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2023年3月19日〜2023年3月25日


3月19日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年3月19日】
 Twitterのタイムライン上にあらわれる論争がいくつかあるけれど、Twitterは言いっ放しが本分なので、論争には向いていない。着地点を目指す必要もない。多数派(派と言うのも語弊があるが)による「議論が必要」というかけ声には、以前は、どのような意見であれ、結局のところ多数派が多数決で押し切り、無視されることを警戒したけれど、いまでは、多数決すら必要ない。ただ一方的に放言を繰り返すことで、数撃ちゃ当たる的に、「ひっかかる」やつを作り出すのが目的になってしまっているから。Twitter上で行う以上、そのつもりがなくても、そのようになっていることすらある。議論が必要というかけ声は、放言に余地と養分を与えるものでしかなくなった。

 火曜日、隣市の映画館で、ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート監督『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見る。前日にアカデミー賞各賞を受賞したけれど、まったく予備知識なしで。壮大かつ一瞬の逡巡と逃避を描いたコメディ映画。何かあったなぁ、たぶん漫画で、石森章太郎『ジュン』だったか、と思いながら、思い出せないまま、見ていた。手塚治虫『火の鳥 未来編』もちらっと連想した。

 水曜日、Gina Birch "I PLAY Y BASS LOUD"、7 inch "Wish I Was You" b/w "No Love" をコンビニから引き取り。

 金曜日、失業給付金受給期間延期申請のための準備の続き。これもなかなか進まないけれど、ひとつひとつ片付けるようにする。

 片付け。●若い頃のグラビアページ目当ての雑誌を処分。とっておくべき記事がないかざっと斜め読みするも、一般誌は文章が、というか、対象の扱いが酷い。●高校で使っていたスチール製のミニロッカーを部屋から外の収納庫に移した。折を見て処分する。昔はそれこそ「恥ずかしいもの」の収納に使っていたけれど、この30年ほどは単なる「台」になっていた。それにしても、このロッカーも代金を支払ってたんよな。どうやって持って帰ってきたか、道中も思い出せない。みんなも持ち帰ったのだろうか。●片付けで発掘したというよりも、ファイルの場所を忘れていたのだけど、学生時代の写真が出てきて、溜息がもれる。キャプションが書いてあるので、長らく呼んでいないひとたちの名を思い出せてよかった。●同じことを、中高の卒業アルバムでついやってしまった。金曜日は姪っ子の卒業式があったけど、卒業式シーズンに影響されていたのだろうか。●箱を開けては、整理して、詰め直して、収納スペースを確保するの繰り返し。今週は、弟が残していったものを含めて、小中高大の文集などを押し入れに収納し直した。●母が「オーマイパパ」を口ずさんでいたので、発掘していた『のど自慢 流行歌謡百曲集』(日本歌謡出版社、発行年月不明)を見せた。大阪市住吉区浜口中の発行で、定價六拾圓。「ジョニーギター」「ウスクダラ」「ベッサメムーチョ」「ヴァイヤ・コン・ディオス」「オーマイパパ」と母の愛唱歌が並んでいるので、母のもの、だろう。●あれっ、当時は「ジャニーギター」ではなかったか。と思って、めくると、ペギー・リーのあの歌ではない。調べてみたら、パティ・ペイジに同名の歌があった。「Internet Archive」の「The Great 78 Project」ページで、聞いてみた。載っている曲だった。ジョーン・クロフォードの写真が載っているけれど、映画『大砂塵』の中で流れていたっけ。パティ・ペイジ版は、"My Restless Lover" という別タイトルでもリリースされているらしい。レコード番号が同じで。映画との関係は。タイトル変更は何故。『流行歌謡百曲集』の掲載は間違いなのか。謎だらけ。

 視聴。●『大奥』、『リバーサルオーケストラ』、『6秒間の軌跡 花火師・望月星太郎の憂鬱』、いずれも最終回。はまり役と思えるものが多かった。そのひと目当てで見ることがなかった俳優がとてもよかった、という意味で。●「SUPER DOMMUNE」を火曜、水曜と。火曜日はラルフ・レコード特集、水曜は、Victoria Shen来日記念。後者に出演していたラジヲEnsemblesアイーダが面白かった。ナショナル「クーガ115」など短波ラジオを使用したノイズ。ちょうどBCL関連の雑誌やベリカードなども発掘していて、その日の午前中には、関島岳郎さんのTwitter投稿で話題となっていたソニー「スカイセンサー9500」の広告などを見直していたところだった。●Youtubeで、サンライズが提供している『伝説巨神イデオン』、『ビッグ・オー』などをつい見てしまう。

 訃報。●スラップ・ハッピーやアンソニー・ムーアのソロアルバムのカバー写真を撮ったデイヴィッド・ラーチャー (David Larcher)。映像作家でもあり、ラーチャーさんの映画の音楽を担当したことが、アンソニー・ムーアの音楽活動につながっていったのだそう。●ウィークエンド、ワーキング・ウィークのサイモン・ブース (Simon Booth)。Simon Emmersonという呼名は知らなかった。

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