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2023年9月17日〜2023年9月23日


9月17日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年9月17日】
 今朝は、公園の掃除があったのだけど、起きられないでいるうちに、眠ってしまい、気が付いたら、掃除のために集まった近所のひとたちが解散するところだった。実際のところ、腰も痛めていて、参加するのは難しかったと思うけど、情けないです。
 何故このようなことになったかと言えば、金曜、土曜とたくさん歩いたから。疲れが出たのだ。やっぱりまだまだあかんか。というか、どうすれば鍛えられるのだろうか。

 金曜日は、おでかけリハビリとして、京都へ。東大寺通沿い、高台寺付近の「monade contemporar 単子現代」での「望月めぐみ展 PCPG」に。開くのが14時からということで、14時くらいに着くように、阪急烏丸駅で降りて、あちこち寄りながら、歩くことにした。リハビリだから。行きは、澁谷浩次さんのNoteウェブラジオ「yumboトークシリーズ番外編・澁谷浩次インタビュー(前編)」を聞きながら。

 『福田村事件』を上映している映画館に寄ったけど、パンフレットは売り切れたままだった。書店を覗いたり、辻辻で腰をおろして休みながら歩いたけれど、思いのほか早く、八坂神社までたどり着いてしまった。それにしても、海外からの観光客とおぼしき人々の多いこと。昼食をとったラーメン店は、滞在中、他の客はみな海外からの観光客だった。

 望月めぐみさんの展示「PCPG」は、Paper Cutting PhotoGramの略で、フォトグラム技法で、切り絵を撮影したもの。植物の顕微鏡写真のようでもあり、化石のようでもあり、そのことが、映っているものが「生きている」あるいは「生きていた」ことを予感させる、そんな画像になっていた。

 暑さもあり、帰りはどこにも寄らずに、河原町駅から。このところのダイヤグラムでは、自宅最寄駅まで一本で行ける各駅停車が少なくなって、どこかで乗り換えないといけない。何度か、乗り過ごしている。うっかり眠ることもできない。帰りは、澁谷浩次さんのNoteウェブラジオ「yumboトークシリーズ番外編・澁谷浩次インタビュー(後編)」を聞きながら。

 土曜日は、最初、中津駅で降りて、レコード店に寄って、中崎町を経由して、北浜「雲州堂」へというコースを考えていたのだけど、中津駅から中崎町までの距離を考えると、バテてしまうのではないかと考え直し、梅田駅から中崎町を目指すことにした。途中に「MARUZEN & ジュンク堂書店梅田店」があるので寄って、『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』をめぐる鼎談を掲載した「図書新聞」3607号を買っていくことにした。「東京人」2023年7月号(No.467)「僕らが愛したなつかしの子ども雑誌」、村岡栄一『去年の雪』(少年画報社、2023年9月)もあわせて。ところが。いつもは空いている現金のみのセルフレジを利用するのだけど、「図書新聞」にはバーコードが付いていないので、セルフレジが使えない。やむなく、長蛇の列に並んだ。15分かかった。後ろに並んでいたひとが「いまどき現金のみのセルフレジを使うひとなんているのかしら」という話をされていて、肩身の狭い思いをすることになってしまった。

 梅田ロフトから新御堂筋をわたって、とてもひさしぶりに、まっすぐまっすぐ東へ進んで、「Marble SUD(マーブルシュッド)中崎町店」に。「ニヒル牛」での「佐藤幸雄という男・展」に出品され、『ライブ・アト・ニヒル牛』のジャケットにも使われた佐藤さんの張り子を制作された「アトリエおはよう」さんのPOPUP SHOPが開かれているため。いろんな張り子の実物を見てみたかったのだ。「てつがく猫」の張り子と、アトリエおはよう著『めでる張り子』(文化出版局、2022年10月)を購入した。

 「Marble SUD中崎町店」から、地下鉄中崎町駅まではすぐ。中崎町駅からは馴染みの、でもやっぱりひさしぶりの道を南へ。予定をひとつ飛ばした関係で、金曜日に続いて、早めに着いてしまうので、天神橋筋商店街の喫茶店で、長めの休憩をとった。

 「雲州堂」での音凪企画特別興行「yumbo 2 DAYS/AUTUMN DREAMS 九月の歌」第一日へ。第一日のゲストは、田中亜矢さん。最初に田中亜矢さん。歌はどこまでも柔らかいけれど、ギターや曲の手触りはするどくて、すっと歌を届けてくれる。yumboは二部構成で。第一部の後半、「統一」「センチメンタル・ジャーニー」「追放」という澁谷さん言うところの「重めの曲」3曲が圧巻だった。山路さんのドラムがものすごかった。どの曲が演奏されても、聞けてよかったと思うものなのだけど、後半に演奏された曲も、ペダルスティールやジャズっぽいギターと共に、新鮮な感触で聞いていた。工藤夏海さん、高柳あゆ子さんの、澁谷さんの話への目配せは相変わらず楽しげだった。新曲「夜への歩み」も、またいつか聞けるだろうと思う。最後に、というかアンコールで、田中亜矢さんを迎えて、「鬼火」を。今年、二回目の「鬼火」でした。(一回目は同じ「雲州堂」でのコルネッツの演奏)。よかった。

 yumboのTシャツも買いました。気になっていたカルタをあしらったもの。

 今週は主にカセットテープの整理をやっていた。カセットラックが地震で崩れて飛び出てしまって以降、整理を放棄して散り散りになっていたカセットを、曲目インデクスノートの順に並べ直すという作業。抜け(行方不明)もあるけど、ひとまず、曲目インデクスノート7冊に記した555本、15本x3引き出しのカセットラック13個分を確認。カセットはまだまだあるけど、90年代初め頃に「エアチェック時代」が終了し、ノートをつけなくなったのでした。仕事が忙しくなって、ラジオを聞いて録音するという行為がむずかしくなったこと、あがた関係で交流が増えて、コンピやコピーをもらうことが多くなり、ノートにつけきれなくなったということもあった。
 曲目インデクスノートはA6サイズのノートで、ラジオで聞いてエアチェックした曲名を、聞いたまま、カタカナで、仮としてメモするために作っていた。いまとちがって、Discogsもないし、綴りすらわからなかったから。カセット本体のインデクスカードには、ちゃんとした綴りで書きたい、だから、仮で、別にノートに書いていたのだ。なので、見返すと、とても恥ずかしい。間違いもたくさんある。でも、結局、カセット本体には書かずじまいだった。おかげで、それだけでは中身がわからないカセット多数になってしまった。

 カセットを整理しながら、曲目インデクスノートの校閲をすることにもなった。個人的なノートの校閲をしてどうするという気もするけれど、別のノートに清書しようとして挫折したり、通し番号を付け間違えていたり、曲名を間違えたり、書いていなかったりするのを放置することができなかった。

 カセット整理の途中で、気になっていた録音の聞き直しもやった。1980年5月31日(土)、FM大阪「MUSIC MAGAZINE」の阿木譲氏担当回でのVanity Records特集で、Toleranceの曲として「Green Paradise」とメモしている曲がかかったのだけど、Vanityからのリリースにそのタイトルの曲がないので、聞き直したかったのだ。改題して、「Through The Glass」になったのかと思っていたけど、聞き直したら、ちがう曲だった。Toleranceの作品を聞き落としているかもしれないので、指摘を乞うためにツイートしてみたけれど、指摘は得られず、未解決のままです。

 今週のその他の音楽。「RCAブラジル音楽の至宝」シリーズ税込1400円の廉価盤シリーズから、3枚。Dom Salvador "DOM SALVADOR"、Carlos Walker "CARLOS WALKER"、Karma "KARMA"。アナログ盤新譜4400円には躊躇するのに。

 懸案だった保険請求のため、やっと電話。というか、連絡を躊躇していたら、担当のかたから電話をもらったのでした。診断書をもらってこないと。

 『シッコウ!』『アストリッドとラファエル3』最終回。

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