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2020年1月5日〜2020年1月11日
1月5日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2020年1月5日】
年末年始は、ふだんの買い物を除いて、ほとんど家に居た。作業に集中するために二階にあげたPCもそのまま。年賀状は1日の午後に作って、3日と4日の夜に書いて、5日に投函。2日は何してたっけ。アメリカ軍によるイラク司令官を狙い撃ちした爆撃(殺害事件)が発生し、厭世的になってしまい、ちょっとしたことで、ひっかかっていた。4日は出かけるつもりにしていたのだけど、予定が立たないことから予約は入れず「当日」で行くつもりでいたのが「当日」では行きにくい(当日と前売を分ける意味がない)書き込みを見てしまい、体調がいまひとつであることから長時間はしんどいといったこともあり、とりやめにした。きょうは、年賀状を投函したあとで、戻る途中、町書店に寄って、『じゃりン子チエ』のDVDブックシリーズの第一巻と川口葉子『名古屋カフェ散歩 喫茶ワンダーランド』(祥伝社、2019年11月)を買う。『名古屋カフェ散歩』は、音楽関係でよく見かける店などが載っていればと思って、手にとったのだけど、ぱらぱらと見たまえがきにあたるところで、加藤千晶さんの歌から行ってみたいと思っていた「coffee Kajita」が、「VU」誌で知った「colonbooks」のデザインの話とともに、触れられていて、買うことに決めた。 4日の朝、郵便受けに、てあしくちびる『さん [Sa]/N/』が届いていました。河内伴理さん、佐藤幸雄さんのご厚意により、送っていただきました。2020年の最初の一枚。年末に買い込んだものでまだ聞けていないものもあるけれど、とにかく、これを先に。「この作品を置いてくれている関西の店」を楽しみにしていたところもあったのですが、聞くことができて、よかった。ものすごくやわらかい。しなやかという言葉は使い古されているけれど、紙で指を切る、あのかんじに近い。やわらかいし、肌理細やかだし、繊細なのだけど、切れ味も鋭い。老婆心で言えば、やはりヘンリー・カウが声をかけていた欧州各地のバンド、クラムドディスクの音が好きなひとは、いっぺん聞いてもらえたらと思う。言葉、発声から入るのもいい。ちゃんと聞いて、ちゃんとアウトプットしたい。アウトプットに時間がかけられていないことを痛感しているだけに、課題としても。 時系列ばらばらですみません。大晦日の夜は『孤独のグルメ』があって、よかった。正月の朝は『空港ピアノ』『駅ピアノ』があってよかった。厭世気分が極まった三が日は『これで経費は落ちません!』があってよかった。 30日の夜遅く、ニール・イネスの訃報。イギリスのサイケデリックポップに興味を持った頃から名前が気になってしかたがなかったボンゾ・ドッグ・バンドは、"I'm
The Urban Spaceman" で大好きになった。レコードはなかなか手に入らず、結局、Edselからの再発を待たなければならなかったけれど、気になってから、早々にラトルズが登場したことも大きかった。わくわくさせられる曲、うっとりするような曲が作れて、なおかつ、ユーモアがある。ラトルズは「リアルタイム」だったし。「宝島」1978年7月号で山崎浩一さんが書かれた「ザ・ルートルズ徹底研究」を読んでわくわくしたことや、やっと放送されたもののうちでは映りにくいKBS京都のノイズまじりの画面を凝視していたこととか、松村雄策さんがRO誌で、"Cheese
and Onions" がビートルズの海賊盤に入っていたことを示唆したこととか、いろいろ思い出してしまった。このところ、本人サイトの通販でないと手に入らないこともあって、追い付けていなかったけれど、ずっと活動し続けていたので、残念だし、寂しい。
ハコピ、というのは、アメリカでは絶滅したタワレコが日本で生存しているという海外の記事で、CDやアナログ盤のことを hard copy と呼んでいたので、フィジカルという言葉がピンとこないこともありどうかな、と思っているのだけど、そのハコピ(LP、CT、CD、7")だと積み上げるだけでいつどこでなどあれこれ思い出すことができるのに、配信で聞いたのだと記録を見ないと曖昧で、振り返りがむずかしい。そんな訳でとりこぼしもあると思うけど、数年後に2019年を思い出すための曲を、今年発売された曲と今年初めて知った曲から選んで、10曲メモしておくことにした。 百景借景: ロドリゴツイターできりよく10曲にしたけれど、前から聞いていたことを忘れてた(が、確かに2019年に改めて感銘を受けた)ゑでぃまぁこん「ブーメラン」と2019年にずっと流れていたような気がするけれど、思い出すための曲ではないなと思った佐藤幸雄「一体どれくらいのうた」を最初は入れていました。 記憶もたよりなくなるし、記録のつけかたを考えたほうがいいかもしれない。とりあえず、1月2日、サブリナ・クラウディオというひとを知りました。Youtubeのおすすめにあがっていて、何の気なしに聞いてみたのだけど、好きなかんじのソウルっぽさがあってよかった。ただ…このひと、綺麗なひとであるうえに、衣装が色っぽいというかエロすぎで、ヴォーカルもうっとりさせられるものなので、「好きなかんじのソウルっぽさがある」なんて善良な音楽好きのような感想にバイアスがかかっていないという自信がない。 |
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1月11日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2020年1月11日】
2020年の第一週だったのだけど、しょっぱなから予期していたもの、予期していなかったもの、取り混ぜて怒濤のごとく押し寄せてきて、連日遅くなった。水曜日の時点で「まだ三日しか経ってない」と途方に暮れてしまった。年末年始体制で、布団とPCの場所を分けているのだけど、帰宅が遅く、早朝は起きられずで、ほとんどPCに触ることができなかった。メールチェックとモバイルルーターの充電だけはやっとかなと思うものの、案の定、寝落ちはするわ、早朝になんとか起きて書いたメールではひとの名を間違えるわ。 のだけれど、木曜日。来るべきものがなかなか来ない。懸案その二を粛々と片付けながら待ち、午後になってようやく1/3が届いたけど、指示に矛盾があることに気付いて、真偽を打診したら、回答が来ない。どっちかやろうに。結局、金曜日一日待っても回答は来ず、来週に持ち越しに。おかげで、懸案その三を粛々と進めることができたのだが。 という訳で、木曜日。回答が来ないので、そこそこで仕事をあがって、北浜へ。「雲州堂」での投げ銭イベント「IORythm
イオリズム」に。出演は、たけだあすかさん、小川賀子さん、painful。
小川賀子さんは、この日は、「終電ストーリー」でもってかれました。明るくて、快活で、開かれた歌だけど、終電のごとく、背景にぐるぐると渦巻くものがある、ということを改めて思った。新曲を作らないとうしろめたいというような話をされていたけれど、新しい歌が2曲。特に1曲目の柑橘類についての歌は呪文のようで面白かった。最後の2曲では、painfulのメンバーやたけだあすかさん、見に来られていたROBOWのピアニスト、チェリー森田さんまで引っ張り出して合奏。 矢野一希さん、梅田麻美子さん、渡瀬千尋さんのトリオ、painfulは、それぞれが持っていると思われる音楽が、(強いて言うてみたら)ギターポップのかたちをとって現れているかんじです。かたちをとって、というところがよい。ギターポップは編成が要請するかたちであって、手本ではないから。変な言いかたというか、オモテ(ってどこ)では言わないようにしている言いかたになるけれど、多くのギターポップは手本ありきだから馴染めなかったのだな、とpainfulの高まる気持ちに沿ったメロディやアレンジを聞いていると、思う。 誕生日はと訊かれたら、デイヴィッド・ボウイの誕生日と命日の間、ということになってしまったな、と今頃になってようやく思う。木曜日は、よい音楽とともに楽しく過ごすことができてよかった。 前述のようにPCに触れなかったので、金曜日の夜、仮釈放から帰宅した一時間後の寝落ちから、三時間後に目が覚めてから、PC部屋(仮称)で、つい時間を忘れていたラジオの年末年始特番「栗屋敷 栗コーダーカルテットの年末年始」と「しぶやさんといっしょ 渋谷毅がピアノを弾くだけの30分」(全三回)を、NHK「らじる★らじる」聞き逃し配信を聞きながら夜更かし。少し寝て(仮眠)、きょうは家族行事。今回は「トータス(メダル)」で遊んだ。三年ぶりくらい。弟一家が帰ってから、映画にでもと思ったが、沈没。姪と遊んだあとはいつもそうなのだけど、前夜の夜更かしも原因。これで映画を見に行っても、起きていられなかったかもしれない。 |
2020 Kijima, Hebon-shiki