目次に戻る

2024年5月12日〜2024年5月18日


5月12日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2024年5月12日】
 連休中、「平日」が休みになったためにできなかったことをやる週にしようと思っていたのだけど、なかなか動いてくれなくて…。その間にも、課題がいろいろ出てきて、近場をあちこち出かけてみたものの、進まず。てがかりを知ることはできたけれど。

 近場をあちこちめぐりながら、各地のスーパーを行脚してる。これはどうかな、と思いながら、買ったものが、母にヒットするのはよいのだけれど、「また買ってきて」となったときに、どこで買ったものだったか忘れていたり(レシートで確認するけれど)、遠くて、なかなか行けなかったりということもしばしば。

 NHK-FM「朗読の世界」での山田太一『異人たちとの夏』朗読が木曜日に終了。かなり忘れてるところがあったなと思いながら聞いていたのだけど、終盤になってくると、もう、前半の細かいところを忘れてしまっている。確かめたいけど、本ではないので、読み返すことができなくて、悶々としてました。

 火曜日。「京都シネマ」で、濱口竜介監督×石橋英子音楽と銘打たれた映画『悪は存在しない』。12時から14時。物語の顛末を追うものではなく、映し出される森に同化してしまいそうな、魅入られる怖さを伝える映画でした。見るものが同化することを防ぐのが、森と距離を置きながら暮らしているひとたちがバランスを崩す(崩される)姿というのが皮肉というかなんというか。予備知識を入れないようにしていたので、石橋英子さんのシングル付きパンフレットが出ていることも知らず、母のデイからの戻りに間に合うように帰る必要もあったので売り場も覗かず(ひとも多かった)、逃してしまった。

 「京都シネマ」に行く前に、銀行、「くまざわ書店」で「フリースタイル」59号(特集 西田豊穂インタビュー)、「東京人」は書店をハシゴしたものの見つけられず、前回「大吉」を当てたコーヒーもう一杯無料券を使って「ホリーズ・カフェ」で昼食。で、時間切れ、でした。「京都シネマ」に着いたら、カウンターに行列ができていて、焦った。チケットはネット購入していたので、スマホに届いたQRコードをかざすだけでよかったのだけど、あれはあれで通過した実感がなくて、落ち着かなかった。

 あまり本も読めていないけれど、雑誌以外は、グレアム・ソールズベリー(さくまゆみこ訳)『その時ぼくはパールハーバーにいた Under The Blood-Red Sun』(徳間書店、1998年7月)を読んでいた。邦題が示すとおり、太平洋戦争時にハワイに住んでいた日系アメリカ人少年を主人公にした物語。日系人を取り巻く状況、ハワイ人や白人との関係、戦況を描きながら、日常を保とうとする少年たちの冒険物語だった。作者のグレアム・ソールズベリーは、ミレニアムに参加していたサンディさんです。Salisbury をサリスバリーと表記していたけれど、ソールズベリーが近いらしい。この本のことは、上柴とおるさんが「芽瑠璃堂」サイトで連載している「上柴とおるのポップス再前線」(2024年4月27日付記事)で知った。

 録画していて、なかなか見られなかった『ドライブ in ウクライナ 彼女は「告白」を乗せて走る  (IN HER CAR)』をやっと見た。心理カウンセラーの主人公が、戦時下のウクライナで、依頼を受けて、ひとを運ぶ。たまたま見たのが第5話だったのだけど、基本的に1話完結だけど、ずっと追っている謎があったのでした。ところが。まだ途中なのに、放送は5話まで。続きは未定。制作が続けられないでいるのかもしれない。

 訃報ふたつ。●スティーヴ・アルビニ Steve Albini。面白いと思っていたけれど、初期の露悪趣味(バッドテイスト)志向が馴染めなくて、敬遠していた。わたしの器の小さいところだけれど、リスクも受ける本人よりも、リスクなしで、そうした露悪的なところを称揚する向きがダメで、そうしたひとたちに同調することになるのを避けていたし、「良さ」に触れる気も起きなかった。訃報のあとで、流れてきた投稿によれば、本人は自己批判していたということだけど。●ダディ竹千代さん。コミックバンドが好きだったのは何故だろう。笑わせることの背後に、しっかりしたファンタジーを感じていたように思います。●ロジャー・コーマン Roger Corman。『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか』は読んだ。SFや怪奇ものが好きだと避けて通れない。当たること優先の海千山千のひとだったけど、つい見てしまう面白さが確かにあった。

5月13日(月)
[一回休み]
5月14日(火)
[一回休み]
5月15日(水)
[一回休み]
5月16日(木)
[一回休み]
5月17日(金)
[一回休み]
5月18日(土)
[一回休み]

目次に戻る

2024 Kijima, Hebon-shiki