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2023年9月3日〜2023年9月9日


9月3日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年9月3日】
 活動を再開したいが、暑さがそれを許さない。月曜日(2023年8月28日)は、ついに、日射病というか熱中症のなりかけのような症状が出て、焦った。午前中、エアコンをかけずに過ごしたのち、買い物に出たら、ふわふわとぬめるかんじがした。大事をとって、午後はずっと寝ていた。

 火曜日は、小規模おでかけリハビリ。最寄駅Bの駅前まで自転車で行き、書店、ドトール、図書館。ドトールで、U2 "I Still Haven't Found What I'm Looking For" のラテンっぽいカバーが聞こえてきたけど、曲当てアプリ「Shazam」を入れたiPad miniを持ち出していなかったので、帰ってから、ウェブで調べた。「USEN」に「ドトールコーヒー専用放送」というものがあり、検索して、Sugarpie & The Candymenであることがわかった。

 少しずつ読んでいた水本アキラ『武田百合子「富士日記」の4426日』(3)を読み終えた。読書は、「部屋の中で立ったまま読書チャレンジ」を続けているけれど、連続15分くらいしか保たない。回復するのだろうか。というか、そんなチャレンジはやっていなかったので、もともとどれくらい保ったのかわからない。

 今週は、ウェブで無料公開されているマンガをあれこれ読んだ。以前、本を買って読みかけたが、1巻だけで断念したものや今週テレビで見た映画の原作者による他の作品など。再放送していた『ミステリと言う勿れ』は、ライカさんが出てくるところだけ好きだけれど、原作は試し読みしてみて、思案中。妄執にとらわれた心理のたがが外れたひとによる殺人が苦手なので。

 土曜日に、伯母の三回忌法要のため、大阪市内の寺院に。土日に「最短距離」「昇降手段」を確認するために下見をしたかったのだけど、来週ずっと雨続きの予報が出たので、できなかった。以前調べたところはよかったけれど、初めての駅では、エレベーターと改札がうまくつながらなかった。エレベーターがある出口に近い改札からホームへのエレベーターがない、なんて。歩かざるを得ない道、昇らざるを得ない階段が多かった。身体的にはしんどかったと思うけど、母にとっても、行ってよかったと思う。

 今週の音楽。●「ザ50回転ズのロックンロール予備校2。初めての名盤」Steely Dan『Can't Buy A Thrill』B面編、Crosby, Stills & Nash『Crosby, Stills & Nash』A面編、B面編。スティーリー・ダンには懐疑的だったものの、最終的には「一貫してソウル」「曲作るん楽しなってきてるんかな」「凄腕すぎる」と絶賛していた。CSNについては、コーラスをフィーチャーする余り、バンドサウンドが後景に追いやられていることを残念がっていた。ニック・ロウ/ブリンズリィ・シュワルツをかぎとるあたりはええよなと思う。アルバムを飛ばさずに聞く、よい機会になっています。●妹尾みえ『音楽ライターになろう!』(青弓社、2023年5月)。音楽ライターになるという主題よりも、妹尾さんへの関心から。妹尾さんが書かれている分野には親しんでいないのだけど。実例や最近の話題への言及も多い。それも、妹尾さんが書かれている分野とは少しちがうところへの言及が面白かった。●NHK総合「TULIP 50年の軌跡 密着 ラストツアー」を見た。TULIPと表記することになったのかな。会場の客出しと思われるBGMが「娘が嫁ぐ朝」のインストゥルメンタル版で、そんなのがあるのかと思ったのだけど、調べたら、財津作品を映画音楽風にアレンジした企画盤『ZAITSU SONGS: CINEMATIC』が2002年に出ており、どうもそこに収録されているみたい。●モーマスのOpen Universityシリーズ動画で、「Albums 1967-77」と「New Wave albums, 1978-81」。前者は、モーマス少年の音楽聞き始め年代記で、ビートルズ、フランソワーズ・アルディ、ミュージカル『ヘアー』、Tレックス、ボウイ、クラフトワークについて。後者は、おそらく自分でも音楽を始めようとしていたときに影響を受けたマガジン、トーキング・ヘッズ、ワイヤー、ディーヴォ、イーノ、ジョイ・ディヴィジョン、PIL、(引き続き)ボウイ、XTC、スロビング・グリッスル、シンプル・マインズ、ドーム、パッセージ、ジョセフKについて。いずれも、さわりをアコースティックギターによる弾き語りカバーで紹介していた。●澁谷浩次さんのnoteラジオで、「yumboトークシリーズ vol.1」ゲストに、melagukan、行楽猿のみやけをしんいちさん。歩きながら話されていた。みやけをさんのリクエストでかかったyumbo「サーフィン」の「たどりついた」末尾について、澁谷さんがScritti Polittiの真似と話されていた。あの曲か、と思えど、SNSでそのことに触れるのは無粋かと思い、控えた(間違っていたりして)。

 今週のその他。●関東大震災の際の、「余所者」に対する差別感情に基づく流言に惑わされた人々による多くのリンチ殺人事件について、「事実かどうかわからない」と行政に携わる都知事や内閣官房長官が発信した。将来にわたって防ぐべき事例について、過去の例を、歴史学者じゃない(都知事)とか記録が無い(内閣官房長官)といった理由で斥けて、その結果として事例についてどうすべきか(防ぐべきか)言わないというのは、責務に無自覚であることを表明するようなものだと思う。●母を連れて電車移動をしたことで、母がもうひとりでは電車に乗ることができないことを思い知り、とても哀しくなった。本人も落ち込んでいた。母がひとりで電車に乗って出かけたのは2年前の暮れが最後。そのときも全行程を事前に下見して、駅構内の地図を描いて、写真を付けた冊子を作って渡して、送り出した。なんとか行けたのだけど、たった2年前のことだと思うと、改めて。昔、わたしが居間の机の上に置いていたうらたじゅんさんの個展「路地裏展覧会」の案内ハガキを見て、好きな絵だと思い、わたしには何も言わずに、ひとりで見に行ったことがあった。場所は、本町「millibar gallery」。地下鉄の本町駅はややこしく、会場も駅の近くではない、わかりやすいとは言えない場所にあった。そのときも、とても驚いたのだけど、2009年9月、71歳のとき。14年は「たった」とは言えない年月だけど、できていたのに、と思ってしまう。

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