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2022年12月18日〜2022年12月24日


12月18日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年12月18日】
 月曜日、朝、通勤途中の乗換駅近くのコンビニで、通販物の引き取り。10月14日発売のシルヴィー Sylvie "SYLVIE"。音声ファイル版を愛聴していたEPに1曲追加した製品版。10月発売なのに、入荷の連絡が来なくて、12月に入り、「定期が切れるまでに届かないかもしれない」と冗談半分で言っていたのだけど、無事に届いた。コンビニには土曜日に届いていたのだけど、せっかくなので、「通勤途中」にピックアップすることにしたのだ。ここで、ピックアップするのも(先のことはわからないけれど)最後と思って。感傷的で、すみません。
 "SYLVIE" の製品版は、透明盤アナログ、黒盤アナログ、CDでリリースされたのだけど、黒盤アナログで。せっかくなので。製品としては、インサートシートやブックレットはなく、歌詞の掲載もない、あっさり仕様。ちょっと寂しい。ジャケ裏に "SYLVIE is Ben Schwab with additional contributions by Friends & Family" と明確にソロプロジェクトであることが記されているけれど、写真は、Ben Schwab、Sam Barton、Marina Allenの3人が映ったもの…と思ったら、オモテのステッカーには、"SYLVIE is Ben Schwab, Sam Burton, & Marina Allen with..." とあった。
 移動は、「Voicy」の在原みゆ紀さんと井桁弘恵さんのラジオを聞きながら。

 帰りは、radikoタイムフリーで、KBS京都「レコ室からこんにちは」を聞きながら。今週は松永良平さん選曲回。1曲目がローランド・カークの "My Cherie Amour" だった。KBS京都で。そのまま続けて、大友良英さんか、FMN石橋さんの声が聞こえてきそうだった。同じ盤を使っているのだとすれば、なんとなく楽しい。

 そう言えば、書き忘れていたけれど、大友良英さんが担当されているNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」、先週の土曜日は、篠田昌已さんの特集でした。冬支度、百景借景を聞きに行く道すがら、聞き逃し配信で聞いていた。金曜日には、KBS京都「JAMJAMラジオ」でも、石橋さんとともに、篠田さんの特集。複数回に分けて放送されるとのことだけど、「ジャズ・トゥナイト」とは選曲が被らないようにするそうです。

 正直に告白すると、篠田さんをきちんと聞いたのは、アルバム『COMPOSTELA』から、です。パンゴやA-Musik、ルナ・パーク・アンサンブルは知っていたけれど、篠田さんについては、参加メンバーとしてしか認識していなかった。そんな篠田さんのアルバムを聞いてみようと思ったのは、「レコードコレクターズ」のレビューで、ビクトル・ハラやクレズマー、ちんどんをやっているとあったことから。それで、探して、京都の寺町二条にあった頃の「ヴィレッジ・グリーン」で見つけて買った。聞いた当初の記憶はもう曖昧だけど、「思っていた以上」だったのだと思う。それから新作が出るたびに聞き、「puff upまつり」と題して、京都の「ミューズホール」や「磔磔」で開催されたコンサートにも出かけた。わずかな間だったけど。

 puff up主宰の藤井暁さんは、その前のpinレーベルの作品を聞いていたけど、DMはもらっていたっけ。puff upが藤井さんのレーベルであることを『COMPOSTELA』を手にして初めて気がついたのではなかったか。元町「Apple」でかかっているのを聞いて、おおっと思い、訊ねたら、発売前の試聴用カセットだということで、タイトルだけ記憶させてもらった清水一登『yet somehow...』がpuff upの一枚だったことにも驚かされた、と思うのだけど、なんだか記憶を捏造しているような気もする。

 書き忘れをついでに。先週の金曜日は、RYUTistの『(えん)』購入特典の配信による発売記念ミニライヴがあった。リアルタイムでは見ず、翌日見た。踊りながら歌うアイドルマナーはやはりピンとこないけど、シングル「うらぎりもの」のカップリング曲で、「いいB面曲」と思った「しるし」を歌ってくれたのはうれしかった。

 水曜日は、遅くから、4回目のワクチン接種のため、休み。ちょうど母のケアマネさんから連絡が来ていたので、午前中に来てもらって、来年からの方針について、面談。午後からは空いていたけれど、時間まで出かけるということがなかなかできない。片付けなど。
 帰宅後、落ち着いてから、「DOMMUNE」で、明石政紀追悼番組「GENIALE DILLETANTENの死」と 「創立50周年"ラルフ・レコード"って何だ?」を見る。ヤバいヤバいというノりは苦手だけど、東瀬戸さんが出ていると安心する。予定が押して、明石さん追悼番組が一時間半延長。延長部分(中原昌也氏出演)は見ないで用事を片付け、寝床を用意して戻ったら、やっとラルフレコードの話が始まるところだった。のだけど、初期の段階でうつらうつらしてしまい、タキシードムーンがかかっていたのは覚えている(グループ名が稲垣足穂っぽいという指摘にはなるほどと思った)けど、記憶はそこまで。何時頃までやっていたのだろう。

 仕事は、月曜日に、最終出社日以降の納品となる分まで、担当業務をあらかた終えた。日々の業務をしつつ、作業手順書に、取り決めの経緯やトラブル時の対処方法などの非公式な覚え書きを追記する作業を始めた。先方からの通達なのに、解釈が間違っていたり、忘れられたりしていることがあり、何故か、どういうことかとこちらに説明責任があるかのようなことを言われることも多い。いままでは、そうしたおかしな指摘や扱いを、指示書やメールを発掘して、打ち返していたのだけど、記憶している者がいなくなれば、言われるがままになってしまう。ので、できるだけ、書き記しておこう、と。おかしな指摘の数々を思い出すことになり、語気が荒くなってしまうけれど。

 金曜日、仕事帰りに淀屋橋まで出て、中之島図書館での「ぐらもくらぶ」主宰のEtt、泊、ふちがみとふなとコンサート。3組とも、昭和初期の歌謡曲をレパートリーにしているということから組まれたツアーの初日。Ettも泊もひさしぶりだったし、ふちがみとふなとも、バートン・クレーンなどひさしぶりに聞けて、うれしかった。合同演奏あり、寸劇ありで、なんだか『赤毛のアン』のクリスマスコンサートのような趣きもありました。楽しかった。二本のマイクで拾われた音も、にぎやかながら、楚々とした響きで、「目の前で行われてるかんじ」がよかった。
 帰りに、買いそびれていたので、この機会に、と思って、ATMからおろして準備していた『大土蔵録音』の2020年版と2021年版を購入。会場購入特典で割引価格で。ありがたし。泊の山田参助さんがヴォーカルで参加されている昭和初期録音の再現の試み。

 終演後、しばらくぶりの二人に遭遇。声をかけてもらって。こっちは、長く見ていなかったり、マスクをしていることで、もしやと思っても、自信がないことが多いのに、ちゃんと声をかけてくれることに感謝しかない。外に出てからも、しばらく、立ち話をしていた。どこか店に、とならないところがなんというか、なわたしたちだった(一緒にしないでよと言われそうだが)。
 このコンサートのことは、「拾得」にふちがみとふなとを聞きに行ったときに知ったのだけど、前売は「ぴあ」での取り扱いとなっていて、そう言えば、いま「ぴあ」ってどやって買うのという戸惑いもあって、そのままにしていた。思い出させてくれたのは、尾柳さんの個展を見に行ったときに、やはり声をかけてくれた(前述の二人とともにユニットを組んでいた別の)友達でした。そのひとは来てなかったのだけど。

 帰るとき、出ようとしたら、エントランスの階段のところで、ウェディング写真の撮影が行われていた。確か「カネオくん」だったかで、国会図書館でそうした貸し出しが行われているとあったように記憶しているけれど、中之島図書館でもやっているのですね。

 土曜日は雨の一日。今日もおとなしく近辺で買い物だけ。あとは、ぼちぼちと片付けなど。

12月19日(月)
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12月20日(火)
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12月21日(水)
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12月22日(木)
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12月23日(金)
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12月24日(土)
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