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2023年3月12日〜2023年3月18日


3月12日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2023年3月12日】
 ゆるゆると、あたたかくなってきている。屋内でドテラ、屋外でコートを着なくなり、セーターは着たり脱いだり。今週は、在宅作業の必要もあり、遠出もせず、夜遅くに外に居ることもなかったので、平穏に過ごした。はずなのに、金曜日から腰と腹の調子を崩したのは何故だろう。昼に少し眠ってしまう日も多かった。

 在職中は、体調不良を理由に休んだことがなかったので、調子がわるいと、これだったら休んだだろうかということをつい考えてしまう。とにかく出てしまえば、そのうち、なんとかなっていたということもあった。
 体調がイマイチなのは、書店やレコ屋に行けていないからであろうと考え、土曜日の午後、居住市中心部の大書店支店をハシゴ。松村雄策『僕の樹には誰もいない』(河出書房新社、2022年10月)、「建築知識」2023年3月号(日本の家と街並み)、それと(小声で)在原みゆ紀さんが出ている雑誌を買い求めたが、体調は回復せず。なんでや。

 片付けも、開梱整理はほどほどで、既に出てきたものを然るべきところに入れる、戻すといった作業が多かった。未整理のものを減らすことにはなっている。片付けの動機付けとして、探しているものがいくつかあるのだけど、それらは相変わらず出てこないものの、出てきたもので用事が片付いていっているところもあるので、よしとする。

 ダイナミックな片付けはできなかったので、代わりに、片付けで出てきたラジオ聴取ノートを元に、記憶補完を図っていた。

1. FM大阪「The Music Network」
 桑原茂一氏がやっていたFM大阪の30分番組で、月から金の17時30分から放送していた。ニューウェイヴやそのプロトタイプと言えるものがよくかかっていたので愛聴していたのだけど、その枠の番組名の変遷は忘れていた。ノートによれば、「Music Weekly」(79.6.27〜)→「POPEYE's Music Weekly」(79.11.18〜)→「POPEYE's Music Network」(79.11.26〜)→「The Music Network」(80.5.21〜)となっている。平凡出版(現マガジンハウス)が提供していたことをすっかり忘れていた。日付は、メモしている分のいちばん最初ということで、その日から変わったということではない。また、旧名称のときに桑原茂一氏が担当されていたかもわからない。ただ、「Music Weekly」のときから、Sparks、Kraftwerk、Talking Heads、Iggy Popといったところを特集していたので、同傾向の番組だったとは言えそう。

2. FM大阪「POPEYE's Music Network」79年12月17日・18日・19日
 月、火、水の3日間で、トーキング・ヘッズの1979年11月17日、ニュージャージー「Capitol Theatre」でのライヴ録音が放送された。1982年発売のライヴアルバム "THE NAME OF THIS BAND IS TALKING HEADS" のB面に5曲(CD化されたときに1曲追加)収録されたときのもので、放送では14曲放送された。で、これらをエアチェック(死語)しているかと言うと、何故だか忘れてしまったけれど、残っているのは9曲。その日の最後の曲は放送そのものが途中だったり、アナウンスが被ったため、あきらめた可能性もあるけれど、"Found a Job" や "Life During Wartime" を残してないのは、当時あまり好きでなかったからかもしれない。カセットテープにも限りがあり、節約のため、残す曲を絞っていたのだ。番組まるごと残すなんて、とてもできなかった。

3. NHK-FM「FMコンサート」1978年7月3日(月)
 1977年の「ドナウエッシンゲン現代音楽祭」を放送するプログラムで、グロボカール「シュタントプンクテ」(第1部、間奏曲と第2部、第3部)について、「第1部」が気に入ったようで、「次回要エアチェック」印を付けている。のだが、その後、レコードを見つけることができず、聞けないままになっていた。で、改めて調べてみたのだけど、配信にもyoutubeにも見当たらない。検索をかけてみたら、「YAHOO!知恵袋」で質問している方がいた。クラシックとして質問したが回答がなかったので音楽一般で再質問して、「おんなじ質問なんかいもすんな ボケ」がベストアンサーってどゆことやねんと思うが、それはともかく、その酷い回答の翌日には有効回答があり、どうも楽譜はあるが、録音はリリースされていないのではとのことだった。ドナウエッシンゲン音楽祭の公式サイトに、記録はあった。Vinko Globokar "Standpunkte 1976/77, mus. Gedanken ueber Virtuositaet, ueber Beziehungen zwischen Text und Musik und ueber kollektive Kreativitaet"(ウムラウトは文字化けするので置き換えた)。演奏は1977年10月22日(土)。

4. NHK-FMの23時台
 Wikiによると、「クロスオーバーイレブン」は、1978年11月23日からレギュラー放送が始まったとのことだけど、ノートで最初に出てくるのは1978年12月13日(水)。Synergy、Michael Hoenig、Ashra、Vangelisがかかっている。それ以前のNHK-FMの23時台は、「夜のしらべ」という番組だった。ノートには、Phil Manzanera "Diamond Head"(1978年5月17日)、Soft Machine "Alive And Well: Recorded In Paris" (1978年9月25日)などのメモがある。

5. Any Time At All
 いしあいひでひこさんの『ロックのしっぽをひきずって』の記述にちなんで、ビートルズ "Any Time At All" を1曲目にしたジョン・レノン特集として、1980年3月27日(木)のNHK-FM「サウンドストリート」をメモしたけれど、それ以前にもあった。1977年2月6日(日)のNHK-FM「ヤングジョッキー」。"Any Time At All"、"Yes It Is"、"Hey Bulldog"、"Yer Blues"、"Cold Turkey"、"Remember"、"Jealous Guy"、"Gimme Some Truth"、"What You Got" 他。この放送を聞いたことはよく覚えている。"Yes It Is" はこのとき初めて聞いたのではなかったか。"What You Got" で始まる番組もあったように思う。

6. NHK-FM「渋谷陽一のロック新春講座」全8回
 1977年1月1日(土)から1月8日(土)にかけて、1962-66年、1967-68年(UK)、1967-68年(US)、1969年、1970年、1971年、1972年、1973-76年と、年ごとにトピックとなる傾向や演奏者を取り上げる番組だった。1976年8月からレコードを買い始め、先行していた友人と手分けして、ビートルズ関連はだいたい聞けるようになった(当時はレコードを買わなければ聞けなかった)頃で、歴史の流れとともに、次に買う(聞く)ものの参考にした。ノートには、カタカナで曲名だけが書いてあるのだけど、元の演奏者名と曲名をソラで書けるかどうかを課して、ボケ防止の頭の体操のように書き起こした。綴りが不正確なものもいくつかあったし、バンドが思い出せないものも少しあったけど、概ね、なんとか。メモの曲順は不正確かもしれない。

 その他の音楽関連。●3月8日(水)、ケアマネさんとの面談後、見送りに出て、郵便受けを見たら、pocopen+koji shibuya『鬼火 b/w たのもしい王子』の7インチシングルが届いていた。郵便受けで一晩寝かしてしまっていたかもしれない。早速、45回転でかけて…33 1/3回転であることに気付いた。あらら。配信版で何度も聞いているけれど、AB面とも2回ずつ聞いた。スピーカーがダメで、ヘッドホンで聞くしかないのが残念なのだけど、片付けをちゃんとして、気持ちよく聞けるようにしたい。●神戸・花隈「Louie Louie」でかかっていたEddy Current Suppression Ringのアルバム "PRIMARY COLOURS" (2008)を配信で聞いた。"That's Inside of Me" 、"We'll Be Turned On" が特によかったけど、もう盤は手に入らない。スウェル・マップスが好きなのではと思えるところが少しあった。●みのようへいと明明後日『どすけべ大阪湾』を聞いた。「十三の娘」、「セプテンバー」が特によかった。●中尾勘二『OVER DUBBING LIFE 2019-2022』を聞いた。「悪夢の知らせ」他、歌がないものがよかった、と書いたら怒られそうな気がしなくもない。●東瀬戸さんの投稿で、映像作家/写真家のデヴィッド・ラーチャー David Larcher さんが亡くなられたことを知る。アンソニー・ムーアさんの友人で、スラップ・ハッピーのカバー写真の撮影を担当しているけれど、そもそも、ムーアさんは、ラーチャーさんの映画 "MARE'S TAIL" (1969年)の音楽を担当したことで、音楽家としての活動をスタートさせていたのでした。映画もいつか見てみたい。

 その他のラテ欄。●KBS京都「大友良英のJAMJAMラジオ」2023年3月3日放送、3月10日放送。バート・バカラック特集の第3回(『明日に向かって撃て』サントラを中心に)と第4回(『カジノロワイヤル』サントラその他)。第3回では、大友さんのギターによる "Close To You" カバーも放送された。そう言えば、書き忘れていたけれど、ピーター・バラカンさんのNHK-FM「ウィークエンド・サンシャイン」2023 年2?18?放送のバカラック特集のときも、聞きながら、曲名が原題で書けるかという頭の体操をしていた。●NHK-FM「ジャズ・トゥナイト」変則トリオ特集。以前、「JAMJAMラジオ」で、ピアソラの "Bandoneon, Guitarra y Bajo" について、ラジオでかかって気に入ったが盤がわからないと話されてたけれど、田中美登里さんの番組だったそう(「民族音楽を訪ねて」)。田中さんのTwitter投稿(2023年3月11日)によれば、「民族音楽を訪ねて」は1981年7月スタート。FM誌「FM STATION」とタイアップした夜中の3時からの45分番組(片面45分のカセットテープでのエアチェック用)の残りの15分を埋める形で始まった番組とのこと。指示した局の上層部はシャンソン、タンゴ、フォルクローレをイメージしていたが、田中さんは「民族音楽と言えば小泉文夫、とばかりにインドの古典やアジア・アフリカ・東欧の民族音楽などかけていた」のだそう。

3月13日(月)
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3月14日(火)
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3月15日(水)
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3月16日(木)
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3月17日(金)
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3月18日(土)
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