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2021年4月25日〜2021年5月1日


4月25日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2021年4月25日】
 月曜日、発注してから一か月、なかなか入荷しなかったCD、リンダ・スミス "TILL ANOTHER TIME: 1988-1996" がやっと届いて、帰りに通勤路途中のコンビニで引き取り。クーポン適用の抱き合わせで頼んだデイヴィッド・ボウイの発掘ライヴ盤 "I'M ONLY DANCING (THE SOUL TOUR 74)" も一緒に。

 リンダ・スミス "TILL ANOTHER TIME: 1988-1996"、プラケースに盤抜き取り防止シールが付いていて、いまでもあるのだ、と驚いた。盤だけ抜くのは、情報がなくても平気な配信全盛のいまのほうが理(盗人の三分の理)にかなっている気もするけれど。リンダ・スミスは、自主制作カセットなどで宅録作品を発表していたひとで、まったく知らなかったのだけど、LPのミニアチュアを作り続ける「teeny_tiny_vinyl」こと、Laurie Cinottoさんのインスタグラム投稿で知った。ミニアチュアの楽しみもさることながら、どうも好きな音楽のかんじが近いように思うので、知らないひとのは参考にさせてもらっている。ほいで、聞いてみたところ、とても良かったので、発売されたばかりということもあって、即発注したのだ。発注してから、うっすらと聞き覚えがあるように思って、記憶をたどってみて、気付いた。ずいぶん前に、ノラ・ガスリーが収録されていることで聞いてみたオムニバス"SKY GIRL" の1曲目に収録されていたひとでした。
 "TILL ANOTHER TIME: 1988-1996" は初のアンソロジーとのこと。ブックレットには短い解説と本人の回顧、リリース作品のジャケ、各曲の歌詞が掲載されているのだけど、リリース情報を見てみると、自主制作カセットのほか、いくつかレーベルから盤も出ている。Feel Good All Over、Slumberlandといったいくらか持っているレーベルのものもある。出会わないときは出会わないものなんやなと改めて思う。Feel Good All Overは、スチュワート・モクサムやミーコンズを出しているところで、ヤング・マーブル・ジャイアンツやレインコーツに触発された(サイト "FORTY-FIVE" の Leonie Cooper さんによる記事「The Unsung: Before bedroom pop, there was Linda Smith」より)というリンダ・スミスさんの作品をリリースしているのも頷ける。

 デイヴィッド・ボウイ "I'M ONLY DANCING (THE SOUL TOUR 74)" は、「レコードストアデイ」アイテムとしてリリースされたもので、CD版が出ているとは知らなかった。ドラッグ摂取による不調などで頓挫しかけた Diamond Dogs ツアーを仕切り直して再開した1974年10月から12月にかけて行われた通称 Philly Dogs ツアーから、10月20日、デトロイト「ミシガン・パレス」での演奏を中心に一部、11月30日にナッシュビル「ミュニシパル・オーデトリアム」での録音で補ったとある。既に "YOUNG AMERICANS" 収録曲がかなり入ってきていて、演奏もそちらに近い。このところ以前に比べて、"YOUNG AMERICANS" をよく聞くようになったので、ちょうどよいタイミングだと思って。ツアーパンフレットのデザインを元にしたジャケットもよいし。このツアーからは、7月の録音が "DAVID LIVE" として出ている他、9月の録音がやはり「レコードストアデイ」アイテムとして出ているけれど、それは聞いていない。

 水曜日の帰りも、通販物コンビニ引き取り。ジャックス『LIVE, 15 Jun.1969』。「KBS京都(近畿放送)」放送用録音の発掘シリーズの一枚で、 1969年6月15日に行われた「みんなで歌おうフォークフォーク」公開録音から、ジャックス演奏部分をCD化したもの。演奏前の北山修さんの司会から始まるのだけれど、京都のフォークファンにジャックスがどのように受け取られるか心配なかんじが伝わってくる。リスナーにぐいぐい迫っていて緊張する。ヴァイブラフォンとドラムが際立つ、力強くて、鮮やかなのに、ふわっとしていて、不安定なアンサンブルが聞ける。休みの国の曲を多くとりあげているのも、おかしくはないのだけど、どんな気持ちだったのだろうと考えてもしかたがないことを考えてみたくなる。高石ともやさんがゲストで、やはり休みの国の「悪魔巣取金愚」とバリー・マクガイアの「明日なき世界」を演奏する。ステージではもう数か月一緒にやっていることが告げられている。特典に、1969年6月15日の日付が入った近畿放送のベリカードレプリカが付いていた。発掘ものに、こういう特典はうれしい。小田晶房さんの解説も、ここに収録されているひとたちにとっての1969年という年に焦点を当てつつ、そこを分岐点とする、つまり、予感を孕んだ真新しい時間として描いていて、楽しかった。

 木曜日、やってられんな、な事件発生。一対一では何も言わず、一斉メールで吊るし上げ。溜息。嘆息。会社もええようには思ってないみたいだし。はよ定年にならんかな。

 金曜日、帰宅すると、うらたさんの絵本『本の匂い 猫の足音』が届いていた。2002年のうらたさん自身の手術とその年の夏の猫のミルキィとの別れが綴られている。うらたさんの拠り所のようなものが伝わってくる。つらい出来事だけど、暖かな光に包まれている気がする。

 土曜日、うらたさんの本の代金を振替しようと、朝から居住市の郵便局本局に行ったら、土日は振替できません、と。月から金の9時から16時の間に来てください、と。振替のためだけに仕事を休まなあかんのか。
 その足で、市の中心街にある大きな書店を回って、本をいくつか。伊藤亜紗編『「利他」とは何か』、一ノ瀬俊哉『軍隊マニュアルで読む日本近現代史』、萩尾望都『一度きりの大泉の話』。
 帰りは、あまり通らない道を行くシリーズ。知らない間に巨大な建物ができているところがいくつか。先日、閉店していた店は道路の反対側にできたショッピングモールの中に移転していたのだった。しばらくそこを散策して、自宅最寄駅まで戻って、銀行振り込みとコンビニ払い込み。

 緊急事態って何もしなくていい事態なんだったっけ。行政にとってはそうではないだろう。もちろん、「お達し」に従わせることが行政がいまやるべきことではない。本末転倒というか、ほんとに何を目指すべきかわかっていないとしか思えない。…と言いたいところだけれど、それよりも、崩されてしまったあれこれをどうするか。

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