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2021年2月21日〜2021年2月27日
2月21日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2021年2月21日】
月曜日の朝、なにかいつもとちがう、と思いながら起き出した。褞袍(どてら)を着ていなかった、のだった。環境にあわせて自然に切り替えできていると見るか、ぼーっと生きていると見るかはともかく、冬のきじまさん名物「褞袍を着たまま布団で寝る」、今シーズン、ついに終了かと思われた。のだが、甘かった。水曜日から、真冬、というか例年並みに戻った。隔離部屋や電車待ちの駅のホームに居るだけで、腹を冷やして壊しそうなくらい、寒い。代謝を促進すべく、2月から、できるだけ水を摂るようにしていたのが、この寒さで、滞り気味になっていたけれど、湯を割って、白湯にすればいいのではないかと思い直した。 火曜日には、昼食を摂ろうとしたところで、ふいに眩暈に襲われ、ぼんやりとした気持ちの悪さがこみあげてきた。まずいな、と思い、すぐに熱を測り、とりあえず昼食は食べて(パンをひとつ残した)、机にうつ伏せになって、寝た。もしこれで起きられなかったら、職場のひとたちがなんとかしてくれるであろう、と期待して、社内のオンライン共有スケジュールに「めまい 体調不良 熱はなし」と書き込んでおいた。昼休みが終わり、起きてからも、しばらく、不調だったけど、一時間くらいして、遠隔地(もはや遠隔地も同じ構内も関係ないかんじだけど)のひとから一年ぶりくらいに電話で問い合わせがあり、回答を準備している間に回復した。それにしても、不安の残る突発症状ではある。 一日戻って、月曜日。帰りに、途中下車して、巨大ショッピングモール内の家電量販店に。前日、売り切れていたものがあった。無事購入。同じ建屋内の、品揃えや棚構成がいまひとつの大きめ書店で、アイドル雑誌に紛れてひっそりと置かれていた「レコードコレクターズ」誌を購入。毎年買っている総目次の掲載号で、特集が気になるところだけど、アルファレコード特集でよかった。フュージョンとその応用としてのシティポップスのイメージが強く、そんなにレーベルとして思い入れがある訳ではないけれど、サブレーベルの作品はアルファとは意識しないでそこそこ持っていたりする(昔は、自分または身近なひとが買わないと聞けなかったので、持っていたという言いかたで聞いていたことを意味することができたけど、もう死語かもしれない)。ZaZaレーベルのManna、YMO関連、YENレーベル、EDGEレーベルのP-Modelなど。大村憲司『春がいっぱい』はYMO関連として。と言いつつ、YMOは一枚も持っていない。自分で買わなくても、ラジオでよくかかっていたし、友達が持っていて、聞けたからだ。なのだけど、ちょうどNHK『フランケンシュタインの誘惑』でハンス・アスペルガーをとりあげていたので見ていたら、YMO「Perspective」みたいに聞こえるけど、聞いたことのないアレンジのものがBGMとして流れていて、「Perspective」であってたっけと定額制配信で聞きなおしてみたら、どの曲もおおむね知っていて(覚えていて)、しかも懐かしく感じたので、気に入ってはいたのだろうと思う。先日来の話で言うと、YMOは「仮想敵」だったのだが。(番組には、昔、自閉症について知りたくて読んだ本の中で、感銘を受けたウタ・フリスさんが出演されていた)。
今週は、とにかく寒くて、外に出たら、一刻も早く屋内へというかんじだったので、月曜日以外は、どこにも寄らず。 聞いていた音楽。momohashiさんのギターからの連想で、ピート・ブラウン&ピブロクト!を。pete brownで検索しても出てこないので、無いのかと思い、手持ちのCDからクラウドサーバーに送ったのだけど、あとで「ピート・ブラウン」だと出てきた。といっても、2枚目 "THOUSANDS ON A RAFT" のみで、1枚目の "THINGS MAY COME AND THINGS MAY GO BUT THE ART SCHOOL DANCE GOES ON FOREVER" やmomohashiさんの「太陽に到達」から連想した "Broken Magic" などのシングル曲は無いので、自前で移したことは無駄にはならなかった。ファミリーと同様、苦手だったはずのダミ声だけど、ギターとオルガンのかけあいがスリリングで、それをがつんとしたバンドサウンドが支えているのがよいと思います。 『新・半七捕物帖』の話をしたことがきっかけで、奥田民生『FAILBOX』をひさしぶりに。奥田民生さんはよいと思うのだけど、この一枚がとても好きで、それで満足してしまって、これしか持っていない。よく聞いたし、どの曲も好きです。『新・半七捕物帖』のエンディングテーマになっていた「陽」が収められているということで買ったのだった。半七の物語に寄せて、市井の人々の厳しくも慎ましい、生活に臨む心の動きを歌ったものと受け取っているのだけど、ウィキペディアには、パフィーの二人のことを歌っているのだという。番組では流れなかった、時代劇には不似合いな謎の第一節(太陽 車 海の夜 山と雲と道路)はそれでかと思うけれど、番組で受け取った感触を改めるつもりはない。「いつのまにか二人を人の壁が囲み 笑いながら近づけど 白い羽をむしる」という詞の心細さ、寂しさは、半七に通じていると思うから。 火曜日夜、NHK-BS「BS世界のドキュメンタリー」枠で、『ロックフィールドの伝説
農場の音楽スタジオ ROCKFIELD: The Studio on the Farm』を見た。隔離部屋ではBSは見られないので、録画しておいて。寝落ちはかろうじてしなかったものの遅くなってしまったのだけど、寝る前にちらっとだけ見るつもりが、最後まで見てしまった。ウェールズにある農場の中の宿泊施設付きスタジオで、知ったのは、デイヴ・エドモンズの初期のアルバムで、だけど、全然「ひとりぼっちのスタジオ」とちゃうな、と様子を見て、楽しくなってしまった。町から離れた合宿のような形になるがゆえの利点と欠点、近くの町にあるパブくらいしか楽しみがないため起こった事件など、録音や作品についてはあまり触れられていなかったけれど、環境が作品に及ぼしたであろう影響が紹介されていた。あまり知らないバンドについても、バンドやな、と改めて思わせられるエピソードがあって、面白かった。
水曜日の帰りは、"SUBTLE AS A FLYING MALLET" からの流れで、フィル・スペクター制作作品で好きな、ダーレン・ラヴとライチャス・ブラザーズを。あと、『ロックフィールドの伝説』にも出ていたシンプル・マインズのセカンドアルバム "REAL TO REAL CACOPHONY" も少し。このアルバムはとても好きだったのだ。よわよわ、じくじくしたかんじだけど、のちのスタジアム受けを思わせるドラマティックな展開もあったのだな、と改めて思った。 |
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2月26日(金) | 【▼ぐりぐらメモ/2021年2月26日】
仕事場での「ストレスチェック」は、毎回受診しているのだけど、前回の結果が、同じ事務所の中でも数人にしか手渡されていなかったことで、あまり受診しているひとが居ないことを知った。ストレスは、自覚なく溜まり、その結果、ある日突然のように支えきれなくなり、決壊するというイメージを持っているので、毎回何の問題もなかったとしても、受診していたのだけど、思い当たる節があるひとが受けるものなのだろうか。 ともあれ、毎回、結果は、ストレスはまったくかかっていません、というもので、呑気でよかったね、と言われそうです。かからないように工夫しているのだと言い張りたいところだけど、その自覚もあまりなく。 ここんとこ、ストレスに感じているのは、通勤時の移動。ウイルス感染状況の影響で、満員電車はほぼない。ウイルス感染の可能性を考慮してなさそうな振る舞いも、困ると言えば困るけど、それほど多くはない。なんでわざわざ対面するように立つのか、と思うことはあれど。何がストレスかと言うと、歩いたり、立ち止まったりするときの「側」に、です。
乗換駅(1)では、降車してから、改札に向かう。次に、乗換駅(2)の改札を通ったのち、ホームに向かい、乗車する。どちらも、ホームと改札は別の階になっていて、階段、エスカレーター、またはエレベーターを使って、移動している。面白いのは、朝、乗換駅(1)でホームから改札に向かう際のエスカレーターでは初期段階では全員が両側とも歩くのに対して、乗換駅(2)のエスカレーターでは全員が右側で立ち止まっている。かなりの部分、重複しているはずなのに、(1)では歩き、(2)では立ち止まる。(1)では年輩のひとや大きな荷物を持っているひとも歩いているのに、(2)では左側ががらんと空いているのに、右側に乗るために、あふれたひとが列が作っている。婉曲表現で、ナンセンス、と思う。
安全面から設定されたルールを無視して両側で急ぎ歩くのも、片側を歩くひとがほとんど居ないのにルールを守って空けるのも、必要かどうかという点からではなく、「前のひとに倣っている」だけのように思える。。
乗換駅では、駅(1)から駅(2)の間の通路も悩ましい。3人から4人が横並びで通れる幅なので、行き来は対面で1人か2人ずつ。こうした場合は、どちらでもよいのだけど、共通理解が得られやすい「ひとは右」を適用して、行く側も来る側も右側通行にすればぶつからない。と思っていたら、構内工事をきっかけにして、駅もそのようにアナウンスし始めた。けど、なかなか。近い側に流れがちで、人数が多く、流れができてしまうと、あとは流れるまま。それで問題が起きなければいいのだけど、あちこちでぶつかりそうになっている。最近は前を見ずに歩いているひとも多いし。せっかく右側でとアナウンスし、うつむいているひとの目にも見えるように路上にステッカーが貼られているのだから、そこは気持ちよく身の安全を確保するために「乗っかれば」いいやんか。 月曜日、ニャーニャーニャーで猫の日、とニュースで言っていて、思い出した。2月22日は、ライナーノートを執筆した冬支度『こんな風に』発売日だった。一周年。狙った訳ではないようだけど、猫ジャケなので、猫の日と言えば思い出す、ことになっていたらいいなと思います。 水曜日朝からのiPad mini上の異変二件。Safariでは、Twitterにアクセスすると「このブラウザは現在サポートされていません」。他のサイトはアクセスできる。Instagramでは、検索とおすすめのページを開くと、「何らかのエラーが発生しました」。閲覧登録しているひとたちの投稿は読み込まれる。各アプリのバージョンは確認できないけれど、OSは一応最新となっている。
金曜日、いまの業務に就いてから、いちばん世話になったひとの退職が告知されていたのだけど、在宅勤務だったりするので、請負業者としては連絡待ちをするしかなかった。告知には定年の文字はなかったし、もう少し若いように思っていたのたけど、実際には定年退職で、再雇用が決まって、引き続き、同じ業務を担当されると連絡があった。担当業務で扱っている法規関連について目的や理由をきちんと説明して、記録にも残すという基本のところを教わりました。説明の積み重ねから、得て、理解した知識が多い。同僚にもそうあってほしいと思い、同じように、説明を尽くしているつもりなのだけど、どうだろうか。
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2月27日(土) |
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2021 Kijima, Hebon-shiki