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2021年11月21日〜2021年11月27日


11月21日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2021年11月21日】
 9月8日にパソコンがついにまったく起動しなくなり、更新できなくなった。バックアップも取り切れておらず、失った言葉多々あり。昨日、パソコンをようやく新調したけれど、なかなか手をつける気にならなかった。朝からセットアップをぼちぼち。前回手こずったメールソフトの設定はあっさりできたけど、ftpサーバーへのアップロードがなかなかうまくいかなくて、夜までかかってしまった。復旧していないことも多々。

 セットアップは、なんとかNHK総合のドラマ『アンという名の少女2』が始まるまでに終えた。『アンという名の少女2』は最終回だった。登場人物たちの設定から、推し量ることができる「あり得た」背景や事件への広がりが苦くも楽しいドラマ。1と2の間は少し開いたけど、最終パートの3はすぐに始まるみたい。

 失われた二か月半の間のことはおいおい。携帯電話が壊れてしまったことは…9月29日発覚なので書いていなかった。マイクが壊れてしまって、向こうからの声は聞こえるのに、こちらからの声は届かない、という。これも新調したのは11月7日。全面液晶型、いわゆるスマートフォン。いまだ操作にあわあわしています。他にも、自転車のスポークが一本外れたり、通勤用の靴が二足ともダメになったり、部屋の扉を取り替えないといけなくなったり。祟られているのではないかと思える秋…iPad miniから数えれば、半年か。

11月22日(月) 【▼ぐりぐらメモ/2021年11月22日】
 失われた二か月半。9月の出来事を、できるだけ感情…じゃなかった感想を交えずに列挙してみます。

 9月6日。ケバブ・ジョンソンのアルバム『SOUVENIR VIEWS』とシングル「揚子江」b/w「My Sunday Gal」が届く。 

 9月7日。買えなかったパンフレットの代わりに、『サマー・オブ・ソウル』特集の「ブルース&ソウル・レコーズ」161号を購入。 

 9月8日。新型コロナウイルス重症化予防ワクチン接種2回目のため、特別休暇。午前中、パソコンが起動しなくなる。夕方、近くの診療所で2回目の接種。帰宅してから、横になっているところに、電話。伯母が亡くなった。ボタンの掛け違いが起こる。 

 9月10日。澁谷浩次さんのウェブラジオでエルミーヌ Hermine 特集。イアン・ケイン Ian Kane 氏について、情報が少ない謎のひとという話をされていたので、『The Tightrope Walker』をざっと読み直したが、ケイン氏の名は見つけられず。 

 9月11日。京都・太秦天神川の「dddギャラリー」での「小島武展 夢ひとつ」に。自転車は借りないで、嵐電で。太秦天神川から次の目的地、浄土寺には直通のバス路線がないが、東に歩いて、西小路通に出て、203系の市バスで錦林車庫まで。路線バス乗り継ぎの旅的な。 浄土寺「ホホホ座」で、田巻秀敏『貨物船で太平洋を渡る』、『二度と行けない京都のあの店で』、井上智恵「ラジオ浄土寺便」2021年4月号と6月号。河原町に戻り、 「MOVIX京都」で、『サマー・オブ・ソウル』のパンフレットが買えるのではないかと寄ったが、ここでも売り切れ。 

 9月13日。この週に納品予定だった分量のある仕事が軒並み延期になる。やり直しては延びるの繰り返しがしばらく続くことになるとは。 

 9月15日。楽しんで見ていたドラマ『ハコヅメ』最終回。しょうもないひとたちが文句を言いながらなんとかやってるというドラマだった。犯人も悪意や妄執にとらわれたひとは出てこなかった。 

 9月18日。「京都みなみ会館」でスパイク・リー監督『デイヴッド・バーンズ・アメリカン・ユートピア』。原題がUTOPIAを逆さにしていることから、『アメリカン・アピトーユ』と書いてみたくなる。検索結果からすると、同じように考えているひとは居なさそうだけど。iPad miniで「京都みなみ会館」サイトを見たら、席が埋まり始めていたので、出る前にiPad miniからウェブ購入することにした。「西院駅」前から、バスで一本。行きも帰りもそれで。帰りは少し混んでいた。 

 9月19日。昼にNHK-BSの番組で、前を通るたびに気になっていた五条の「眼科外科医療器具歴史博物館」が紹介されていた。午後、この日のライヴが延期になってしまった冬支度企画「靴音までメロウに38」(出演: 冬支度、百景借景)の代わりに、百景借景の河合さんが制作されたウェブラジオ番組を聞いた。 

 9月22日。駅に着いたら、たくさんのひとが駅のほうを見上げていて、ざわついていた。事故のため、電車の運行が止まっていた。別路線まで歩いて10分。改札で訊ねると、定期で利用している線への乗り換えが可能な駅まで一駅だけ振替輸送可とのこと。乗り換えと言っても、歩いて20分。 

 9月23日。秋分の日。朝、NHK総合で内橋克人氏の追悼番組。左翼嫌いの保守主義者だった父が、同郷ということもあったようではあるけれど、内橋氏の論説には一目置いていたことを思い返した。 
 昼、十三「シアターセブン」で、伊勢真一監督『いまはむかし』。見終わって、そのまま帰るつもりだったけど、梅田での津村記久子原作の吉野竜平監督『君は永遠にそいつらより若い』に間に合うことに気付き、ハシゴ。 
 夜、佐藤幸夫とわたしたち(POP鈴木さんとのデュオ編成)の「ひかりのうま」での配信ライヴ。

 『君は永遠にそいつらより若い』。映画を見終わったときは、パンフレットが佐久間由衣さんや奈緒さんのスチールをメインにあしらったようなものならいっそのこと要らない、あれはホリガイであり、イノギさんということでいい、と売り場も見ずに帰ったのだけど、帰宅してから、360ページもあるものであること、通販も受け付けていることを知り、発注した。
  
 9月25日。ティンターン・アビー Tintern Abbey『BEESIDE: The Complete Recordings』、ローラ・ニーロ『GO FIND THE MOON (The Audition Tape)』が届く。『BEESIDE』は、唯一のシングルAB面2曲とそのアセテート版の他、当時発表されなかった32曲を収録した発掘録音集。配信もされているけど、そのシングルと他1曲が何故か割愛されている。『GO FIND THE MOON』は、デビュー前のオーディションテープを発掘したもの。"And When I Die"と"Lazy Suzan"は、詩集『LYRICS &  REMINISCENCES』の付録CDにも収められていた。 

 9月28日。半分くらい知らないバンドが入っているオムニバス『Psychedelic '60 - London Underground』を定額制配信で聞いていたら、Timebox「Barnabus Swain」とあるのに知らない(けど、いい)曲だった。セルフShazam。Tucky Buzzard「Time Will Be Your Doctor」だった。数年前に全集CDが出ているけど、既にプレミア化していた。

 9月29日。いつもはメールの母から仕事場に電話がかかってきて、なにごとかと出たものの、こっちが話していることが聞こえていない様子。聞こえにくくなっているので、それでかと思い、仕事場構内の広場まで移動、中央で「もしもーしっ」と大きな声で話すも通じず。 
 帰宅してから改めて確認。結局、マイクが壊れていたのだった。それより前に通話したのは半年以上前なので、いつからなのかもわからない。他の機能は大丈夫だったけど、通話できないのでは緊急連絡用に持っている意味がない。ついに買い換えか。

9月30日。オリビエ・リボーの訃報。Ludovic Triaire名義のソロアルバムを愛聴しているひと。同年代だった。 

11月23日(火)
[一回休み]
11月24日(水)
[一回休み]
11月25日(木) 【▼ぐりぐらメモ/2021年11月25日】
 失われた二か月半振り返りの続き。10月の出来事。

 10月1日。KBS京都「26回のホラ話」Season 2の第1回を聞きながら帰宅。深夜、台所に立ったら、蠢くものが。3年くらい前に対Gアイテムとして買っておいたボウルで初めて動きを封じることに成功。シュッとできるように金網にしたが、ボール紙を差し入れて生け捕り、公園まで運んで離した。母の天敵。たまに出現してもらうのも気力回復にいいかとは思うが、使い果たされても困る。 

 10月3日。1981年の「新日本紀行」で石切の漢方薬店が取材されていた。 

 10月5日。友人に薦められて見始めたドラマ『お耳に合いましたら。』 最終回。オープニングの花澤香菜「Moonlight Magic」、エンディングのにしな「東京マーブル」とも気に入っていたけど、劇伴音楽担当に、CRCK/LCKSのひとの名があって、びっくり。見ている間は気付かなかった。気付かなかったと言えば、終了してから、主役の伊藤万理華さんが乃木坂46だったことを知った(脇の井桁弘恵さんは何かのドラマで見かけて気になってた)。

 10月6日。夜中にスタジオの外で出待ちしていたことで、ビートルズ「Across The Universe」にコーラスで参加したLizzy Bravoさんの訃報。ブラジルのひとだったとは知らなかった。15歳の誕生日に、コンサートを体験できなかった娘のために両親がロンドン旅行をプレゼントしてくれ、そのまま仕事を見つけて、長期滞在している間の出来事だったらしい。 

 10月9日。物置整理でいくつか発掘。1980年6月創刊の雑誌「ベリーグッド」。藤本由起夫さんの文章など、A4期の「ロックマガジン」の影響を感じていた。江並直美編集。 
青年マンガと宮崎駿を特集した「O2 MAGAZINE」(1984年1月発行)。 
うらたじゅんさんの投稿作品が掲載された「ぱふ」1979年5月号、1979年10月号、1980年4月号。「雲遊天下」に、うらたじゅんさんのことを書くときに、見つからなくて困った。 

 1973年の「新日本紀行」「ファッション通り 東京・原宿」(1973年放送)。神宮の森の朝の風景に「Sunday Morning」。並木通に「Heroin」。日本盤が出たばかりの頃か。 

 10月13日。mmmAさん推薦の路面電車『遊具』を聞いた。ポール・マッカートニーが変名で出そうと、バレないようにいろいろ工夫を凝らしてるような「猛暑の夜」が特に良かった。 

 藤原マヒト『六号通りの憂鬱』が届く。定額制配信でしばらく聞いていたのだけど、物語仕立てなので、歌詞を並べた状態で聞きたい。演奏者も気になる。なにより、収録されている歌のいくつかをライヴで聞いたとき、録音が出たら買おう、と思っていたではないか。 

 10月14日。低調。Instagramで、きれいな服を着たきれいな女のひとをぼんやり眺めることでやり過ごしがち。なのだが、レコードが一緒に映っていると、そっちに気をとられてしまう。 

 10月16日。早朝、新調したiPad miniに1年間の無料権が付いていた「Apple tv+」で、トッド・ヘインズ監督『THE VELVET UNDERGROUND』を見た。ニューヨークの詩人、画家、写真家、映画作家、作曲家たちの動きとルー・リード、ジョン・ケイルの駆け出しの頃を重ね合わせる前史がメイン。ニコの音楽への力の入れようを拾う視点あり。 

 岡崎公園特設ステージで角銅真実タコマンションオーケストラのコンサート。突飛さと愛らしさのあるアンサンブル。朗読もあり。Instagramで時々やってらした本の朗読が好きだったので、うれしかった。 

 10月17日。ボタンの掛け違いを正すべく、いろいろよわよわになっている母がひとりで大阪市内に出向かなければならなくなった。エレベーターの場所などルートを確認するために二人で梅田に。 

 10月18日。物置整理。学生のときに買ったタイプライターの外箱がぼろぼろになってしまったので、廃棄。いまも役立っている運指はそのタイプライターで覚えた。かな入力もその応用。 

 10月20日。仏「An'archives」レーベルによるウェブラジオで、日本発音楽集。初めて聞いた愛のために死す Ainotamenishisがよかった。あがた森魚さんが1曲選ばれているが、なんと「女の友情」。 

 よしこストンペアのInstagramで配信された公開練習を見る。 

 10月21日。17日に確認したのとは別のルートが先方から指定されたので、調査し直し。遠回りして降りた駅で、せっかくなので近くの書店に。芸術新聞社フェアで、以前、図書館で借りて感銘を受けた『60年代アメリカ映画100』を購入。 

 10月22日。Instagramで、きれいな服を着たきれいな女のひとをぼんやり眺めていたら、レコードと一緒に映っていて、そっちに目移りするシリーズ。落日飛車 Sunset Rollercoaster が奇妙な味のAORでよかった。 

 10月23日。立ち会い続き。立ち合いでなくて、よかった。 

 10月24日。母に内緒で、「別のルート」調査。エレベーターは後から作られることが多いからか、駅の辺境にあることが多い。ネットで調べたテイで乗り換え案内を手書きで描いて母に渡したが、あとで確認したら、ネット上ではまだエレベーターが工事中になっているところがあった。アリバイを崩された犯人の気持ちに。帰りに、自転車の後輪に異音が発生。 

 10月25日。ひどい雨の中、母の(足腰目耳が覚束なくなってから)はじめての一人旅ミッション(郊外から大阪市内へ)、無事終了。自転車はスポークが1本折れていた。この週は、自宅と駅の間は歩き。 

 10月26日。白土三平さんの訃報。 

 10月29日。ドラマ『おかえりモネ』最終回。最初の頃、密度が濃すぎて伏線と思われるエピソードを把握しきれないと思っていたけど、無事に着地。特にずっともやもやさせられていた「誰かの何かの役に立ちたい」という主人公の言葉に否定でも肯定でもない答が用意されていた。『君は永遠にそいつらより若い』にも通じる、「わからなくてあたりまえだけど、気付いたらなんとかしたい」という基本のところをゆっくりと確かめるドラマでした。
物置整理。確認したかった「宝島」の記事2点。山崎浩一「ルートルズ、派手にやれ!」(1978年7月号)、小鷹信光「『マンハント』がおもしろかった頃…」(1978年9月号)。 

 10月31日。衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の投票最終日。安全を考慮することよりも、流れに乗ることや行列の後ろに並ぶことを大事にすることに抗していると、日々、舌打ちされたり怪訝な目で見られるが、それは大阪だからなのか。「ぶつかったり、こけたりしないようにするにはそのほうが合理的」と思えることを「押しつけられたルールには従わないぞ」的な自認でもしているのか、無視するひとが多くて。

 自転車後輪の折れたスポーク。母が家から近い店で訊いたら、直せない、後輪ごと取り替えと言われたらしい。買い物帰りに、少し離れた店で訊いたら1本から直せるという。引きずっていって、修理してもらった。 

11月26日(金) 【▼ぐりぐらメモ/2021年11月26日】
 失われた二か月半振り返りの続き。11月の出来事。

 11月3日。政治について、批判や注意よりも、嘘でも出鱈目でも、前向きな話のほうがいいという話を聞いた。詐欺師が喜びそう。 

 11月4日。NHK「ニュースウォッチ9」でアナログレコードについての話題。中古盤は、価格が上昇し、海外へ流出。買い取り業者も目を付けている、と。そのうち押し買いに迫られるのかな。レコードあるでしょ、置いといてもどうせ聞かないでしょ、とか。

 ええなと思って訊ねたら持ってるレコードだったというのは恥ずかしいものだけど、こっそりShazam検索でもやっぱりちょっと恥ずかしい。真夜中の紀行番組の音楽がいいなと思ったら、トーマス・ニューマン "Whiskey"("SAVING Mr. BANKS")だった。 

 11月5日。スタイルが借り物っぽくてベスト盤があればいいやと高を括っていたけど、定額制配信で知らなかったアルバムを聞いて不明を詫びたくなったクライアン・シェイムズ。3枚目のアルバム "SYNTHESIS" の既にプレミア化している複刻CDをそこそこの価格で見つけて入手。 

 11月6日。先月の母のための乗り換え案内調査でひさしぶりに降りた駅近くの商店街にあったレコード店。Phew「終曲」のシングルやジョニ・ミッチェル "LADIES OF THE CANYON" を片隅にあった輸入盤コーナーで買ったなと思い出していたところへ、澁谷浩次さんがウェブラジオでPhew「終曲」をかけたので、おおっとなった。 

 11月7日。通話できなくなって、いたしかたなく、携帯電話を折りたたみ式から全面液晶型に変更。手続きに午後いっぱいかかり、疲労困憊。電話番号と携帯メールアドレスに変更なし(引き続きよろしくお願いします)。携帯電話を持ってから24年で、3台目。12年ごと。iモード終了までひっぱりたかった。 携帯電話やパソコンの新調は、必要に迫られて、いたしかたなく、かつ、出費もかさむので、あんまりうれしくないというところがリフォームに似ている。 

 11月8日。買い物カゴに入れっぱなしにしていたのだけど、クーポン期限切れの連絡に思わず発注したキャット・スティーヴンス "TEA FOR THE TILLERMAN" 50周年記念盤2枚組が届く。1曲ごとに関係者コメント(下)、歌詞(右上)、演奏者と担当(右下)、余白に7吋ジャケなどの写真を配した紙面がよい。 

 Jowe Head『Personal Organizer』ジャケットの絵をウェブ上で見かけて、出典探し。古代エジプト文字、ヒエログリフのHorapolloによる注釈書『Hieroglyphica』の16世紀にフランスで出版された本から、のようだけど、版画の作者まではわからず。 

 11月9日。防犯対策で寝床にしている玄関脇の居間の扉も取り替え。しばらく、玄関との間に遮るものがない状態で過ごすことに。遅くまで灯りを点けていられないので、諦めて22時に消灯就寝したが夜中にやはり目が覚めてしまった。ヘンリー・カウ "Half Awake, Half Asleep" が浮かんだので、即興中心のところで寝られるかもと思い、"UNREST" を聞いてみたが、最後までしっかり聞いてしまった。"Bittern Storm Over Ulm" と献辞が捧げられているヤードバーズ "Got To Hurry"(作者の「ラスプーチン」はジョルジオ・ゴメルスキのことらしい)の関係は、B面の声は音響詩なのだろうかとか思いながら(寝られない)。 

 11月11日。マーゴ・ガーヤンの訃報。定額制配信に、知らなかった2007年のシングル "16 Words" があった。ジョージ・ブッシュの発言をそのまま使って空疎さを示したプロテストソング。"OLD ROTTENHAT" のロバート・ワイアットを連想した。2000年代に入ってリリースされたデモ録音集にも、ウォーターゲート事件に材をとった歌が収められていたけど、こうしたメッセージについてはあまり注目されていないように思う。

 11月12日。ムーディー・ブルーズのグレアム・エッジ氏の訃報。ムーディー・ブルーズは、もやっとしたかんじがあってほとんど聞いてなかったのだけど、『ロンドン大追跡』を再見して知った "Dr. Livingstone, I Presume" がよくて、気になっていた(それからずいぶん経つが)。聞き直してみよかな、という訃報あるある(で、いいと思う)。

 11月13日。昼間、パソコンを新調しに出かけたが、迷っていたら、次の週にセールをやるというので、待つことにした。夜、茨木市「D-bar」で、Colloidのライヴ「秋とおどる」。簡素な編成なのに、ぴたっと合って、どーんどーんと迫ってくるかんじがする。頼んだ惣菜が、気合い入れすぎで、6品のはずが7品作っていたということで、ライヴ終了後に出てきた。マスク紐に綴じ紐を取り付けて、首の後ろで結んでいるのをイガキさんに褒められた。買いそびれていたアルバム『Ne』、ミニアルバム『IKTSUARPOK』を購入。 

 11月14日。朝、NHK-BS『新日本紀行』で、1979年放映の「春・土の詩」。減反政策へのプロテストを込めた作品を作っていた兼業彫刻家とその作品に触発された兼業フォークシンガーに焦点を当てたもの。ラーガロック風のBGMが気になって、Shazam検索したら、バール・フィリップス "S.C. & W." とのこと。登場していたフォークグループ、角石(かどいし)はシングル「若き百姓よ」b/w「休耕田に佇つ百姓」でワーナーパイオニアからデビューしている。 

 「一乗寺フェス」。出演者に「児玉奈央とlake」の文字があり、あわてたけれど、演奏は東京の配信による参加だった。ひさしぶりに見たかったので、チケットを購入して視聴した。他にオクノ修さん、ヒカシュー、イノトモさんなど。一週間見られるということだったけど、帰宅後の夜はあかんね。見ながら、うとうとしてしまう。 

 11月15日。テレビのニュースで「リベンジ消費」という言葉を聞いた。消費にまで復讐心が要るのか。それは楽しくない。 

 11月16日。底が限界まですり減ってしまった靴の代わりに古い靴を出したら、底が外れて、ぺったらぺたらこになってしまった。帰りに修理に出そうとするも、預かりとなるというので、急遽、靴も新しく買うことにした。 

 11月17日。健康診断の結果がよくなかったので、朝、少し走ることにした。5時に出たが…「夜」でしかなかった。翌日から6時スタートに変更した。しかし、前日、底の外れたほうの足をかばって歩いたからか、新しい靴が馴染んでいないからか、すぐに足に不調が。 

 11月18日。ジョニ・ミッチェル "BLUE" 特集ということでひさしぶりに買った「レコード・コレクターズ」2021年12月号で、R.スティーヴィー・ムーア氏のお父さんが亡くなられたことを知る。特集に関連したシングルやカバーデザインのバリエーションのカラーページでの紹介はもうやってないのか。 

 11月19日。月蝕の後半と帰りが重なった。家から少しの通りからでも見られることを確認し、最近見えにくく聞こえにくく何も面白いことがないと言う母に伝えなきゃと急いだら、玄関に居た。見えるとこまで出て帰ってきたところだった。 

 11月20日。午後、パソコンを新調。その日は手が着けられず。 

11月27日(土)
[一回休み]

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2021 Kijima, Hebon-shiki