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2022年4月10日〜2022年4月16日


4月10日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年4月10日】
 月曜日、午後から母の入院先の病院で、ケアプランセンターのひとと面談ということで、新年度になったばかりだけど、休みをとった。三者面談のように思っていたのだけど、退院後も手当が必要なので、病院、訪問看護センターも交えたカンファレンスになり、それほど大きくない相談室に大人数ということになるので、母は最後に顔出しだけしてもらうかたちになった。顔を合わせるのは、入院の日以来、ほぼ3か月ぶり。泣いてた。週末の退院が決まった。

 月曜日は、サンテレビでの『キンシオ』の最終回でもありました。休みの月曜の朝、突如テレビから聞こえてきた "I'm Waiting For The Man" で知ってから2年と少し。12年間のほんとに最後しか見られなかったけど、毎週楽しみにしてました。母も、わたしが出社したあと、こっそり見ていたようだけど、退院してから、終了していることを知ったら、がっかりするだろうな(病院ではテレビをほとんど見ていなかったらしい)。

 水曜日、「DOMMUNE」で、『アネット』『スパークス・ブラザーズ』公開記念「SPARKS MEETS LEOS CARAX!」。右ひざリハビリの日で、開始には間に合わなかったし、夕食や風呂で中座しつつ、ずっと。青木孝明さんが先日配信で、エマーソン・レイク&パーマーの "The Sage" を歌われたことがきっかけで、手元に持ってきていた『岩谷宏のロック論集』のスパークス論をまためくることに。

 木曜日、帰りに、藤子不二雄(A)こと安孫子素雄さんの訃報。『まんが道』と『少年時代』はいまもすぐ手に取ることができる場所に置いている。父とほぼ同い年だったこともあり、描き続けられていることに感慨がありました。

 帰宅して、着替えずに、食事の準備をし、風呂の準備を始めたところで、呼び鈴。竹内幸絵編『開封・戦後日本の印刷広告 「プレスアルト」同梱広告傑作選〈1949-1977〉』(創元社、2020年3月)を無事に受け取った。クロネコメンバーズに登録しているのに、何故か今回は事前連絡がなく、再配達してもらうことになり、待っていたのだ。
 先週、「PaperC」サイトのPUNK!展のレポート記事を読んだら、その前が「印刷物の進化とは?」と題されたプレスアルト誌についての記事だった。以前、江之子島文化芸術創造センターの「プレスアルト誌と戦後関西の広告」展を見て、企業の協賛を得て、実際の印刷物を綴じ込んで、広告デザインの向上を図ろうとした同誌を面白く思っていたのだけど、記事で、そのプレスアルト誌についての本が出ていることを知り、話題にしたところ、縁あって(ほんとうに)、読む機会をもらえることになったのだ。感謝と溜息しかない。
 いっしょに、長ア励朗『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学 愉しい音楽の語り方』(創元社、2021年12月)も送っていただいた。この本についてはまったく知らなかったのだけど、ぱらぱらとめくって、題材が通りいっぺんのものでないことに気づき、もうちょっと読んでみて…もしかして、と思って、確かめたら、そうだった。以前読んで面白かった『つながりの戦後文化史』を書いたひとでした。「ロッキング・オン」誌の「自分語り」についての章もあり、松村雄策さんの訃報と『岩谷宏のロック論集』に触れる機会があったことから、時機を得たものでした。

 金曜日、帰宅して、すぐにワイシャツを脱いで、クリーニング店へ。いつもは土曜の午前中に持っていくのだけど、ばたばたしそうで。再帰宅後、夕食を摂りながら、録画しておいたNHK『カムカムエヴリバディ』最終回をと思ったら、あれっ、前日に見たやつやん。なに、放送事故か、なんて思いつつ、しかたがないので、見ていた(見るんかいっ)のだけど、つまり、前日に、翌朝の分と勘違いして、その日の夜の分を録画予約してしまっていたのだった。最終回によりにもよってなんというボケを。希望が叶わぬこと、間違えること、それでも生き続けることを主題にしたドラマでした。

 土曜日、午前中に、新しい歩行器(シルバーカー)と手すりの配達・設置。昼から、弟に車を出してもらって、病院へ。支払いを済ませ、弟に退院後の予定を説明しながら、待つこと30分。母が降りてきた。長くても二週間くらいだろうと思っていたのに、三か月にもなってしまったので、緊張してしまった。
 帰り着いたのはいいものの、母が持っていると思っていたら持っていなかった保険証を探し出さなければならない。入院当日も、手続きが済んだところで、保険証を取りに帰り、あちこち探索したのでした。そのとき、翌日に最初の救急外来の支払いもあるので、自分のカバンにしまいこんでいたことをすっかり忘れていたのだ。ようやくそれを思い出して、見つけ出したのは、ケアプランセンターの担当者が来られる予定時刻の15分前。急いで自転車で往復して、帰り着いて、靴を脱ごうとしたところで、呼び鈴が鳴った。
 ケアマネさん、しばらくして、訪問看護師が来られて、様子を見たり、契約したり。帰られたのが16時。昼を食べ損ねた。買い物に行って、夕食はうどんにした。
 母は、リモコンとかスウィッチとか細かいことを、いろいろ忘れてた。3か月やもんな。

 きょうは、母が不在の間にかかってきた電話の折り返しサポート。昼に、弟一家が顔を見せに。物資もいろいろ届けてもらう。入院して早々に壊れた湯沸かしポットの代わりを使ってなかったのがあったのでと、持ってきてくれた。夕方、図書館に返却しにいったあとで、いちばん近いスーパーまで、母と一緒に行ってみることにした。まだちょっとしんどいみたい。歩かないと回復もしないだろうし、さて。夕食後、『孤独のグルメ』からの内藤剛志ドラマという母の定番コース。母が寝室に引き上げて、しばらく様子をうかがう…つもりが寝落ちしてました。『プラネテス』、見られず。大河ドラマはなんとなく見ていたけど、源平の頃は、血縁関係のいざこざが多くて、楽しくないので、これを機会にフェイドアウトしてもええかな。『草燃える』もあかんかった、そう言えば。

4月11日(月)
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4月12日(火
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4月13日(水)
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4月16日(土)
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