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2019年10月20日〜2019年10月26日
10月20日(日) | 【▼ぐりぐらメモ/2019年10月20日】
用事で梅田に出て、ついでに、「阪急百貨店」での「リンダ・マットカートニー写真展 Linda McCartney: The Polaroid Diaries」に。タイトルどおり、ポラロイドカメラで、主に家族を撮影した写真を展示したもの。ツアーで撮影されたと思われるポラロイドでない写真もいくつか。家族を撮影した写真では、農場の家やこどもたちの写真が面白かった。犬と一緒に、Diamond Dogs?を思わせるポーズのものがあったり。日本で毛糸店を撮っていたり。最後にポラロイドの二重露光で撮ってもらうサービスがあったけど、表情よくないなぁ。せっかく、ランウェイ映像を見て、歩くときの表情をイメージトレーニングしていたのに。 それから、月曜日発売のものを受け取りに、日本橋「FOREVER
RECORDS」へ。Vanity Recordsから発売されたアルバム10枚に、3枚のシングルを1枚のCDにまとめたものを加えた11枚組、通称、『VANITY
BOX』。近年の阿木譲さんの動向は追っていなかったので、その時点では知らなかったけれど、数年前に、東瀬戸さんから、2011年に発売予定で7月に告知もされ、既に製造も終わっているものがお蔵入りになっているという話は聞いていた。
environment 0g @environment_0g 2011年7月27日今回発売されるのはそのお蔵入りになったものだろうし、となると、清算の結果ということになるのだろうな、と想像した。当時、断片的にしか聞いていなかったので、追悼の気持ちはないけれど、気になっていたものをちゃんと聞いておこう。頼むなら、東瀬戸さんのところだろう、と。 東瀬戸さんに、いろんな話を聞かせてもらい、資料や写真も見せていただいた。そのうち、きちんとした説明が発表されると思うけど、これは2011年の時点で阿木氏監修で完成していたものであること、阿木氏監修であるがゆえの不備のリカバリーを含めて、再発スタッフの許諾や調整の尽力はあくまでもミュージシャン側に立ってなされたものであることは書いておいていいかな。 通し番号はリリース順ではない。順の理由を知りたいところだけど、亡くなられているのでそれはもうかなわない。 CD11 VANITY0001 DADA『浄』 1978/07 |
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10月26日(土) | 【▼ぐりぐらメモ/2019年10月26日】
月曜日は仕事場の都合で有給休暇、火曜日は国の都合で実質有給休暇(代わりに例年は休みの土曜日が出勤日に振り替えられた)だったけど、近所しか行ってない。宿題もあったし、水曜日の朝イチから健康診断で、提出物の準備など気が重く。水曜日は、そんな訳でバリウム投入でへろへろ。金曜日は家の用事でまた有給休暇を取り、午前中、雨の中、近辺を行ったり来たり。午後からも雨が続いていたので、遠出はしなかった。『VANITY BOX』の販売元、「きょうrecords」のサイトに、東瀬戸さん、嘉ノ海幹彦さん、Y.Hirayamaさんが解説や紹介文を書かれているので、聞きながら、B6サイズ冊子にして添付すべく、コピーして、整理したり。収まるように、校閲の範囲で、ほんの少し改変したことは書いとこ。万が一、「流出」したときのために。と書いて、ああ、そのことを、冊子にも記しておけばいいか。 外から戻ったら、佐藤幸雄さんに送っていただいた『ライブ・アト・ニヒル牛(通常盤)』が届いておりました。「ライブ・アト・ニヒル牛」は、西荻窪「ニヒル牛」での「佐藤幸雄という男展」で、期間中、毎日行われた佐藤さんの演奏を録音したもので、展示の際は、毎日1曲選んで、翌日販売するということが行われていたので、これはそこからのベストセレクションかと思っていたら、それぞれの曲を短く抽出して、99曲(CDの仕様上の理由)に絞り、時系列に収めたものだった。走馬燈のような、ドキュメンタリーのサウンドトラックのような、佐藤さんの歌の見本市のような。川の流れのように、というと、節が固着してしまっているけれど、どこをすくっても佐藤さんの歌、というかんじになっているし、それを聞くことで、歌の全体(どこからどこまでか、という問題はあるけれど)が思い起こされるような呼び水にもなる。POP鈴木さんや石川浩司さんがゲスト参加している日もある。それらが、どこからでも手にとれるように、ポンと置かれて、並べられている(ジャケの来住さんの張り子人形が横になっているのもそういうことかなと受け取った)。
きょうは昼から、まず十三「シアターセブン」に、今井いおり監督『調査屋マオさんの恋文』を見に。前作に続いて今作も音楽を担当されたよしこストンペアのおふたりを通じて知ったのだけど、認知症の妻の介護記録であること、介護する夫の佐藤眞生さんがマーケティング会社の第一線で働いていたこと、舞台になっているのが大阪北部の身近な場所であることから、見たかった。佐藤眞生さんは、仕事に追われれる中で家庭を始めとして自分の生活を省みなかったことから、40歳を前にして、第一線から自ら退く。農業をやったり、自分の考えを深め共有する活動をしたり。そんな中、妻の縫子さんが認知症になる。映画は、縫子さんが居る特別養護老人ホームに毎日通い、記録をつける眞生さんの姿を中心に進む。ホームのひとたちに「ラブラブさん」と呼ばれながら、「ラブラブさんとちゃうよ」と返すのは本音だと思う。なんだか「妙に正直」なのだ。浮気したことも、マーケティングにあたっての聞きようによっては酷い割り切りも、介護破産のこともあっけらかんと話されている。毎日通い、記録をつけるのも、マーケティングの延長線上にあるようにも見える。でも、それは、自分にできるやりかたで、目の前の困難や課題に取り組むということで、マーケティングの仕事の際に結論を引き出すためにあの手この手で質問を設定したり状況を囲い込んだりするのと同じように、認知症の介護にもあの手この手で取り組まれているのだ。そこには、冷静な目があり、強い意志が感じられる。愛、だけじゃないと思う。でも、そうは言うても、照れ隠しではなく、気持ちの浮き沈みはある。よしこストンペアの音楽は、そんな妙な正直さに見え隠れする気持ちの浮き沈みをアシストするようなかんじで鳴っていた。縫子さんの体力が落ち、便秘が続くことを憂慮して、無理をして購入した足漕ぎ車椅子が疾走する場面での高揚感には、こちらもぐっと力が入ってしまった。最後にそっと歌われる小川賀子さんの「いとしい人」は、自分からは言い出しにくいことを後押しするかのようだった。
十三から十三大橋を歩いて渡って、豊崎の「レトロ印刷JAM」に。ZINEのイベントをやってたな、と思って、ちょっと覗いていこうと。写真や詩や可愛らしいイラストのものにはあまり興味が惹かれないので、どうかな、でも、何か面白いものがあればという気持ちで。十三大橋を渡って、阪急「中津駅」に着けば、JR貨物線に沿って歩くことで、たどり着くことの実証もかねて。会場では、気になるものがありました。台湾のSasaya
Tsaiさんの「いく!いく!小高潮色計事務所」制作、「ANIMAL PAPAPA 動物腥玉小百科」はいろんな動物たちのおおらかな性を描いた絵本。出展されていたのではないけれど、販売コーナーにあった韓国のByun
young geun『Flowing Slowly』は淡いながらも、明るい光が感じられるイラストストーリー。
それにしても、陽射しは強く、歩くと、暑い。紙ものには禁物なのに、汗だらだらでした。申し訳ない。 さて、それから、行きたいライヴがたくさんあった中、京都に向かうのだけど、時間切れ。続きは、たぶん明日。 |
2019 Kijima, Hebon-shiki