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2023年6月4日〜2023年6月10日


6月4日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年6月4日】
 月(5月29日)、水(5月31日)と、朝から居住市中心部に出かける用事がある日に限って、雨で、本数が少ないバスに乗ることに。帰りも、本数が少ないので、ぎりぎり。せっかく中心部に出たからと書店をはしごするも、希望のものは見当たらず、店員に確認すると、なかなか戻ってこず、やきもきさせられてしまった。6月後半の予定が決まり、それまでの間も、大事をとって、おとなしくしていることに。もとより、このところは、長時間、家を空けると、母が心配なので、特に夜は、出づらくはあったのだけど。あと、5か月ぶりに髪を切ったり、弟に会ったり。

 誰が興味あんねん、な地味な音楽話。佳境に入ってきた1968年のドラマ、『3人家族』の主題歌の謎だった3番が聞けて、ほっとしてしまった。少し前に書いたように、番組では、あおい輝彦・瀬間千恵「二人だけ」と題されている主題歌は、レコードでは、あおい輝彦ソロによるリメイクバージョンで、タイトルも「三人家族」と改題されている。それと気になっていたのが、レコード版で、3番の前半部分がインストゥルメンタルで歌われず、歌詞カードにも掲載がないこと。この曲について調べていたら、あるブログで、前半も歌詞はあるが歌われていないとして、その失われた歌詞も記されていた。出典は書かれていない。それで、「二人だけ」を収録したCD『木下惠介と木下忠司の世界』を聞いてみたのだが、歌詞の掲載はなく、収録されているのも、テレビ版の、つまり1番のみのものだった。

 がっくりきているところへ、月曜日(5月29日)放映の第21回で、柴田雄一(竹脇無我)と稲葉敬子(栗原小巻)のデート場面のBGMとして、瀬間千恵のヴォーカルによる2番が流れて、希望が出てきた。3番も流れるのではないか。もともと、17時からという放映時間は夕食の準備やなんやかんやでバタバタしていることが多く、念のため録画していたのだけど、必ず録画しておくことにした。そうしたら、水曜日(5月31日)放映の第23回、主人公二人の未来への決意を固める場面で、3番が流れた。幻の前半部分の歌詞も歌われた。この部分には、「二人だけ」というタイトルも含まれている。ヴォーカルはあおい輝彦。2番も3番も、劇伴として主題歌のメロディが流れ、それに続けて流れた。通しのバージョンはないのだろうか。

 『木下惠介と木下忠司の世界』には、2番、3番の音はなく、歌詞の掲載もなく、放映から3年経って「三人家族」と改題されてリリースされた経緯にも触れられていないので、がっくりきてしまったのだけど、このドラマについて「微苦笑」と評していることには合点がいった。

 『3人家族』第23回には、大学に合格したお祝いに、雄一の弟、健(たけし、あおい輝彦)が、父からステレオセットを、兄からレコード代をプレゼントされる場面があった。電器店の店員が設置のあと、おまけで付いている試聴盤をかけて、SLが右から左へ走り抜けていく様子をアピールする。健もステレオ効果に感激して、もらったレコード代で、レーシングカーの走行音、ガラスが割れる音、赤ん坊の泣き声などが入ったレコードを購入し、友人たちを集めて披露し、困惑させていた。レコードが出てくるというだけでよろこんでしまうのはどうかと思うけれど、映ったレコードについても調べた。おまけの試聴盤は、映っていた日立製ステレオに実際に付いていたと思われる「日立ステレオ試聴盤 SUPER STEREO SOUND RECORD」、友人たちを集めて披露するLPは、M.J.Q. "M.J.Q. AT CENTRAL PARK" の日本盤だった。後者はもちろん、前者も実際には音楽が収録されており、現実音は入っていないらしい(前者もYouTubeにあげているひとがいるのが怖い、いや、ありがたい)。
 古いドラマでは、いまはない所作が出てくるのを見ているところがあるけれど、『3人家族』には、固定電話を家に引いたあと、電電公社から「ただいまから使えます」という電話がかかってくる場面があったのが印象的だった。1968年から1969年にかけての物語だけど、浪人受験生が登場しているのに大学紛争の話は出てこないな、と思っていたら、敬子の妹で、健のことが好きな明子(沢田雅美)が入学した女子大はロックアウトされて入学式が中止とされていた。でも、それくらい。

 金曜日(6月2日)、台風接近のため、終日、強い雨。居住市でも一部警報が出たけれど、なんとか、滞りなく。姪の中学は休校になったらしい。

6月5日(月)
[一回休み]
6月6日(火)
[一回休み]
6月7日(水)
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6月8日(木)
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6月9日(金)
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6月10日(土)
[一回休み]

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