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2021年7月18日〜2021年7月24日
7月18日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2021年7月18日】
長期課題が一区切りつきそうなタイミングで、急な仕事が増えて、対応に追われる日々。相変わらず、海外の支社の住所が変わったはずだけど、この住所で合っているか、というような簡単な確認に対して、なかなか回答が返ってこない。返ってきても、明確なものでなかったり。責任回避が習性になっているのだろうか。 関西は梅雨明けしたということだけど、今週もよく降ったし、きょうも、夕方近くに雷が鳴り始め、ひどい雨になった。蒸し暑くて、疲れもひどかった。 週末、オリンピック・パラリンピックの式典の「新」スタッフが今頃報じられた。音楽担当に小山田圭吾氏の名があったことから、彼が過去に雑誌でひけらかした酷いいじめが問題になった。この記事のことを知ったのは、出てしばらくしてから。掲載誌は、パイロット版の頃、買っていたけれど、正式に創刊されたのを機に買うのを止めていた。
フリッパーズ・ギターについては、ピチカート・ファイヴのコンサートで知り合った年下の子にもらったカセットで聞いた『ヘッド博士の世界塔』で初めて面白いと思った。うちにあるようなレコードのつぎはぎを元に、捨て鉢で投げやりでだらだらした音楽をやっていて。捨て鉢な、あとがない作品に妙に惹かれるところがあるので、このときもそうだったのかもしれない。内容よりも。何故そのように投げやりなのかという疑問はあったけど、面白くなさそうなので、それ以上は掘り下げなかった。
この日記を検索すると、小山田圭吾の名が出てくるのは、21年間で3回。そのうち2回は、先日、アナログ盤を買ったロバート・ワイアット "SHLEEP" 日本盤に付けられた酷い「推薦」コメントについてのもの。残りのひとつは、彼がリミックス等をてがけた曲を集めたオムニバス『constallation of music』を買ったという話。坂本慎太郎「幽霊の気分で」のリミックスと、salyu x salyuによるローチェスのカバー "Hammond Song" が欲しくて。「彼の」作品でないからというのは、ま、言い訳になるか。 今回、名前があがったことで、改めて問題になったけど、当時、問題にならなかった、訳ではない。言うても、メジャーな世界ではなかったというだけのこと。もともとそんなに興味を持っていた訳ではないので、言いづらいけれど、あれでまったく見限った、ということはあった。失った信頼を取り戻すのは、長い時間がかかるし、関係が継続している必要があるけれど、たいていは信頼が失われた時点で関係は切れるから、取り戻すことはほぼできない。できるのは、取り戻せはしないけれど、取り戻すのと同じように、あてもなく、信頼に足る行為を続けることくらいだと思う。そうした意向は、謝罪文には見られなかった。むしろ、わかってなさそうなかんじがした。 オリンピックは、スポーツの祭典ではなく、スポーツを「利用」した大規模(商業、なのだけど何故だか国策)集客イベントになっていると思うので、そうしたものとして強行されようとしているものに、どんな人物が関わろうと、「ふさわしい」ということはない。そのひとにとって、そうしたものに関わることが「ふさわしい」かどうかということはあるとしても。つまらない話。なにごとも起っていなかった頃には、せめて世界に恥ずかしくないものをと思っていたけれど、どうでもいいやという気持ちです。恥をかけばいい。やめたら済むとは思うけど。開会式・閉会式を、ではなく。 水曜日、寝る前に固定電話に留守電が入っていることに気付いた。セールスだったり、合成音声によるアンケートだったりすることが多いけど、母の高校生のときからの友人からだった。「昔の歌、聞いてもらお思て。聞こえるでしょ、イブ・モンタンよ」。背後で確かに鳴っているけど、かかってきたときに電話をとっても、耳が遠くなっている母には聞こえなかったかもしれない。「パリの空の下」。7月14日はいわゆる巴里祭で、それでラジオでかかったときに思い立って、電話をかけらてこられたのだろうか。
金曜日、木曜日に放送された澁谷浩次さんのネットラジオでのドロシー特集を聞いた。木曜日に聞いていないのは、仕事から帰ってから、なんやかんやで寝落ちしたから。NHK教育でやってる「ソーイングビー3」の最終回も見逃してしまった。 日曜日、夜。NHK教育「クラシック音楽館」での「生誕百年 ピアソラの世界」小松亮太さんとチャラン・ポ・ランタン小春さんの「蛇腹談義」がNHKに出張してきたような。先日のラジオでの話を、映像付きで確かめることができる企画でした。 |
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