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2020年7月19日〜2020年7月25日
7月19日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2020年7月19日】
暑くなってきて、虫も活発に動き出した。昨日の昼間、二階のベランダでカサッカサッと音がするので、カラスでも来ているのかと思ったら、蝉がひっくり返っていた。近寄ると急に元気に、というか、逃げだそうと最後の力を振り絞るのではないかとも想像できるけれど、飛び出す可能性もあるので、申し訳ないけれど、しばらく様子を見ることにした。仕事場では、既に二匹、Gを見かけている。トイレに置かれたロール紙の穴の中から髭のようなものが二本覗いていたけれど、それはカウントしていない。カメムシは、見かけたら、保護して、外に逃がしている。なんだ、そのちがい。 蚊も居る。蚊は、足の裏の菌に惹かれて寄ってくるという説を見たことがあったので、寝る前に、正調エタノール入り消毒液が手に入れられず、しかたなく玄関に置いてある強い消毒液と弱い消毒液の二本のうち、効果があまりなさそうな薄いほうを足やら腕やらに塗った。こうでもして、元を取らないと。ところが、夜中、蚊に刺されたあとのかゆみで目が覚めてしまった。耳元にもやってくる。対策が効いてねー。しばらく眠れず、今朝は『太平記』の再放送を見損ねてしまった。ドラマとしてはピンとこないところもあったけど、このややこしい時期を描いたものが他にないので、どのように描いていたかを確認する興味もあって、少し前から見ている。 雨が降るような話もあったけれど、降らなくて助かった。クリーニングに出したものを引き取りに行ったけれど、袋を忘れて、そのまま提げて帰ってきた。母親が見ている初期の『相棒』をチラ見したら池脇千鶴さんが出ていて、あるひとの話しかた、誰かに雰囲気が似ていると思っていたのだけど、池脇さんではないか、と思い当たったり。池脇さんの話しかたが好きなのか、わたしは。なんだか知り合いにdisられそうな気がする。干していた折りたたみ傘をたたんで、外出。 買おうと思っている本がとりあえず二冊あるので、実店舗の棚を眺めようと、一か月ぶりに梅田に寄った。そんなに人出は多くない印象。大型レコード店で、めあての本の最後の一冊を入手。それから歩いて、大型書店でもう一冊を求めたが、在庫0だった。かなりレイアウトが変わっていた。
天神橋一丁目「音凪」で、「角森隆浩 音凪12番勝負 最終回 緊急さよならラストライブ」に。出演は、角森隆浩さんと佐藤幸雄さん。むかし、あがたさんとよく一緒にやってた頃にハミングスを見たことはあったけれど、ソロは聞いたことがなかった角森さんは、大人のための、というか大人であることに引け目がある大人のための歌のお兄さん。ひどい歌詞もあったけど、力なき者の歌というかんじでした。佐藤さんは、いつもの歌が、クラスター対策や「新しい生活様式」の落とし穴に触れているように聞こえたりした。ハミングスのカバーには驚かされた。雑談がしにくいというのがこれからのネックになるかもしれない、という予感を残しつつ、後にした。 |
7月20日(月) |
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7月21日(火) |
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7月22日(水) |
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7月23日(木) | 【▼ぐりぐらメモ/2020年7月23日】
ひさしぶりの残業続き。いままでなんとかやりくりして、見かけ上、残業ゼロを続けてきたのに、ちょっと続いただけで、「気が緩んでるんじゃないか、もっと工夫しろ」というようなメールが月曜日から届いて、うんざり。ずっと残業しないでやりくりしてきた者が残業してるのだから、よほどのことなのだろう…とは思わないんよな。 この日は、「おまえら勝手にいじるな、現地から送られてきたものをそのまま載せておけばいいのだ」という取り決めになっている記載について、「規定に違反しているんじゃないか」と指摘が来て、んんんと思っていたら、現地から送られてきたものが規定どおりになっていなかった、ということもあった。しかも、どこが違反してるか最初言わない。当然、いろいろ調べることになる。時間がかかる。そのあげくに。
通勤読書は、藤本国彦『ゲット・バック・ネイキッド』。ビートルズのいわゆる「ゲット・バック・セッション」は、当初テレビ番組にする計画で、映像記録が取られていた。のちに映画 "LET IT BE" になる。ずっと記録が取られていたので、その間の会話が残っている。「世界のビートルズ」なもので、それらが流出し、複製され、非正規に販売されていたりする。そうしたものを素材に、話されたことについて検討する本です。映画を見ているだけでも伝わってくる険悪な状況がつぶさに記されている。おそろしい。ジョン・レノンは、めちゃくちゃひどいことをジョージ・ハリスンに言い放っているのに、ジョージが居ないところで彼がどれだけ傷ついているかを誰よりも推し量っていたりして…困ったひとやなと思う。みんな直接言わないで、アシスタントのニール・アスピノールに「あいつら何してる」と訊く、というあたり、先週の『アンサング・シンデレラ』疑義照会に続いて、身につまされて、しかたがなかった。同じ部屋に居る、直接の担当者と話をすればいいのに、わざわざ遠く離れた、請負会社のわたしに訊いてこられることがよくあって。…いや、そういう話だけではなくて。作品に対して、どのように臨んでいるかが伺える場面もそこここにある。 仕事に出ている間の呟き確認の開始は、22時台から23時台に。最後のほうは睡魔との戦いになっている。読み終えたら、もう寝たいという気持ちしか残っていない。これで読んだと言えるかどうか。うとうとしてマウスを取り落として、気が付く、とか。
午前中の用事が済んでから、海藻姉妹の「さんさき坂カフェ」配信ライヴ。マイクがひとつだったようで、話に合わせると、演奏の音がバリバリに割れてしまい、そこにない金属が転がる音までするかんじに。演奏が始まると下げる、話が始まると上げるで対応されていたけど、課題ということで。楽しそうな演奏をまた見ることができて、よかった。
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7月24日(金) |
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7月25日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2020年7月25日】
木曜日、午前中のバタバタののち、午後からこもって、宿題。気持ちとしては、幹線沿いのファストフード店の二階席で涼しい中でやりたいところだけど、雨が降っているのでは、しかたがない。エアコンのない部屋で、ラジカセで井上智恵さんの「ラジオ浄土寺便」などかけながら。21時には目処が立つ、も、それなりに疲れてしまい、ツイートを確認したのち、早めに寝床に。『ゲット・バック・ネイキッド』を読み終えたので、"LET IT BE...NAKED" を聞きながら、のつもりが、3曲目以降の記憶がない。 未明に、外のひどい雨音で目が覚めてから、"LET IT BE...NAKED" の続きを聞いた。昨日はパソコンを閉じて、宿題をしていたので、ラジカセを聞いていたのだけど、思い立って、むかし、"LET IT BE" の映画をテレビで放映したときに「エアチェック」したカセットを聞こうと思ったのだけど、見つからない。いまなら、ネット上のそこここに転がっているのだろうと思うけど。インデックスノートは出てきた。テープは、それなりにかたちになっているものを中心に選り抜いている。屋上コンサートから "I've Got A Feeling" を飛ばしているのは、間に通りを行く人々の感想が挟まれているからだろう。肩馴らし、かつ、あまりやる気がないということで、商品にはならないだろうけど、でも、ここでの "You've Really Got A Hold On Me" はとても好きです。 雨がすこしおさまった、と思ったので、昼過ぎに出たが、途中でまた降り出した。そんなに外を歩かないでいい目的地その一は、でも、ちょっと期待していたものとちがっていたので、早々に引き上げた。次の目的地は、そこそこ歩かなければならない。ので、諦めて帰ることにした。いま、雨の中を歩くのは憑かれる/疲れてしまうから。そしたら、帰りの電車が地上に出たときには雨が上がっていた。タイミングがわるい、と思ったら、自宅最寄駅に着いたときにまた土砂降り。たどりついたら、いつも、で。
フェアポート・コンベンションの一枚目を聞いていて、1曲目の
"Time Will Show The Wiser" の原作、メリー・ゴー・ラウンドと作者のエミット・ローズのソロをそろそろ聞いてみようかなと思った矢先の月曜日、エミット・ローズの訃報が伝えられた。長らく、作品の発表がなかったところへ、数年前に活動を再開し、充実した復活アルバムを出した。また少ししたら、新しい作品が届けられるものと思っていた。
訃報は続く。アニー・ロスさんが亡くなられたとのこと。ロバート・ワイアットが最近よく聞いている曲の筆頭にあげていて、変則的なアルバムしか聞いていないので、ちゃんと聞かないと、とぼちぼち定額制配信で聞いていたところでした。変則的なアルバムというのは、1971年の "YOU AND ME BABY: An Evening with Annie Ross" です。ジェイムズ・テイラーやローラ・ニーロ、トム・ジョビンあたりはいいとして、何故か、キング・クリムゾンの "Cat Food" をやっている、という、キーボードがデイヴ・マクレエのライヴアルバム。アニー・ロスと言えば、映画『ウィッカーマン』の誘惑的な歌、"The Willow's Song" の吹き替えをやっているのではないかという噂があったのだけど、2002年にSilva Screenから発売されたサントラCDで、別役で出演もしているレスリー・マッキー Lesley Mackie であると記されている。にもかかわらず、訃報に際して、『ウィッカーマン』をあげている記事はあるし、ウィキペディアやimdbにも記載がある。噂の出所について、ライナーに書いてあったっけ。 ラブジョイ『かけがえのないひととき』ボーナスディスク。ライヴではよく聞いていたけれど、録音されなかった曲が聞けることにただただうれしい気持ち。やっぱりじわんとくる。じわんとくるのが早かったり、いつもだったりするのがラブジョイでした。ファンページというのは、あくまでも、勝手にやるもので、ご本人がちゃんとウェブ発信をされるようになったら、役割終了ということで、忙しくなって、更新も追い付かなくなっていたこともあり、簡易版にしてしまったのだけど、簡易版にしても、ちゃんと作り直さないとなぁと反省。後年は、録音もしなくなって、わからないことも多いのだけど。 |
2020 Kijima, Hebon-shiki