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2022年6月26日〜2022年7月2日


6月26日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年6月26日】
 今週のコレット・マニー入門。10枚組だと、Disc 4最後の "REPRESSION" を中村隆之『魂の形式』第3章の残りを読みながら。ここで、フランソワ・テュスクとの共同作業が終了することもあって、定額制配信にあったテュスクのアルバムをいくつか。と言いながら、トーベ・ヤンソンのイラストに惹かれて、つい、未発表録音の発掘アルバムから聞いてしまったのだけど。"REPRESSION" は、前半がテュスクとの共作だけど、フリーではなく、小気味よいピアノで弾むように刻まれるリズムでマニーがきびきびと動き回っている様子がうかがえる。後半は一転して、伝統的なシャンソンを思わせる節回しで、「語り」が続く。

 続いて、Disc 5にあたる "1972-1975" に収められている "PENA KONGA"(1972年制作、当時未発表)、チリ支援のオムニバスアルバム "CHILI - UN PEUPLE CREVE..."(1976)参加曲、"TRANSIT" (1975)の3枚。『魂の形式』では、第4章「政治主義の彼方へ」の途中まで。"PENA KONGA" は、クラシック畑出身のピアニスト、アンヌ・マリー・フィジャルとの共作。鉱山労働に対するストライキをテーマにしており、フィジャルのピアノに対峙するように吠える。チリ支援のオムニバスでは、ビオレッタ・パラ、ビクトル・ハラのカバーを3曲歌っている。パラの "Gracias a la Vida" でフルートを吹いているのは、テディ・ラズリーらしい。パトリス・カラティーニのベースもとても印象に残る。象に追い立てられている女性が起き上がるのを助けようとしている、ように見えるイラストが印象的なアルバム "TRANSIT" は再びフリージャズグループとの共演で、 複数の声を重ねて、歌に広がりを持たせようとしている。倉地さんの歌を思い起こした。

 それから、よくわからないかんじだったので、定額制配信のライブリーに放り込むだけ放り込んでいたRobbe/Gloaguen Quartet "GARDEZ VORTE SANG FROID" を聞いてみたら、とてもよかった。フランソワ・テュスクを検索して出てきたアルバムだけど、Robbe/Gloaguen Quartetによるテュスク作品集に、テュスクがやっていた Intercommunal Free Dance Music Orchestra の1984年の未発表ライヴ録音が付いているというもの。配信なので、そのあたりのことがよくわからなくて、テキストも仏語しか見あたらないし、ナンギしました。1枚目もよかったけど、発掘ものの2枚目がほんとによかった。ロバート・ワイアットの Virgin Records期を連想させるところがある。

 月曜日から水曜日、NHK-BS2で、都筑道夫原作の少年ドラマシリーズ『蜃気楼博士』全12回の再放送。母がなんも面白いもんがない、見るもんがないと言うので、じゃ、録画しておいたのを見ていいかと話して見始めたら、何故か、母も食いついて、三日間、帰宅後にいっしょに見ることになった。都筑道夫は、中学生のときの友人、TYが都筑ファンで、本を貸してもらって読んでいたし、『蜃気楼博士』もソノラマ文庫で出たときに読んでいるけれど、ドラマは見た記憶はあるものの、そんなに強く記憶には残っていなかった。あれかな、やっぱり、受験生だったからかな(放送は中3の1月)。ペッキベキのベースとフルートをフィーチャーしたテーマ曲はまったく覚えていなかった。放映後の振り返りで、同じ「少年ドラマシリーズ」の『つぶやき岩の秘密』(1973.7)から石川セリ 「遠い海の記憶」が少し流れた。「つぶやき岩」の前が、ナイス、フロイド、ムーディー・ブルース、クリームが流れる『ロンドン大追跡』。当時、「外国のポップス」としてスルーしていたのが悔やまれる。
 月曜日は、『ハゲタカ』の再放送もあった。どうしようか迷ったけど、一応、『ハゲタカ』ファンの母にも伝えたら、がんばって見る、という。がんばられてしまった。23時まで。

 水曜日、本社に呼び出し。定年まで半年なのでそのあたりのこと。悩ましい。60歳になったら、働かなくてよくなる、はずだったのに。働き始めた頃には。仕事は嫌いではないけれど、時間がね、いろいろもったいないかんじになってくるので。

 金曜日、仕事場構内の売店で、上間陽子『海をあげる』(筑摩書房、2021年10月)を購入。置かれているのを見て、どうしようかな、読めてない本が溜まっているしと思っていたら、水曜日に引き上げられていた。あー、間に合わなかったかと思ったら、金曜日に復活していたので、勢いで。せっかくこうした本を入れてくれているのだからという気持ちもあって。

 母のデイケアが振り替えで土曜日になったので、「雲州堂」で食事できるということもあり、お昼のライヴ「SONORAMABOX」に出かけることにした。出演は、painfulとイシダストンさんソロ。painfulは、枚方で見た7人編成からベースの10℃-LOWさんが参加の4人編成。ちょっとゆったりしたかんじの演奏になっていて、ベースがあることで預けているところもあるのかなと思っていたら、どうも、ヤノさんが忘れものを取りに往復したことで疲れていたらしいので、それも影響していたのかも。とは言え、場面転換の鮮やかなポップソングはいつもどおりキレがよかった。
 イシダさん、ソロはひさしぶりとのことだったけど、ピアノはたくさんの音が転がり、歌は伸びやかに高い音を追い、ギターはトラディショナルフォークの佇まいも感じさせて、とてもよかった。「マニアっぽい」ところは全然ないのに、引き出しが多くて、由来が気にならない、独自の歌になっていると思います。

 暑くなり、上着を着ることがなくなると、ポケットがないもので、財布やなにやらをバッグに入れるのだけど、そうすると、中でごちゃごちゃになってしまって、取り出しにくい。それで、小さなバッグを探していたのだけど、painfulの自主レーベル「pain fruit records」のロゴ入りサコッシュがちょうどいいかんじだったので、購入。主に、財布と老眼鏡と携帯電話を入れています。いくら夏はポケットが少ないからと言って、メッシュベストは着ないぞー(個人的な美意識の問題)。

 「雲州堂」からの帰りに、「天牛書店」で、いつもは見ていなかった軒先ワゴンの下に、一冊50円の古い「キネマ旬報」や「シナリオ」が出ていたので、物色して、5冊購入。「シナリオ」は、1969年10月号(『私が棄てた女』『キューポラのある街』『非行少女』)、1970年2月号(『橋のない川・第二部』『幕末』、69年の日本映画についての資料)、1971年12月号(『東京裁判』『嫉妬』『あやまち』)。「キネマ旬報」は、1969年11月20日臨時増刊『世界SF映画大鑑』、1970年10月下旬号(『家族』)。『家族』の制作ルポとシナリオが載った号を買ったのは、先日、梅田の地下街に行ったとき、人出が多いのに遭遇して、「おお、『家族』の主人公たちが初めて梅田の地下街に降りたときみたいや」と思い出したからでもある。

 きょうも、先週と同様、昼食後、起き上がれずに居たのだけど、家電量販店の福引き券があったので、がんばって起きた。家電量販店に行く前に、市の中心部にある大きな書店に、「フリースタイル」を買いに行った。市の中心部には、大きな書店が三つあるのだけど、なんだかんだ言って、結局、最後はO書店で見つかることが多いので、きょうは最初から。ところが、いつも置いてある雑誌コーナーにない。雑誌コーナー近くの検索機はSystem errorの画面が出ていて、使用不可。ぐるっと回ってみたら、反対側にもレジがあって、その近くにもう1台、検索機があった。先客が居たので、ちょっと離れた場所で空くのを待っていたのだけど、空いた、と思ったら、入られる。しかたなく、行ったことのないエリアだったけど、棚をぼんやり見ていたら…あった。「フリースタイル」52号が。なんで雑誌が単行本棚に。妙なめぐりあわせに舞い上がってしまって、そのあたりが何の棚だったのかちゃんと見るのを忘れて、レジに出して、店を出てしまった。
 それから、家電量販店に寄ったけど、いわゆるスカで、うまい棒を2本もらって、終了、しました。

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