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2023年4月2日〜2023年4月8日


4月2日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年4月2日】
 TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」最終週。月曜(3月27日)、火曜(3月28日)は片付けをしながら聞いたけど、水曜(3月29日)は母の診察、赤江さん最終日の木曜(3月30日)は母の診察からの帰りには間に合ったのだけど、ほどなくして別の用事ができて中断して外出。水曜と木曜は、夜、母が寝室に引き上げてから、昼の2時間半の番組を聞いていた。
 東京ローカルの番組なので、噂は聞いていたものの聞けずにいたのだけど、iPad miniを手にし、ボッドキャスト配信があることを知って聞くようになったのが2016年の初め頃だったか。半年ほどして、ボッドキャスト配信が終了して、また聞けなくなったのだけど、2017年7月にradikoプレミアムに加入して、2時間半の番組なので毎日ではないけれど、また聞くようになった。さべあのまさんの『スージーとマービー』やyojikとwandaが捜査対象になったカンニング竹山さんの「竹山、ガムテープ買ってきて!」、小田嶋隆さんの「週刊ニッポンの空気」、町山智浩さんの「アメリカ流れ者」、ピエール瀧さんの「ハガキで悩み相談」はよく聞いた。ポッドキャストで気に入った回は保存していて、ポッドキャスト終了後も休日出勤のときにそれらを聞きながらよく作業していたのだけど、iPad miniが壊れて、新調したら、引き継がれなかった。iPad miniが壊れてのいちばんの打撃だった(本人談)。
 1月からようやく念願の放送時間にながら聞きができるようになったのに。赤江さんの声と話を聞くのがとても好きでした。またなんらかの形で聞けることを楽しみにしています。

 終了と言えば、テレビ番組の配信サービス「GYAO!」も3月31日終了。3月30日の夜には、アクセスが集中していたからか、うちの通信状態がよくなかったのか、アクセスできなかった。仕事場の先輩Fさんに教えてもらい、登録したのはいつのことだったか。ずっと通信環境が貧弱だったので、長らく放置していたけれど、Wi Fiになってから見るようになった。見逃した番組や見る機会がなかった映画を見ることができて、ありがたかった。最後は、本放送のとき最後のほうしか見ていなかったドラマ『アバランチ』を見ていました。

 先週発覚した母の症状は、木曜日の診察で落ち着いたことが確認されて、ホッとした。金曜日から、デイケアも再開して、こちらも役所に出向いて、懸案の手続きを完了した。しばらくは懸案なし。いや、無収入なのはあれだけど。役所の用事が済んでから、いつもとちがう道を通って、デイヴィッド・ボウイの映画『ムーンエイジ・デイドリーム』を観ようとしたのだけど、映画館に着いてから、昼の部が無くなっていることを知った。ああ。あるあるだけど。施設内の散歩と昼食と確認で終わった。

 木曜日、診察のあと、少し歩いてもらって、近くの蕎麦屋で昼食。いつもなのだろうか、開店して15分ほどなのにもう満員で並んでいた。並んでいるひとが倒れて、救急車を呼ぶことになったり。ずいぶん長く行ってなかった店で勝手を忘れていて、券売機であたふたしてしまい、鰻丼にしよか、と言っていたのに、ボタンがアクティブにならず、親子丼とそばのセットになった。
 帰ったら、郵便受けに、いちどにあちこちからの通販物が届いていた。「ポポタム」から、ポポタムより、ピョン・ヨングン『今日のデザート Episode 4-6』と寺田燿児『中華満腹見聞録 MY LOST CITY小編』。「本のあるところajiro」より、高倉美恵さんが寄稿されている『Neverland Diner 二度と行けない福岡のあの店で』、「黒猫」より、「日本のレコード92 (911-920」。30分だけ「たまむすび」を聞いて、外出したとき、用事が済んでから、図書館へも。

 片付けは大きな動きはなし。ファイルケースの中の新聞や雑誌のスクラップを取り出して、確認して、再整理。そろそろ棚を追加して、収めていくタイミングか。収めてからも、整理は続くのだけど。土日も、予定を入れていなかったので、片付けを粛々と。片付け始めた頃に、愛用のハサミ(とセロテープ)が行方不明になって、ずっと気がかりだったのだけど、思わぬところから出てきて、安心した。片付けで、仮置きして、上に積み重なっていって、行方がわからなくなるということもよくあるので、気をつけなければ。

 今週は番組編成のはざまで、テレビは特に、だけど、再放送らしい「放送大学」の「特別番組 ビートルズ de 英文法・ライブ!」は面白かった。本もいくつか読んでいる佐藤良明さんの他、大橋理枝さんが解説し、中野学而さんがギター弾き語りで実演するというもので、日本語と英語の音の区切りかたの違いに着目して、英語の会話のリズムの作りかたやビートルズの歌がそのリズムを取り入れていることについて話されていた。びっくりしたのは、大橋理枝さんがファゴットを取り出して、吹き出したこと。あまりに予想外で。
 音楽はあまり聞いてない。ブックエンズ(Lampが好きなひとに薦められそう)、バート・ヤンシュのBBC録音などを配信で。バート・ヤンシュのBBC録音は盤も欲しいけど、6枚組…。ペンタングルや、メアリー・ホプキンと共演しているものなども。

 母が寝室に引き上げて、ほどなくして、たぶん21時になる前に眠ってしまった。0時過ぎに目が覚めて、Twitter投稿を確認して、坂本龍一さんが亡くなられたことを知る。YMOには反発してたよねと昔からの友人には言われそうだけど、威を借るひとたちが苦手だったということで、「サウンドストリート」は愛聴していたし、友人が大ファンだったので、聞かせてもらって、よく聞いた。

4月3日(月)
[一回休み]
4月4日(火)
[一回休み]
4月5日(水)
[一回休み]
4月6日(木)
[一回休み]
4月7日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2023年4月7日】
 せっかくの休み、もとい母のデイケア日だけど、きょうは一日、雨で、買い物を除いて、外出せず。いや、そんな、いまはまだまったく何も苦労していない、居候のようなものなのだけど。

 火曜日のデイケア日は、京都に行ったのだけど、そのときのことは改めて書くとして、きょうは、坂本龍一さんの訃報きっかけで判明した2件の記憶の誤りについて書いておく。

 ひとつ目は、B-2 UnitsのNHK-FMでのライヴ番組について。去年、坂本龍一『Year Book 1980-1984』を買ったのは、坂本龍一、立花ハジメ(gutiar, sax)、沢村満(sax)、永田どんべい(bass)、ロビン・トンプソン(sax, clarinet)、鈴木さえ子(drums)から成るバンド、B-2 Unitsの録音が収録されていることを知ったからなのだけど、それは、NHK-FMで放送された同じメンバーの「立花ハジメのバンド」のライヴがよかったから、だった。『Year Book 1980-1984』には、NHK509スタジオで1984年4月26日に録音されたスタジオライヴが4曲収められていて、ああ、この音だ、と思ったのだけど、実は、それが、記憶にあった「立花ハジメのバンド」のライヴなのであった。CDを聞いた時点では、同一のものと思いもせず、これは(記憶にはないけれど)「サウンドストリート」で流されたもので、それとは別に立花さんの放送があったのだと思い込んでいた。

 このところ、ラジオ聴取ノートの発掘きっかけで、エアチェックテープ曲目メモノートもひっぱり出していたので、その「立花ハジメのバンド」のテープを探していて…愕然。そこには、「坂本龍一&B-2 Units」と書かれていた。放送は、1982年5月5日(水)、かつて祝日の18時からNHK-FMで放送されていたライヴ特番であって、「サウンドストリート」ではなかった。立花ハジメバンドだと思い込んでいたのは、これだったのだ。なんたること。それにしても、4曲だけではもったいない。全曲リリースしてもらえないかという要望は変わらない。

 ラジオ聴取ノートは、とてもマメに記していて、自分のことなのに感心してしまうけれど、ラジオ番組については曜日や時刻の記録が大切であることを改めて感じている。それで特定できることがあるから。エアチェックテープ曲目メモノートでは、そのあたりが適当で、ただただ自分用だったのでしかたないとは言え、あかんなーと思わされているところ。そのことがわかるのが、次の思い違い。

 ウニタ・ミニマの未リリース曲(このままじゃ嫌だ/今のままがいい…)について。坂本龍一担当の「サウンド・ストリート」で聞いたと思っていたのだけど、熱狂的なファンが多い坂本氏ならではで、番組のリストも作られているのに、情報が見つけられないでいた。確定させることなく、ほったらかしにしていたのだけど、これについても、改めて、エアチェックテープ曲目メモノートを参照して、テープを探し出して、確かめることにした。

 タイトル不明の同曲をエアチェックしているカセットは、「Note Vol.107」と題したもので、1984年6月26日(火)から録音し始めたことだけが記されている。1曲目と2曲目は、その日にエアチェックした矢野顕子さんの1984年6月17日、渋谷公会堂でのライヴ録音で、坂本氏の「サウンドストリート」(ゲスト:矢野顕子)で放送されたものだった。このテープは、矢野さん、坂本さん関係を固めようとしたのだろう、このあと、高橋鮎生、坂本龍一&カクトウギセッションが続き、5曲目に「近藤達郎&レイチ」とメモしている件の曲があり、再び、高橋鮎生さんの曲でA面終わり。B面は、『BROOCH』を中心とした矢野顕子特集で、今回確認したら、やはり1985年5月28日(火)放送の「サウンドストリート」で録音したものだった。

 A面3曲目の高橋鮎生「Planctus」は、1985年のアルバム『Silent Film』から。エアチェックは順番に録音していっているので、件の曲の放送は1985年以降ということになる。「Planctus」は、1985年3月12日(火)放送の「サウンドストリート」(ゲスト:高橋鮎生)で録音している。続く、坂本龍一&カクトウギセッション「NEURONIAN NETWORK」も、1985年4月9日(火)放送の「サウンドストリート」、「シブリク」と称されていたリクエスト特集で録音している。6曲目の高橋鮎生「River Of Life」は、EP『しずかにおきてごらん』収録曲で、やはり1985年5月7日(火)放送の「サウンドストリート」シブリク特集でかかったもの。
 という訳で、問題の曲は、1985年4月9日以降、5月7日以前に放送されたものということになる。ところが、その間の「サウンドストリート」放送リストには見当たらない。以前、検索をかけたときに、1986年5月20日(火)の放送(「サイケデリック物理学」のライヴ録音だろうか)で、タイトル不明のウニタ・ミニマの曲がかかったというリストがあって、それかと思ったこともあったのだけど、このときは松浦雅也氏に担当が変わっていたので、記憶とちがう。もうひとつ、「サウンドストリート」ではなく、1985年4月17日(水)放送のFM北海道「出光ミュージック・タイム」(坂本龍一・高橋鮎生と音楽の世界)で件の曲がかかったとするブログ「丈燐商店業務日誌」を見つけていたのだけど、そのときは確証が得られないでいた。でも、4月17日なら、「4月9日以降、5月7日以前」ではないか。
 去年と思っていたら、母が入院する前の一昨年の秋だった物置の整理の際に、捨てたと思っていた1985年と1986年「FM fan」が段ボール箱に入って出てきたことを思い出して、見てみた。ちょうど1985年3月から7月が抜けていて、その回そのものは確認できなかったけど、7月の号で「ミュージック・タイム」という番組がFM大阪でも放送されていたことは確認できた(パーソナリティは田中美登里さん)。この番組だったのだ。

 捨てたと思っていた「FM fan」が入っていた段ボール箱のことは、記憶になかったのだけど、箱には、母の字で「61年 公の本(FMの本)」と書かれた紙が貼られている。実家の引っ越しのとき、必要なものは自分で整理して梱包したはずだけど、どうも、捨てるつもりで脇に置いておいたものを、母が詰めてくれたようなのだ。歳を取るとあかんね。「FMの本」という自分ではそうしない書きかたを改めて見て泣きそうになってしまった。

4月8日(土)
[一回休み]

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2023 Kijima, Hebon-shiki