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2024年1月28日〜2024年2月3日


1月28日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2024年1月28日】
 不安から、不安になる物語が作られて、さらに不安になるという悪循環。月曜日の午後から。なぜだろう。昼にお好み焼き屋にいっしょに行ったことくらいしか思い当たらない。

 火曜日、先週のCT検査、血液検査の結果を聞きに、駅前のクリニックへ。異状なし、でした。気分よいので、と言うほどでもなかったけれど、何か買いたい気持ちで、そのまま電車に乗って、書店を回ったけれど、なかなか、これはというものがなくて、結局、最後に寄ったところで、樋口直美・内門大丈『レビー小体型認知症とは何か』(ちくま新書、2023年12月)を購入。

 あまり居間から離れられないので、こたつデスクワーク。手元に残っている古いFM番組表をファイルにまとめ、一覧表を作った。参照したい時期のものがちょうどなかったり、思いも寄らず見つかって安堵したり。
 今週は、矢野顕子さんのライヴ録音から、初めて聞いた筒井康隆さんの「ジャズ大名」実演版のことを思い出したり、山下洋輔を少し聞いてみたりした。鈴木さえ子さんやギャヴィン・ブライアーズのライヴ録音についても。番組名がわからないものについて、調べたり、わからなかったり。そのあたりを「note」に。ブライアーズの来日コンサートについて、会場となった神奈川県立音楽堂のサイトに、当時の記録が残っていて、感激した。近藤譲さんが運営にかかわってらっしゃったのかな。

 木曜日、ウェブラジオ「巷のダイアログ」で、ライヴにたくさん行かれているなかちさんの2023年によかったライヴを振り返る番組が公開録音されていて、作業しながら、聞いた。あまり出歩けなくなったこともあり、現場の雰囲気や、どんな点を聞いてよかったかといった話題が楽しかった。文章で「最高だった」と書くよりも、相手が居るからだろう、本当はなんとも伝えづらいライヴの良さを伝えようとする話が快かった。

 金曜日、母がデイに出たあとで、新年早々、電源が入らなくなった3年目のセラミックファンヒーターを提げて、徒歩30分の家電量販店へ。修理代が新品を買うのと同じくらいになる可能性がある、修理完了まで3週間はかかると聞かされて、そのまま徒歩30分、提げて帰った。思案して、同じものを通販で取り寄せることにした。申し訳ないけど、また往復1時間歩く気力がなくて。
 家電量販店からの帰り、買い物に寄って、通販物の引き取りもしたかったけど、疲れたので、いったん帰宅して、一時間寝た。なんとか起き上がって、買い物に行って、コンビニで佐藤充彦&中山千夏『ザ・ラストショー 充彦千夏のあなたまかせ 今月のうたコレクション 1974-1976』を引き取って、なんとか母がデイから戻るまでに帰った。

 土曜日、母の昼食の算段をつけてから、「国立民族学博物館」での「みんぱく映画会」のキム・ボラ監督『はちどり』上映に。当時、よかったという近辺からの声を聞いていたけれど、見そびれてしまっていた。スクリーンで見たいという気持ちもあったので、ずいぶん前に申し込んでいた。そのときは、昼間だし、なんとかなるだろうと思っていたこともあり。
 『はちどり』の舞台は、1994年。軍事政権化での経済成長優先主義の残滓が支配的な暗い時代であり、その重苦しさから、主人公は意識しないまま、フラストレーションを抱えている。(漢文を学ぶための)塾のアルバイト講師(休学中の大学生)の言動に出口を見つけるも、「先生」とのつながりは突如絶たれてしまう。意識しないままのもがきが、ゆっくりとした変化の積み重ねで描かれていた。上映後、みんぱくのグローバル現象研究部の助教、諸昭喜さん(主人公よりも少しだけ上の世代)による背景の解説があった。思い出したくないものを思い出させる映画だったそう。その思い出したくないものを説明してくださって、助かった。日本にも重なる部分や風潮はあるけれど、韓国の出来事としてまずは捉えたいから。
 会場の講堂は、シンポジウムにも使われるところなので、折りたたみ式の机が席に設置されていた。配布されたレジュメの最後のページが白紙になっていたので、そこにメモをしていこう、と机を広げて、見えない中、メモをとったのだけど、明るくなって見てみたら、レジュメじゃなくて、アンケート用紙の裏だった。あわてて、写真を取って、消しゴムで消した。iPad miniと消しゴムを持っていっていて、よかった。

1月29日(月)
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1月30日(火)
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1月31日(水)
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2月1日(木)
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2月2日(金)
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2月3日(土)
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