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2023年9月24日〜2023年9月30日
9月24日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2023年9月24日】
木曜日、手術・入院に対する生命保険の手続きのため、バスに乗って、病院へ。一日がかりになることを覚悟して、朝早いうちから出かけたのだけど、手続きしたら、できあがるのは二か月後と。そんなにかかるとは。世間知らずでした。しかたなく、居住市中心部で遊んでいくぞ、となったのだが、遊ぶと言っても、大きな書店の支店を回るくらい。書店や家電量販店、100円ショップを覗いて、難易度が高くなったと噂の券売機に松屋に挑戦して昼食をとったりして、昼過ぎには帰宅した。 ところで、手術・入院は6月なのに、いままで何をしてたのかという話だけど、精算が7月末で、直に世間は盆休みに入り、盆が過ぎても、暑いなぁとか言うてるうちに、9月になってしまったのだ。しかも、先週、保険会社の担当のひとに(手術することは伝えてあったので)「具合はいかがですか」と電話をいただいて、ようやく。言い出しにくくて。 書店では、いろいろ目移りしてしまったけれど、池松舞『野球短歌 さっきまでセ界が全滅したことを私はぜんぜん知らなかった』(ナナロク社、2023年4月)と雑誌「望星」10月号「ここ"も"愉しい古本屋さん」特集(東海教育研究所)を買った。『野球短歌』は、阪神タイガース、リーグ優勝記念。一句ピックアップして、弟にメールで送ったら、その日の試合について返事があった。弟のほうが絶対楽しめると思う。「望星」は気になる雑誌だけど、そこここで見かける訳ではないので、見かけたときに、と。「火星の庭」や「善行堂」も登場している。 今週のおでかけリハビリは、火曜日の西宮市、「大谷記念美術館」での「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」。ウイルス禍前の2019年以来。2020年は中止だった。昨年、一昨年は開催されたのかどうか、調べることもしなかった。大規模な展覧会を「見てまわる」ことが可能かという課題があった。
「大谷記念美術館」へは、いつも阪急「夙川駅」から歩いて行っている。でも、今回はそのままJRで「さくら夙川駅」で降りた。初めての駅。阪急の駅よりは、美術館に近い。「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は、小さなお子さん連れもほとんど見かけず、空いていて、よかった。受付で鉛筆の借用を申し出たところ、下敷きボードも貸してくれて、A4の紙も1枚いただいた。ありがたし。見ながら、気になった、気に入った作風の作家名と作品名をメモしていった。やはり、ヘトヘトになってしまい、途中のソファでしばらく休んだし、最後のビデオ上映コーナーで…ちょっと眠ってしまった。図録は買わず、ハガキを少し。 帰りは、美術館にいちばん近い阪神「香櫨園駅」から。梅田で降りて、週末に再入荷の情報が伝わってきていた『福田村事件』のパンフレットを求めて、20分かけて、「シネ・リーブル梅田」まで。ありました。「お一人様一冊」で。見たのも「シネ・リーブル梅田」だから、ええよね、パンフだけ買うのでも。
その他の音楽関係。●スカート澤部渡さんの番組「ナイスポップレイディオ」で1曲かかっていて、買いそびれていることを思い出したジョン・ブライオン Jon Brion の "meaningless" を通販で。●片付けは、カセット整理編の続き。カセットラックの抜けを探したり、詳細不明のテープの内容を確認したり。曲目インデクスノートは、90年代の初めくらいで、つけなくなってしまい、カセットラックによる管理もしなくなったのだけど、その後のテープをどうするかということも。ひとまずと言うには面倒な試みだけど、曲目インデクスノートのExcelへの転記を始めた。同じフォーマットで、90年代以降の未整理テープもつけていけばいいか、と。そんな、わたし個人の記憶でしかないことをわざわざ「書いて」どうするのだと思うのだが。●90年代初めに曲目インデクスノートをつけなくなったのは、細切れエアチェックの時代が終わったから。仕事が忙しくなって、ラジオに張り付いている訳にはいかなくなった。と同時に、レコードがそこそこ買えるようになった。カセットの交換も増えたけど、そこには曲目が書かれているので、ノートは要らない。貸してもらったレコードのコピーも同じく。あとは、ライヴ番組のエアチェックとライヴ会場での客録り。聞きっぱなし、録りっぱなしで、箱に放り込んだままにしていた。●ところで、カセットを確認していたCDラジカセが壊れた。CDはかかる、ラジオも聞ける、カセットの早送りや巻戻しはできる、でも再生ができない。このCDラジカセは、母が使っているラジカセのカセットが壊れたことで、代りに買ったのだけど、もうカセットは聞かないからと使われていなかったもの。VHSテープを確認しようとしたらビデオデッキが壊れたし、祟られているのかもしれない。●ラジオで聞いてよかったもの。薬師丸ひろ子「素敵をあつめて」。小暮はな「ジャカランダの花」。 その他のテレビ関係。●木曜日(2023年9月21日)深夜、『彼女たちの犯罪』最終回。物語にではなく、登場人物たちに腑に落ちないところは多々あるけれど、石井杏奈さんを見ていたかった。そう言えば、阪神「梅田駅」で「タクシーアプリGO」の竹野内豊のビルボードがあったので、つい共演している石井さんのもあるのではないかと探してしまった。なかったけど。●土曜日(2023年9月23日)、「放送大学」で『素晴らしき哉、人生』を講義付きで放送していたので手を止めたら、そのあとで、『兼高かおる世界の旅』を題材にした「考古・歴史・文化の今昔〜 蘇る兼高かおる世界の旅と共に〜 メキシコ編」の放送があることを知り、見た。●『太陽にほえろ!』第171回「暴走」(1975年10月24日放送)。犯人が、脅迫電話のコラージュテープの素材として、山谷初男『山谷初男の放浪詩集 新宿』の「人生は歌謡曲だよ、桃ちゃん」の後に入っているモノローグの一部をサンプリング。脅迫電話と犯人が持っていたレコードの同じ箇所に傷があったことが決定的な証拠になる。犯人を追い詰めるのは山村刑事なのだけど、「張り込み 尾行 人質 命(ブツッ) ない」という脅迫電話の「声のほとんどはラジオとテレビのニュースからなんですが、命とあと二つばかりの言葉は、俳優、山谷初男の『放浪詩集』のレコードからですよね」「犯人が使ったレコードには傷が付いていたらしいんですね」と説明しながら、オープンリールやレコードをかけるのは、島刑事。脅迫電話の元ネタのひとつが山谷初男さんのレコードからであることが判明する経緯は描かれていなかったのだけど、気付いたのは、もしかして殿下か。サンプリングされた箇所に躊躇なく針を落としていたし、こころなしか、嬉々としていたし。ボンが入ってきてからは、もう、見なくてもいいかと思っていたのだけど、思わぬ拾いものだった。 |
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