目次に戻る

2021年3月28日〜2021年4月3日


3月28日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2021年3月28日】
 月曜日、帰宅すると、ハウイー・リーヴ Howie Reeveさんと倉地久美夫さんのスプリットLP "DOUBLE RAINBOW" が届いていた。アナログ盤は500枚限定で、イギリスでのリリースということもあって、手に入れられるかどうかと思っていたのだけど、倉地さんから送っていただけることになって。装画は倉地さん。大きな絵でうれしい。というか、倉地さんのLPが珍しいのであった。歌詞はmmmさんによる訳で、インサートシートに掲載されている。「鬼太郎、船に乗る」には、歌の内容に関係するからだけど、鬼太郎と目玉おやじについての説明が注釈として付いていて、楽しくなった。ラベルには、リーヴさんと倉地さんが初めて出会った日に能古島で撮ったという二重虹の写真があしらわれている。タイトルもそれにちなんでいるよう。

 このLPは、録音については聞いていたけれど、リリースにあたって、出資を募っていたことは知らなかった。ツイターは、情報収集のために始めたところが大きいのだけど、その情報にも抜けがあり、知らんかったよーということが増えてきた。かと言って、読むのに毎日1時間かかっているので、これ以上フォロー先を増やす訳にもいかない。もちろん、情報としてだけ見ている訳ではなくて、直接知っているひとも、直接には知らないひとも、こんな音楽を聞いた、こんな本を読んだ、こんなことを思ったといった様子が伝わってくるのが楽しいのだけれど。とても親しみを感じても、いや、そんな「知ってる」訳ではないのに、リプライをつける訳にはいかんよなと思ったりしながら。「抑えられていないひと」を目にすることが多いので余計に。

 知らんかったよーのひとつ。やぎの今井大蛇丸(いまい おろちまる)さんのソロ『袋小路映画館』が届いたのは、木曜日。装画を担当された森雅之さんのツイートで知った。山田勇男監督の映画『古風記』『マッチ譚』のための音楽、演劇のための音楽が含まれている。取り扱っていると知らせをくれた虹霓社は、つげ義春作品や山田勇男作品を制作しているところで、間接的に知ってはいたのだけど、一緒に山田さんの映画DVD『夢の遠足』を頼んだ。石丸裕子さん主演の作品3本(「ボエオティアのヤマネコ」「水晶」「夢を冠に」「冬のスケッチ」)を集めたもの。

 火曜日朝、平野甲賀さんが亡くなられたことを知った。平野さんがデザインした本には、親しんでいるものが多い。平野さんのデザイン、文字デザインが好きだということはもちろんなのだけど、内容と引き合うというか、既に在るものの体裁を整えたというのでも、内容にまで踏み込んで作るというのでもない、適度な距離を保って、見ればはっきりわかるのに、サポートに徹しているものが多かった。

 火曜日の帰りには、もうすぐ閉店する仕事場近くのカフェに。教えてもらったリトル・クリーチャーズ『30』を聞きながら、ポチポチと。そうだ、月曜日の帰りに寄るつもりでいたのだけど、Wi-Fiルーターを持って出るのを忘れてしまったため、音楽が聞けず、その日はまっすぐ帰ったのだった。iPad mini、イヤホン、Wi-Fiルーター、充電残量のうち、ひとつでも欠けたら、外で音楽を聞くことができないのは、ナンギなことではある。

 火曜日の「マツコの知らない世界」は、森山直太朗さんが案内役で、女性ヴォーカルの特集。キャッチで流れるヒット中の楽曲には触れず、手嶌葵、プリシラ・アーン、五輪真弓、荒井由実、山本潤子といったところを紹介していた。手嶌葵さんやプリシラ・アーンさんは以前かかっていた鍼灸院でかかっているのを聞いて、アルバムを買ったので、いまかかっていたら「どやっ」と言われてたかも。見ながら、「明日の定額制配信のトレンド検索に、手嶌葵、プリシラ・アーン、五輪真弓といったところが出てくるな」と思ったのだけど、そんなことはなかった。
 森山直太朗さんは、五輪真弓の詞の作りかたに影響を受けて作ったという初期作品「高校生」を披露したのだけど、木曜の夜、ドイツの街頭ミュージシャンを紹介する番組ということで見てみたNHKの「オン・ザ・ストリート」という番組も、司会が森山氏で、街頭に出ていた頃にやっていた曲として「高校生」を歌っていた。キャンペーン?と思ってしまった。

 火曜深夜、寝床に入ってから、腹痛。翌日にかけて、ずっと不調だった。

 水曜日の朝、浜田滋郎さんの訃報。『エル・フォルクローレ』(晶文社)には影響を受けた。内容もだけど、事実や資料の扱いにも。この本も、独特の文字ではないけれど、デザインは平野甲賀さん。
 夜には、俳優ジョージ・シーガルの訃報も伝えられた。あまり見てはいないけど、ジョン・バリーのテーマ曲先行で見た『さらばベルリンの灯』は印象に残っている。
 木曜日にも、俳優ジェシカ・ウォルターさんの訃報があった。『恐怖のメロディ PLAY MISTY FOR ME』でストーカーを演じたひと。それ一本しか知らないけれど、映画そのものへの愛着がある。ラジオDJ(クリント・イーストウッド)が主人公なので、ラジオ局での仕事の様子はあるし、モンタレー・ジャズ・フェスを見に行く場面もある。本命の恋人とのラヴシーンに、ロバータ・フラック "I " が流れるのが印象的だけど、イーストウッド自身がラジオで耳にして、映画で使用したいと直接ロバータ・フラックに連絡をとったらしい。発売後3年経ってから、映画の公開にあわせて、シングルになり、大ヒットになった。サスペンススリラー映画でそんなに反響があったということにも、驚く。

 金曜日、ドラマ『俺の家の話』最終回。前回、俺だったら、息子は幽霊になって現れたいのではないか、会いたいから、と主人公、寿一がさも当然のようにぽかんとした表情で言ったとき、妙なかんじはしたのだ。あんなことになるなんて。なんと言えばよいのかわからない。

 土曜日、池間由布子/mmmのシングル『パープルフール b/w 透明な箱』、田口史人『アリスは不思議な飛行船(円盤のレコブックseries)』が届いていた。届いていた、と書いたのは、気付いたのが日曜日の朝だったから。昼の買い物以降、出なかったから、気付かなかったのだ。『アリスは不思議な飛行船』には、アリス関連のシングルが一枚強制的にオマケで付くということで、「アオツキ」で実物を見て選べるものなら選びたいと思ったけど、それは潔くないかと思い直して、「黒猫」に頼んだ。アリス、苦手でした。中学に入ったとき、新歓イベントが体育館であって、軽音だったかフォーク同好会だったかが、「今はもう誰も」をやっていたのは覚えている。のだが、アリス版はその年の9月の発売だから、文化祭と間違えているか、新歓イベントで歌われたのがウッディ・ウーを元にしていたか。サークルでは独自に受け継がれるものがあるので、ウッディ・ウーが元になっている可能性もある。で、何が付いていたかと言えば…書きたくない。どれだったらよかった、ということもまったくないのだが。でも、それだけに田口さんによる追跡に興味がある。

3月29日(月)
[一回休み]
3月30日(火)
[一回休み]
3月31日(水)
[一回休み]
4月1日(木)
[一回休み]
4月2日(金)
[一回休み]
4月3日(土)
[一回休み]

目次に戻る

2021 Kijima, Hebon-shiki