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2022年4月3日〜2022年4月9日


4月3日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年4月3日】
 先週の書き忘れ。というか、先々週は忘れていたことも多くて、なんだかふわふわしていたのかもしれない。●火曜日(3月22日)、イ・ラン Lee Lang "オオカミが現れた" とパイナップル『YAWA YAWA パイナップル complete collection』が届く。●木曜日(3月24日)、NHK「らじる★らじる」の聞き逃し配信で、ラジオドラマ『はるかぜ、氷をとく』の再放送を、「ドラマ」誌に掲載されたシナリオを追いながら、聞いた。

 月曜日、COVID-19重症化予防ワクチンの3回目接種のため、休み。午前中は、右ヒザ故障のため、予約を入れていたリハビリに。いつも仕事帰りに寄るかたちなので、家からの所要時間配分がわからなかったけど、まあまあよい時刻に到着した。リハビリ後、予定より一日早いけど、診察も受けた。

 診療所のある駅近くの店で昼食をとったあと、自宅最寄駅を通り越して、水無瀬「長谷川書店」に、ひさしぶりに。初めて見た本に迷ったり、買おうと思っていた本をチラ見して見送ったりしつつ、「フリースタイル」51号と川端康雄『増補オーウェルのマザーグース 歌の力、語りの力』を購入。レジで会計してもらっているとき、ケヴィン・エアーズの "Shouting In A Bucket Blues" がかかっていた。

 スーパーで買い物してから、帰宅。うっかり昼寝して、接種の時刻を寝過ごさないようにしなくてはと思っていたら、郵便受けに何か届いた。見ると、明日と聞いていた書類だった。すぐに病院に連絡。次に来られるときに持ってきてほしいとのことだったので、ちょうど受付時間終了の16時を回ったところだったけど、いまからでもよいですかと打診して、持っていくことに。タイミングがよかったというか、妙に充実した一日のように感じてしまった。病院からの帰りに、図書館にも寄れたし。

 接種。直後は、特になんということもなく、体温を測ってみても、35度台。おとなしく寝たけれど、翌朝も35度台。しかたない、と出社した。
 ところが、午後になって、仕事場の体温計(非接触型)で測ってみると、いつもとちがうアラームが鳴った。37.5度だった。どうやら、37.5度を越えると、アラームが変わるらしい。その後も、37度前後が夜まで続いた。注射跡の筋肉痛のような痛みも、前回、前々回は翌日の昼頃までだった記憶があるけれど、夜まで続いた。いままででいちばん強く反応が出たということになるか。

 ふだん35度台なので、37度前後でも高熱ということになるのかもしれない。あきらめて録画していた番組や「GYAO!」の配信を寝床に入って見ていたのだけど、日曜日に見損ねた『太陽にほえろ!』第102話「愛が終わった朝」は、いきなり藤堂係長の自宅に夜、シンコ刑事が呼び出され、雨に降られたからとバスロープに着替えるという場面から。昔でもあかんやろ、というか、フィルムに映し出された人物の確認のために勤務時間外に上司の自宅に行かなければならない理由がわからない。最後も、藤堂係長の自宅で、二人で事件を振り返っていた。まるで、上司宅に居候しているようなかんじだった。脚本は市川森一氏。物語はシンコ刑事が麻薬密輸グループに関係している別の課の女性署員を見張るというもので、女性であることを意識せざるを得なくなるという回だった。麻薬密輸グループが連絡場所にしているゴーゴー喫茶で、フライド・エッグ「Rolling Down The Broadway」がかかっていた。

 水曜日、ケアプランセンターから連絡があり、次の月曜日に母を交えて面談することになった。母は、手続きやらなにやらで息子に迷惑かけたくないので、そういうことは土日にしてくれと言っているのに病院が聞いてくれないとぼやいていたけど、当の息子は平日に休む気満々であることは内緒です。こっちの都合で延びるのもかなんし。

 木曜日、行きの電車で、なかにし礼『血の歌』を読んだ。作者と森田童子との関係が描かれているということで話題になった未発表作品だけど、基本的には作者の兄である森田童子の父についての物語で、娘が「森田童子」になってからのことには触れていなかった。売り出しの方便として出自を隠したという書きようにがっかりさせられるものがあるけれど、ここで娘のことが描かれているのは、あくまでも主人公である父の悔恨というか、悔恨を突き付ける狂言回しとしてで、そのために歌詞も書き換えられた上で引用されている。フィクションとするための仮名のようなものというよりも、身勝手な扱いの印象を受けた。

 夜、そろそろ寝ようと横になったところで、揺れた。震度3とのことだったけど、ゆっくりおおきく揺れたあと、びりびりと続いたので、落ち着かなかった。

 金曜日はひどかった。19時20分帰宅、食事の準備に10分、カムカムの録画を見ながら夕食、弟にメールを打ったあと、片付け。寒かったので、布団を敷いて「寒い寒い」ともぐりこんで…20時過ぎには寝落ちした。帰宅後の(意識)滞在時間40分。ひどすぎる。

 土曜日、朝から、ケアプランニングセンターのひとの下見。問題点を見つけてもらわないといけないので、片付け過ぎてはいけない。段差を測ったり、ふだんの様子を説明したり。くもってはいたけれど、日曜から雨の予報が出ていたので、朝早くから洗濯機を回していたのだけど、帰還間近ということで、追加であれやこれやも洗濯。順番に干していくので、外出はあきらめた。となれば、デスク(炬燵)ワークを片付けるぞと意気込んだもののなかなか進まなかった。やはり早い時刻に寝落ち。

 きょうは、きのう早くに眠ってしまったため、早朝に目が覚めた。反省して、きのうできなかったデスクワークにいそしみ、一段落ついたところで…二度寝してた。『黄金の日日』も『ウルトラセブン』も終了してしまったので、日曜日朝の楽しみがなくなってしまった。きょうは「新日本紀行」は前に見たやつだったし。

 昼前に出て、難波・湊町リバープレイス近くの「オソブランコ」で開催中の小川雅章さんの個展「Osaka Lonesome Road」に。大阪市にかつてあった川沿いの工業地帯。赤茶けた線路。雑草と砂利。明るくはないけれど、ほのかに「続くこと」が感じられた頃の景色がありました。

 小川さんの個展を見たあと、おお、そうだとその足で、ひさしぶりに北堀江「喫茶アオツキ」に。開いててよかった。ゆっくりできた。フレンチトーストにもありつけた。店主に「オソブランコってご存知ですか」と話しかけられて、「いま行ってきたとこです」。薦めようと画集を見てもらおうと思っていたそう。帰りに、柳家小春、塚本真一『LIVE AT AOTSUKI 2016.10.30』、Andy Statman "AWAKING FROM ABOVE"、本田ユカ "MEMORIES ARE MY ONLY WITNESS" を購入。

 「喫茶アオツキ」から、またひさしぶりの「マルカバツ」に。中古盤屋さんらしい中古盤屋さん、なのだけど、中古LPの牧歌的な時代はここでも既に去っていた。感覚として、だいたい1000円のベースアップ。でないと、高く売りたいひとらが浚っていってしまうからやろな、と推測しています。転売するだけのひとが諦めて、聞きたいひとの手がなんとか届く価格設定は難しそう。Karen Mantler "KAREN MANTLER'S PET PROJECT" を購入。

 「マルカバツ」から歩いて、「心斎橋パルコ」(正面まで来ないと通りから場所がわからない!)内の映画館へ。レオス・カラックス監督『アネット』。いつからレオじゃなくなったのだろう。アダム・ドライバー演じるヘンリーの嫉妬に駆られた(本人は美の追求だと思っている節がある)凶行の顛末を描いているのだけど、メイル兄弟による原案とはどういうものだったのだろう。というようなことが知りたくて、パンフレットを買おうと思ったのだけど、見終わって出てきても、パンフレットが見当たらない。売ってるのかどうかもわからない。もしかしたら、ポップコーン売り場で告げないといけなかったのかもしれないけれど、上映が終わったら、その映画のパンフを積極的に売ってほしい、と思う。「パンフはこちらです!」と。『Coda』のときは、まだ貼り紙があったからわかったけど、あのときもパンフを買ってるひとが見当たらなかった。

 長堀通りを歩いて、堺筋まで。書店はちょっと覗いたけど、以前のように途中でコーヒー飲んだり、コンビニでサンドウィッチを買って食べたりという気持ちがなくなってしまった。

 帰ってきて、きのう買うのを忘れていた朝食用の食パンを途中のスーパーで買ってから帰宅。風呂の追い炊きをつけて、トイレに入ったところで…また揺れた。木曜日のときと似た感触だった。余震かと思ったけど、前回が震源地京都だったのに対して、今回は大阪北部、って、えっ。

 今週のその他。●去年11月にAndroid携帯に換えて以来、「登録しているものと一致しない」「接触面が汚れている」「離すのが早すぎる」とほとんど通らなかった指紋認証が、先週になって急に通るようになった。5か月かかってやっと (1)携帯が認識した (2)きじまさんがコツをつかんだ…ま、(2)なのだろうけど。●逃避としての「GYAO!」配信鑑賞。『コントが始まる』を見終えてしまった。あとは『フィッシュストーリー』、『もっとしなやかにもっとしたたかに』、『嵐電』と映画を見ていた。『嵐電』を見直すことができて、よかった。テレビドラマはもともとCMありが前提だけど、映画はCM付き配信はしんどいなと思います。

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