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2025年1月5日〜2025年1月11日


1月5日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2025年1月5日】
 居間に母が来ない、来客もないのをいいことに、年末の居間の片付けをしていない。そもそも、コタツ机にコタツ布団はかけていないし、電源コードもつないでいない。エアコンも、夏が過ぎてから、スウィッチを入れていない。寒さは、着込んで、毛布にくるまっていれば、なんとかなる、から。でも、どてらも出していないな。
 水仕事が増えたのに、油断して、素手で作業していて、悪化させてしまったしもやけとあかぎれは、メンターム、ゴム手袋、暮れにもらった保湿クリームで落ち着いてきた。ぱんぱんに腫れていた右手人差し指と中指の甲はしぼんできた。中指のあかぎれはなかなか治りきらないけれど、落ち着いている。でも、人差し指と中指だから、なにかとひっかかるのだ。

 資料を探す必要があって、そのついでに(本末転倒)、片付けをしたり、掃除をしたりはした。資料のいくつかはまだ見つからないけれど。
 30日には、朝から、家の周りの剪定を頼んで、馴染みの惣菜屋さんでおせち料理のセットを買って、母のケア用品は補充し、銀行で生活資金をおろして、うっかり忘れていた2025年のカレンダーをもらい、コンビニで支払いもして、さて、帰りに、2023年も同じ日に、母(そのときは歩行器で)を連れて買いに行った近くの和菓子店の前を様子の確認がてら通ったら、シャッターが降りていた。いつも餅を買うひとでにぎわっているこの時期に。貼り紙はない。でも、たぶん同じように餅を買いに来たと思われるひとが、シャッターの前で、携帯電話をかけていた。帰ってから調べたら、秋に閉店してしまっていた。朝、母に、一緒に行こうと声をかけていたのに。我が家の年末の風物詩だったのに。一年に一回、正月用の餅を買うだけの客だから、何も言えないけれど、ショックだった。

 餅は、ちょっと離れた米屋が出していると知り、行ってみた。店頭に餅が並んでいた。15時を過ぎていたからか、ひと気はなかったけれど、1kg買った。他にもいろいろぐいぐい薦められたけれど、ふたりではそんなに食べられないから。

 31日は火曜日で、母のデイ日。大晦日もやってくれて、ありがたい限り。いつもどおり、洗濯したり、掃除したり、二日分の買い物をしたり。
 年越し蕎麦をおかずにした晩ごはんのあとは、「放送大学」の映画の古典の再放送(『キング・コング』とか『天井桟敷の人々』とか)やサンテレビでの『じゃりン子チエ』など。映画『じゃりン子チエ』のサントラが欲しくなってきた。
 母の部屋のラジオをNHKラジオ第1の「紅白歌合戦」にしておいたのだけど、「切手のないおくりもの」が流れてきて、びっくりして、点けていたテレビのチャンネルを回した。オープニングが、出演者全員による合唱だった。何故にこの選曲。「紅白」は、『虎に翼』のミニドラマ付き「さよーなら、またいつか」だけ見た。
 最後の1曲、最初の1曲は凝らないことにした。ふと目にした、2年前に作った定年退職記念コンピを聞いていた。母からのコールがあるから、小さく、だけど。いい曲ばかりだ。あたりまえだ、好きな曲ばかりだから。いい曲だから好きなのか、好きな曲をいいと言っているのか問題はあれど。定年退職記念コンピは、最後の出社日に渡してまわっていたのだけど、そう言えば、「ポメラ」が壊れたことで、惜しいデータはないと思っていたけれど、在職中の同僚の名のメモを失ったのは、痛かった。名前は呼ばないと忘れてしまうから。

 日付変更線は越えていたけれど、その日の終りと次の日の始めは、いつもの火曜日の終わりと水曜日の始めだった。つまり、「岸政彦の20分休み」を聞きながら眠り、起きてから「となりの雑談」を聞いたのである。

 1日は、スーパーも開いていないし、ずっと家に居て、おせち料理+いつもの三食を食べて、書いたり、聞いたりして過ごした。『チャングム』再放送をもうやっていて、驚いた。宿敵チェ一族を倒し、母の無念を晴らす本懐を遂げる回だった。よしっ、ここで見るのをやめるぞ。あとはつらい話ばかりだから。

 2日、3日、4日は、近くのスーパーのうち、2店が開いたので、いつもどおりを再開。2日と4日は、母の家風呂入浴(介助)チャレンジ。4日の土曜日は、最初、翌日にするというので、わたしが風呂に入って、あがって、のんびりして、夕食の用意をして、「ごはんができたよ」と声をかけたら、やっぱり入ると言うので、そこからになった。

 母からのコールは続くときは続く。録画をしないで見ていた映画は途中であきらめることも。トイレのときと、夢から続く不安からのときがあるけれど、前者はいいとして、後者はどう応じたものかずっと迷いながらやっている。夢(本人にとってはそうではない)もいろんなバリエーションがある。現実のやりとりはすぐに忘れてしまうのに、夢はずっと続いているのが不思議。

 毎日、毎週、毎月と何かと連続投稿を薦めてくる「note」の圧を回避すべく、1月分を済ませてしまおうと、ex.Twitterで書いている「BGMスパイ」の結果を、NHK『新日本紀行』についてまとめたものを投稿した。30日に訃報を聞いたバール・フィリップスの曲が含まれているということもあった。
 「note」の記事では、ブレインレコードの邦題のまとめを、東瀬戸さんがex.Twitterで紹介してくださった。面白がってくれるひとに届けばいいと思います。

 30日には、村上和彦さんの訃報も聞いた。村上知彦さんの『黄昏通信(トワイライト・タイムス) 同時代まんがのために』(ブロンズ社、1979年)は、好きな漫画家(樹村みのり、真崎・守、いしいひさいち等々)について書かれた本として待望のものだった。当時も、「同時代」「ぼくらの」を強調した記述に批判はあった。でも、そのように思える漫画評論は他になかった。その視点による編集物に、とても助けられてきた。

 『Wonderland XTC Discography』、『XTC Chronology 1966-1999』の藤本成昌さん(aka EphemeraFile)が長年取り組まれていた、初期ヴァージンレコード周辺を主とした新聞記事や広告を時系列でまとめたファンジン『The Pop Pyle』のお知らせが届いた。構想を聞いてから、楽しみにしていました。応援の気持ちで、創刊準備号(PDF)を購入しました。"あの頃" の週末ガイドのような趣きです。「1970年6月から1977年3月までの間にイギリスの音楽週刊誌に掲載されたヴァージン・レコードを中心とした音楽ニュースの "スクラップブック"」で、第1号「MAY 4 - 25, 1974」は来年2月発行予定。

 今週の視聴覚。●「ザ50回転ズのロックンロール予備校2」、初めての名盤シリーズは、ニール・ヤング "HARVEST"。もっとハードなやつを選べばいいのに、と思いつつ。●『海に眠るダイヤモンド』の最終回は、配信(「TVer」)では、第9話と第10話に別れていて、場面の追加もあるというので、二日に分けて、改めて見た。●福岡「LOVE FM」の「月下虫音」2024年12月26日放送分で、東京ローカル・ホンク新譜特集。●「大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!」に、ついに赤江珠緒さん登場。相変わらず、なんでもないことをとても楽しく聞かせてくれるひとだと思う。PTAのポイント制の話など。●NHK教育「100分de名著」筒井康隆スペシャル。朗読が岡部たかし+朝倉あき。朗読のところは録画しておけばよかった。トークも面白かったけど。●KBS京都ラジオ『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』。お金ソング特集。今回は、いろいろ思い付いたけど、わたしが出さなくても、かかるだろうなと思えるものばかりだったので、リクエストは出さなかった。思い付いたものはだいたいかかったり、他のひとのリクエストとして読まれた。白木みのる「銭$ソング」は、NHK『突撃!カネオくん』で、意味ある選曲なのにイントロしか流れないので、フルで聞けて、うれしかった。思い付いてかかったもの。"You Never Give Me Your Money"、The Flying Lizards、俺の借金全部でなんぼや、Ben Folds Five「金返せ」、「銭$ソング」、Pink Floyd、King Crimson、トニー谷、植木等。読まれたもの。「値上げ」「借金大王」。フレンチ・フリス・カイザー・トンプソン、"Where Is The Money?" はリクエストすればよかったかなと思いますが、以前、ラジオ関西「夜のピンチヒッター」でかけてもらったことがあるので、なんとなく気が引けました。同じネタの使い回しみたいになるからかな。●『雲霧仁左衛門ファイナル』、ひさしぶりにエンクミさん、と思ったら、いわゆるフラグが立ちまくりで、最期は。うーむ。●大河ドラマ『べらぼう』。知らない世界の話が多いので、楽しく見られそう。

 30日が可燃ゴミ(一般ゴミ)の年内収集最終日で、2025年は火曜日から。母のデイサービスも火曜日から。という訳で、明日までは正月休みということにさせて。

1月6日(月)
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1月7日(火)
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1月8日(水)
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1月9日(木)
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1月10日(金)
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1月11日(土)
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