目次に戻る

2021年12月26日〜2022年1月1日


12月26日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2021年12月26日】
 這々のテイというかなんというか、金曜の夜の失敗のあとの月曜の朝。いつもの通用門が、機械の故障のために閉まっていることまで、失敗になにか関係があるのではないかと思ってしまった。仕事場に着いて、昼食を入れた小さなバッグが見当たらないことに気がついた。失敗に絡んで、荷物が多かったので、どこかに置き忘れてしまったか。合間を見て、鉄道会社の忘れ物センターに連絡を入れてみるものの見つからず。打ちのめされた気分で、帰宅したら、玄関に置き忘れていた。なんてこったい。結局、失敗については、その後も何もなく落着ということになったのだけど、ダメージが結構。始末書や再発防止策の提出を求められることも想定して、いろいろ考えていたせいもある。

 延期延期が続いていて、予定が不確定になっているから、もう年内はこのまま終わるのかと思っていたところに、急ぎの案件が突然発生。担当している複数の部署に共通の大きな話なので、この機会に、足並みを揃えてもらうように話してみたけど、揃わなさそうで、溜息。指示に先方の確認不足が原因の抜けも見つけてしまうし。こういうミスは見つけても、感謝されたことないんよな、ほんとに。あとでやり直しさせられたり、見つけられなかったことを責められたりするのがイヤなので、用心しただけだけど。

 火曜日、「NHK特集/手塚治虫 創作の秘密」(1984年)の再放送。何度も見ているドキュメンタリーなので、今回は、枝葉のところで、冒頭で、仕事机の横に置かれたプレーヤーでかけるレコードに注目した。映画 "THAT'S ENTERTAINMENT" のサントラ盤、D面でした。"SHOWBOAT MEDLEY"。少年漫画を描くときはミュージカルをかける、とナレーションで説明されていた。

 木曜日の夜、仕事場にイヤホンを置き忘れた。木曜日の帰りは、KBS京都「26回目のホら話」をいつも聞いているのだけど、帰ってからradikoでということになった。木曜日には、カタリカタリ/百景借景/しょうにゅうどうの河合さんが始めたWebラジオ「巷のダイアログ」の第一回放送もあったのだけど、そんな訳で、翌日に持ち越し。
 金曜日、Spotifyでの「巷のダイアログ」第一回、yojikとwandaのyojikさんをゲストに、音楽とのなれそめや、入れ込むきっかけや、自身でやってみるようになった経緯などを訊く一時間半。ポリスやドラマ『ベター・コール・ソウル』について熱く語るyojikさんが新鮮でした。
 ちなみに、金曜日はまたもスマフォを家に置き忘れた。はー。

 その他は、"ARCHIVES - VOLUME 2: THE REPRISE YEARS (1968-1971)" に向けて、ジョニさんをあれこれ聞いたり、書かれたものを読んだり。ずっと、ブックレットも持ち歩いていたのだけど、なかなか読めなかった。キャメロン・クロウ氏によるインタビューは、語られるエピソードからジョニさんのひととなりが伝わってくるもので、その意味で面白いけれど、収録内容の解説にはならないのが微妙なところ。聞けばわかる、ということなのかもしれないけれど。と言いながら、まだ聞けてません。とりあえず、こっちの事情としては、"For Free" に登場するミュージシャンがロル・コクスヒルというようなことはまったく出てこないです。

 土曜日、昼の買い物にスーパーに行ったら、惣菜コーナーが見事にパーティー仕様になっていて、いつものあれこれが見当たらなかった。とほほ。帰りに、少し遠回りになるけれど、近所のコンビニに寄って、通販物の引き取り。ディーモン&ナオミと栗原ミチオ Damon & Naomi with Kurihara "A SKY RECORD"。データ、データ付きブックレットの二種類でリリースされたアルバムを日本でのみCD化したもの。CDに付けられたブックレットは歌詞と対訳を掲載、経緯はわからないけれど、ありがたし。データ付きブックレットを買うことを考えていたのだけど、送料が高くなっている上に、ウイルス蔓延状況から、輸送が不透明なので、迷っていたのだ。

 コロナと言うのに飽きたのかと思うほど、オミクロン、オミクロンと唱えられるけれど、まだ実態究明中なので、様子見。ずっと様子見のような気もするけれど。やることも変わらないし。それしかできないし。ちなみに、別に、このたびの新型コロナウイルス対策に始まったことではなく、胃腸炎ウイルスにやられた経験から、駅を降りるときや家に帰ったときは手を洗っていたし、インフルエンザにかかったときのややこしさから、流行っているときは自分が感染していることを前提にマスクをするようにしていたので、目新しいことと言えば、検温とアルコール消毒くらい。たいしたことない。
 歩いているときや自転車に乗っているときはマスクしないけれど、それは誰とも密に接触しようがないからで、マスクを忌避しているのではない。ワクチンが信用できないというのは判らなくもないけれど、そう唱えるひとが新型コロナウイルスは風邪と一緒だ、症状もたいしたことないと言いながら、マスクをするなと主張するのは理解できない。自分は大丈夫でも感染させた相手によっては症状が出るのであれば、避けようと思わないか。なんだか、いや、そんなつもりではないよというようなことを、そうだと決めつけて、非難されているような気がしてしかたがない。マスクは自分が感染しないためのものではないし、検査は不安解消のためではない、のだけれど。

 土曜日午後は掃除。大掃除とは申し訳なくて言えない。夜、早めに夕食をとって、翌日が雨になるかもしれないというので、クリーニングのできあがりを取りに行ってから、19時からの「ひかりのうま」での佐藤幸雄とPOP鈴木と玉川裕高とわたしたちライヴの配信を聞いた。玉川さんのギターは静かに併走するようでいて、いつもどおりのそぶりのふたりを煽っていた。特に声を。佐藤さんの歌のクレイジーキャッツ感もあぶり出されていたのでは。何故だろう。玉川さんのギターはとてもロックだったのに。

 きょうも掃除の続き。アナログで出ていないレコードをLPっぽく見せかけて紹介するInstagramのシリーズで、去年の10月23日に配信のみでリリースされたザ・バード・アンド・ザ・ビーのクリスマスアルバム "PUT UP THE LIGHTS" を取り上げたことをきっかけに、というか、取り上げるために、きちんとデータを購入。とても気に入っているので、定額制配信で聞きつつ、盤にならないかな、なったら即買いするのに、と思い続けていたのだけど、盤になる気配がないので。「持って」ないものを紹介するのは気が引けるから。Instagramのシリーズは、戯作2/5計画と名付けることにしました。サイズを大きくしたのではなくて、コンパクトディスク周り以外の世界が2/5に縮小されたという設定です。

12月27日(月)
[一回休み]
12月28日(火)
[一回休み]
12月29日(水)
[一回休み]
12月30日(木)
[一回休み]
12月31日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2021年12月31日】
 2021年はモノが立て続けに壊れる年でした。5月のタブレット、9月初めのパソコン、9月終わりの携帯電話の他にも、仕事場用サンダル、仕事用革靴二足、仕事場の携帯電話ストラップ、自転車の鍵に付けていたチャームなどなど。身体も少々。人間関係はどうだろうか。COVID-19だけでなく、大病に罹らず、大きな怪我もなく済んだことを幸いとすべきか。

 なかなか書く流れが来なくて、書けなくて、日々のメモばかりになっているけれど、世の中については、信頼の存在が蔑ろにされて、いよいよ詐欺の天下になってきたと感じている。詐欺前提で対策を立てるのが当たり前になり、結果として騙されるほうが悪いという傾向が強まっている。例えば。阻むことがないようにするという目的に対して、阻まないという信頼を作っていくことよりも、阻んでいないという証明を求めること。阻んでいないと言いながら、実質的に阻むということがあり、それを防ぐためだけど、根底に不信があるので、結果でしか評価しないことになる。結果だけを見るなら、形骸化した帳尻合わせになることはわかっているはずなのに。評価する力を高める必要があるのに、誰にでもわかることを求めてしまう。評価する力が貧弱でもわかる「エビデンス」や「真実」がありがたがられる。 

 月曜日、仕事納め。先週の金曜日に発生した緊急案件は、その後、続報なく、年明けに持ち越しになった。メインの業務は待機モードで、過去のアーカイヴ化を粛々と。引き継ぎの前倒しと思ってもらっていればよいのだけど。定刻が過ぎてからでないとできない作業をやったりしていたら、退社が最後になってしまった。先日の失敗から、また何かやらかすのではないかとひやひやしていたけれど、いまのところ、連絡はない。
 納会のあとの宴会を早々に抜けて、都心に遊びに行ったり、若手が年末の挨拶をしに来てくれたりしていた頃が懐かしくはある。

 帰宅すると、yumboの映像集2枚組DVD『いくつもの宴 multiple banquets 1998─2021』が届いていた。帰宅して、一段落したら、例によって寝落ちしてしまったが、夜中に目が覚めたときに、少しだけでもと思って見始めた。少しだけという訳にはいかなかった。特に、yumboを初めて見た2005年10月9日(日)、池ノ上「Bobtail」での「屏風の虎退治」の映像、それも、その日震撼させられた2曲「強い風」「スズメバチ」で収録されていて、何度か見返してしまった。音は、既にCD-Rや配信でリリースされていたけれど、当日も、こんな風に、身動きできない状態で、全容がつかめないまま聞いていたなと思い出していた。思い出よりも、演奏に、やっぱり感激してしまったのだが。

 火曜日から休みに入ったけど、暦の上ではまだ平日ということで、平日でないとなかなかできないことをあれこれ。近所の郵便局で郵便振替とか。いま機械でできるんやね。手書きの用紙を読み込ませて、というデジタルだかアナログだかわからないかんじだったけど。

 水曜日、午後から墓参り。終わってから、弟一家と近くにできた「コメダ珈琲店」に。実は、たぶん、初めて入った(何かの流れで意識せずに入ったことはあったような気がしなくもない)のだけど、食事類がでかすぎるような気が。珈琲のあてにちょっとつまむというかんじではなかった。でも、避難先(なにからのだ)としては確保しておく。

 木曜日、ふと目にとまった西日本新聞me企画「me music特別編/iima X'mas Live & 月下虫音 あらお わらお うたお」(2021年12月22日)の映像を見た。「マリンワールド海の中道」水族館でのライヴ。ゲストや選曲でときどき話題にあがってきては聞いているラジオ番組「月下虫音」の大田こぞうさんもトークコーナーで出演されていた。iimaは、モダーン今夜のヴォーカル、永山マキさんとギターのイシイタカユキさんのデュオで、福岡に引っ越してから、デュオで活動を始めたらしい。あるCMソングを耳にしたときに、いい声だと思って調べたら、このデュオで、ああ、モダーン今夜の、となったのでした。特異なところはないけれど、しっかりした親しみやすさがあって、このライヴ映像もついつい最後まで聞いてしまった。

 福岡「LOVE FM」の「月下虫音」は、聞いたら絶対面白いのだけど、毎回聞いていたら、時間が足りなくなるので、話題になったときだけにしています。radikoや配信で、ほんとうならB面になっていた時間が両A面扱い可能になって、カラダのほうが足りないかんじになってます。「雲遊天下」で連載していた「記憶のB面」でも、そのことについて書いたことがある。「記憶のB面」は、もともと同時に存在する時間がいくつもあって、知ることはできないけれど、なかったことにしたり、忘れたりすることは避けたい、意識はしていたいということがベースにあった。知ることが容易にできるようになって、A面がなんだかもわかりにくくなっているかもしれない。

 きょうの午後は、種ともこさんの配信ライヴから選曲された「クラッキスイレブンpresents 種ともこ陽だまり配信ベストセレクション Let's Dance All Night!!」を見てから、2022年1月3日まで無料公開されている福原悠介監督「立町三部作」のうち、『Lots of Birds』と『木町末無/障子のある家』を見た。『Lots of Birds』は、同名の澁谷浩次さんのアルバムの歌と歌の背景についてのインタビューと制作時を含む風景を綴ったもの。英語の歌につけられた日本語詞字幕とともに、目を離さずに歌を聞くことができて、話も聞いて、改めて作品が入ってくる心地がした。ファンとしては、ああ、ああして映画を見てはるんや、てな感慨もある訳だけど。『木町末無/障子のある家』は、尾形亀之助「障子のある家」の朗読と年譜と尾形亀之助が亡くなった町の現在の姿。朗読は、yumboの高柳あゆ子さん。そう言えば、『Lots of Birds』のインタビュアーは、監督の福原氏だと思っていたら、高柳さんだった。詩集「障子のある家」が、実在のひとに宛てて置かれた言葉であることが先に見た『Lot of Birds』と重なった。

 振り返って、なおかつ、そこから「選ぶ」ほど聞いてはいないので、そゆことはしないでおくけれど、否応なくの数字だと気が楽。ということで、定額制配信「Apple Music」の個人年間ランキングを見てみた。スウェル・マップスやバイザンティアム、クライアン・シェイムズ、ブルー・ジーン・ティラニーといった旧譜を除くと、Emmanuel Tellier "LA DISPARITION D'EVERETT RUESS"、momohashi『未知の星』、『君は永遠にそいつらより若い』サウンドトラック、『DRIVE MY CAR』サウンドトラック、本日休演『MOOD』といったところが並んでいる。曲単位だと、にしな「東京マーブル」、ラッキー・オールド・サン「ミッドナイト・バス」、リトル・クリーチャーズ「ぐるぐると」、落日飛車 "Burgundy Red"といったところも入ってくる。レコードで聞いているもの、bandcampで配信されたものは除くということは前提として。

1月1日(土)
[一回休み]

目次に戻る

2021-2022 Kijima, Hebon-shiki