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2024年2月4日〜2024年2月10日
2月4日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2024年2月4日】
月曜日、もういちど30分かけて、家電量販店まで往復することに怖じ気づいてしまい、日曜日の朝に通販を頼んだセラミックファンヒーターが、朝9時半にもう届いた。おそろしい。いや、ありがたいけれど、びっくりした。一日待機しなくてよかったのも助かったけれど。 火曜日に、修理してもらうべく、自転車を押して行ったものの、火水休みだった駅前のサイクルショップに、木曜日、再度、持ち込み。直せるけど、あくまでも応急処置、もう13年目であちこちがダメになってきていて、また別のところがあかんようになる可能性がある。次にどこかおかしくなったら、そのときは新調を考えてください、とていねいに対応してもらった。直してもらっている間、近くの図書館で、『重版出来』を一冊読んだのだけど、一冊に45分もかかってしまったというべきか。 がちゃこんがちゃこんといわしていた自転車は、ころころころころ、くらいになった。早速、金曜日に、居住市の中心部まで、自転車で行くことになった。もともとウェブ上で、海外の予告編を見て、面白そうだと思ったのだけど、周囲でも話題だし、一般的にも話題なので、見やすい状況になったヨルゴス・ランティモス監督の映画『哀れなるものたち
Poor Things』を見に。
『哀れなるものたち』は、フランケンシュタインの物語とその作者、メアリー・シェリーの伝記を思わせる架空の古典的世界を舞台にしたファンタジー。胎児を抱えながら身投げした女性を偶然「拾った」規格外の天才科学者であり外科医であるゴッドウィン・バクスターが、損傷した女性の脳の代わりに、その胎児の脳を移植し、蘇生させる。その「娘」、ベラ・バクスターの成長と脱出と復讐の冒険譚でした。例によって、監督のことも俳優のことも物語の詳細も知らずに見たのだけど、冒険譚として面白かった。なんでわざわざ、な生々しい場面には比喩ではなく目を瞑っていたのだけど。
音楽は、リスボン、アレキサンドリア、パリを巡り、ロンドンに戻ってきたときの曲がとてもよかった。Apple Musicに、Jerskin Fendrixによるサントラ "POOR THING (Original Motion Picture Soundtrack)" があったので、聞いた。"London" と題されていた。コントラバスやチェロによる通奏低音もよかった。 今週は通販物がいろいろ届いた。月曜日、Modern
Nature "NO FIXED POINT IN SPACE" (2023)、角銅真美『Contact』(2024.1.24)。コンビニで「もうひとつ届いていますよ」と教えてもらったのだけど、連絡来てたっけ、なんだったっけ。二つの支払いですっからかんだったこともあり、一旦保留して帰宅した。確認したら…ずいぶん前にダメ元で注文を出して、届くのはまだまだ先だと頭から消していたものだった。翌日、前述の未遂に終わった自転車修理のついでに銀行でおろして、引き取りに行った。
通販物ではないけれど、2024年の最初の一冊にするつもりだった津村記久子『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版、2023年3月)を、『哀れなるものたち』を見に行ったついでに階下の書店で買った。書き忘れていたけれど、金曜日は、映画を見る前に、買い物を済ませていた。上映終了後、すぐに帰れるように。 土曜日、節分。恵方巻の太巻はかなんなぁ、そや、日本シリーズでバッファローズが負けたとき、残念セールと言って、キンパを無料配布してくれた店のキンパを代りにしよう、と思って行ってみたら、しっかり「恵方巻」の幟を立てて、店の前にワゴンを出していた。ものはいつものキンパだったので、ありがたく、買いました。 きょうは、自転車がなければ、行けなかった隣市のショッピングモールへ。服、DATやCDのための収納ケースを調達し、「ユリイカ」2024年2月号(特集 クレイジーキャッツの時代)と橘川幸夫さん発行の新雑誌「イコール」00号を購入。「ミスド」でしばし休憩して、晩ごはんのための買い物をして、帰った。 母の心細さ、不安をなんとかしたいと思うも、払拭することができないでいる。心細さが、記憶の断片をあれこれ引き寄せてしまうのではないかと思うのだけど。 その他のテレビ。●『金と銀』最終回。主人公に反感を募らせていた妹のエピソードは途切れたままなので、続編があるのだろうと思う。朝倉あき演じる離縁された最初の御寮さんも、その後にかかわりがあるような気がしていたけど、ほんの少しだけだったし。●『作りたい女と食べたい女2』は、まだ助走。●楽しんで見たドラマ『セクシー田中さん』の原作者が、ドラマ化に際して、元の作品を壊さないという約束が守られず、苦しんだことをウェブで告白したのち、亡くなられた。既に執筆済みのエピソードは、修正を要望して、なんとかしたが、連載中のため、ドラマ用に用意した最終話も生かされなかったので、自ら脚本を書かざるを得なかった、と。どちらにもいい顔をして話を進めたやつがいる、と推測できるけれど、ドラマ化、脚色の是非ではなく、条件や約束を守れないのに「ひとの」作品に手をつけたことが問題だったのだと思う。そんな、あたりまえのことを言ってもしかたがないのだけれど。 その他。高円寺の「円盤」「黒猫」が閉店。数回しか行っていないし、田口さんの活動は続いているので、感傷的にはならないけれど、もっと行く機会があったらよかったのに、と思う。 |
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