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2022年2月27日〜2022年3月5日
2月27日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2022年2月27日】
月曜日、昼過ぎに、母が入院している病院の担当医から電話。状況を聞くとともに、入院が一段落したら、母を交えて相談しようと思っていたことを進めることに。電話で、かー。母に話がついているのかもよくわからない状態で返事しやんとあかんのはどうも。 先週の金曜日、母からの電話のために急いで帰宅したことで、頭から飛んでしまった膝のための薬の補充。処方箋の期限だったのだけど、ばたばたしていて、土曜日もすっかり忘れていて、日曜日に思い出して、あわてて行ったら、処方箋受付は日曜は昼までで窓口がもう閉まっていた。という訳で、一応、月曜に帰りに寄ってみたのだけど、やっぱり期限切れということでダメだった。
火曜日、午前中に、母から、また携帯のメールについて操作がわからなくなった、とメール。ここで操作方法についてメールしたとて、受け取り可能なのかどうかわからないが、メールがいま唯一の通信手段なので、簡単に説明したメールを送った。そしたら、夕方、駅に向かっている途中で、メール。帰りはいつになるか、と。電話したいということだ。火曜は、膝の故障(と書くと選手っぽい)のための通院日なのだけど、母には話していない。診察の受付を済ませてから、待合室から「遅くなるかもしれないが、できるだけ早く帰る」と返事を送った。
帰宅して、電話を待って、話を聞くと、未読表示が消えないことを不安に思った様子。見えにくいので、メールもあきらめるような弱気なことを言うので、とにかく明日、対処方法を書いて持っていくからと話した。ただ、この日は、気力が起きず、ざっと取説を読み直したのち、対処方法のまとめは翌日の午前中にやることにし、カタリカタリ/しょうにゅうどう/百景借景の河合さんのウェブラジオ「巷のダイアログ」第4回、石原ヨシトさんの回を聞いたり、届いた読み物を読んだりして、過ごした。わたしにはピンとこなかったニルヴァーナの衝撃が、実際に衝撃を受けた世代、ひとから語られるのを聞けてよかった。 湯沸かしポットの給湯スイッチが壊れた。いろんなことが起こる。これも、電器店との付き合いがあるので、母が復帰してからかな。 水曜日、祝日。いつものように、早く目が覚めてしまったので、「GYAO」で無料(CM付)配信されている『火口のふたり』を見た。火口はメタファーだろうけど、劇中にも富士山の火口として描かれていた。だから、2月23日が「富士山の日」であることをあとで知って、ちょっとびっくりした。
朝食、洗濯のあと、母の携帯の取扱説明書を、docomoのサイトからダウンロードし、前日寝る前に、冊子で読んで、あたりをつけていたところのキャプチャーをとって、Word文書に貼り付けて、補足を書き足した。折りたたみ式をずっと使い続けていたのは、母と使用環境を同じにしておくという理由もあったのだ。説明しやすいように。それにしても、全面液晶型、撮影した写真を、折りたたみ式用に大きさを小さくすることもワンタッチでできへんのに、なにが自称スマートじゃと思う。土曜日に渡したメール代わりの「新聞」が好評だったので、取説抜粋版のおまけとして、おまけコーナーを付けた。
家に戻り、母にメールを送り、返信が来るのを待って、外出。ひさしぶりに、大阪市内へ。北浜「FOLK old book store」での「音楽と演劇の年賀状展12」。以前、「HOPKEN」で行われたときに見に行って以来、だから、えらく間が空いてしまったけれど、今回で一周したのでとりあえず最後とのこと。渡瀬さんがイラストを描かれた冬支度のものを始めとして、音楽を聞いているひとたちのものをいくつか見つけた。yojikとwandaさんのは見つけられず。ほんとに、ふつうに知り合いに出すような年賀状から、デザインや仕掛けに工夫のあるものまでいろいろ。(ま)&アサノタカオ『「知らない」からはじまる 10代の娘に聞く韓国文学のこと』(サウダージ・ブックス、2022年1月27日)、寺尾紗穂『天使日記』(スタンド・ブックス、2021年12月28日)を購入。時間が早ければ、ここで食事する手もあったか、と少し後悔。 北浜から西へ二駅歩いて、肥後橋「Calo Bookshop & Cafe」での「網代幸介『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』原画と絵巻展」に。右膝はひねったり力を加えるとまだ痛むけれど、歩けるくらいには。『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』は、旅行ライターの宮田珠己さんによる初の小説で、架空の旅行記。そこに網代さんが口絵をつけるはずが、想像力を刺激されて、一大絵巻になってしまった、のだそう。去年、「Calo」に行ったときに、まだ先だけど、と見せてもらったチラシで、中世の宗教画のような、曼荼羅図のような、鳥獣戯画のような佇まいの絵に引きつけられた。宮田さんのことは知らなかったのだけど、絵を見たあとで、本も買ってしまった(大福書林、2021年10月10日)。一緒に、店頭で見かけた稲田俊輔『おいしいものでできている』(リトルモア、2021年3月16日)と広島「horta」(オルタ)の菓子、カカオソルトショートブレッドも。 市の中心部へは寄らず、そのまま東へ一駅戻って、帰宅。夜、2525稼業の配信ライヴがあることを直前に知り、急いで、風呂に入って、聞いた。「horta」(オルタ)の菓子を食べながら。 木曜日、帰りに、ロシアがウクライナに武力攻撃を開始したことを知る。ウクライナに暮らす人々にとって、奇妙な理屈によるとばっちりでしかない。ないがしろという言葉しかない。わかる理屈なんてないんだろ、と訳知り顔で言うような連中の相手はしたくないから、言葉を選んでしまうけれど、これはおかしなことであり、おかしなことには怒りを持って、反対する。 金曜日、仕事場の経費削減で、昔で言うところの内線電話にあたる業務用携帯の数を減らすことになり、ついに担当係専用、と言うか、係はわたしひとりなので、実質的には、きじまさん専用だった携帯が消滅することになった。担当先が複数で、頻繁に呼び出されたり、突撃したりして、席を外すことが多かったので、持ち歩いて対応していたのだけど、このところは、ウイルス感染防止対策で、先方を訪問することがほとんどなくなってしまった。席を外すときは、いつも胸ポケットにあることを確認していたので、それがなくなって、どことなく不安なかんじです。
冬季オリンピック中継のために中断していた『小吉の女房2』が再開。残りは、前に放映したときに録画したものがあるので、つい、続きも見てしまう。 土曜日、クリーニング出しをして、髪を切り、買い物をしてから、メールで母とやりとりして、病院へ行く用事がないことを確認。午後から、母の代理の用事を済ませてから、京都に出た。浄土寺「Hand
Saw Press Kyoto と「とぅえるぶ」で同時開催されている俵谷哲典「UNKNOWN SPECIES」展。来ていない間に、移転があったようで、「ホホホ座」二階にあった「Hand
Saw Press」が一階の「ホホホ座」ギャラリースペースに、二階に「とぅえるぶ」が入っていた。「とぅえるぶ」には行ってみたかったけど、聖護院だと勘違いしていて、それだと浄土寺から山を越えないとあかんしなぁと諦めていた。禍々しい生き物が鮮やかな色彩で描かれていて、手を出しそうになるけれど、じっくり見ているうちに、引っ込めてしまう、そんなかんじで眺めていました。「とぅえるぶ」ではRE/SEARCHの文庫のような本を見かけた。「Incredible
Strange Music」のおかげでいっときは輸入盤店にも置かれていたRE/SEARCHの刊行物は見かけなくなってから、どうしているか知らなかった。
帰りは、バスがえらく混んでいた。行きはそうでもなかったのに、何かあったのだろうか。以前の京都なら、観光地として平常の風景だったけど。帰りの電車で、『AA 五十年後のアルバート・アイラー』編者の細田成嗣さんが出演して、日本の若手即興ギタリストを特集したKBS京都ラジオ「大友良英のJAMJAMラジオ」を聞いた。 今日は、散財したあとということもあって、いつもの買い物だけで、外出はしないことにした。母のリクエストで、自撮りした写真を送ることに。本日も病院へ行く用事もなし。録画したものを見たり、資料を整理したり。18時から、「ひかりのうま」での「佐藤幸雄とPOP鈴木と玉川裕高とわたしたち」の配信があるので、早めに夕食を摂った。見終わってから、風呂に入り、あがってから、録画しておいた『プラネテス』。印象的な回のひとつ、ルナリアンの少女が登場する回。 今週のその他。●Wordleという単語をあてるパズルが流行っているのだけど、山吹色と浅緑色と灰色のタイルが並んだ結果ツイートがどういうことなのだかを知りたくて、やってみた。何か意味のある指定の文字数の単語を入れると、正解に含まれる文字があれば山吹色になる。位置も合っていれば、浅緑色。外れていれば、灰色。その結果から正解を推測して、限られた回数までトライする、というもの。一日に一題、みなが同じ問題を解く。だから、結果に正解を含む文字は表示されない。となると、どのようにして正解に至ったのかといったことはわからず、ただ、少ない回数で当てたか、てこずったかしかわからないので、あまり結果を公表する意義はないように思った。●土曜日の朝のNHK-FM、『ウィークエンド・サンシャイン』と『世界の快適音楽セレクション』。ひとりでいることで、ずっと流しっぱなしで聞けることに。複雑な気持ち。●やはり冬季オリンピック中継のために中断していた『アンという名の少女3』。中断している間、ずっと、先住民族の同化政策のための学校という名の収容所から逃げ出したミクマク族のカークウェットのことが気がかりだった。銃を持って、連れ戻されるなんて。 |
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