4月11日（日）	【▼ぐりぐらメモ／2021年4月11日】 　仕事は一応順調（自分の中では予定どおり）なのだけど、不安要素はいろいろあり、周囲の状況も良好とは言えない。金曜日は三回も頭の中で「なんやねんな、アギーレ神の怒りじゃ」と呟くことになった。こういうとき、「ドラゴン怒りの鉄拳じゃ」となるひとも多かろうと思いますが、あれやな、『3ちゃんロック』の影響。期待しないでおこうと思いつつ、もしかしたら気付くかもと仕掛けたのに、案の定、あかん方向に倒れるということが続いて。親切心ありつつ、甘やかしてはいかんという心持から、中途半端な助け舟を出したら、甘やかしてはいかんのほうには振れずに、助け舟に寄りかかって沈むということが多いので、もうぴしゃっと云うしかないか、とか。云う、時点でもう、なんやけど。 　そして、仕事場が、また、寂しくなる話がひとつ。 　週末を待ち望みつつ、実際に来ると、ほぼ何もしていないことが続いている。ずっとそんなかんじでおとなしくしているので、あれこれ溜まってしまい、必要至急なことが増えているのだが、大阪府は新型コロナウイルス感染者が増えていて、どうしたものだか。どうせ右も左もわからないようなひとたちだから、時間や業種で制限するしかないという事情はわからなくもないけれど、そこに、言いやすいところに言ってみせることでやってる感を出して支持につなぐという意向を働かせてはいけない、と思うのだが、いまの大阪府政は後者がメインのひとたちがトップなのでどうにも。 　ちゃんとしな、と午後から近場に買い物に出かけたのだけど、行き先が閉店していた。がっくりきて、別の店を探す気力が起きず、駅に戻り、電車に少しだけ乗って、書店に。あれば、と思う本はあれこれ見つけられなかったけど、「フリースタイル」47号と若菜晃子編著『岩波少年少女文庫のあゆみ 1950-2020』（岩波書店）を。 　今週は、ヤング・マーブル・ジャイアンツについてまとめたページを、「VIVA Strange Boutique」の企画に寄せて、東瀬戸さんに紹介してもらったり、ブライアン・イーノ "King's Lead Hat" の別バージョンが入ったプロモ盤についてある方と話をしたりして、バイザンティアムに続いて、放置しているページについて、どうしたものだかと悩まされてしまった。こうした資料をまとめるのは、ある程度手元にあるからではあるけれど、むしろ、無いものについて、知りたい、聞きたい、（できれば）手に入れたいからで、知らないことや持ってないものに重きがある。知らない、わからないから、調べる。その結果、です。だから、きっと、現時点の詳しいひとから見ると、なんじゃこりゃというところも多々あるやろなと思うのだけど、改訂には、モチベーションがあがらないのであった。（あ、いま仕事でやっているのは、大規模な「改訂作業」なのだけど、これは直したくても直せなかった積年の思いがあるのと、これで手を放せるという希望から、はりきっているのです）。 　火曜日だったか、帰宅時に、iPad miniの電源を入れると、instagramをフォローしているモデルの在原みゆ紀さんがライヴ中継をされるところだった（電源を入れたときに告知が出る）。初めて見てみた。書き込まれる質問にどんどん答えていくというもので、切り換えの速さや語り口に感嘆してしまったけれど、そこまで（ファンに）してあげなあかんものなのかということも考えてしまった。ファンではあるし、話しっぷりの面白さがわかって、楽しかったけれど。若いひと相手だと、何を言っても、上からのおせっかいになりそうで、その点で勝手に困惑しているだけとも言えるか。
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