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2022年5月22日〜2022年5月28日


5月22日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年5月22日】
 きょうは一日、長らく開けていなかった収納庫の片付け。そもそもは、主に治療しているのとは別の症状が思わしくないことからネガティヴになっていた母が、月曜日の朝から、懸念材料を次々に掘り起こし始め、からだが思うように動けばできるのに云々と言い始めたことから。そのうちのひとつが、収納庫の片付けだった。そんなん金曜日に言うてよー、月曜日の朝に言われても、次の土日までなんにもできへんやん。ということで、週末を待ったけど、きのうは雨の可能性があったので、とりやめにして、きょう、朝から。
 始める前は、きっとあんたの本ばっかりやとも詰られたけど、わたしの本は小学生の頃のがほんの少しだけだった。ほとんどは引き出物等の食器類。包んであったビニール袋も、入れてあった段ボール箱も、劣化としてしまっていて、触るだけで、崩れたり、飛び散ったりという状態だった。夕方までに、なんとか全ての箱を検めて、仕分けた。捨てるときの分別に注意しないといけないけれど。引き出物に紛れて、父や母の若い頃に関係したものがいくつかあったのが驚きだった。

 月曜日は、母の主な治療のほうの訪問看護の日だったので、思わしくない症状についても話すように伝えて、出た。夕方、訪問看護士の方から電話があり、その対応のため、定時退社して、寄り道しないで帰宅した。

 火曜日、前日に確認した対応のため、また定時退社して、寄り道しないで帰宅。予定を早めて、自分の診察を受け、ついでに母の症状について相談、という段取り。相談だけすることに慣れていなくて。

 で、水曜日、火曜日にやるつもりだったことをやるために、またまた定時退社して、寄り道しないで帰宅、後、用事。たいしたことではないのだけど、できる時間が限られているので、なんだか気忙しい。

 大石晴子『脈光』とオムニバスアルバム『キンシオ the CD volume 1』が届いていた。「タワーレコード」は、ニュースサイトやウェブログ記事を見ていても、広告が表示されるのだけど、『キンシオ』のCDがセール対象になっていて。「映像の世紀バタフライエフェクト ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」で、ベルベット・アンダーグラウンドが取り上げられていたけど、毎週、月曜日はテレビから "I'm Waiting For The Man" が'流れてたよ、という感慨がIT技術にキャッチされたのかもしれない。収録曲のうち2/3は「持ってる」(死語)けど、『キンシオ』には2年間楽しませてもらったし、記念にと思って。で、一緒に何かと思ったときに、デビューした頃ちょっと聞いて気になったけど、ライヴを見てから、なんて考えていたら、ひとつあった機会は逃し、それ以来なくて、そのままにしていた大石晴子さんがアルバムを出したことを知って。「試聴」したら、最初の2曲で、もうこれは買いやなと思って。

 この日は、「巷のダイアログ」古澤隆広さん回も聞いた。またまた途中で寝てしまったので、翌朝、翌日の夜と聞き直すことにはなったけど、とても親近感がある、時代の音楽との付き合いかたが話されていた。

 木曜日、やっとすぐに帰る必要がなかったので、リハビリのために、帰りに一駅歩いた。気になっている専門誌を見てみようと、通勤路では、品揃えはいまいちだけど、規模は大きな書店に寄ってみようと。なかったけど。家電量販店では迷い、ユニクロではサイズがなかった。話題の映画の上映に、がんばったら間に合うことは確認できたけど、いまひとつ見たい気持ちがわかないので、どうしたものだか。

 アンドリュー・ヴァクス『ブルー・ベル』を読み終えた。ラスト。やっぱりかー。そうじゃなければいいのにと思っていたのだけど、そうなってしまうのか、だった。ジュディ・ヘンスキを聞く場面があるということで読み始めたヴァクス作品だけど、ヘンスキさんの訃報に哀しい思いをされたのではと思っていたら、ヴァクスさんも去年11月23日に亡くなられていた。

 金曜日の早朝、ヴァンゲリスがツイッターのトレンドにあがっていたので、なんやろと思ったら、訃報だった。ヴァンゲリスの熱心な聞き手ではなかったけれど、ちょいちょい好きな曲もあり、というかんじだった。ちょうど、好きな曲、"Memories Of Green" が収録されているアルバム "SEE YOU LATER" が廉価盤で出たことを知って、ちょっとどうかなと思っていたところだった。"Memories Of Green" は、NHK-FM「クロスオーバーイレブン」で聞いて、その後、エアチェックもして、それを映画好きの友人に聞かせたら、知らなかったのだけど、映画『ブレードランナー』に使われている曲ということで、喜ばれたことがあった。当時、サントラは出ておらず、別アレンジのいわゆるスコア盤しか出ていなかったのだ。

 朝、なんの気なしに、Apple Musicでシルヴィー Sylvie のEPを聞こうとしたら、消えていたので、びっくりした。EPは、BandcampでDL購入しているので、確保はできているのだけど、現在活動中のバンドの最近作が消えてしまうとは。一時的なものなのだろうか。

 ジョウ・ヘッドの回想録を持ち出したけど、コーヒーテーブルブックサイズなので、通勤読書には不向きだったか。まだ本格的なバンド結成前までだけど、彼らは子供の頃からの友達なので、50年代後半生まれ世代にとっての、70年代前半の音楽好きの現場が綴られていて、楽しい。当時のヴァージン・レコードの店の様子など。彼の回想だけでなく、都度、関係者の証言や過去の発言が引用されているのがよいです。

 昼間、iPad mini+ウェブメールで、在庫確認の返事を確認して振り込んだり、受取ロッカーへの到着連絡を確認して、帰りに寄ったり。届いたのは、ずいぶん前に注文したのに、なかなか入荷しなくて、キャンセルされるかもと思っていたニーナ・シモンの9枚組 "THE COMPLETE RCA ALBUMS COLLECTION"。ずっとカートに入れっぱなしにしていたのだけど、映画『サマー・オブ・ソウル』以降、再燃していて、機会を得て注文を入れたのでした。事前に調べていなかったのだけど、各アルバムにボーナストラックが追加されていて、ブックレットにもそのあたりきちんと書かれていて、よかった。

 土曜日朝、映像作家のウェブショップ「OH YOU PRETTY THINGS」で、工業デザイナー、ディーター・ラムズについてのドキュメンタリー映画『Rams』(ゲイリー・ハストウィット監督)が無料公開されていることを知り、母が休むのを見計らって、見ることにした。のだが、すぐに起きてきたので、中断かと思っていたら、母の友人から電話がかかってきて、(同じ話を3回くらいしていたけれど)一時間話していたので、その間に見終えることができた。製品についての考えはうなづけるところ多し。デザインを壊したくないので、とサインするのを渋っていたり。

 午後、なかなか出られなかったけど、15時半くらいに外出。「音凪」に、見汐麻衣さんソロを聞きに。その前に、木曜日に見つけられなかった専門誌を探しに、梅田の大きな書店に。やはりなし。もう入手困難なのかな。どのようなものか見てから買いたかったのだけど。思い出して、話題の漫画を買った。毛塚了一郎『音盤紀行@』(KADOKAWA、2022年5月20日)。紀行とあるけれど、テレビ東京の深夜ドラマのような実際にある店を訪ねるものではなくて、さまざまな時代、さまざまな場所(海賊ラジオ局含む)の架空の「レコードがあるところ」で起こる物語と鳴る音楽が描かれている。絵柄は、出始めの頃(しか知らなくてすみません)の高寺彰彦さんを思わせるところがあります。

 「音凪」。まずゲストのbikkeさん。初めて聞く曲もいくつか。ラヴジョイの最後のほうで歌われていた曲もいくつか。初めて聞く歌があることがうれしい。見汐麻衣さんは、新しく7インチシングル「水曜日」b/w「永い瞬間」をリリースして、そのツアーなのだけど、バンドではむずかしいようで、ソロで。ソロでも、エレクトリックギターのざわっとした音や澄んだ音を聞いたら、ああ、見汐さんの音やと思ったし、鋭く伸びる歌声を聞いて、歌のかんじを思い出した。埋火の曲もたくさん聞けた。
 「水曜日」b/w「永い瞬間」のジャケットイラストはあって迷いながら選んだのだけど、3種のイラストがあしらわれたポスターも持ってこられていたので、それも購入。助かった、というか、うれしい。

 帰宅してから、録画してあった『パンドラの果実』は見た。今期のテレビドラマは、カレンダー代わりにしている大河ドラマも、時報代わりにしている連続テレビ小説も、見るのを止めた。『ちむどんどん』は、降りかかるトラブルは無意識のいやがらせのようなものだし、その解決は棚からぼた餅のようなもので、成り行きを見守りたい気持ちがまったく起きなくて。『パンドラの果実』は、人物の描きかたが甘くはあるのだけど、『怪奇大作戦』みたいだし、岸井ゆきのさんの自覚のある非常識人という役柄が合っていて。
 あと『メンタル強め美女白川さん』と『今夜はコの字で』は見てるけど、好きな俳優が出ているからというミもフタもない理由から、です。

5月23日(月)
[一回休み]
5月24日(火)
[一回休み]
5月25日(水)
[一回休み]
5月26日(木)
[一回休み]
5月27日(金)
[一回休み]
5月28日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2022年5月28日】
 月曜日、帰りに、通販物の引き取り二か所。ひとつは日曜日に届いていたのだけど、取りに行く口実と気力がなかった近所のスーパー脇の受け取りロッカー。バーコードがすっと読み取られた。読み取りがうまく行かず、番号キーで入力することもあるのだけど、暗くなってからのほうが読み取りやすいのだろうか。届いたのは、ヴァンゲリス "SEE YOU LATER"、ヒューマン・リーグ "TRAVELOGUE"。去年発売された廉価盤シリーズのうちの2枚。クーポンも使って。「当時いまひとつぐっとこなかったけど、聞き直したらよかったりするかもしれない電子音楽もの」と括れそうな。

 順序としては、ヒューマン・リーグ "TRAVELOGUE" のカバー写真の出典を、レコードカバーの撮影場所を主に調査されているEmi Serranoさんがアップされていたことがきっかけ。雑誌「National Geographic」1963年9月号に掲載されたカナダ、オンタリオ州のサガナゴンズ湖の写真(撮影はライターでもあったDavid S. Boyer氏)とのことで、そういうところから持ってくるんやなぁという感慨があった。で、その前にも、このアルバムに入っている "Gordon's Gin" がときおり、ふっと頭をよぎっては、なんだったっけとなるのだけど、元はCM曲で、Youtubeだと、その元のCMも聞けて、刑事ドラマのテーマ曲のような展開に納得したということがあり。いま手に入るかどうか見てみたら、廉価盤になっているうえに、3枚のシングルに収録されていた7曲が追加されていたので、頭の隅に入ってきた。

 この廉価盤シリーズのラインナップを見たら、ヴァンゲリスの "SEE YOU LATER" があった。これも、NHK-FM「クロスオーバーイレブン」などで聞いて、"Memories Of Green" はいいなと思ったけど、ニューウェイヴを意識したと思しき他の曲はあまりぐっとこなかった。でも、やはりニューウェイヴを意識したようなカバーデザインは面白いと思ったし、聞き直したら面白いとこもあるかも、と思っていたところへ、訃報が伝えられたのだ。めぐりあわせに弱いので、頭の隅に同シリーズのヒューマン・リーグがあったこともあり、一緒に発注した次第。聞くだけなら、定額制配信でええんやけどね。"SEE YOU LATER" には収録曲が異なるテスト盤があるらしい(タイトル曲がなく、代わりに、シングルで発売された "My Love" の他、"Neighbours Above"、"Fertilization" を収録)けど、フォローはなし(全集ボックスには追加されているらしい)。

 とは言うものの、製品としては、いかにも廉価盤なのがちょっと残念。ブックレットは二つ折りの片面にオリジナルの表と裏の縮小、内側は空白。ヒューマン・リーグのは歌詞が掲載されているけれど、縮小されたカバーの文字はなんとか読める…か読めないか。古い日本語解説が挟んであるけど、小さな文字へのフォローはない。「続・ロック黄金時代の隠れた名盤〈1976-1985編〉」というシリーズだけど、以前手に入れたムーディ・プルースの "CAUGHT LIVE +5" と同様、わたしにとっては、当時いまひとつピンとこなかったものをきっかけがあって出来心で聞いてみるシリーズになっている。ムーディ・プルースのは定額制配信にはなかったけれど。

 火曜日、帰宅してから買い物その他の用事があり、ついでにというかなんというか、連休に届くだろうと思い、通勤路途中ではなく、家と遠いスーパーの間にあるコンビニを指定してしまったもの。やっと届いたので、遠いスーパーで買い物してから、引き取りに。届いたのは、アンディ・パートリッジ "MY FAILED SONGWRITING CAREER VOL.2 (成功しなかった私の作曲キャリア コレクションA)"、ザ・セレクター "TOO MUCH PRESSURE: Deluxe Edition"。後者は、連休に友人と会った折にひさしぶりに寄った大型レコード店で見かけたもの。そのときは他に買うものがあって、保留したのだけど、アンディさんのと一緒に頼むものとして再浮上して。同店の通販サイトでの購入なので、許してください。シングル、BBCセッション、アウトテイクを集めたもので1枚、当時未発表だったライヴ録音を収録したもので1枚追加された3枚組。

 水曜日。朝、駅の改札階からホーム階にあがるエスカレーターで、歩き用とされている左側で歩かずに乗っていたら、うしろから小突かれて行けよと指図された。おお、リアルにおるんや、左側は歩くべきと思い込んでいるひと。端に寄ってやっていたので、後ろ行けば、と伝えるとともに「歩くなって、アナウンスしてるのわかってますか」と後ろから声をかけてみたけど、振り返りもせず。ホームに着いても列車は来ておらず、列もそんなにできておらず、何のために急いでいたのだか。歩いて、こけて、ケガしたり、ケガさせたりしたときにちゃんと賠償する覚悟はあるのだろうか。指図したら自己責任論では逃げられへんよ。歩くためだけなら、階段を使えばいいのだし。
 でも、右ひざの故障をきっかけにしたエスカレーターの利用もこれで終了かな。リハビリを兼ねて、以前のように階段を利用することにしよう。わざわざひとに指図するなんて妄執にとらわれているとしか思えないので、今度は刺されるかもしれんし。

 水曜日は仕事場からいちばん近い映画館のサービスデイなので、話題作を見に行くことを検討していたのだけど、やはり興味本位、確認目的で見るのはよくないと思い、やめることにした、のは昼間なのだけど、夕方、もう少しで仕事が終わる17時8分、やりかけの仕事の資料をロッカーにしまおうとしたとき、突然、眩暈に襲われた。立ち眩みとはちがって、立ち上がったらあかんかんじの。しばし席で突っ伏してうずくまる。しばらくして収まったけど、二時間近く経って駐輪場に着いた頃、右こめかみに軽い痛みがあって、眩暈と関係あるのかと不安になった。その後は、いまのところ、異変なし。

 定時近くから駐輪場に着くまでに二時間かかっているのは、その日が発売の『緑の歌』を買おうと思って、通勤路途中の書店を3軒ハシゴしていたからです。ハシゴした、ということはつまり見つけられなかったからで、駐輪場を出てからも、駅前商店街の書店と一駅先の書店を覗いたけど、見つけられなかった。売れてしまっていた可能性もあるし、漫画棚への感覚が失われているせいで見つけられなかった可能性もあるけれど、発売日だから、表紙さえ覚えていれば見つけられると思っていたのが甘かった。

 木曜日、買い物の用事があったし、雨の予報が出ていたので、寄り道しないで帰った、が、途中で降られてしまった。帰宅すると、小山景子さんから黒天紀のミニアルバムが届いていた。不要な光沢がない、磨かれたギターやベース、フィドルと声が併走するスリリングな歌。声も、場面場面で表情が変わる。物語を感じさせる歌です。ていねいに作られたパッケージは、CDサイズが似合う愛らしさがあります。

 用事がなかった金曜日もそうだったけど、帰宅して、30分くらいの間に、母からその日の出来事を3、4回聞かされて、なんだかんだで一段落するのが21時。それからネット番組を見たり、録画していた番組を見たり、レコードをかけたり、本を読んだりしているうちに、突っ伏して、うとうと。…していると、呼ばれて。用事が済んで布団を敷いたら、がんばってみても、もう寝るしかないかんじ。

 きょうはデイケアになったので、出ている間に、クリーニング出して、郵便局本局まで往復して、髪を切って、買い物して。戻って、昼食をとったら、ぐったり。出るつもりにしていたけど、出られなかった。

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2022 Kijima, Hebon-shiki