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2023年7月9日〜2023年7月15日


7月9日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年7月9日】
 暑さと雨と湿度が、術後の体力落ちに影響しているのか、もしかしたら、先週よりも、ぐったりしていたかもしれない。リハビリのつもりで、出かけてはみるものの、疲れて、あまり歩き回れなかったり、たちくらみがしばしば起こったり。

 7月4日(火)は、十三「シアターセブン」に、伊勢真一監督『Pascals しあわせのようなもの』を見に行った。思っていたよりも、三木黄太さん追悼が主で、とまどった。パスカルズがどのようなバンドか、三木さんを含む、それぞれのひとが奏でる音がどのようなものであるかという前提なしに、三木さん、三木さんの音の不在が語られていた。三木さんが居たときのパスカルズを見ているひとに伝えてもよかったのではないか。追悼コンサートでの演奏も、語られるエピソードもよかったけれど、パスカルズが音楽を担当しているドラマや映画を見たひとに、パスカルズを知ってもらおうと思って薦められる作品ではなかった。

 映画を見る前に、梅田に寄って、書店をまわったけれど、退院祝いにと思っているベンジャミン・ピケット『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』を探したのだけど、見当たらず。片付けで発見したQUOカードや図書券や百貨店の商品券を行使しようと目論んでいるのだけれど。書いていなかったけれど、先週の日曜日も、居住市の中心部にバスで行って、大手書店の支店を三つ回って、空振り三振に終わっていたのでした。火曜日は、雑誌「フリースタイル」56号を購入。

 木曜日も、電車を乗り継いで、千里中央駅の書店に行ってみた。手に入れそびれていた国書刊行会の創業50周年記念小冊子『国書刊行会 50年の歩み』と『私が選ぶ国書刊行会の3冊』を置いていると聞いて。あった。ヘンリー・カウ本はなかったけれど。でも、あまり歩き回れなかったな。いままでなら、「行ってみよか」と思うところまで、足が延ばせない。デンして帰ってくるかんじ。

 金曜日、PANTAさんの訃報。「日本のロック」的なところは苦手なところもあったけれど、PANTA & Halの2枚のアルバム、特に『1980X』の情緒を削ぎ落とした音はとても好きだった。

 音楽プロデューサーの松尾潔氏が、業務提携していた事務所を、ジャニー喜多川の非道告発へのジャニーズ事務所の対応に物申したことを理由に、中途で契約解除されることになり、その方針を事務所の主要所属タレントである山下達郎氏も賛成していると事務所から知らされたことで、問題になった。きょう、山下氏のラジオ番組で、そのことについての釈明があったらしいけど、聞いていない。いい話にはならないだろうと思ったから。
 ジャニーズ事務所も、山下氏が所属するスマイル・カンパニーも、社会的信用というものに重きは置いていないのだろう。それが何の足しになるのかくらいのことは思っているかもしれない。でも、社会的信用を築くことには、作品や所属タレント、特に子供を守るということが含まれているのではないか。何故、作品やタレントを守ろうとしないのだろう。それらよりも大切なものがあるという感覚がわからない。その方針があるなら、告発からすれば長期に渡って繰り返されたと思われる非道を防ぐ仕組みを社内的に作ることができたかもしれない。数々の問題を起こした宗教団体のように、名称変更で生き延びるつもりかという批判もあろうが、少なくとも、タレントたちが、非道をした者の「所有物」であるかのような社名を改めることを検討したのではないかとも思う。作品やタレントに罪はないと言うのであれば、守れよ、と思う。

7月10日(月)
[一回休み]
7月11日(火)
[一回休み]
7月12日(水)
[一回休み]
7月13日(木)
[一回休み]
7月14日(金)
[一回休み]
7月15日(土)
[一回休み]

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