6月30日（日）	【▼ぐりぐらメモ／2024年6月30日】 　今週は、雨の合間をぬって、よく（自転車で）走ったし、よく歩いた。運動になった。疲れているかもしれないけれど、母の調子がまだよくないので、気が抜けていない、気はする。二、三日ごとに日記を書きたいとは思っているのだけれど、湿気がひどかったり、睡魔に勝てなかったりで、結局、日曜日の夜にうだうだしている。 　17時からの「BS松竹東急」での「木下恵介アワー」再放送シリーズがなくなったことも、地味に生活サイクルに影響している。17時までに風呂に入る、夕飯の用意をする、買い物に行く、という時間割だったのが崩れてしまった。母の調子が戻っていなくて、居間には来ずに、部屋とダイニングの往復になっていて、寝ているときはできるだけ寝ていてもらうことにしているので、食事の時間が前後している、ということもある。転倒の際の打撲（と思われる）の痛みは薄れつつある（つい笑かしてしまっても大丈夫なようだ）けれど、風邪が少し残っているみたいだ。風邪の処方は木曜日で終わっているので、様子見です。ともあれ、デイサービスには復帰したので、少しだけ安堵しています。 　火、木の母デイ日は、居住市の繁華街へ。●火曜日、映画を見ようと思ったけれど、見たい映画が、見られる時間帯・場所でやっていなくて、パンフレットだけでもいいかなと思っていた山口雅俊監督『おいハンサム!!』を見た。テレビシリーズ「2」の後半から見始めたドラマの映画版で、映画館で見る必要を感じなかったのだけど、楽しめればいいか、と思って。登場人物がみななにかしら突飛なかんじがあり、それらがぶつかることで、コントのような日常が生まれる。『サザエさん』っぽい、と思ったら、『サザエさん』の主題歌に合わせて構成した予告編のようなものまで作られていた。クライマックスは案の定、冗長だし、むりやりなかんじがしたけれど、受容範囲。でも、見終わったときは、当初、番組のファンブックのつもりで買うつもりだったパンフレットを買う気はなくなっていた。それが、結局、買ったのは、見終わってから、階下のレストラン街で食事をしたら、映画割が効いたからです。ありがとーの気持ちで、戻って、買いました。特にパンフレットが必要な映画ではないのだけど、脇役に至るまで枠をとって紹介しているのと、エンドロールが掲載されているのは、よいです。『関心領域』のパンフレットは見習ってもらいたい（いまだに落丁疑惑は捨てていません）。ところで、映画割、ありがとーという気持ちになったけれど、その瞬間は忘れてました、映画は2時間越えなのに、駐輪場の無料枠は2時間までで延長されないことを。●木曜日は、こまごまとした用事のために、再び、居住市中心部へ。駐輪場は別のところだけど、2時間以内で。火曜日に食事をとったとき、そのショッピングモールに、近所のスーパーにあったカフェが移転していたことを忘れていたので、寄ってみた。えらく立派な店構えになっていて、びっくりしたけど、バターチキンカレーの味は変わっていなかった。書店、レコード店にも寄ったけれど、目当てのものは見つけられず。見つけられないのは、気持ちに余裕がないからかもしれないけれど。 　土の母デイ日は、ぐったりしていたのだけど、図書館に本を返却しなければならないことを思い出して、午後から外出。ところが、最初に行ったところが蔵書点検休館で、3km離れた別の分館にハシゴすることになった。運動になった、というのはそういうことです。また出かける動機付けを仕込むために、また本を借りた。 　今週の到着物。チャップマン＆ウィットニー Chapman-Whitney の "STREETWALKERS: 50th Anniversary Edition"。ファミリー解散後に、ロジャー・チャップマンとチャーリー・ウィットニーが連名で発表したアルバムで、のちにアルバムタイトルを冠したバンドが結成されるのだけど、こっちはファミリー人脈の他、ジョン・ウェットンの紹介でか、何故かキング・クリムゾンの（脇役）メンバーが参加したゲストたちによる演奏で、バンドにはつながっていない。わたしも、北村昌士さんのキング・クリムゾン評伝で知ったのだけど、聞いたのが、ファミリーを聞いたあとだったので、クリムゾン調は期待せずに済んだ。やわらかで、穏やかな、牧歌的なかんじがとても好きです。以前、"THE FIRST CUT" と改題したCDが出ていたのだけど、ストリートウォーカーズ名義になっているし、曲順は変わっているし、曲名の誤記はあるし、ジャケットは切り傷から滴り落ちる血をあしらった悪趣味なものに変わっているしで、手が出なかった。今回は、オリジナルどおりのジャケットと曲順が復活し、加えて、シングル "Roxianna" のB面曲で、アルバム未収録の "The Crack"、ハイライト曲 "Call Ya" の別ミックス、1974年6月27日録音（7月4日放送）のBBC "John Peel Show" 用の録音が5曲（"Get Out of My Life, Woman" はアルバム未収録曲）収められています。オリジナル盤も、内袋に印刷されていた歌詞がブックレットに掲載されていて、めでたしめでたし。 　今週のその他の音楽関係（メモ）。●月曜日、「ネガポジラジオ【赤ちょうちん】」第199回、ゲスト：三浦佳世さん。●火曜日、ブリーダーズの映像 "Live in Big Sur"。森の中で『Last Splash』曲のアクースティックバージョンを演奏。森の中の湿り気も感じられて、よかった。●火曜日、心斎橋「歌う魚」での「とことこえんがわ」。momokoさん弾き語りソロを配信で見る。『23』や『未知の星』、配信で発表された曲やVegのレパートリーなど。投げ銭しようと思ったら、Yahoo IDが必要ということで、断念。申し訳ないけれど。●水曜日、折坂悠太『呪文』のトレイラー映像だと思って、流していたら、全編の映像版だった。聞き入ってしまった。●木曜日朝、NHKラジオ第一「ふんわり」で、「安齋肇と六角精児の名曲遺産」ライ・クーダー特集。●木曜日夜、やしの実FM「ラビットアワー」で、加藤和彦特集(2)。サディスティック・ミカ・バンドの特集。桐島かれん期の「暮れる想い」について、"AVALON" をやりたかったのだろうという指摘は目から鱗でした。そこからは大好きな「7 Days, At Last!」もかかった。木村カエラ期の「Big-Bang, Bang! (愛的相対性理論)」もかかって、この曲は好きやなと改めて。でも、最近出たボックスセットには、含まれていないらしい。Apple Musicにもなかった（Spotifyにはあった）。●金曜日、RSK山陽放送「アングラは次の時代を創る：ペパーランド主宰者・能勢伊勢雄の半世紀」を見る。2022年4月放送「地域スペシャル・メッセージ〜アンダーグラウンドの砦〜」をリメイクしたYoutube限定エディションとのこと。●土曜日、夕方。NHKラジオ第一「ちきゅうラジオ」でかかっていたインドネシアのバンド、Derediaの「Senandung Perpisahan」、よかった。●土曜日深夜、「ザ50回転ス゛のロックンロール予備校2。初めての名盤」シリーズで、プリンス "SIGN O' THE TIMES" 3週分（A面、B面、C面）。●河合愼五さんのインスタグラムライヴを引き続き。 　今週のその他。ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』最終回。なのに、案の定、寝落ちしてしまったが、案の定だったので、録画していたので、翌朝早くに見ました。緊張感を心地よくと言うのもヘンだけど、強迫的にではなく、煮詰めるかんじで描き出していたと思います。 　日曜日、渡辺勝さんの訃報。
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