12月27日(日) |
【▼ぐりぐらメモ/2020年12月27日】
土曜日、片付けを本格的に。探しもの、を入れていたバッグを見つけた、のだが、探しものが入っていない…。もうひとつ探しものがあるのだけど、これまた思っていたところに、ない。さて、困ったぞ。しかし、片付けの動機付けにはなる。いや、しかし。どうする、どうする、どうする連。
片付けの合間に、ちょっと出て、振り込みと12月末で切れる駐輪場定期の更新のため、駅前まで。いつも通らない時刻ということもあるのだろうけど、日射しがまぶしい。途中に、大阪北部地震の影響で(推測)、手放され、更地になった大きな家が四軒あったのだけど、そのうち二軒にようやく新しい家が建ち始めた。始めたというのは、どうもそれぞれ三軒ずつ建つようで、現在進行形だから。一軒は完成して既にひとが住んでいる。その横は工事が始まったばかり。右隣はやっと線で三分され、少し前にお祓いしていた。少し離れた更地はずいぶん前にコインパーキングになった。さらに離れた車道を入ってすぐの「家」はずっと更地のままだ。推測と書いたけど、これらの家は、住人が高齢で、補修をすることとこれからを考え合わせのではないかと思っている。
戻る予定時刻にはまだ間があったので、ひさしぶりに、やはり地震のあと長く補修工事をしていて、再開したと思ったら、今回のウイルス禍でまたしばらく閉館していた図書館に。右側の扉の横に大きく「出口専用」とあり、矢印で左側を指していたので、てっきり左が出口専用で、ということは右が入口かと思って、そっちから入ったら、逆だった(貸出カードによる入館記録と手指消毒を入口で行っている)。滞在時間は30分で、と館内放送でアナウンスされていた。
戻って、16時からのyumboのライヴ配信『とてもいい日だったね』(於・火星の庭)を見る。配信から気持ちが遠のきがちだったけど、夕方というのがありがたい。休日、出かけなければ、ぽっかり空いている時間なので。あと、会場から外が見える場合だと、まだ明るいので、外の様子が見えるのが楽しい。なんやろと覗きこむひとが居ないかなぁと思ったりします。
めったに聞けない曲を含む演奏はもちろん、事前に用意された映像が挿入されたり、手品が披露されたりと、なにか、華やいではいないのだけど、集い、立ち会っているかんじがして、とてもよかった。思わず、曲目をメモしたり、感じたことをあれこれ書きたい気持ちに駆られたけど、パソコンの画面をフルスクリーンにして見ることで、しのぎました。聞こえなくても、拍手したりして。配信でも、音楽に対しているときは、直に対しているときと同じでいいやと思います。「家」のリハーサル時の録音と『yumbon』のPDF版がおまけで付いているパンフレットも購入。澁谷さんがツイターで「ネタばれになるので、終演後に見てください」というようなことを書かれていたので、素直に終演後に。演奏された全曲の歌詞と引用された映像の出典、スタッフなど。変な話だけど、澁谷さんがきちんと記録し、公開してくれることで、演奏中に余計なことをしなくて済むということはあるかな。
澁谷さんの映画鑑賞記録で、「メイヨ・トンプソンを即座に連想させる悪者の歌と演奏」と書かれていて、そら、いつかその映画を見ないと、と思っていた、その歌と演奏も聞くことができて、うれしかった。いや、映画もいつか見たいと思います。
書き忘れたり、あとから補足しようと思っていてそのまま忘れたりということが多いですが、木曜日の帰りは、いつものようにKBS京都『26回のホら話』をradikoで聞くことができた。ちょうどベートルズのベーさんのコーナーが始まったタイミングで。山下さんリクエストで、スタジオライヴで数曲演奏も。中山千夏「あなたの心に」のカバーが聞けて、うれしかった。 |
12月31日(木) |
【▼ぐりぐらメモ/2020年12月31日】
30日に予定していた墓参は、寒波襲来、雪または雨の予報のため、急遽、29日に。当初の予定では墓参りは弟たちに任せて、食事だけ合流するということだったのだけど、わたしたちも行くことになった。直前になっての、母の判断の揺れには戸惑わされることも多いのだけど、今回は、結果的には、それで正解だったので、何も言えない。雪は降らず、雨も朝にはやんだので、30日でも行けないことはなかったけれど、冷えは確かに厳しかった。
片付けをしているような、うだうだしているだけのような、のいつもの年末。年末最後の、と勢い込んで、何かを見に行ったり、聞きに行ったり、買いに行ったりしない分、いろいろできそうなものだけど、片付けというのは、基本的に終わらないものなので、時間があればあっただけ、うだうだすることになる、のです。探しものは見つかったけど、それを使って処理するところまでは行けず。
三村京子『岸辺にて』、シエマ・エル
Schema L「映画に行こう」b/w「振り」が昨日、届いた。三村さんのひさしぶりの新作は聞いた。突き放すことのない、キャラクター設定もない、でも、客観とも言えない視線と言葉が感じられた。フォークブルーズよりも、ブリテン諸島の古謡を思わせる。
2020年のメモを浚って、振り返ることもできていない。代わりに、作ったものの渡さなかった餞別コンピの曲目を。渡さなかったけど、渡すことを前提にしているので、強烈なやつは入れていなかったりするけれど。
1. 永久ミント機関 (Short
version) - 曾我部恵一
2. 放浪者に薔薇の花はいらない -
無果汁団
3. Coasting - Honey Cutt
4. ハムスター大好き - 冷製ウサギまる
5. Taciturne - Aksak Maboul
6. 気のせい - 橋野桃子
7. lalala flora - 畑下マユ
8. 短い邂逅 (Natural mix) - yojikとwanda
9. さのさ節 - attc vs Koharu
10. とんかつ - 池間由布子
11. November 21 - 角銅真実
12. May 13th - 石若駿 featuring
角銅真実
13. 景色を前に - 冬支度
14. 北へ向かう - 寺尾紗穂
15. Freaky Rider Magical Beat -
かきつばた
16. サンキュー・ベリマッチ - 越路吹雪
おまけとして渡すつもりで渡さなかった追悼コンピの曲名も。しっくりくる選曲が思い付かなかったことで、入れていないひとも居ます。
1. Lovely Day - Bill Withers
(1938.7.4 - 2020.3.14)
2. Neon Lights - Kraftwerk (Florian
Schneider, 1947.4.7 - 2020.4.21)
3. Next Time Might Be Your Time
- "Blue" Gene Tyranny (1945.1.1 - 2020.12.12)
4. Somebody Made For Me - Emitt
Rhodes (1950,2,25 - 2020.7.19)
5. Ozark - Pat Metheny & Lyle
Mays (Lyle Mays, 1953.11.27 - 2020.2.10)
6. Nice To See You - The Left Banke
(Steve Martin, 1948.10.12 - 2020.1.14/Tom Finn, 1948.11.21 - 2020.6.27)
7. Mr. Rainbow - Steve Flynn (Mark
Wirtz, 1943.9.3 - 2020.8.7)
8. Cat Food - Annie Ross (1930.7.25
- 2020.7.21)
9. I Talk To The Wind - Giles,
Giles & Fripp (Judy Dyble, 1949.2.13 - 2020.7.19)
10. Giocoso, Gioioso - Ennio Morricone
(1928.11.10 - 2020.7.6)
11. Mr. Second Class - The Spencer
Davis Group (Spencer Davis, 1939.7.17 - 2020.10.19)
12. Sicle Clowns - The Pretty Things
(Phil May, 1944.11.9 - 2020.5.15)
13. 野のなななのか Pascals (三木黄太,
1960.7.4 - 2020.4.28, 大林宣彦, 1938.1.9 - 2020.4.10)
14. 厄病の神 - 鈴木常吉 (1954.11.24
- 2020.7.6)
15. The Chill Air - Harold Budd/Brian
Eno (Harold Budd, 1936.5.24 - 2020.12.8)
16. Concod(e) Pastich(e) - Rupert
Hine (1947.9.21 - 2020.6.4)
17. Get Well Soon - Godley &
Creme (Ronan O'Rahilly of "Radio Caroline", 1940.5.21 - 2020.4.20)
2020年は神戸にたどり着けなかった。西宮市どまり。京都へも数回。行った先がどうなっているのか読めず、探りながら行くようなことが多かった。何もなければ行ったであろう場所に行かなかったことも数知れず。政治家たちが、自身の支持を集めるために、煽り、野放しにした意識とそのことによって歪められた言葉が、醜態を招いたことが明らかになった一年でもあった。
配信は、うちの通信環境の問題だけど、途切れることがあることに、気持ちが離れがちだった。音がピンキリだったこともある。それでも、いくつかの見ることができた演奏では、演奏とともに、行ったことがない場所(火星の庭、ひかりのうまなど)、なかなか行けない場所(ニヒル牛など)を少しでも見ることができたのがよかった。中継はなくても、離れた地での様子が伝わってくることが、気のせいかもしれないですが、いままでよりも多かった。気にすることが多かった。「ニヒル牛フェス」総集編は、終わってから、分割して。斉藤哲也さん以降は、いま書きながら、聞いていました。本編を見なかったひとでは、シルバノク、斎藤哲也さん、突然段ボールは見ればよかった、な。
でも、よいこともありました。直接ではなくても(リモートてことではないですよ)、たくさん話したり、やっぱり初めて聞いて感激した音楽があったり。
よい年来てね、とそっと祈っています。 |