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2019年10月27日〜2019年11月2日
10月27日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2019年10月27日】
三つの行き先をハシゴして、なおかつ穏便に帰宅できる、はずだったのだけど、ひとつは早じまいに間に合わず、ひとつは30分開始時刻を間違えて間に合わずで、行けたのはひとつだけ。早じまいのほうはもともと先に行くつもりだったのが、行きの電車で強い睡魔に襲われ、降りるべき乗換駅を寝過ごしてしまったことで、寄る順番を変えたことによるのだから、なんというか、ではある。 オシャレエリア「湊町リバープレイス」を抜けたところにある雑貨とギャラリーの店「オソブランコ」での小川雅章さんの個展「OSAKA LONESOME ROAD」へ。小川さんの、大阪の倉庫や工場が並ぶひと気のない川べりを愛犬のテツとともに描く絵は、「広場画報」などで目にして以来、好きです。心斎橋にあった小川さんがされていた「楽天食堂」の上にあった「ギャラリーパライソ」での個展も見に行った(2009年4月30日)。題材にも惹かれるのだけど、くすんだ風景と、あるときは抜けるような、雲に襲われそうな青空、あるときはどんよりと雲に覆われた灰空の同居がいいなと思う。 少しぽつぽつとくる中を、北上して、「喫茶アオツキ」に。前述のように、外に、本日すでに閉店の貼り紙が。残念。昨日(後述)、買いそびれたレコードなどあるかなと思ったのだけど、近いうちにまた来ることになると思うので、そのときに。バスを待って、梅田に。「ディスクユニオン」でリチャード・ナットのインストアライヴがあるということで、どんなかんじか聞いてみたかったので。なのだけど、17時30分からと間違えていて、途中でタワーレコードに寄ったり、どこかでコーヒーでもなんて考えながら向かったら、17時からで、既に撤収が始まっていた。ああ。ボビー・ダーリンの "BOBBY DARIN SINGS DOCTOR DOLITTLE" が安かったので(カットアウト盤の未開封。ほんとに?)、それだけ買って、帰宅。でした。 昨日は、豊崎から中津に戻って、中津駅から乗ろうかと思ったけど、十三で乗り換えなければならず、既に汗だくになっていたので、素直に梅田に向かった。途中、済生会中津病院の向かい、阪急京都線の高架下にあった飲食店がなくなって、更地になっていて、驚いた。いろいろ店が変わったけど、何回か行っていたので。 「ZINE DAY OSAKA」と竹田明日香さんの個展でいろいろ買ったので、もうどこにも寄れない、が、夕食だけはと思いながら、ぐるぐるうろうろした結果、これはと思う店を見つけることができず、コンビニでパンを買って、三条大橋のたもとで食べるという、いつものパターンに。二階にイートインがあったのだけど、、コンビニのイートインは、このたびの消費税の税率アップに対する景気対策らしい軽減税率をめぐって、面倒なことになったと危惧していた。飲食の持ち帰りは軽減税率で、イートインは通常税率でと、扱いが変わるから。申告するのもなんだかな、気軽に利用できるのがイートインのいいとこだったのに、案の定、「イートイン脱税」などという言葉も聞こえてきた。で、避けていたのだけど、レジまで持っていくと、イートインを利用するときは先に言ってくれ、どころか、先に席を確保してからにしてくれと貼り紙があった。ひとりでは、二階の席など確保できない。空いてなければ諦める、隣の客が鬱陶しければ、さっさと移ったり、退席できたりするのがイートインの良いところだったのに、もうその良さは望めなくなってしまった。 三条木屋町に新しくできた店、「ミングル」に。元はたばこ屋さんだったっけ。暗くならないうちに場所の確認だけしておこうとこころあたりを歩いていくと、bikkeさんの歌を歌うゑでぃさんの声が聞こえてきたので、ああ、ここで合ってた、とわかった。リハーサルが筒抜けだったけど、そんなかたちで聞くのはもったいないので、すぐに離れたのでした。bikkeさん、ゑでぃさん、そして、ふたりのデュオ、ポッキーズ。この組み合わせは、2010年4月9日「Urbanguild」でのシリーズ「ふたつのうた」以来。外にもたぶん音が漏れているような場所なのだけど、音はくっきりとしていて、わさわさしたかんじがない。そんな場所だったからということもあると思うけど、「アザーサイド」や「ミノヤホール」(そう言えば、来る前にその前を通ってきた)にbikkeさんの歌を聞きに行っていた頃を思い出した。なんやろ、「ムジカ」や「拾得」での「みんなに愛されている」のとはちがう感じ。でも、そのほうが歌に集中できるような気がした。周りのひとたちのことを気にしないで聞くことができた。なんといっても、1曲目に「終の夏かは」が演奏されたのだ。JBで録音されているけれど、これは弾き語りのものも残しておいてほしいと思う。ゑでぃさんも、初めて聞く歌が多かったけれど、なにも気にしない、直球で放り込んでくる歌が多かった。ポッキーズでは、主にbikkeさんの楽曲を、ゑでぃさんがキーボードを弾きながら歌うというかんじでした。ここで、バブーシュカバーバヤーガの「はたらく」と「プーの丘」が演奏されたことも、うれしかった。 帰宅したら、某所より、デュークス・オブ・ストラトスフィア "PSURROUNDABOUT RIDE" が届いていた。XTCのアーカイヴシリーズの一環として、デュークス・オブ・ストラトスフィアの2枚のアルバムをまとめたもの。2009年にも、未発表曲やデモを加えた再発盤が出ているのだけど、そのときはボックスセットが別途出ていることでもやもやしたせいか、結果的に見送ってしまっていた。複数フォーマットで出ると、豪華なのは買えないけれど、普及版だと聞けないものを諦められず悔しいという複雑な心境から見送りがち。このところの、ビートルズやポール・マッカートニーはほんとにそう。という訳で、デモとインストゥルメンタル版はブルーレイディスクのみだけど、2009年版で発掘された未発表曲もすべて入っていて一件落着。今回新たに発掘されたものがないということで、また「ずるい買いかた」になってしまったけれど、結果的に。デモがない曲は、スタジオで作られたということかなというyumbo 澁谷さんの推測がたぶん当たっている。企画ものだからということもありそう。いや、でも(デモって)、リハーサルとか当時どこかでラジオ出演したとかないんかな、とないものねだりしてしまうのでした。 |
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