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2021年6月13日〜2021年6月19日


6月13日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2021年6月13日】
 PCのある隔離部屋での寝落ち対策。そこそこの時刻で、寝床に引き上げる際に、PCも持っていくことにした。なんだそんなことか、はじめからそうしろよというかんじだけど、限られた時間内で、あれこれやらないとという追い立てられるかんじもなくなった。しかし。その対策実施の初日。アップデートして再起動せよ、とのお達しが出て、素直に従ったら、終わらねー。その日は、そのまま、寝ました。起きたら、アップデートは終わっていたけど、それ以来、PCの動きがどんくさい。テキストを打ってるだけなのに、変換しようとしたら、固まって、やっと金縛りが解けたと思ったら、なんの変換もされずに、ひらがなのまま確定されていたり。「を」が単独で打てないのも変わらず。他の文字を打って、続きで打たないと入らない。今回のアップデート前からの現象だけど、しばらく放置していたら、画面が暗くなって何をどうしても復帰せず、しかたなく強制的に電源を落とさなあかんはめになるのも変わらず。

 ジストを聞く(続き)。"HOLDING PATTERN"発売前の2012年5月15日にhABIT Recordsから、"RETREAD YOUR HEAD" というジストの配信アルバムが出ていた。ここから出ているスチュワート・モクサムのアルバムを2枚持っているので、プロモかイベントに関連したプレゼント盤かと思っていたのだけど、ちゃんと確かめてみようと思ったら、iTunesで買えることがわかったので、買ってみた(意地になってない?)。
 サイトには、とても丁寧な解説と歌詞が掲載されていた。スチュワートさんは、ジスト名義で未発表曲をカセットで出していたらしく、その "SQUARE ONE" (Better Things Records)の収録曲からも選んで編集したのが、"RETREAD YOUR HEAD" ということのようだ。"RETREAD YOUR HEAD" には、のちに2枚の発掘盤に収められたものも入っている。"The Loving Cup"、"Yeah X3" が"HOLDING PATTERN"に、"Being True (Band version)"、"The Landmark" が "INTERIOR WINDOWS" に。そして、"Holding Pattern"についてのコメントで触れられていたものの謎だった "Immaculate Mistake" は "Holding Pattern" の原曲、というか、"Immaculate Mistake" を再編集したのが "Holding Pattern" だった。

 2枚の発掘盤に入ってない曲は、5曲。"Return To Work" は、のちに "CARS IN THE GRASS" に収録される曲。アリソン・スタットンがヴォーカルで参加している。"No One Road" は、 Andrew Moxham (drums) と Antony Silvestros (bass) とのトリオ編成での84、85年頃のスタジオライヴ録音という。"Being True" も同様らしい。"New Hat" は1981年に作られた曲とのことだけど、ここに収められていのは、1984年に録音されたヒップホップのようなアレンジのもの。…というところで、問題発生。残りの "Life Is War" と "Stereo Nightingale" が再生できない。「このコンピューターは "Life Is War" の再生を認証されていません。認証しますか?」と表示されるので、Apple IDとパスワードを入力、認証はされるのだが、再生しようとすると、また同じになる。問い合わせしようとしても、混み合っているので機会を改めてくれ、と。うーん。

 前述のカセットには、まだ「再録」されていない曲がある。曲名を変えて、採用されているものもあるかもしれないけれど、メモだけ。"Broken-Hearted Blues"、"Mutual Gaze"、"It Says Here"、"Hello World"、"Mistakes In Love"、"That's My Love"、"Remember"、"I Wish"、"Lost In Space"。ちなみに、"Turkey Inna Straw" には、ちゃんとS. Foster作とある。

▼hABIT Records UK - The G!ST download-only album "RETREAD YOUR HEAD"
https://sites.google.com/site/stuartmoxham/home/-retread-your-head-blurb
 

6月14日(月)
[一回休み]
6月15日(火)
[一回休み]
6月16日(水)
[一回休み]
6月17日(木)
[一回休み]
6月18日(金)
[一回休み]
6月19日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2021年6月19日】
  iTunesストアで購入したものの再生できなかった3曲、対処方法をNさんに教えてもらって、解決した。ダウンロードしたものをいったん削除して、ダウンロードし直した。ダウンロードがきちんと完了していなかった、ということになるのだろうか。購入したものを削除するなんて、説明を受けないと、やってみようとは思わへんよな。という訳で、無事に聞けました。とはいうものの、聞いたことのなかった2曲のうち、"Stereo Nightingale" は、鳥の声(を模したもの?)。"Life Is War" は、ファンクの習作という異色作でした。

 日本企画盤 "ANOTHER WAY OF BEING" について、通販サイトにレビューを投稿した。文のマズさには触れなかったけど、オリジナルリリースで記されている曲ごとの演奏者情報や制作背景がカットされ、日本語解説でフォローされていないことは伝えておかないと、と思って。文のマズさについては、マズいと言う以上、書いておかなくてはと思うのだけど、目にすると、うんざりさせられてしまって、進まなかった。
 例その1 "COLOSSAL YOUTH" について、「ポスト・パンクの型破りとも云えるプリ・ネオアコ的な名作アルバム」。「ポスト・パンクの型破り」で切って一語としているのがヘンなのだけど、執筆者としては切っているつもりはなくて、「とも云える」で説明を続けているつもりなのだと思う。ポスト・パンクに留まらないありかたを示したものと言いたかったのだとは思うけど。
 例その2 "EMPRACE THE HERD" の実験的な要素について「恐らく作品における要点を探求していたのであろう」。要点って何。なにか自動翻訳の結果のようにも思える。
 例その3 「彼は青年期までメインストリームの音楽を聴いていたらしく(中略)SSW〜FOLK系を好んでいたと云う、如何にも英国人らしい」。云う、で「。」を打つべき。「如何にも」の書きようがバカにしたかんじであることはさておいても。これはほんとうに打ち間違い&校正見落としの可能性もある。
 例その4 「それでは聴きたらず Roxy MusicやBrian EnoやKraftwerk、David Bowieなどをフェイバリットに挙げている」。「それでは」がやはりバカにしてるかんじがあるけれど、「聴きたらず」(飽き足らず?)も見慣れない言い回しだし、フェイバリットに挙げるという語を、聴いている、好んでいるに並列させることに違和感がある。
 例その5 Spike & Debbieのいくつかあるユニットのひとつ、Bomb And Dagger が好きなのだなということはわかるけれど、その二人だけの演奏で収められている "Stones And Sunlight #3" について「後のBomb And Daggerに近い」と書くのは迂闊だと思う。
 …あかん、書いていて、というか、読んでいて、息が苦しくなってきた。「枚挙に切りがない」、「前身にあたる母体」、「長い間スチュアートと共にした」(何をかわからない)、「具現化し、カタチとした」(反復)など、単純におかしな言葉使いも多い。

 レビューを投稿した通販サイトから、掲載しましたメールが来たのだけど、曰く、「この商品に関するご経験を掲載していただいたことで、当社並びにxxxxxでショッピングする数百万人というお客様方が大変喜んでおります」 。数百万。大変喜んでいる。それは無いと思う。

 今週は、前半に、消耗案件が一段落して、金曜日には、静かに長期課題に取り組むことができた。それにしても、居室。基本的に湿気てるのか、エアコンの調子がわるくなると、そっちのほうを見なくても、じっとりとしてきて、肌でわかる。
 通勤読書は、『源氏物語』について、あれこれ。テレビのコメディファンタジードラマの影響ではなくて、テレビはテレビだけど、藤原道長についての歴史解説番組を見て、「このひとら、権力闘争やってるけど、仕事はちゃんとやってたんかいな」と思っていたところに、源氏関係の本を見かけたもので。ちゃんとはやってなかったというか、ちゃんとやってなくても回るくらい(そのひとらにとっては)安定していた時代ということらしい。

 届きもの。木曜日。栗コーダー&フレンズ『おさるのかごや/砂山』が安くなってるよという連絡をもらったので、気になりつつ、保留していた『25周年ベスト』初回盤(3枚組)といっしょに頼んだ。ベスト盤の初回盤には、本編2枚組に加えて、いろんなミュージシャンとの共演を収録したボーナスディスクが付いていて、それが気になっていたのでした。それに、2010年以降、サントラや企画ものが多くなって追いかけ切れなくなり、ライヴハウスで接する機会も減ったことで、オリジナル作品からも遠のいてしまっていたので、本編も、聞いてないものが多いのでした。
 土曜日。新潟のアイドルグループ、RYUTistのシングル「Chewing Happiness そしゃくの歌」とアルバム『柳都芸妓』。「Chewing Happiness そしゃくの歌」は、RYUTistと縁の深い新潟「北書店」の佐藤店長が入院されているということで、「北書店」支援CDとしてリリースされたもの。「特定非営利活動法人日本咀嚼学会」の公式イメージソングらしい。ジャケットのイラストとデザインを漫画家の山川直人さんが担当されているということで、「雲遊天下」というか、南陀楼さんが取り持った縁でもあり。『柳都芸妓』は、ひとつ前のアルバムで、「雲遊天下」でRYUTistの特集が組まれたときの最新作。定額制配信で聞いていたのだけど、とても良いアルバムなので、いつか手元にと思っていた。アイドルグループについて、曲がよいと云うのは、隠れ蓑と受け取られるらしいけど、RYUTistは、よい曲を制作するひとたちに依頼している、と思います。

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2021 Kijima, Hebon-shiki