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2020年5月10日〜2020年5月16日


5月10日(日) 【▼ぐりぐらメモ/2020年5月10日】
 月、火、水は引き続きおとなしく。サンテレビで「赤毛のアン」を見たり、宿題に取り組んだり。木曜日、仕事再開。仕事場一時移転も今月いっぱいに延長されそうなかんじです。木曜日は、寝過ごした!テイで、帰りに水無瀬「長谷川書店」に寄った。「イラストレーション」和田誠さんの追悼特集号と、アイルランドのトラディショナルフォークグループ、プランクシティのアンディ・アーヴァインの詩集『旅に倦むことなし』を購入。「Latina」の最終号がそろそろだったのではと思ったのだけど、まだだった。エッセネスで興味をもった本が並んでいると、おお、これかと思うし、店頭で見て興味を持つ本もある。そのとき買えなくても覚えとかなと思うのだけど、結構忘れる。エッセネスで見かけても忘れるので、ノートを作っておいたほうがいいかもしれない。
 帰ろうとしたら、その15分ほど前に人身事故があり、電車が止まっていた。10分ほど歩いて、JR線で帰宅したけど、出張帰りに浮気のため搭乗しなかった飛行機が墜落したとか(映画『黒の斜面』)、殺人を犯したあとでエレベーターが止まった(映画『死刑台のエレベーター』)なんて場面を想像して、不要不急取締警察に言い訳できないぞという気持ちに。「寝過ごしたら、止まったので、JRで戻ろうと、下車したら、改札前の書店が開いていたので寄った」ということにしよう、そうしよう、などと。

 と言いつつ、金曜日も帰りに、途中下車しようと思っていたのだけど、仕事が少し長引いた上に、今度はほんとうにうっかり降りようと思っていた駅で降り損ねてしまい、断念。金曜日は、老眼鏡を家に忘れてしまったので、ずっとぼんやりでした。仕事になんねぇ…。思えば連休中は基本、老眼鏡でした。読んだり、見たり、書いたりするのが主な活動なもので。近眼鏡が必要なのは、行き先掲示の確認以外は、前から知り合いが歩いてきたときだけなので、休み中はほとんど要らないのでした。

 この時期に、仕事場からひとり退職することが発表になり、その前にふたり辞めることが決まっているので、どんより。まっとうな取り組みかたをしてきたひとなので、とても残念。だけど、引き留める材料がない。

 この土日もおとなしくしていたのだけど、土曜日は昼から雨が降るというので、午前中に銀行と買い物。ついでに、通販物の引き取り。連休+自宅待機中に届くだろうと踏んで、駅とは反対側のスーパーへの通り道にあるところを指定していたものもあり、朝からあっち行き、こっち行き。届いたのは、3枚。3月末の「拾得」でBGMとしてかかっていて、定額制配信で聞いていたハニー・コット Honey Cutt の『COASTING』。先週のよしこストンペア応接間ライヴ配信で話されていて発注したイシダストンさんのソロ『一人だけの楽隊』。それと、去年、sumahama?を見に行ったときに、特別編成のバンド、盆丸番地に参加されていて、おおっとなったギタリスト、橋野桃子さんが組んでいるバンド、冷製ウサギまる(高校生のときに組んだバンドだということが頷けるネーミング)の『エスケープ』。2018年発売のミニアルバムなのに、突如、その中の「ハムスター大好き」のビデオが発表されて、それが面白くて。これも定額制配信で聞けたのだけど、いい機会と。「ハムスター大好き」は、ブックレットに掲載されている歌詞は「ハムスター大好き 可愛い!」とだけ書かれているのだけど、実際の歌は「ハムスター」の語尾「アー」の繰り返しをいろいろ変えていて面白い。近日発表という橋野さんソロも1曲さわりが紹介されていたけど、ふしぎなかんじの曲で、期待。

 公務員法とは別に、検察の位置づけを鑑みて制定されていると思われる検察庁法を、公務員法並みにするという改変案が審議されていて、「#検察庁法改正案に抗議します」というタグで、ツイターデモが行われ、参加した。疑惑や推測のとおりだとは言えないし、これを阻止したからとて問題は残るし、現状が問題ない訳ではないと思う。でも、いつものことではあるけれど、なぜか、その疑惑にちゃんと答えられないから、疑惑を強化することになる。その曖昧さによって発生する無駄に消耗する。罠というにはあまりに粗末だし。法解釈を変えるのであれば、いままで何故そうだったのか、いまは何故それがあてはまらないかを明らかにしてもらいたいところだけど、森法務大臣の答弁は、野党だった時期の民主党への恨みをつらつらと繰るだけの意味不明なものだった。せめてもの担保をいまわざわざ廃棄しようとするのがわからない。黒川さんは関係ない、のであれば、抗議を冷笑するひとたちが言うように、たいした問題ではないのだから、閣議決定という検察庁法を無視して行われた黒川さんの定年延長を白紙にして、審議も延期すればよい。李下で冠を正さないようにすることが何故できないのか、いつも不思議に思う。

5月11日(月)
[一回休み]
5月12日(火)
[一回休み]
5月13日(水)
[一回休み]
5月14日(木)
[一回休み]
5月15日(金)
[一回休み]
5月16日(土) 【▼ぐりぐらメモ/2020年5月16日】
 混むのを避けて、各駅停車を選ぶと、乗車時間が長くなるから、とても疲れてしまう、と同僚とそんな話になった。同僚は、本来の職場には自転車で通っているので、余計にそうだろうと思う。車内では座ると、間隔を空けていても、詰められがちなので、「電車シート間隔確保チャレンジ」と称して、何駅続くかを試しているのだけど、木曜日の夜、初めて、12駅を達成した。それでも、ものすごく疲れてしまったけれど。長いだけでなく、緊張しているのだと思う。慣れない路線ということもある。

 今週は、それでも、少しでも気持ちを落ち着かせようと、街歩きを復活させた。月曜日は距離はさほど変わらないけれど、いつもの北側の駅ではなく、南側の駅周辺の商店街を歩いてみたのち、その南側の駅から乗った。運賃は変わらない。商店街では、ツイターで読んでいるひとたちの書き込みにしばしば出てくる店を見つけることもできた。水曜日は、北側の駅の近くで、「ビッグイシュー」販売員を発見、最新号を買い求めた。もう長らく以前購入していた場所で販売員の姿を見かけなくなっていたので(生活が軌道に乗ったのであればよし)、気になるバックナンバーを確認しておこう。水曜日以外はいまのところ見かけていない。

 水曜日は、早くに終われたので、途中下車。名目は、「天神橋筋商店街でウイルス感染防止対策用品を探す」。ひさしぶりに、もしかしたら、今年初めて、「音凪」に寄った。営業制限がかかっている中でどんなかんじで開けられているのかわからなかったのだけど、キッシュを食べたくて。オムレツも。On the Corner Recordsがカンパグッズとして制作したオムニバス『STAY AWAKE』も買う。持っている曲も多いけれど、記録と記憶に残る作品のひとつになると思う。「音凪」では、倉地久美夫さんから提供された『庭にお願い』DVDと、『SOUND OF TURNING EARTH』CDもカンパグッズとして販売されているので、大阪市北部在住&勤務のひとで気になるひとは「音凪」へ。
 天神橋筋商店街を一丁目から六丁目まで歩いて、薬店にかたっぱしから寄る。本屋とレコ屋以外はハシゴしたことないのに。マスクは安価なものが薬店にも入っていた。エタノール消毒スプレーや除菌ティッシュはまだ。

 火曜日、玄光社の自宅待機セールで半額になっていたので注文した二冊が届く。書店ルートでの販売減を補うためのものとは思うけど、定価だと躊躇していたものなので、書店には申し訳なく思いつつ。和田誠さんの『定本・和田誠 時間旅行』、池永康晟さんの『少女百遍の鬱憂』。『少女百遍の鬱憂』は、女優やアイドル活動をしている十代の女性4人の絵がメインだけど、そこのところがしっくりこなくて、見送っていた。届いてからもずっと置いていたのだけど、きのう早くに眠りすぎて、中途半端に未明に目が覚めてしまって眠れなかったので、やっと取り出して、最初からめくった。鬱憂とあるのは、たぶん池永さんの側の事情で、とらえられたモデルたちの表情に憂いはほとんど見られない。そこがピンとこなかったのだと思う。過去作品も収められているので、それらを改めて見ることができたのはよかった。

 きのうは、帰ってきて、夕食をとったのち、二階にあがる気力が起きず、そのまま眠ってしまったのでした。未明に目が覚めたときは、Wi Fiモバイルルーターの充電も切れていて、通信もできない。それで、本を読んだり、録画してあった番組を見たりした。ビリー・ワイルダー監督『深夜の告白』を見た。題名を聞いたことがあるという程度で、詳しい内容は知らなかったのだけど、やや無理が感じられる状況設定であるにもかかわらず、言葉の応酬に引き付けられた。レイモンド・チャンドラーが引き受けた初めての脚本仕事だったらしい。バーバラ・スタインウィック演じるフィリスは、個人的には苦手なタイプで、フレッド・マクマレイ演じる保険外交員ネフがほぼ一目惚れで、かつ早々に彼女の意図を見抜きながらも、彼女の夫の保険金殺人計画に乗るのかは納得しがたい。でも、夫の殺害後や弱気になったネフに一蓮托生だと告げるときの表情のわずかな変化には怖ろしさを感じた。という訳で、見たら消去するつもりだったのだけど、DVDに残すことにした。

 二階にあがって、パソコンの電源を入れ、Wi Fiモバイルルーターの充電をセットするまではできても、そのまま、眠ってしまう、ということも、今週、二回。

 昨日は、ひさしぶりにひと駅ならぬふた駅歩きをした。二駅乗って乗り換えるのだけど、乗り換え駅まで歩いた。途中までは歩いたことのある道だった。地下鉄の路線上ということもあってか、途中はほとんど人通りがないので、マスクは外して歩いた。仕事場の一時移転がいつまで続くのか不明だけど、帰り道という点ではええんよなぁ。なんやかんや言うても市内だし。仕事場環境そのものは…だけど。きょう、ひとり、同僚が退職。餞別コンピは作ったけど、結局、渡さなかった。上滑りはしていなかったけれど、自己啓発的な仕事観の持ち主で、の割には詰めが甘いところがあったので、結果として周囲にとばっちりが行くことも多かった。彼からしたら、わたしの仕事はのらりくらりしたものに見えていただろうな。来週、再来週と退職者が続く。
 帰宅すると、中止になってしまった最後の春一番「終・春一番」の手ぬぐいと森英二郎さんの版画をあしらったポスターのポストカードのセットが届いた。

 4月20日、「レイディオ・キャロライン」開設者、ローナン・オレイリー死去。インフルエンザで寝込んでいるときに、レイディオ・ルクセンブルグやレイディオ・キャロラインを聞くゴドリー&クリームの "Get Well Soon" を思い起こしていたところでした。4月21日、クラフトワークのフローリアン・シュナイダー死去。初期の録音がきちんとした形で出ないものかと思う。5月3日、ストラングラーズのキーボード奏者、デイヴ・グリーンフィールド死去。ほぼ "BLACK AND WHITE" しか聞いていないので、何も言う資格はないのだけれど。5月5日、ミリー・スモール死去。5月9日、リトル・リチャード死去。5月12日、ビートルズの初期に深い交流があった写真家のアストリッド・キルヒャー死去。同5月12日、ゴダイゴの浅野孝已さん死去。5月15日、プリティ・シングスのフィル・メイ死去。ウイルス感染によるものでなくても、よく聞いていたひとたちの訃報が続くと、生き生きした作品のことを思わずにいられない。

[一回休み]

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2020 Kijima, Hebon-shiki