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2022年3月13日〜2022年3月19日


3月13日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年3月13日】
 先週の日曜日は、夜、『プラネテス』を見たあとで風呂に入り、大河ドラマを傍らで流しながら、横になったりしているうちに…眠ってしまった。真夜中に目が覚めて、どうにも眠れないので、録画しておいた『アンという名の少女3』の最終回を見始めたら、最後まで見てしまった。
 ドラマは、年代記としては進学したところまでなのだけど、どうも、ここで打ち切りになってしまったらしい。とても残念。だからだろうか、アンの両親の遺品が見つかるところや、ギルバートの親友の義理の息子との和解など、大急ぎで組み入れたかんじが否めない。登場人物ひとりひとりの背景まで描いていたことで、それぞれが魅力的だったので、どこかで区切らなければならないとは言え、その後が描かれないのは、とても残念。特に、先住民族の同化政策のため、収容所のような寄宿学校に連れ戻されたミクマク族のカクウェトのことが最終回で触れられなかったのは、ほんとうに残念でならない。登場人物たちに悔いを残すことになるなら、いっそのこと触れないようにしよう、と考えたのかもしれない。他のひとたちの行く末も含めて、続編や番外編があればいいのに。

 月曜日の午前中、入院先の母のちょっとした(らしい)手術が終了。前日まで、とてもナーバスになっていることがわかるやりとりをしていたのだけど、術後、メールをくれているところからすると、無事に終わった、と言ってよいような気はする。

 火曜日、右膝関節症のリハビリ。初めてのトレーニング器具で、言われたとおりにやったら、思い切りやりすぎて、壊しかけた。ストレッチとスクワットも続けてる。これでよくなるのかどうか実感はまだない。時間によって、痛んだり、気にならなかったりしている。
 帰宅して、一段落した頃、澁谷浩次さんの「友部正人ファン必見」というツイートを読んだ。仙台で行われている「「インタビューズーズー」という配信番組(澁谷さんが音楽を担当されている)に友部さんが出演されているのだ。投稿から既に一時間経っていたけれど、とりあえず見てみたら、友部さんが歌っていた。最後の歌のコーナーに間に合った、というところ。話も聞きたかった、と思ったら、しばらく見られるようにされるらしい。

 ウクライナのひとびとへのロシア軍の攻撃が続いている。紛争解決に武力を行使することに反対する理屈は、事が起こったら、吹っ飛んでしまう。でも、それを手放したら、日常生活が揺らぐ。だから事が起こったことに便乗して、それらを否定したり、放り投げることを前提とした言葉や行為には抗議する(そんなしょうもないことするひとたちの相手をしている場合ではないという気持ちも強い)。それは守る側についても同じで、守る側に寄り添うふりをして、攻める側の理屈を展開する輩がいるのがたまらない。国と国の争いになった途端、「ふつう」のひとが、あたかも国の代表のように振る舞うことをあたりまえにしてはいけない。

 どうも内外公私に悩ましいことが起こっているからか、集中して本を読んだり、音楽を聞いたりすることができないでいる。だから、読むものは雑誌ばかりだし、聞くものはラジオばかり。ウェブ配信やradikoでラジオの選択肢が増えて、時間がないーっとなっていたけど、今の状況だと、流れていってくれるのがとてもありがたい。テン・イヤーズ・アフターにピアノ曲なんてあったのかー(『巷のダイアログ』黒岡まさひろさん回より)と思って、配信でアルバムを聞いてみたり。

 水曜日の夜、洗濯も終わって、一段落してから、二階で(も映る地上波テレビで)NHK教育「漫勉neo」第13回、青池保子さんの回を見ながら、LP用収納棚の組み立て。番組のBGMは、当然のように、ZeppとELP。とりあえず、この日は、はみ出して床置きしているものを棚にツッコむところまで。自室の本棚とオーディオラックに並べている「レギュラー」も含めて、この三段棚三本に収まらないものか。それはちょっと厳しいか。できれば「ステレオ」も、いま棚を置いている旧弟部屋に移したいと考えている。

 木曜日、コルネッツの待望の新作『濯う』が2022年4月13日発売と告知。セカンドアルバムと思っていたけれど、新録2曲、未発表録音2曲を加えた『乳の実+』をセカンドとして、今回がサードアルバムという位置付けのよう。1993年7月17日、心斎橋クラブクワトロ「メトロトロンワークス#3」で聞いて以来、録音を待ち続けた「養老院」と「洗濯」も入ってる!うれしい。前にツイートであがっていた構成検討ミーティング?の写真をチラ見して、アルバム選曲会議と勘違いして、どうか落ちませんようにと祈ってました。
 帰宅すると、谷口雄・吉村類著『ミッドナイト・ランブル・ショー』が届いていた。テーマを決めて、レコードについて話すトークショーの4回分の書き起こし本。これも、ラジオのような趣き。

 金曜日、ひさしぶりに「部署ミーティング」。ついでに、家の状況を話し、他のひとの状況も聞く。そして、またベテラン同僚の退職の話を聞いた。担当が異なるので、一緒に仕事をしたことはほとんどなかったのだけど、この3月から、ピンチヒッターとして担当された仕事で一緒になったとこでした。よく知らないカテゴリの仕事ということで、今後のことも考えて、解説しながら、ナンギな先方との交渉など、あえて「やってもら」ったのだけど、「最後の仕事」と知っていれば、こっちで引き受けた。
 それにしても、先方の劣化がひどい。こっちの負担が増えるばかり。指示内容のミスを指摘しても、感謝されないし、そもそも返事がない。しれっと、訂正されるだけ。

 土曜日、午後、病院から電話があるというので、待機。水曜日に組み立てたLP収納棚で、LPを整理したり、澁谷浩次さんのウェブラジオ(2022年3月10日放送)を聞いたりしながら。ようやく出口が見えてきたか。出口のあとに続く道もいろいろありそうなのだけど、ひとまず、あと少し。

 きょうは、昼前に買い物に出かけたら、財布に千円札が一枚きりだった。最低限の買い物だけして、引き上げ。土曜日の昼に二合炊いたことで、白飯はある(5食分になるのだが、二合は炊かないと、ちゃんと炊けなくて)。あとはあるものでなんとか。昼食後は、家の周りの溝の掃除。一段落して、だいぶあったかくなってきたな、動くと汗ばむくらいだと思いながら、部屋に戻って、Twitterを見て、橘川幸夫さんの投稿で、松村雄策さんが亡くなられたことを知った。「ロッキング・オン」誌のいわゆる「創刊四人組」のひとりで、ヴォーカリストでもあった。RO誌を買い始めた頃は、Eternowとしてのカセットアルバムの案内が載っていたけど、中学生には聞いたことがないものを買う余裕はなかった。1978年に、コロムビアからデビューされることになり、渋谷陽一さんの番組で聞いた。Charや原田真二らが歌謡曲の領域で注目されていた時期であり、その方針に沿って、ロック的なかましのない、流れるような、さわやかと言っていいようなサウンドではあったけど、好きな曲もあった。エアチェックしたテープで聞いていたのだけど、それを耳にした弟が何故かはまってしまい、彼にカセットコピーを渡すために、LP『夢のひと』を買った。3枚目のライヴアルバム『UNFINISHED REMEMBERS』は、弟へのプレゼントとして買った。もちろん、聞いてから渡したのだが。セカンドアルバム『PRIVATE EYE』も、エアチェックテープでずっと聞いていたが、CD化されたときに買った。買った帰りの電車の中で読んだ復刻盤用の解説があまりにしょうもなかったので、駅のゴミ箱に捨てた、と当時の日記には書いてある。忘れてた。
 松村さんの文章も、もちろん好きで、ビートルズやアニマルズなど60年代イギリスのバンドの他、ドアーズ、ジャックスについての文章は印象深いものがあった。ちょっとすぐに取り出せないところにあるのだけど、読み直したくてしかたがない。

 今週のその他。●なにもできない(したくない)時間を「GYAO」の配信で埋めるということをやってしまっているけれど、今週はドラマでした。見てなかった『コントが始まる』とかパスカルズが音楽、優河さんが主題歌の『妻、小学生になる』とか『カルテット』とか。

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