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2023年7月31日〜2023年8月5日


7月30日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年7月30日】
 火曜日(2023年7月25日)、退院後の最初の診察のため、病院へ。診察の予約は9時なのだけど、その1時間半前(7時30分)には採血、30分前(8時30分)には採尿を済ませておくように、との指示で、「受付が7時30分からになってるけど…」と訝しく思いながら、ひさしぶりに6時台に家を出た。今回は、駅まで自転車で行き、電車で。バスは座れなかったときがつらい。電車は6時台の各駅停車なら大丈夫かな、と。

 いまはどうかわからないけれど、近所の大きな病院は、朝、受付開始前から、扉は開いて、中でずらっと行列ができていた。新参者にはどうつながって、どこが最後尾かわからず、ナンギした記憶がある。で、今回も、少し前に開いているのではないか、並んでいるのではないかと思い、念のため、早めに出て、7時に到着。そしたら。既に3人並んでいたけれど、開くのは7時30分らしい。まさかの開場と受付開始が同じ、「春一番」方式。開場、診察受付、二階にあがって採血受付を済ませた。ら、採血は8時からと。1時間半前には済ませられない。さらに、採血を終えて、採尿はどこでと訊ねたら、本来は採血受付時に採尿コップも渡されるのだけど、オーダーが通っていなかったらしく、「確認しますので、しばらくお待ちください」。確認ののち、採尿を済ませたのが8時45分。一階に降りて、診察受付にはすべりこみで間に合ったけれど、果たして、呼ばれたのは9時50分でした。

 診察の結果は、良好でした。詳しくは書かないけれど、担当医は「大丈夫」とは絶対に言わないけれど、「ひと安心」はしてええよね。今後は定期的に検査して、様子を見るということに。

 支払いでまた30分くらいかかって、保留になっていた入院治療費も精算して、一段落。入院中は感染防止対策のため立入りできなかった医療売店と病院内「ドトール」に。医療売店は入院するまでに、あるいは家族が、入院に必要なものが調達できる店だけど、入院前は、覗くためだけにそこまで行く気力がなかったのだ。で、「ドトール」で一服した。ふと思い立ち、病院と少し離れた駅の間で運行されている無料送迎バスに乗ってみることにした。診察を終えた身だから、ええよね。

 入院治療費について、メモ。高度療養費制度というものがあり、所得に応じて、限度額を超える場合、支給がある。入院案内には、事前に「限度額適用認定証」を市役所に申請して取得し、それを提出するとあるのだけど、入院手続きの際に、「オンラインでできるようになったので、やっておきます」と言われた。「こちらでは何も…」「しなくて大丈夫です」。数年前に入院したことがある弟は認定証を取りに行って面倒だったらしく、何度も、何もしなくてもいいのか確認したほうがよいと助言されたけど、何もしなくてよかった。
 少し前に、「マイナンバーカード」容認派、というよりも、反「マイナンバーカード」批判派と思われるひとたちによって、「マイナンバーカード」の利点として、認定証の取得不要ということが唱えられていたので、あれっ、となった。わたしは、「マイナンバーカード」は持っていないけれど、認定証を取得しなくても、制度が適用された。確認してみると、「マイナンバーカードの保険証利用に必要となる顔認証付きカードリーダーを設置した医療機関等」では、「健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードはもちろん、通常の健康保険証でもこのしくみを利用することができ」るとのこと。つまり、いわゆる「マイナ保険証」を持っていなくてもよいのである。「マイナンバーカードを持っていない場合、認定証を取得しなければならない」ように受け取られる可能性がある主張は嘘ということになる。やれやれ。

 駅近くのシネコンで、山下敦弘監督『1秒先の彼』を見た。清原果耶さんが山本精一Tシャツを着ている場面をたまたまネットで見かけて、予備知識なにもなしで。清原さん演じる京都の大学生、麗華(レイカ)さんが、とある現象に巻き込まれ、とある理由で、岡田将生氏が演じる、洛中の郵便局に勤める一(ハジメ)を救うファンタジー。事件が起こる前を描きながら、実は気付かれないところで事件に至る出来事が進んでいたことをあとで確かめる作劇でした。1秒早い青年と1秒遅い少女という設定も、とある現象の原因説明も、もやもやさせられるけど、レイカさんのぼーっとしながらも、突拍子もない健気さがとても好ましかった。山本精一ファンであるという描写は見当たらなかったけれど。

 映画を見終わって、シネコンが入っている施設にあるスーパーで買い物を済ませてから、朝、降りた駅まで歩き、おいしいとの評判をTwitterのタイムライン、つまり知ってるひとの書き込みで知ったパン屋で、また一服。それから、帰宅した。今週の「おでかけリハビリ」、終了。

 木曜日(2023年7月27日)から、腰痛を自覚。手術痕の痛みが薄れるのにつれて、打ち身のような痛みや内部の緊張もほぐれてきたのだけど、それらに気をとられて、自覚できていなかったのだろうか。同時に、首のこりも。その日は、枚方市で39.8度の気温を記録。金曜日は、「おでかけリハビリ」も休みにして、熱風を浴びながらの買い物以外は、うだうだしていた。土曜日も。ヘンリー・カウ本を読みながら、あれこれ確認したり、コルネッツのラジオ「らじこる」第10話を聞いたりしながら、過ごしていた。

 あ、そうだ、火曜日の診察で、もう風呂に入ってよいという許可が下りたので、木曜日に、退院後、初の湯船に。いい湯だ、な。

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