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2022年2月6日〜2022年2月12日


2月6日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2022年2月6日】
 今日開かれる予定だった「雲州堂」での青木孝明さんの『声』発売記念ライヴは、新型コロナウイルス感染蔓延状況から延期になってしまった。延期にならずとも、現在の個人的状況から、心ゆくまで楽しむことはできなかったかもしれないと思うと、猶予をもらったということにして、自分を納得させる。

 午前中、総務省の「家計消費状況調査」の調査員の方が来られるので、待機。10時過ぎに来られて、記入間違いなどを訂正して、提出。主にインターネットを通じての消費状況の調査ということで、これは、購入記録をとる枷になるかと思い、参加することにした次第。
 それから、少し離れたスーパーに。母が行くには少々遠いということで、休みの日にはわたしが行くことにしているところだけど、慣れているせいか、品揃えがいちばんよいようにも思っている。で、いつもなら、帰ったら、サンテレビでの『太陽にほえろ』再放送を見ながら、昼食ということになるのだが、今週は「冬季オリンピック」中継のために、放送なし。『小吉の女房2』もなし、『プラネテス』もなし、『アンという名の少女2』もなし。うーん。

 この土日については、来なくていいと母から連絡があったものの、13時から16時までは病院の受付時間なので、落ち着かない。掃除とか洗濯とか録画した番組の視聴とか、そんなかんじで過ごしてました。そういうこともあって、昨日は、出かける用事を午前中にまとめてやったのだけど、気になっていた店の目当ての商品は売り切れ、書店では検索結果は在庫ありだったのに見当たらず、家電量販店では火災警報器の電池について、正論だが、ヤな言われかたをして、一旦保留。電池寿命は10年だが、警報器の寿命も10年なので、電池(こんなの、と店員は振仮名を付けて言った)を交換しても意味がない、と。空振り続きでした。

 ちゃんと聞いて書こうと思っているうちに、書くのを忘れていたけれど、先々週の水曜日、帰宅したら、青木孝明さんの『声』が届いていた。「Sunrise」「僕は何も惜しまない(1997)」「旅立ち(Demo version)」の3曲入りボーナスディスク付き。カバー写真をあしらったポストカードも。
 青木さんの歌には、「探している」という感覚がいつもどこかにある。勢いのあるポップなメロディや演奏にも、慎重で深みのある弾き語りにも。今回の『声』は、そのどちらとも違う、穏やかなのだけど、明るい光や軽やかな風が、伏せてあるものをふわっとめくるような、そんな穏やかさを感じた。シンプルな編成は、声を引き立たせるものだけど、明るさ、軽やかさを感じさせるものにもなっているのだと思う。先週は、何度か、ふと、「僕は何も惜しまない」が頭の中でかかることがあった。青木さんらしい節回し。「旅立ち」や「声」の、浮き上がらないかんじも、いままでありそうでなかったように思います。
 それにしても、今回の発売に伴う配信トークやインタビューでびっくりしたのが、リメイクバージョンが最後に収められている「All Around The World In A Day」について、嫉妬についての歌だと話されていること。「君」を知ることの喜びの歌のように感じていたから。探すこと、知ることには苦しい思いもある、のですね。

 「All Around The World In A Day」は、ベスト盤『タイムトラベラー』では、「君を迎えに行く」の次で、その後、「幻の国 Expo '70」「Plein Soleil」に続くことから、まさにExpo '70やんと思っていたことも白状しときます。いや、なんとなく、「君を迎えに行く」の「知らない言葉で話す多くのひとたち 君に優しく微笑みかける 何もわからずに」というところにもExpo '70を感じるし、インストゥルメンタルの「Plein Soleil」は異国感覚があるし。フランス語だけど、どちらかというと、イタリア映画っぽいと思っていたら、『声』1曲目のやはり、インストゥメンタル曲が「Bruno」、ブルーノ・ニコライにちなんだもので、つながった、と思ったり。

 今週のその他。●「Discogs」に利用者登録をして、コレクションの整理を始めてみた。Instagramで愛読している「teeny_tiny_vinyl」ことLaurie Cinottoさんが、入手したレコードを「Discogs」に入力して、それをダウンロードして、リストを作っていると投稿されていて、そうした使いかたを知らなかったので、調べてみた。利用者登録をすれば、情報があがっているレコードを持っている場合、それを「コレクションに追加」することで、自分の持ち物リストができるということなのだった。あれこれ書くときに参照するついでに、徒然に追加していけばいいかなと、やってみることにした。とは言うものの、最初はやはり、初めて小遣いで買ったレコードを。ザ・ビートルズ "MAGICAL MYSTERY TOUR"。LP、旧CD、新CDステレオ、復刻EP2枚組、と4種類とも。●radikoがおかしくなって聞けないでいた「αステーション」の「NICE POP RADIO」NRBQ特集を、復旧させたradikoで聞いた。シングルで出たきりのライヴ録音(1980年8月29日録音)"NRBQ In Person!"から2曲かかった。●パトリック・マッケイブ(矢口誠訳)『ブッチャー・ボーイ』発刊の話題から、そのオーディオ版を制作する際に作者がカースティ・マッコールに挿入歌 "The Butcher Boy" を歌うように依頼していたという話が出てきて、"The Butcher Boy"を収録した"FROM CROYDON TO CUBA... An Anthology』をひっぱり出して聞いた。このアンソロジーの解説にもオーディオ版制作のエビソードは書かれていたけど、それを読んでいたとき、わたしは作者も小説も映画も知らなかったのでした。続けて、"KITE" も。Twitterのハッシュタグで全曲よいアルバムをあげるというものがあったけど、ハッシュタグの妙な言葉使いに馴染めなくて乗れなかったものの、意味合いだけで言えば、"KITE" はまさにそう。全曲、その流れでいつも聞きたいと思う。

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