3月20日（日）	【▼ぐりぐらメモ／2022年3月20日】 　月曜日、薄手のセーターとベストを脱いで、シャツとワイシャツとセーターにし、念のため、コートも持って出たけど、失敗。めちゃくちゃ暖かくて、コートはまったく要らなかった。駅のホームに着いたら、入院中の母にメールを打つのが日課になっているけれど、テキスト入力機「ポメラ」で書いた文をQRコードにして、携帯電話で読み取ろうとしたら…カメラのレンズが曇って読み取れない。そんなの初めて。 　帰りに駅前のコンビニで公共料金等の支払いをしたので、手数料代わりに、チキンカレーのレトルトも一緒に。土曜日に炊いたご飯の残りで食べた。風呂に入り、風呂を掃除したのち、少しだけレコードタイム。暖かくなってきたので、エアコンのない部屋でも大丈夫。居間に戻り、ゑでぃさんとテニスコーツさやさんの中継（インスタライヴ）を流しながら、ドラマを2本。『ミステリと言う勿かれ』の門脇麦さんはいい役だった（最初に登場したときは、見たことあるけど誰だっけとなっていたのだけど）。ドラマが終わって、ゑでぃさんとさやさんの中継を聞きながら、横になったら、もう起きていられなかった。yumboの澁谷さんがリモートで登場されたみたいだったけど、起きあがって確かめることができなかった。 　火曜日、一日晴れというので、朝、思い立って、洗濯機を回したが、思っていたより量が多かったのか、時間がかかってしまい、出る時刻ぎりぎりの終了になってしまった。帰り、右膝の治療。注射のみで、様子見。早めに終わったので、診療所の向かいにある書店にひさしぶりに寄ってみた。途中下車して、ときどき寄る店だけど、診療のある日は、気持ちと時間の余裕がないからか、寄ってなかった。 　水曜日、定期検診。ちょっと早めだったこともあり、いったん帰宅してから、改めて診療所に行くことにしたら、荷物をおろしたところで、母からメール。退院に向けての話が動き出している模様。前倒しもあるようなかんじなので、週末からの三連休でやろうと思っていたことを急ぐことに。体重が先月からさらに3 kg減った。合計8 kg減。そう言えば、月曜日の夜、ベルトを3 cmほど切って、輪を小さくしたのであった。ワクチン接種を予約する。 　（再度）帰宅して、郵便受けを見たら、「メタカンパニー」のセールで頼んでいたふちがみとふなとのアルバム3作品、『6がつのうた』、『だってチューだもん』、『日時計』が届いていた。ライヴのときにと思っていたら、なかなか機会がなくて、手に入れ損なっていた。手に入れ損なっていたのにも程がある。ライヴは、聞いたことがないひとを優先しがちということはある。機会がたくさんあると、後回しにしがちということもある。フェスやイベントに行くことも減っていた。となると、馴染みの曲も少なくなってきて、アルバムに入っている曲の大半に馴染みがなくなり、店頭で見かけても、見送っていた。今回のセールは、3曲入りCD-Rのおまけ付き。昔、カセットで配布されたものの復刻だろうか。 　木曜日、えらく暖かになって、上着なしで出た。セーターは着ていたけれど。病院の退院後のサポートを担当している部署のひとから電話。いろいろ確認したり、説明したり。退院は、まだ少し先になりそう。仕事帰りに、リハビリ。限られた時間で回数を稼ぐために、トイレで席を外したついでに、合間に2セットずつやっているのだけど、そうではなくて、1セットの回数を増やすように、とのこと。うーん。 　リハビリに行っていて、18時からは聞けなかったKBS京都「26回のホら話」第25回をradikoで。「カジイノ珍道中」井上智恵さんの最終回。当初、いろんなショパン「別れの曲」のカバーを選曲されていたけど、最後はご本人による"番組のための"新録カバー。山下さんも話されていたけど、ちょいジョー・ミーク風味の不穏なかんじでよかった。「カジイノ珍道中、よかったです」ということを伝えたくて送ったメールも読んでいただいた。 　金曜日、ひさしぶりに雨。ジャンパー復活。今週は忙しい部門のヘルプで、ひさしぶりにみっちり仕事した。メインの仕事のひとつが、新規受注分の最終段階に発生するものなので、新規受注が減ると、仕事も減る。もうひとつは、受注に関係なく、やらないと困るものなのだが、ここ数年、発注側が費用面から積極的ではなく、課題はあるのに手が付けられない。で、空いている時間は引き継ぎのための資料を作ったり、整理したりしているのだけど、引き継ぎが検討されているかどうかもわからない。 　土曜日、雨の予報だったけど、やんでいた。くもっていたけれど、とりあえず洗濯機を回す。午前中は、電話連絡や片付け。午後は、この週末に動きがないということを確認してから、ネットでチケットをとった十三「シアターセブン」での青野真悟・大久保英樹監督『芸術家・今井次郎』を見に出かけた。この日から、一週間の上映で昼13時10分からなので、三連休のうちでないと行けなかった。それにしても、寒かった。コート復活。 　今井さんのことは、パンゴで知り、ソロアルバム『Poi-poi』で、「時々自動」の音楽を担当されていたことを知り、同時期に、造形もされていることを「ポポタム」に初めて行ったときに知った。Odd。はいつ知ったのだったっけ。パフォーマンスをされていることは伝わってきていたけど、実際に見ることはできず、その頃は、映像も（PC環境が貧弱だったこともあり）見ることはなかった。そのうち、病で入院され、早くに亡くなられてしまった。映画は、とことん考えるということと、思い切ってやってしまうということ。広い視野でコンセプトを立てるということと、ささやかな観察眼から細かなものを作ること。そんな相反するものが両立していたひとの活動を、残されていた記録画像と、一緒に活動していたひとたちの証言と、音楽の再演で辿るものでした。話が聞きたくなるけど、話すより、やってしまったほうが早い、ひとだったのではないか。演奏された音楽の曲名だけでもと思ってパンフレットを買ったら、全曲の歌詞が掲載されていた。ありがたし。サントラがあればいいのに。 　映画館を出たら、雨が降っていた。十三の駅で、ひさしぶりに「551」の豚まんを買った。2個入りだったので、ひとつはその場で食べて、もうひとつは晩ご飯のおかずに。十三と梅田の間にあるけど、ふだん利用している京都線では止まらない中津駅に行ってみた。ティーンエイジ・ファンクラブのアルバム "MAN-MADE" の内袋にある細いプラットフォームの写真が中津駅のそれを思わせたので、いつか並べられるように写真を撮りたいと思っていたのだ。 　それから、少しだけ、ひさしぶりに梅田。ディスクユニオンと丸善・ジュンク堂書店とタワーレコード茶屋町NU店。DUでは、文芸同人誌「東京荒野」28号を購入。棚が少し空き気味のような。他の客との軋轢が避けられるように、棚を減らして、通りやすくすればいいのに。 　丸善・ジュンク堂書店では、渡辺あやさんのラジオドラマ『はるかぜ、氷をとく』と第一回は見たものの苦しいかんじで見るのをやめてしまった『妻、小学生になる』の脚本が掲載された「ドラマ」2022年4月号を購入。ここは一階の集中レジがいつも長蛇の列になることに閉口してしまうのだけど、降りるときにエスカレーターの脇にセルフレジの案内があることに気付いた。一階に降りると、やはり列ができていたが、セルフレジは誰も使っていない。ので、さっさと精算したのだけど、現金のみだからだろうか。みんなそんなにカードやスマホでの電子マネーの利用者なのだろうか。 　タワーレコード茶屋町NU店は、マルビル店の閉店を受けて、マルビル店の要素を一部取り込んで、大幅に改装されていた。また何が何処にあるのかわからないかんじに。サントラで買おうと思っていたものを思い出したのでコーナーを探したら、大幅に縮小されていて、寂しかった。買おうと思っているものも置いてなかった。 　きょうは、午前中、自治会の公園掃除、ついでに家の周囲も。午後から、「雲州堂」での冬支度企画「靴音までメロウに」Vol.38。予定されていた百景借景が、新型コロナウイルスの蔓延防止措置継続のため出演できなくなり、河合愼五さんソロになった。百景借景は見たがったけど、仕切り直しされるし、河合さんのソロが見られるのもなかなかなさそうなので、ありがたかった。これも、状況によってはキャンセルも考えていて、となると、早めのほうがいいのだが、あきらめきれなかった。 　冬支度は、今年になってから、1月に高槻で見たり、「ひかりのうま」での配信を見たりしているけど、またちょっとちがうかんじだった。キーボードの北里さん参加ということもあるし、新しい曲をされていたということもあるかもしれない。シックなかんじになっていた、ような。 　河合さんは、ギターの弾き語りでカタリカタリの曲を、コントラバスの弾き語りでしょうにゅうどうの曲を、カシオトーンで百景借景の曲を披露。曲も歌も好きなので、ちがったかたちで聞けるだけでも楽しい。特に、カシオトーンでの演奏は、以前、告知の際に短い録音を流されていたのを聞いて、いいなぁと思っていたので、フルで聞けて、うれしかった。 　最後に、河合さんと冬支度の合奏で、それぞれのレパートリーを。「草スケート」は、河合さんのコントラバスと北里さんのキーボードが加わって、「クロスオーバーイレブン」風味増し増しでした。転がるかんじ。 　そのまま北浜から帰ってもよかったのだけど、天神橋筋商店街の古本屋を覗いていくことにした。「天牛書店」でとても古い雑誌と少し前の雑誌を。「テレビジョン・エイジ」の1969年1月号。外国ドラマのファン雑誌で、いつまであったのだろう、中学生の頃までは、友達が住んでいた団地内の書店で見かけていた。70年代後半でも、古めかしいかんじだった。バックナンバー紹介を見ると、モンキーズでもっていたようなかんじなのに、この号では人気に翳りが、などとつれない。「望星」2018年1月号は「特集・書体の正体」。次の号の続編もあったけど、それは出たときに買っていた。続編だけ残すのは申し訳ない気がしたけど。ひさしぶりに天六まで歩いた。以前の「ムジカジャポニカ」や「ハードレイン」「レインドックス」から帰るときのことを思い出していた。途中でパンやアイスを買って、食べながら歩いたな、とか。遠い昔のことのよう。 　今週のその他。●いや、もう先々週のことになってしまったか、メールソフトを起動させたら、受信サーバーのパスワードを聞いてきて、入れ直しても、受け付けられないということがあった。たまにある。いつものことだけど、何度かやり直しているうちに、通った。いつものことだけど、毎回、焦る。確認する方法は他にもあるけれど、保存ができないから。と言いつつ、ハードディスクやOSが飛んでしまって、メールソフトごと保存していたものを失うということも繰り返している。●片付けの合間に、息抜きとして（ですよ）レコードの整理もしているけれど、つくづく、「コレクション」としてはしょうもないなぁと思う。コレクションしているつもりはないので、当然の結果だけど、「揃って」いないし、廉価盤や再発盤、ベスト盤も多い。ひとに言えるようなものもあるにはあるけど、それはそれでないと聞けない曲があったからというだけで、めずらしさは関係ない。それと、並べるのに「順序をつける」のがだんだんつらくなってくることを改めて実感。アルファベット順や五十音順にすることもよく聞くけれど、ドライすぎて、これまたつらい。探しやすさが属性に依存しがちなのもつらい。
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