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2023年4月9日〜2023年4月15日


4月9日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年4月9日】
 朝、スーパーの開店時刻を見計らって、外出、知事選および県議会議員選の投票、通販物のコンビニ引き取り、買い物。朝から結構歩いた。前にも書いた気がするけれど、コンビニも、今回は投票所も、スーパーへの「途上」にはないので、「遠回り」することになるから。また歩くようにしたのは、運動不足だからで、自転車走行時のメット努力義務化を気にしている訳では…ない。それにしても、相変わらず、売っているのを見かけない。
 コンビニで引き取ったのは、アクサク・マブール Aksak Maboul "UNE AVENTURE DE VV (SONGSPIEL) (MADE TO MEASURE VOL.48)"。「MADE TO MEASURE」シリーズは、クラムドディスク所属のひとたちによる「仕事」シリーズなので、いつもはあまり積極的になれないのだけど、今回は、Twitterのフォローしているひとの投稿で、よいという声を読んだから。

 母の昼食、それから帰ってからの夕食用に多めに買い物したのは、外出のため。菅原町「雲州堂」での冬支度企画「靴音までメロウに VOL.48」(冬支度、yojikとwanda)に。う、アクサク・マブールに続いて、本日二件目の「48」。48なら、巷にあふれているけれど、それらは無視して。
 自宅から駅まで歩き。天神橋筋六丁目駅から「雲州堂」まで歩き。歩数計は持っていないので、歩数はわからないけれど、トータル45分くらいだろうか。途中、少しだけ古書店を覗いてしまった。体感の倍は時間を取られる(正確には意識せずに"取って"いる)というのに。おかげで、12時半の開場時刻に少し遅れてしまった。

 冬支度は4人編成で。1曲目のハーモニーなど、これまでのアルバムになかった感触が定着しつつあるように感じた。シーツのように控えめだった北里さんのキーボードも、ころんころんと動きまわるかんじに。1曲、yojikさんが友情参加。yojikとwandaは、古いレパートリーを見直すというモードがあったそうで、結果的に、踊り出したいというよりも、じっくり聞く場面が多かった。特に、新型コロナウイルス蔓延による活動抑制期間に試されたというwandaさんのピアノによる演奏では、知っている曲でもこちらの予想がつかないので、まったりしているのにスリリングという不思議な時間になった。春の昼下がりに合っていた。最後は、冬支度参加によるバンドサウンドのyojikとwanda「泣きたい気持ち」。

 帰りは、梅田まで歩いて、母の用事を済ませたあと、レコード店とレコード市と書店を覗いたのだけど、探しものが揃わなかったこともあり、気が乗らず、何も買わずに帰宅。

 火曜日の母のデイケア日は、ひさしぶりに京都・烏丸に。映画『ムーンエイジ・デイドリーム』を見に。チケットを取ってから、映画館と同じフロアの「dddギャラリー」で「第236回企画展 エディション・ノルト|ファクトリーdddd:被包摂、絡合、派生物」展(移転後初めて)。まだ昼食を摂る時間が充分あったのに、レコード店や中古CDのワゴンセールを覗いたりしているうちに、気付けば、上映開始時刻5分前になっていた。間に合う位置に居て、よかった。
 デイヴィッド・ボウイのドキュメンタリーと聞いていた『ムーンエイジ・デイドリーム』は、ドキュメンタリーというよりも、走馬灯のような映画だった。一応時系列にはなっているけれど、ボウイさんの「要素」が時代によって、どんな風に顔を出すかを見せるものになっていた。音楽もバラして、映像に沿うように再編集されていたけれど、狡いな、と思った。"Let's Dance" でこんなに心躍ったことなかった。あと、不意に聞こえてきたデデさん(川村尚さん)の声にびっくりした(ラジオ番組について回顧モードになっていたこともあり)。

 「大垣書店」で探しものの本を見てみようと思って、北に向かって歩き出したのだけど、見当たらない。そうだ、そう言えば、移転するような話があった。探しみると、戻って、京都産業会館の隣にあった。カフェや雑賀店を併設した、えらくお洒落なつくりで、うろうろしたけれど、探しものは見つけられなかった。食べ損なった昼食を、店内のカフェで軽く摂った。烏丸駅に戻り、母の機嫌取り用のおみやげ(好物のラスク)を購入後、「くまざわ書店」で、「フリースタイル」55号(特集「Go! Go! GROUP SOUNDS 近田春夫×亀和田武」)と「東京人」465号(特集「Tokyo百貨店物語」)を購入して、帰宅。

 このとき買った母へのおみやげは、土曜日に弟たちが来たときに、何を思たか残っていたものを全部あげてしまった(あとで「あれ、もうあれへん」と言っていたけど、あんたがあげてしもたんや)。という訳で、きょう梅田で改めて補充したのである。

 その他の音楽関連。●坂本龍一さんの訃報から、ダンスリールネサンス合奏団『The End Of The Asia』、矢野顕子『ただいま。』など。B-2 Unitsのスタジオライヴや、ウニタ・ミニマのアルバム未収録曲を聞いた彼が出ていた番組についての記憶の誤りについては、金曜日にまとめた。●4月5日(水)夜、SUPER DOMMUNE「大滝詠一 福生45スタジオの軌跡」。安田謙一さんの司会なので、安心して聞けた。ELOがヒットしているときに「ムーブのやつだろう、まだやっていたのか」と大滝さんが反応したという話に楽しくなってしまった。●4月7日(金)夜、SUPER DOMMUNE 「NHK電子音楽スタジオ全史 Chapter 1」。●4月8日(土)夜、「ザ50回転ス゛のロックンロール予備校2 」(初めての名盤!!ドアーズ『ハートに火をつけて』)の回を聞く。寝るつもりだったのに、また最後まで聞いてしまった。この番組では、彼らが聞いている間、音は流れないのだけど、それを記憶で補うという、ヤなリスナーとして聞きました。●4月9日(日)朝、パイロットのギタリスト、イアン・ベアンソン(Ian Bairnson)の訃報。バイロット、アラン・パーソンズ・プロジェクトを聞く。ケイト・ブッシュの "The Wuthering Heights" は聞かなかった。坂本氏の訃報を聞いたときに、映画『嵐が丘』のテーマ曲を聞いていたので、おかしな符合になりそうで。それにしても。『嵐が丘』という物語はどのように受け止められているのだろう。酷いひとたちばかりなのに、物語の最後には、確かに、安らかであれ、と思ってしまうのだ。酷いことをすることが、彼らが背負わされた罰であるかのように。『嵐が丘』論を探して読んでみよう。●4月9日(日)、「コルネッツのラジオ らじこる」第4話「公園の古い木」を聞く。朝すこし聞いて、残りは天六に向かう電車の中で。仙台「火星の庭」でのyumboとコルネッツのライヴ、行けるものなら行きたかった。「火星の庭」にも「ホルン」にも行きたいと思っているのだけど…いまはちょっと家を長く開けられない。

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