬことが家族に共有されながら、隠されていることに我慢できなくなる。第14回で、家族それぞれが隠していることを吐露しあうことで、解決した訳ではないけれど、日常を持ちこたえていく最終回に向かう。この回のことはよく覚えていた。再放送で見たときかもしれないけれど。覚えていないというか、気付いていなかったのは、退院の際に車を出してくれた主人公の友人(火野正平)が帰るとき、オーネット・コールマンの『チャパカ組曲』を(ジャケットを裸のままで)脇に抱えていたこと。来たついでに借りていくのか、貸していたものを返してもらったのか。この回まで、主人公の音楽の趣味は描かれていなかったし、オーディオ装置も映っていなかったので、フリージャズを聞くんやと思ったのでした。●NHK教育『100分de名著』名著146は、安克昌「心の傷を癒やすということ」。ドラマの再放送もやっていたけど、録画だけしてまだ見直していない。映画版は見ていないので、映画版を放送してくれたらいいのだけど。●見ていなかった映画をテレビで、ということでは、大友良英さんが音楽を担当しているので気になっていた…が、若いひとの恋愛を描いたものということで、劇場では浮くよなぁと気後れして、見ていなかった土井裕泰監督、坂元裕二脚本『花束のような恋をした』を金曜日(10日)にテレビでやっていたので、見た。主人公ふたり(菅田将暉、有村架純)が出会い、親しくなるきっかけとして、好きな「アイテム」として、実在の作家や作品があげられるのだけど、見終わって、実在のものでなくてもよかったのではと思った。それらの作品は、主人公ふたりにとって、知り合うきっかけにはなったけれど、関係を築く上では、何の役にも立っていないし、むしろ邪魔をするもののように描かれていたから。関係を築くことにおいて、それぞれの趣味が役に立たないのは確かだけど、役に立たないものとして扱われるのは酷だと思う。ふたりが別れを決意するダメ押しになったのは、ファミリーレストランで「出会った頃の自分たちのようなふたり」に遭遇したことだけど、この彼・彼女の会話が長くて、「役に立たなかったね」「なんだったんだろうね」という諦めを傷口に擦り込むようで、いたたまれなかった。劇中に出てきたーと言って喜んだり楽しんだりすることはよくやるけど、そんな風に喜べる、楽しめるようなものではなかった。あと面白かったのは、エンディングクレジットで「このひと出てた?」続出となったくらい、主人公二人しか記憶に残らなかったこと。それは、作品の意図とおりでよかったのかな。●『ミステリと言う勿れ』をまた再放送していて、また見てしまう。物語中に登場人物の名がテロップで出る意図はいまだにわからないが。並べたら、何かあるのだろうか。●NHK総合『東京サラダボウル』。7日(月)放映だけど、見たのは録画で、11日(土)。主演の奈緒さんは、このあいだまでやってた民放のドラマは二回で見るのをやめてしまった(わたしには物語に魅力がなかった)けど、これは見続けられそう。陽であれ、陰であれ、破天荒な役が似合うひとだと思うけど、これはいまのところ陽の破天荒。●11日(土)、『となりのナースエイドスペシャル2025』。●『雲霧仁左衛門ファイナル』、『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』は引き続き。「ちくしょう NHKばかりではないか」。ちくしょう、ってことはないが。 今週のラジオ。●月曜日(6日)、「ネガポジラジオ配信ライブ【赤ちょうちん】」#218。「2025年オープニングトーク」は、2024年出演ゲストの初期作品を聞きながら。天才ロック(三浦佳世)「Diasemagna」、ピロンチョコ(桜川春子)「アラビアのエレーヌ」、ワールドバンパク(松本花)「せーので新世界」がよかった。bikkeさん提供曲は、積極的な考え方の力ではなく、バブーシュカ バーバヤーガ「風はまだ止まズ」。●ポッドキャストは、火曜日(7日)の夜、「岸政彦の20分休み」(三木幸美さんの話から翌日、スーパー入り口脇の出店でベビーカステラを買うてしもたよ)で寝落ちして、翌朝巻き戻して聞いてから、「となりの雑談」といういつもの流れ。と、9日(水)、「大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます」#92「今回も赤江珠緒さんとお送りします!」。9日は、赤江珠緒さんの誕生日。前回に続いて、だけど、このひとの話はやはりとても楽しい。なんてことはないことも、楽しく話してくれる。「同じ誕生日のひと」として、岸部一徳と並んで、名前を出したいひとです。●11日(土)、NHK-FM「ウィークエンドサンシャイン」、中村まりさんがゲストでスタジオライヴも。他に、Jerry Doglas、Lucinda Williamsのビートルズカバーがよかった。ジェリー・ダグラスの "While My Guitar Gently Weeps" は、母の部屋のラジオから聞こえてきたのだけど、ちらっとでも何の曲かわかってしまうのがなんとも年寄りで相済まぬ。●土曜の夜、放送中はバタバタしていて聞けなかったけど、夜中にradikoタイムフリーで、KBS京都ラジオ『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』。新春スペシャル第2弾ということで、岸野さんレコメンドのフィメールヴォーカル特集。「みのミュージック」のみの氏に聞いてもらって、感想や雑感を話す回。全曲うちにもある…という言いかたは死語のような気もするけれど、昔は買って手元にないと聞けなかったもので熱意の表現として勘弁、そんな好きな曲ばかりで楽しかった。せっかくなので、曲目を全部メモしておきます。
今週の配信。●録音がリリースされているとは知らなかったジョウ・ヘッドが中心となって行われたスウェル・マップスのトリビュートライヴの模様を収めた Swell Maps C21の "POLAR REGIONS"(2023年5月)。失われたもの(声や音)に気がいってしまう。ニッキとエピックの兄弟の強張らなさ、とか。盤は買い逃したことになるけれど、これだったら、なくてもええか、と思えた。●Pierre Moerlen`s Gong "Live at Hutzel Full Show"。ライヴ時のエンジニアが卓からのカセットコピーをYouTubeで流してる。"EXPRESSO" 2枚の頃のもので、"SHAMAL" の曲もやっていて、こうした録音を組み合わせて、ヴァージンレコード時代のボックスセットを出してくれたらいいのに、と思う。 2025年の最初の一枚は、Ett・泊・ふちがみとふなと『大きな蔵、小さいうた』。母のケア製品の通販送料を浮かすための抱き合わせ、ということになるのだけど、それで去年は60枚も買ってたのだなと改めて(なんの言い訳)。大土蔵シリーズの番外編。2年前の2022年12月16日、中之島図書館の一室で聞いたぐらもくらぶ主催のEtt、泊、ふちがみとふなとのコンサートの再現のようなかんじで、うれしい。「茶目子の一日」も入ってるし、それぞれの「名曲」もある。む 年賀状は、プリンターの不調もあって、遅れてしまったけれど(言い訳)、返事はなんとか。年賀状終いの話もちらほら。85円やもんな。不義理のわたしで申し訳ない。今回は、余った年賀はがきを手数料と差額を払って交換したはがきがたくさんあったので、差額の22円切手を貼って出した。申し訳ない。 |
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