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2023年7月23日〜2023年7月29日


7月23日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年7月23日】
 雨は止み、梅雨は明けたが、猛暑続きで、母のデイケア日に合わせた「おでかけリハビリ」以外は、なんということもなく、ひたすら、うだうだしていた。ずっと布団を敷きっぱなしにしていたけれど、今週からは、朝、片付けるようにして、できるだけ起きて、というか、座っているようにしていたのだけど、それでも、横になる時間は多かった。

 今週、ショックだったのは、金曜日(2023年7月21日)の「おでかけリハビリ」で、梅田「阪神百貨店」での「夏の阪神古書ノ市」を覗きに行って、小一時間ほどレコードを見ているうちに、しんどくなってきて、立っているのもつらくなってしまったこと。中古盤と古本を見れば、元気になるかもという淡い期待が崩れてしまった。手術痕にさわる腹筋はもとより、背筋が落ちているのにちがいない。だるくて、だるくて。

 金曜日は、阪急の最寄駅近くの駐輪場まで自転車で行き、10分ほど歩いて、JRの最寄駅に移動、大阪駅へ。まず、先週に続いて、「ルクア1100」内「梅田蔦屋書店」での谷小夏個展「sezono」を見に行った。「sezono」は、植物採集旅行をする二人の女性を描いた連作。さまざまな季節、さまざまな土地を探検する姿が楽しかった。カード型の作品集が出ていたけれど、思案中。せっかくだから、買おうと思っている雑誌を買うたろかと思ったのだけど、最新号も在庫なしだった。なんやねん…。

 で、「阪神百貨店」に移動して、古本と中古盤の「夏の阪神古書ノ市」に。具合がわるくなったので、古本はざっと背表紙でわかる範囲を眺めたのみ。買うつもりだったリトルプレスを、「1003」「Calo」「シカク」の棚でとりあえずさらって、避難することにした。買ったのは、鈴木裕人編『龍膽寺雄を読む本』、水本アキラ『武田百合子「富士日記」の4426日(3)』、「オフショア」第2号、山本佳奈子「中国と表象 章子怡の性描写と顔」。いま、あまり距離を歩けないために行けない「1003」「Calo」「シカク」の出張販売所に行った、というかんじになってしまった。それでもありがたかったけれど。

 会場の上階のレストラン街で、昼食をとりながらひと休みすれば、復活するかと思ったのだけど、そういうかんじではなかったので、そのまま帰ることにした(阪神百貨店に来たからには、母の好物のラスクをおみやげに買って帰らない訳には行かなかったので、寄ったけれど)。それにしても、レストラン街。フードコート形式になっていて、とまどった。「席を確保してから、お並びください」とある店があったけれど、ひとりでは、席を確保してから、並ぶことができない。それに、給水コーナーは共通で、店ごとには提供されない。迂闊だったのだけど、選んだ店、確保した席の近くに給水コーナーがなく、唐辛子が山のように入った担々麺を頼んだのに、水の補給ができなかった。

 「おでかけリハビリ」、火曜日(2023年7月18日)は、店舗受け取りで取り寄せを頼んだベンジャミン・ピケット著(須川宗純訳)『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』(月曜社)が入荷したと連絡があったので、引き取りに、居住市の中心部までバスで。この日は、母のデイケア送迎車が来るのが遅く、いちばん近いバス停の9時58分発に間に合わなかったので、少し歩いて、別のバス停からの10時17分発に乗った。送迎車の到着時刻には幅があって、事前連絡がだいたい9時20分から9時50分と踏んでいるのだけど、金曜日は9時5分。あたふたしてしまった。
 居住市中心部にはシネコンもあり、まずそこで、12時15分からの映画のチケットをとった。それから、少々歩いて、取り寄せた書店のある百貨店まで移動。総務省の調査などの謝礼としてもらったものの、使える店を調べるのが面倒で放ってあったQUOカード3000円分と片付けで出てきた紙の百貨店共通商品券3000円分を投入して(消費税分は現金で支払って)、『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』を無事に受け取った。自分への退院祝い。百貨店共通商品券が使えたので、まだ図書券がいくらか残っていて、それで気になる本を買おうかと思ったのだけど、見つけられなかった。

 シネコンのある商業施設に戻り、レストランで昼食。もうね、安く済ませるよりも、楽に済ませたいというかんじで、このところ、おでかけリハビリに出ては、レストランで昼食をとっている。といっても、炒飯セットなのだけど、炒飯もラーメンもあっさり上品な味でよかった。
 12時15分から、宮ア駿監督『君たちはどう生きるか』。事前情報をまったく出さないということで話題になっていたけれど、どのみち、事前情報なしで見たいほうなので、これ幸いにとそれに乗ることにしたのだ。少々厄介な家庭状況に置かれた少年が、異世界に巻き込まれて、冒険し、状況に対峙する決意を持って、戻ってくる「行きて帰りし物語」。『指輪物語』を連想するところがあった。行きて帰りし物語やからね。なんやったんやろうという場面や登場人物(人とは限らないが)はあったけれど、葛藤にはつきものだと思う。楽しく、見た。タイトルは腑に落ちなかったけれど。君たち、なのか。問いかけてもいないし。唯一公開されている絵の選択もわからない。タイトルと絵も、事前情報隠しの一環なのではないかと疑ってしまった。(仮)と小さく付いているのではないか。あるいは、しばらくしたら、改題されるのではないか、と。

 映画は14時25分まで。一時間に一本の最寄バス停へ行く路線の出発時刻が14時40分。どこにも寄らずに、バス停に向かったけれど、5分前で、既に長蛇の列ができていた。立っているのがしんどそうなひとばかりなので、あきらめて、立っていることにした。座って立ったときに眩暈を起こすのもなんだし、というのは負け惜しみか。負けてはいないけれど。

 うだうだしていた日も、水曜日以降は、ヘンリー・カウ本を読みながら、聞き直したり、資料をあたったりはしていた。ヘンリー・カウというバンドが何を目指して、どう活動したかを追求した論考だけど、そのために時系列とかかわったひとたちの列伝と背景が押さええられているので、ミーハーとしてはまずそこで、そやったんかーとなるところ多々。最初、つい列伝的にリンジー・クーパーやジョージー・ボーンの項など読み始めてしまったけれど、進行とともに、新たな登場人物が現れるというのも楽しいので、最初から読むことにした次第。気になったこと、わかったことをメモしたら、キリないか。でも、きっと、あれ、どこに書いてあったっけとなりそうな予感はする。

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