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2023年11月12日〜2023年11月18日


11月12日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年11月12日】
 腰にはもともとキていたけれど、肩というか、腕にまで。右腕が上にあがらなくて。だからという訳ではないけれど、母のケアの用事もあり、今週はおでかけリハビリはなし。片付けも、物置と化している事務机の上と引き出しの整理など、目に付いたところを手当たり次第。進んではいないけれど、長年の懸案に手を付けることができた。

 ツイートから、おそらくとは思っていたけれど、アナウンスがなかった「喫茶アオツキ」の閉店を知った。日本橋にあった「蒼月書房」の頃に、「FOREVER」の東瀬戸さんに教えてもらい(地図まで描いてもらった)、うかがったのが最初。ラジオで聞いて、探していたシュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラのアルバムを見つけて、よろこんで買った。それから、そんなに行けてはいなかったけれど、北堀江の南端に移り、「喫茶アオツキ」になってからは、記憶に残るライヴがたくさんあったし、ゆっくりしたくて、何にもないときに行ったこともあった。行ったら、閉まってた、ということも何回かあった、そう言えば。クリームソーダが人気になって、行列ができるようになって、売り切れで早仕舞いされたりして。行列の横をあがっていって、「すみません、モノだけ見させてください」と告げて、レコードや本を見ることもあった。行った最後は、秘密の会合で。ありがとうございました。よい場所でした。

 実際にお会いしたことはないけれど、話されている言葉や様子は聞いていたひとの「声」(だけ)を聞いたとき、もう、記憶の中で、その言葉や様子がその声で思い出される。姿を写真で残すのもいいけれど、声を残しておいたら、忘れかけても、また聞けば、またその声で思い出すことができるのではないかと思う。

 今週の音楽。●木曜日、夜中に目が覚めたとき(2023年11月10日(金))に、母の部屋から聞こえてきたNHKラジオ第1「ラジオ深夜便」でのジョニ・ミッチェル特集を聞いてしまった。2枚目と3枚目で5曲、あとは1曲ずつくらいで、"MINGUS" まで。"Coyote" と "Goodbye Pork Pie Hat" は驚かされる選曲でした。●土曜日の朝は、ひさしぶりに、NHK-FMのピーター・バラカンさんの番組「ウィークエンド・サンシャイン」をリアルタイムで。「ジョウニ・ミチェル未発表特集」。先日買って、まだブックレットを少し読んだくらいで、聞いていないアーカイヴシリーズ第3集、"The Asylum Years (1972-1975)" の特集。バラカンさんのとらえかたを聞きたくて。年代順に、満遍なく紹介されていた。初期はあまり聞いていなかったとのこと。"COURT AND SPARKS" のデモのひとつ、"Piano Suite" がすごかった。●先週のNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」、特集・ジャズと異文化を二日に分けて、聞き逃し配信で聞いた。●KBS京都「大友良英のJAMJAMラジオ」も、先週分を聞き逃していて、「Radiko」のタイムフリーで、今週分と合わせて、聞いた。カーラ・ブレイ特集。もっと積極的に手に入れるようにすればよかった。ジャズということで、気が引けてた。●コルネッツのウェブラジオ「らじこる」第14回は、「洗濯」について。2018年の活動再開時に試みられたバージョンも放送。1993年版が、西村さんのドゥルッティ・コラムのようなギターで再構成されていた。前回の「養老院」についてのメールを読んでいただきました。●YouTube番組「ザ50回転ズのロックンロール予備校2。初めての名盤」は、スライ&ザ・ファミリー・ストーン "LIFE"。先週A面、今週B面。盛り上がってた。ドラムについて、特別なことはしていないのにすごい。ベースも、鳴らさないことさえも、グルーヴを作り出しているということを指摘されていた。おちゃらけ風にしているけれど、バンドマンやからね、なるほどと思うこと多し。聞いていて、楽しい。●カースティ・マッコールの8枚組ボックスセット "SEE THAT GIRL" には手を出せないけれど、配信で、お蔵入りになったアルバム "REAL" が全曲聞けるようになっていて、聞いた。XTCやシンプル・マインズなどの音を意識していたのだろうか、と推測したくなる音作り。それがお蔵入りの理由だろうか。ブックレットのライナーに書いてあるんやろなぁ、うーん。●ベイルートの新譜 "HADSEL" が出ていた。ひとまず配信で聞いた。それにしても、情報が来ない。●ビートルズのベスト盤 "1962-1966" の新編集版に、"You Can't Do That" が入っていることに気付いて、喜んだ。10年以上前、ヨ・ラ・テンゴ好きの若い同僚が、ビートルズに気になるがタイトルがわからない曲があると相談されたときに、候補として作成した「ビートルズをちゃんと聴いたことがないヨ・ラ・テンゴ好きのためのウラ赤盤」の1曲目に入れたことがあった。気になっていたのは、"Think For Yourself" だったのだけど、"You Can't Do That" もむちゃくちゃよかったと言ってもらえた。そんなことがあったので。

 その他のテレビなど。●ディスクへの書き込みができなくなったハードディスクレコーダーの空き容量を増やすべく、ちゃんと時間をとって見なくてはと思いつつ、見ることができていなかったNHKのドラマ『ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜』を見た。見終わってから、何の気なしに開いた「図書」2023年11月号に『芥川竜之介紀行文集』(岩波文庫)の広告があって、びっくりしてしまった。新刊ではなかったけれど、知らなかったので。ドラマは結局消していない。中村ゆりさんが出ているから、だけではない。●ティム・バートン監督『ビッグ・アイズ』(2015年)。何の気なしに見始めた実話を元にした話。60年代にアメリカで人気を得た絵画作品の作者が主人公だけど、その作品のことは知らなかった。●再放送ドラマで、『シェフは名探偵』。2021年春のドラマらしい。石井杏奈さんが出ている。よいかんじ。ハードディスクレコーダーの空き容量確保作戦で、録画されているものをチェックしていて気が付いたのだけど、石井杏奈さんはNHKのドラマ『LIVE! LOVE! SING!』のひとやったんやね。そのときはまだ子供の顔で、まったく知らなかったものだから、本格的な俳優活動をされているとは思わず、記憶していなかった。『LIVE! LOVE! SING!』も長尺版はちゃんと見ていないので、見直さないと。●テレビ大阪『新 美の巨人たち』、牧野富太郎「大日本植物志」×山本美月。いきなり『らんまん』の音楽を流してた。山本美月さんは農学部出身とのこと。そう言えば、NHKの園芸番組に出演されていたと思う。『ベランダー』には…出てなかった(レコーダーに残っているので見返してしまった)。●磯光雄監督『地球外少年少女』。最初の公開のときに、宣伝の一環で、同じ磯光雄監督の『電脳コイル』の再放送をしていて、そのときにCMはよく見ていて、きらきらしたキャラクターが多いことを不安に思っていたけれど、物語の成行きに引き込まれた。『プラネテス』を連想するところが多い。●母の興味を惹こうということもあるのだけど、昔の韓国医療時代劇ドラマ、『馬医』や『ホジュン』を見ている。『ホジュン』は見たことがなかった。

 思い込みはなかなか消えないのに、訂正はすぐに忘れられてしまうということに、ふむーとなる。ネガティヴなことにならなければ、何度でも、訂正する、けれど。

11月13日(月)
[一回休み]
11月14日(火)
[一回休み]
11月15日(水)
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11月16日(木)
[一回休み]
11月17日(金)
[一回休み]
11月18日(土)
[一回休み]

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